2020年02月04日
大腸CTアカデミア 患者さんはガイドラインをそのまま受け入れるわけではない!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度がはじまります!!
1 .第1 回技師認定申請書類提出期限
2020年4月1日〜 6月30日
2 .申請には
第59回日本消化器がん検診学会総会
(2020年6月 福岡市)
で開催される大腸CT検査教育研修会の出席
2019年度中の学会への入会等が必須です。
*類似の認定制度が発足したそうです。
認定制度について5年以上にわたり
学会や委員会で十分に議論・審議されてきた
日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 658 −
Voelker R. Finding the Right Words to Stop Cancer Screening in Older Adults. JAMA. 2019 Sep 18. doi: 10.1001/jama.2019.14732. [Epub ahead of print]
それでは、
論文「高齢者にがん検診を受けなくて良いということを適切に伝える言葉」のご紹介です。
【本文】
「つまり、われわれ医師が見積もる平均余命と平均余命の言葉から受けるイメージの間には、患者の感じ方に大きな差があるのです」とシェーンボルン医師は言います。
「患者は、平均余命を自身の年齢、健康状態、身体的機能の複合的な尺度としてはとらえていません。」
この事実が臨床医を厳しい立場にしているともシェーンボルン医師は続けた。
「ガイドラインは「検診で何が正しいこと」であるかをしますが、その内容やデータそのものは患者に簡単に直接受け入れられる言語ではありません。」
臨床医は、平均余命に関するガイドラインの内容をそのまま使用するのではなく、癌検診よりも健康上の他の懸念される問題を高齢の患者にはメッセージとして組み立てたほうがいい。
オレゴン健康科学大学のエクストロム医師は、ある年配の女性にマンモグラフィーを受けるよりも、まず頻繁に転倒しないようにするための方法を身につけたほうが大切ですよと説明したことを例に挙げた。
(感想)
患者さん個人にフィットした健康上の問題を見出して提案するということですね。
検診の便潜血検査で陽性となり、病院にみえる90歳以上の患者さんも今や少なくありません。
単に不要というのではなく、患者さんの健康状態をみて本当に必要なことを助言する必要があるように思います。
ときには家族と一緒に考えることも必用でしょうね。
それでは、また
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31532447
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【117名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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「患者は、平均余命を自身の年齢、健康状態、身体的機能の複合的な尺度としてはとらえていません。」
この事実が臨床医を厳しい立場にしているともシェーンボルン医師は続けた。
「ガイドラインは「検診で何が正しいこと」であるかをしますが、その内容やデータそのものは患者に簡単に直接受け入れられる言語ではありません。」
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オレゴン健康科学大学のエクストロム医師は、ある年配の女性にマンモグラフィーを受けるよりも、まず頻繁に転倒しないようにするための方法を身につけたほうが大切ですよと説明したことを例に挙げた。
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検診の便潜血検査で陽性となり、病院にみえる90歳以上の患者さんも今や少なくありません。
単に不要というのではなく、患者さんの健康状態をみて本当に必要なことを助言する必要があるように思います。
ときには家族と一緒に考えることも必用でしょうね。
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31532447
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