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posted by fanblog

2021年01月15日

大腸CTアカデミア 増え続ける大腸内視鏡検査を補完する代替検査法として大腸CT検査の利用も考慮すべき!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度がはじまりました!!

類似の認定制度が発足したそうです。
混合しないようご留意ください。

日本消化器がん検診学会の大腸CT検査技師認定制度は
・60年以上の歴史がある学会で実施しており継続性が高いです。
・5年以上かけて十分に議論・審議されてきた制度です。
・施設認定制度があります。
・制度を運営している大腸CT検査技師認定委員会は診療放射線技師と医師の双方が参加してます。

日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆






PubMedから、今日のつぶやき − 886 −


Kato T, et al. Preference and Experience of Colonic Examination for Participants Presenting to Hospitals with a Positive Fecal Immunochemical Test Result. Patient Prefer Adherence. 2020;14:2017-2025
https://doi.org/10.2147/PPA.S267354





それでは、論文
「便潜血陽性者が希望する大腸精検法」
のご紹介です。

【考察】
現在、便潜血陽性者の大多数は、大腸内視鏡検査で精査が行われている。

しかしながら、便潜血陽性者のうちの一部には大腸内視鏡検査を絶対的に避ける患者さんもいる。

われわれの研究から、来院した便潜血陽性者のうち3分の1の患者は、選択肢が与えられれば、より楽な検査として大腸CT検査を選択することが判明した。

臨床医は、大腸の精検法として、侵襲の少ない検査に対して患者が潜在的な好みを有することに理解を払わなければならない。

さらに、増え続ける大腸内視鏡検査を補完する代替検査法として大腸CT検査の利用も考慮すべきである。

(感想)
今後も大腸内視鏡検査の検査数は増えて行くと思います。

そして、大腸内視鏡検査は精度高く治療ができる素晴らしい検査法です。

ただ、素晴らしい検査法であっても、大腸内視鏡検査だけで大腸がん死亡を激減させることには限界があると感じています。

代替検査法であっても受けてくれさえすれば、救える命も少なくありません。

国民や臨床医に理解が深まっていくことを祈念しておりますし、我々で行動を起こしていかなければなりません。

本論文のご紹介は今回で終わりです。

次回から新しい論文をご紹介します。


それでは、また。

原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33122895/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。


















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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。






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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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