2015年06月24日
三井淳平ー日本で唯一のレゴのプロが、大手企業を退職して起業した訳とは
三井淳平さんと、代表作のホワイトタイガー
小さい頃、レゴで遊んだり、自分の子どももレゴが大好きという人は多いと思います。
しかし、レゴ好きが高じて、それを仕事にまでしてしまった人は、そうはいないでしょう。
そんな中、レゴを販売するレゴ社も認める、ある日本人が注目を集めています。
その名は、三井淳平さん(28)。
なんと日本に1人しかいない、レゴ社が認めたクリエーター「プロビルダー」で、これは、レゴブランドを使ったビジネスを手がけることができる公認資格です。
三井さんが、レゴを始めたのは、3歳年上のお兄さんの影響で、生まれて間もない頃からだそう。
灘中学・高校在学中には「宇宙戦艦ヤマト」や「実物大ドラえもん」など数メートル級の大きな作品を制作し、灘高3年生の時に「TVチャンピオン レゴブロック王選手権」に出場して、準優勝を果たしました。
東京大学に入学した後には「レゴ部」を創設し、レゴ作品を作るアルバイトもしたそうです。
大学院では金属材料を学び、専門知識を生かして大手製鋼メーカーに就職。
会社員としての仕事は楽しかったようですが今年の4月、3年で退職し、ついに"レゴで起業"しました。
今年の4月、3年間勤めた会社を退職して、「三井ブリックスタジオ」を設立しました。
この選択について、三井さんは「レゴで作品を作るという、日本一夢のある職業。そういう選択肢があってもいいと思う」と語っています。
現在は、企業などからの依頼に応じて作品を制作したり、子ども対象のワークショップなどを行っているそうです。
そんなレゴファンからは、神と称される三井さんの代表作が、ホワイトタイガーです。全長60センチ、使用したブロックは約5千ピース。面構えも見事ですが、目を見張るのは質感ある胴体の造形です。
そのレゴの製作方法もスゴイです。
「頭のなかで『CTスキャン』を走らせながらブロックを組んでいきました。胴体の真ん中あたりを輪切りにすると、円に近い楕円。脚の周囲になると『凹』の字を逆さにしたイメージです。垂直方向だけでなく、水平方向にもCTを動かします」
そうして分析したイメージを手がかりに、ブロックを積み重ねていくのだそうです。
「曲線や曲面を作るときも、できるだけ四角いブロックを重ねることで表現したいんです。レゴのものづくりの魅力は、シンプルなブロックを積み上げるところにあると思っています」。この作業を三井さんは「積分」と表現しています。
レゴも極めると、ここまで行くのかという感じですね。誰でもマネできるという訳ではないと思いますが、自分が好きなことを仕事にするということに対する憧れはありますね。
自分も、少しでも夢を実現するために努力を続けていきたいなという思いが強まった気がします。
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