タイムトラベル

名刀 同田貫

熊本藩初代藩主、加藤清正に仕えた熊本県玉名地域の刀工たちが鍛えた日本刀「同田貫（どうだぬき）」が突然、若い女性に人気になり、地元の人たちを驚かせているようです。

同田貫は、あまり見栄えを意識しては作られておらず、無骨なイメージの刀剣で、これまで美術品としては注目されてこなかっただけに、関係者たちは驚きを隠せません。

一体なぜ、これほどの人気を集めるようになったのでしょうか。
人気の背景には、インターネット上で、名刀がアニメキャラクター風の美男子の姿になって活躍するゲーム「刀剣乱舞（とうらぶ）」の大ヒットがあります。

同田貫もこのゲームに登場していることから人気が出て、約40本を所蔵する玉名市立歴史博物館には関東や関西からも若い女性が続々訪れ、4月の入館者は前年同月の3倍もの400人近くに上ったということです。

実は、同田貫以外にも、全国各地の日本刀にまつわる場所に足を運ぶ女性が増えていて、日本刀ブームが起きているそうです。

最近では、やはり人気インターネットゲーム『艦隊これくしょん』から、実際の戦艦に対する注目が集まったりしていますが、日本刀も同様の経緯で人気に火がついたようですね。

一過性の人気だとは思いますが、これからは、まずゲームで人気を集めてから、実際の物に注目を集めるというビジネスも出てきそうですね。

それにしても、人間も物も、いろんなキッカケがあって、まさかのブレイクをするんですね。

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