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2018年07月19日

大腸CTアカデミア 負担が小さくない大腸内視鏡検査実施の絞り込みに大腸CT(CT colonography)検査は役に立つよ

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PubMedから、今日のつぶやき − 281 −

Pickhardt PJ, et al. CT Colonography Performance for the Detection of Polyps and Cancer in Adults ? 65 Years Old: Systematic Review and Meta-Analysis. AJR Am J Roentgenol 2018 doi: 10.2214/AJR.18.19515. [Epub ahead of print]





それでは論文
「65歳以上の対象者に対する大腸CT検査の大腸腫瘍性病変検出能
 システマティックレビューによるメタアナリシス」
の最後のご紹介です。


【結論】
本メタアナリシスは、
大腸CT検査は症状の有無に関わらず、
高齢者の大腸がん検査として有効であるということである。

メディケアの対象となる
65才以上の無症状者の大腸がん検診として
10ミリ以上の病変を境界とすると
12人に1人が大腸内視鏡検査に
紹介されることとなり、
アドバンスド腫瘍や大腸がんを
効率的に拾い上げることが可能となる。

(感想)
興味深いですね。
高齢者に対する内視鏡検査は
その負担の大きさから、実施が難しいことがあります。

高齢者に内視鏡を実施するにも
対象者を効率的に絞り込むこと、
対象病変を明らかにすることが重要だと思います。

このあたりを曖昧にしていると、
高齢者に負担を強いる
高齢者に不必要な検査を受けさせる、
本当に必要な高齢者に内視鏡を届かない
など、現場で悩みが解決されないまま
になるのではないでしょうか・・。

この論文のご紹介は今回で最後になります。

次回から新しい論文をご紹介しますね。
それではまた。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29667892


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



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☆☆☆職場でコーヒー飲むならこれ!!☆☆☆



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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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