私は30年も建設コンサルタントで働いてきた。
60歳前で最低65歳まで働かないと年金生活ができないし、体力的に限界を感じて不動産でも賃貸や物件管理業務に転職した。
コンサル時代は当然ながら毎日残業があり、特に繁忙期は月に80時間ほどの残業をしていた。
今から20年前の若いころは月の残業時間が130時間から150時間程度であり、閑散期でも70時間程度だった。
そのようなことで過労状態で働いたせいか、30歳を過ぎたとき急性前立腺炎になり慢性に移行して治るのに苦労した。
慢性前立腺炎が治っても相変わらず残業の多い建設コンサルタントの仕事をつづけた。
当然、慢性的な過労とストレス、睡眠不足で働くので体調不良で休むことが時々あった。
今は60歳近いから、図面作成などは老眼できついし、設計業務は大手専門コンサルが出番の仕事しか発注されないから仕事が激減して転職した。
転職先はアパートやマンション、貸家などの賃貸業務と上下水道や家庭内設備の対応を行う管理業務が主体の不動産屋で働いている。
この仕事に就いてから毎日定時でほぼ全員が帰る職場だ。
水曜日とローテーションでの平日の完全週休二日制だが、入社して1日も休んだことがない。
毎日、夜11時には床に就く、朝は7時に起床する。
よって体調不良にならない。
時々休日の夜に遅くまで動画などを見ていて翌朝は調子が悪くなる。
これは自律神経の乱れであり、夜中の2時まで起きていることは自律神経に悪影響が出ていることを自覚した。
いかに、毎日、夜は11時前、朝は6時半くらいにおきるリズムが大切が知った。
私は過去に建設コンサルタントの長時間座りっぱなしで深夜までストレスの中の仕事が体に悪いことを知った。
ところが、中年になってもそのことに気が付かずに、50歳近くなっても管理職としてのストレスの中に深夜残業をしたことが自律神経の失調になり、それがもとで不安障害やうつ病発症の原因になったと思う。
建設業界でやらねければいけない官公庁の取り組みとして、
国土交通省だけでなく、県や市町村でも受注業者であるコンサルや建設会社の労働環境改善のための
労務単価見直しは最低限必要だと思う。
私はもっと早く、建設コンサルタントに見切りをつけて、給与が少なくとも残業が少ない仕事に転職すべきだったのかもしれない。
建設コンサルの仕事は勉強量が半端ないし、設計検討業の膨大な量や設計図面作成などもとても手間がかかる仕事のわりに給与が安いと思う。
私は今の不動産賃貸の業務で1日椅子に座りぱなしではなく、現場に案内や清掃に出かけたり適度に席をたち運動をするのも健康に良いと思う。
建設コンサルのように朝から晩まで席を立たない仕事は、血行不良、免疫力低下、新陳代謝の低下、内臓を動かさないために大腸がんリスクも高いと思う。
建設コンサル業務も健康のために労働環境施策が必要だと思うが、もう離れた業界だから
優秀な技術士さんの多い会社だろうから、私がどうこう言わないことにする。
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