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2015年06月06日

ココイチで話題の「5甘」カレー導入のいきさつとは


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辛さを選べるシステムなどで有名な「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」が今月から導入した「甘さを選べる」システムが話題となり、ヤフーの急上昇検索ワードにも入ってきました。

このシステムは「辛いカレーは苦手」という人に向け、特製の「甘くなるソース」で甘さを5段階で調節できるようにしたものです。

ネット上では、「ココイチ来たら、甘さが選べるようになっていてビックリ」「ココイチの5甘試したい」「ココイチ史上最高の甘さ気になる」など多くの反響が見られる結果に。

導入までの経緯について紹介します。
そもそも、ココイチと言えば愛知県で個人経営の喫茶店から始まり、今や全国に約1200店舗を展開するカレーチェーン業界の最大手です。

ココイチの看板メニューのカレーは、甘口と普通に加え1辛〜10辛まで選べる「辛さ」をはじめ、「トッピング」「ソース」「量」とすべてが自分好みにカスタマイズできることで知られています。この自由度の高い「選べる」システムこそが、ココイチが全国に広がった理由のひとつだ言われています。

例えば、家族でカレーを食べに来た場合、子供は甘口、お父さんはお肉が入ったガッツリ系、お母さんは量を少な目など、それぞれ好みが出るわけですが、お客の要望には可能な限り応える、その考えが創業当初からあり、現在ではトッピングの種類は約40種、ライスの量は100g単位で選べるようになっています。

というわけで、この『甘さを選べる』システムは、ココイチの強みである『選べる』幅を広げるために導入されたというわけです。辛さの苦手な子供や女性も、甘さを選ぶことでより利用しやすくなることを期待していて、「3辛」に「2甘」を組み合わせるという一見変わった注文も可能となっています。

この「甘さを選べる」システムは導入にあたっていろいろ試行錯誤を繰り返したそうです。カレーにブレンドする「甘くなるソース」は、ハチミツをベースに、りんご、マンゴー、ライチ、パイナップルなどの果汁を調合して生み出した渾身の出来栄えとなっているそうです。

開発担当者によれば、「最初は『とび辛スパイス』のような粉末で考えていたが、粉だと固まりやすかったことから液状ソースに行きつきました」と開発の工夫を話しています。

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実はこの「甘くなるソース」は、昨年の11月から愛知や東京などの直営店30店舗でテスト導入されていたそうで、その際SNSなどで話題になったために全国導入が実現したとのことで、それらの反響の声が無ければお蔵入りになっていたかもしれません。

客の“ワガママ”には可能な限り応える「お客様第一主義」と、本部とFC店の固い結束力から生み出される「高い現場力」を徹底したことで、今日のカレーチェーン業界の“独走”を実現したココイチ。

業界最大手にも関わらず、なお、貪欲に客の要望に応えようとする姿勢を失わないところが、売れ続ける秘訣なのかもしれませんね。

個人的には、5甘カレーは、ハチミツをご飯に掛けて食べているみたいという声もあり、甘過ぎるのもなぁと思いますが、小さな子どもたちには、良いかもしれませんね。

あと、5甘でも、値段は甘くないなぁという声もありますが、その辺は今後もっと甘くなるんでしょうかね。

今後の取り組みにも、目が離せませんね。

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