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2021年05月23日

公共工事は工事基準管理が厳格


八王子市のアパートで階段が突然壊れて、階段から転落して女性一人が亡くなった事件が報道された。

その工事を行っていたのが神奈川県内の建築業者で、その後の調査で、

その建築工事会社が工事をした物件の木製階段で腐食が見つかった。

尚、設計事務所では木製階段が腐食することを防止するために、設計図面に防水工を明示していたという。

問題の建築工事会社は防水工を無視して工事をした模様だ。

しかし、公共事業の場合、建物などの階段工を木製にするというのは、あまり例がない。

ほとんどが鋼鉄製やコンクリート製であり、錆びないように塗装を塗るのが普通であり、

公共工事の場合、時々、担当の役人が見回りを行い、実際設計図面のように工事が行われいるか

指定の材料が使用されているか立ち合いで確認され、品質が確認されている。

一般に建築工事と公共工事を比べると、公共工事のほうが工事費が高いと批判されるが、

公共施設は不特定多数の人が利用し、自動車荷重も25トンが標準で

耐用年数は100年以上を想定して設計がなされている。

民間建築でも木造建物は耐用年数はせいぜい50年程度を想定し、

アパート建設を依頼する大家さんかすれば、安い価格でアパートを建設してもらい、家賃で利益を得たいという意向

それと建築業者はなるべく材料費を浮かして、または安い材料を使用して差額で儲けたいという考えだろう。

公共工事と民間建築工事では民間建築基準のほうが緩いと言える。

なぜなら、建設費を出すもとが、住宅であれば個人だし、店舗や工場だと法人だからだ。

建築の基準をあまり厳しくしすぎると、より頑丈に作らなければいけないために、

部材を厚くする必要があったり、強度の強い材料を使用したり、鉄筋を多く使用したり

とにかくお金がかかってしまう。

しかし、今回のような民間建築の問題は国民の生命と財産の悪影響を与えるもので

更に建設業界全体の印象を悪くするもので、許しがたい行為である。

問題の建築工事会社は現在、破産手続き中であるというが、当然のことだ。

今後、このような事故を防止するために、主要構造部以外にも強度を必要とし、

腐食の可能性がある部材の材質基準を厳しくすること、

過去に施工済みの建築物の定期的な点検、

それと新しく建築する場合、役所の建築の係が安全性にかかわる工事の日にちを業者に確認して

その工事に立ち会う必要がると思う。

公共工事では工事のおのおのの段階で設計図面どおり施工されているか確認を行うことが常である。



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