2021年01月07日
大腸CTアカデミア 検診として大腸内視鏡検査を受けない理由の第一は、検査の苦痛にある
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大腸CT検査技師認定制度がはじまりました!!
類似の認定制度が発足したそうです。
混合しないようご留意ください。
日本消化器がん検診学会の大腸CT検査技師認定制度は
・60年以上の歴史がある学会で実施しており継続性が高いです。
・5年以上かけて十分に議論・審議されてきた制度です。
・施設認定制度があります。
・制度を運営している大腸CT検査技師認定委員会は診療放射線技師と医師の双方が参加してます。
日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
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PubMedから、今日のつぶやき − 881 −
Kato T, et al. Preference and Experience of Colonic Examination for Participants Presenting to Hospitals with a Positive Fecal Immunochemical Test Result. Patient Prefer Adherence. 2020;14:2017-2025
https://doi.org/10.2147/PPA.S267354
それでは、論文
「便潜血陽性者が希望する大腸精検法」
のご紹介です。
【考察】
大腸CT検査を好んだ患者のうち40%に過去に大腸内視鏡検査を受けた既往があり、一方で大腸CT検査を受けた既往のある患者はほとんどいなかった。
このことから患者は、大腸内視鏡検査を避けるというよりは、大腸CT検査を積極的に選択した可能性が考えられる。
複数の研究報告から、大腸内視鏡検査は苦痛を伴うものであり、手間がかかる検査であると認識されているようである。
検診として大腸内視鏡検査を受けない理由の第一は、検査の苦痛にあると報告されている。
さらには、大腸検査そのものよりも、その前処置で多量の腸管洗浄剤を服用することが負担だとも報告されている。
(感想)
患者の好みや選択など背景や母集団、検査体制など様々な要素が関係している可能性があり、この手の研究はバイアスが高めになります。
質の高いシステマティック・レビューの報告が待たれるところです。
個人的には患者ではなく、無症状の一般住民を対象としたデータが重要だと考えています。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33122895/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
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ご質問もお待ちしています。
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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