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2014年08月16日

帰省にまつわる怖い話・3

それにしても梅子ちゃんの豹変ぶりには驚かされたものですが、
もしかしたら彼女の中にずっと巣食っていたコンプレックスが
このとき爆発しちゃったのかもしれません。
(前回のお話はこちらから→「帰省にまつわる怖い話・2」)

美人で幸せな結婚生活を送っている姉の唯一の不幸が
こどもに恵まれないことだと梅子ちゃんは思っていたのかも・・・

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それなのに可愛い赤ちゃんを連れて姉が帰省して
母親をはじめ親戚中が大喜びで大歓迎をして
梅子ちゃんは疎外感を感じていたんじゃないでしょうか。

彼女の暴言はひどいと思いますが、それを黙って聞いていたお母さんには
梅子ちゃんの妬み、僻みに気づいていたのではと思います。

私は何一つ手に入れていないのに
なぜ姉はやすやすと幸せを手に入れることができるんだろう?
と、面白くない気持ちでいっぱいだったことでしょう。

竹子ちゃんだって決して努力をしていなかった訳じゃないんだけど、
子供の頃からいつも出来のいい姉と比べられてきたから
梅子ちゃんにはそこが見えなかったんでしょうね。


まあそんな訳で、翌年からの竹子ちゃんの帰省はホテル泊まりになりました。
母親とは叔父の家で会ったり親戚の家で食事をしたりしていたようです。

私が結婚してからは、私の新居に泊まりにきてくれたりもしましたが
妹の話はあれから一切しなくなりました。苦笑


で、怖い話というのはその後日談・・・事件から数年後のことです。

ミニ同窓会で集まったメンバーから私は梅子ちゃんの噂を聞きました。
(梅子ちゃんと同級生の妹がいるという友人からの話でした)

なんと、梅子ちゃんはネットで知り合った男性と結婚したというのです。
バツイチでこどももいる男性だそうですが梅子ちゃんが惚れ込んじゃったといいます。
ささやかながら結婚式と披露宴も行ったそうです。

「ところがさ、姉の竹子ちゃんはどちらにも出席しなかったんだって」

ええー?
梅子ちゃんはまだ姉のことを恨んでいるのかしらと思っていたら

「妹が再三に渡ってお願いしたらしいんだけど最後まで拒まれたらしいよ」

意外なことに拒否したのは竹子ちゃんのほうでした。

「聞いた話だとお母さんと一緒に親戚の家で土下座までしたらしいけど
もう姉妹の縁は切ったんだから関係ないって言われたらしいわ」

そういえばあの時、最後に竹子ちゃんは言ってたな・・・

「次に妹に会うのは母親の葬式のときじゃないかな」


って。二度と顔も見たくないって言ってた。
竹子ちゃんもプライド高いひとだからあの日のことが許せないんでしょうねぇ。

たかが帰省がきっかけで
縁切りをする姉妹もいるのですという怖い話でした。チャンチャンあせあせ(飛び散る汗)


↓長い話にお付き合いありがとうございました^^↓

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posted by ヒメジョオン at 13:00| 隣の芝生も

帰省にまつわる怖い話・2

前回の続きです(こちらから読めます→「帰省にまつわる怖い話」)

子連れで久しぶりに帰省した友人の竹子ちゃん。
親戚の家で食事を呼ばれて帰った夜に事件は起こりました。

ここからは私の記憶をもとに綴ります。

夜の9時前ぐらいだったでしょうか、私の携帯に着信が入りました。
翌日会う予定になっていた竹子ちゃんからです。

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待ち合わせ事項の変更かな〜と思って気楽に電話に出ると
「悪いけど今夜泊まれるホテル探してくれない?」
って言うから驚いた。

なんでも実家にはもう一泊たりとも泊まりたくないという。
当時はスマホなんて便利なものがなかったので
自宅にいる私にパソコンで宿泊施設を調べて欲しいというんです。

まだ結婚前だった私は実家に住んでいましたので、
竹子ちゃんの実家とも私鉄電車で15分ぐらいの距離でした。

とりあえずうちでよかったらおいで、と言うと
すぐにタクシーで大きな荷物と一緒にやってきました。

突然の来客に私の母はビックリしていましたが、
竹子ちゃんの娘が天使のように可愛いのでいそいそと
お泊りの用意をしてくれましたグッド(上向き矢印)

その間に竹子ちゃんからことのあらましを聞きました。

叔父さんの家から戻ると梅子ちゃんは仕事から帰っていて
お母さんが作っておいた夕食を食べていたそうです。

竹子ちゃんが叔父さんたちの近況を梅子ちゃんに報告しだすと
梅子ちゃんはいきなり叫んだそうです。

「もういいかげんにして!一体いつまでうちにいるつもりなの?」

すごい剣幕だったといいます。

「この家はもうあんたの家じゃないの。あんたは嫁に行った人間でしょ!
私たちには私たちの暮らしのリズムがあるんだから迷惑なのよ!
お母さんだって赤ん坊の世話させられて疲れてるんだから!!」

驚いた竹子ちゃんがお母さんを見るとお母さんは俯いたまま黙っています。

「朝から晩まで赤ん坊に振り回されて可哀想じゃないの!
うちのお母さんは女中じゃないんだからね!」

とまで言われたそうです。
さすがにカチンときた竹子ちゃんは

「確かに手伝ってもらう事はあったけど娘の世話は自分がほとんどやってたし
お母さんを疲れさせているだなんて思ってもみなかった。
それに私は合間に掃除や洗濯もしてたよ。あんたこそ全部お母さん任せじゃん!
ちょっとは家事の手伝いでもしたらどうよ?」

と言い返したそうです。
すると梅子ちゃんは

「あんたに言われる筋合いじゃない!私はお母さんを扶養してるの!
お母さんが私のために世話を焼くのは当たり前じゃないの!
イヤだったらこの家を出て行けばいいんだよ」

いつもの無口でおとなしい妹と同一人物とはとても思えなかったと竹子ちゃんは言います。

ちなみに松川家の自宅は亡くなったお父さんの親が建てた家で
お父さんの死後、名義はお母さんになっています。

なので「出て行け」と言われるのは梅子ちゃんのほうなんですけどね。
最後までお母さんはだんまり。
弁解も擁護もなかったのが情けないと竹子ちゃんは言います。

「あんまり悔しいから荷物をまとめて出てきたのよ!
あと3日滞在する予定だったけど明日帰るわ」

と怒り心頭でしたが、お盆は飛行機のキャンセル待ちがハンパなく
残りの日程は叔父さんのところに泊めてもらうことになりました。

(思ったよりも長くなりました。次回で終わります;;)

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posted by ヒメジョオン at 12:00| 隣の芝生も
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