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posted by fanblog

2018年03月14日

大腸CTアカデミア  臨床試験JANCTのスタディデザインには米国ではできない特徴があるよ!

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大腸CTアカデミア
【医療従事者用】目次(平日版)
【一般の方用】目次(日曜・祝日版)
【腸長ダービー】目次(土曜版)
【医師のおすすめ】目次(週末に不定期開催)
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PubMedから、今日のつぶやき − 195 −


Nagata K, et al. Accuracy of CT Colonography for Detection of Polypoid and Nonpolypoid Neoplasia by Gastroenterologists and Radiologists: A Nationwide Multicenter Study in Japan. Am J Gastroenterol 2017;112:163-171.



松坂大輔投手が中日ドラゴンズに入団することが決まりました!
(ラインコミュニティ配信時 2018.1.24頃のニュースです)

松坂投手全盛期 ボストンレッドソックス時代は、
時々試合を見に行きました。

フェンウェイパーク
180124_redsox.jpg

フェンウェイパークの試合はすぐに売り切れる
プレミアチケットなので、入手がとても大変なんですよ。
180124_redsox1.jpg


ピンボケですが写真も付けておきます。
180124_redsox2.jpg
迫力ありました!

松坂投手にわく観客!
180124_redsox3.jpg

ヤンキースの松井選手との直接対決も見ることができました〜
180124_ヤンキースの松井.jpg

中日入団について賛否もあるようですが、
個人的には素直に応援しています!
名古屋近郊の先生方はいかがでしょうか?



さて、論文「日本のナショナルマルチセンタースタディー:
消化器医と放射線科医の診断による大腸CT検査の隆起性病変と表面型病変の精度の検討」

の紹介です。

【考察】の続き
臨床試験JANCTのスタディデザインの背景には、
日本の放射線科医の数が非常に少ないという事実がある。
OECD加盟国中、日本の放射線科医の人口比率は最下位である。

2008年の少し古い論文ですが
今でも状況は大きくは変わっていないのではないでしょうか)

CTやMR検査の全体の40%しか放射線科医が読影していないとされている。
そのため、消化器科医が注腸X線検査や、腹部CT,MR検査の読影を
行うことが少なくない。

さらには、人口当たりのCT装置保有率はダントツの世界一である。

そのため、臨床試験JANCTではトレーニングを受けた放射線科医に
加えて消化器科医が大腸CT検査の読影に加わることができるか検討したのである。


これは、放射線科医が比較的少ない、イギリスやアイルランドといった国々にも
応用可能で参考になるデザインである。


(解説)
米国では消化器科医は画像診断する機会が少ないため、
上記のような説明を加えました。

さらにJANCTのもう一つの特徴である
「隆起性病変と表面型病変の精度の検討」
についても詳細な説明をつけました。

考察では、研究の新規性や特徴をきちんとアピールしなければなりません。
これが弱いと論文受理が遠のきます。

研究の新規性や特徴については、タイトルやアブストラクトでも
明快に示す必要がありますよ!


それでは、また。



原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27779195


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



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2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。


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この記事へのコメント
ご連絡ありがとうございます。

ラインコミュニティにご興味いただきまして、
ありがとうございます。

ご連絡いただいたメルアドにご連絡いたしますね。

どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by ナガイチ at 2018年03月14日 12:46
いつも勉強させていただいております。
診療放射線技師の石井と申します。
大腸CT検査をもっと勉強したく、ラインコミュニティに興味があったのですが、ご連絡はこちらでよろしかったでしょうか。
Posted by イシイ ショウヘイ at 2018年03月14日 12:24
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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