2019年09月19日
大腸CTアカデミア 偶発症の定義
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
日本消化器内視鏡学会雑誌の
6月号(61 巻 6 号 p. 1256-1263)に
「大腸CT検査(CT colonography)読影の基本とコツ(動画付き)」が掲載されました!
是非、ご一読ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 569 −
Denis B, et al. Harms of colonoscopy in a colorectal cancer screening programme with faecal occult blood test: a population-based cohort study. Dig Liver Dis 2013;45:474-80.
それでは、論文
「大腸癌検診における便潜血陽性者に対する
大腸内視鏡検査の有害事象
集団ベースのコホート研究」のご紹介です。
本文から大切なところをピックアップしてご紹介します。
【方法】
偶発症の分類は
アメリカ消化器内視鏡学会 (ASGE)の規定や
アメリカ国立衛生研究所 (NIH) のクライテリアで定められている。
大腸内視鏡と明らかな関係があること
内視鏡実施から30日以内に発生している事象を
偶発症と規定している。
関連性の低いものは除外されている。
偶発症は予定手技から逸脱し
入院することになったり、
入院期間が延長となったり
追加処置が必要となった事象を指す。
予定の経過が変更になったものの
治療計画に変更がないものはインシデントと判断された。
重大な偶発症は
死亡につながった事象、
生命に危険があった事象
入院が必要となったり入院期間が延長したりした事象
持続的な障害をきたした事象
そして、こうした事象をきたす可能性があったことから
医学的介入、外科的介入があったものを指す。
(偶発症)
偶発症の定義、重症度、種類などはいくつか定義されていますね。
このあたり、今回、次回と整理していきたいと思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23414583
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【108名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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持続的な障害をきたした事象
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(偶発症)
偶発症の定義、重症度、種類などはいくつか定義されていますね。
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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23414583
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