2019年05月13日
大腸CTアカデミア 5ミリ以下の小さなポリープについての取り扱いはどうする!?
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臨牀消化器内科 2019 Vol.34 No.3
CT colonographyの特集が組まれました!
最新情報をアップしています。
是非、ご参照くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 479 −
Plumb AA, et al. Computed tomographic colonography for diagnosis of early cancer and polyps? Colorectal Dis 2019;21 Suppl 1:23-28.
それでは
論文「早期大腸癌や大腸ポリープを検出するための大腸CT検査」
のご紹介です。
【小さなポリープの取り扱い】
有意な大きさのポリープや早期大腸がんと異なり
5ミリ以下の小さなポリープの取り扱いは
読影医にとっても検査の依頼医にとっても悩ましい。
5ミリ以下の小さなポリープは
通常臨床ではあまり問題にならないし
大腸CT検査の感度も50%未満と低い。
5ミリ以下の小さなポリープを検出した際、
それが病変だと確信できる場合や多発している場合には
レポートに報告すべきだという意見もあれば、
報告に挙げなくて良いとする意見(C-RADS)もある。
小さなポリープが検出された患者のすべてを
内視鏡検査にまわすことは
この大きさのポリープに対する大腸CT検査の特異度が低いこと
そしてこの大きさでは過形成ポリープが多く低まれること
偽陽性が増えること、
こうした理由から内視鏡を受けさせることは
患者に十分な利益をもたらすことができない。
(感想)
5ミリ以下の小さなポリープについての
取り扱いは確かに悩ましいですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30809907
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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取り扱いは確かに悩ましいですね。
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