ホラー好きのフライマン
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2017年07月28日

新冠川中流域を釣行したが・・・



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新子やまめは濃いが、型物の姿なし

 今年は、新しいポイントの開拓をテーマに、これまで行ったことのない場所に釣行したいと考えている。実際に釣行したのは、前回更新した白老にある渓流の1箇所だけだが、行きたい河川や湖は山ほどある。

 26日に訪れた新冠川もそのひとつ。ここは、大型やまめで知られる人気河川。20数年前に、1度だけ下流でルアー釣りを行なった経験があるが、当時から大物の棲息する気配を感じていた。

 今回、新冠川釣行を後押しをしてくれたのは、日高門別港や鵡川漁港でのショアトラウト釣行にコメントを寄せていただいた「カメさん」の「ブログで取り上げられた日高門別港や鵡川漁港は、サクラマスが濃い場所ではない。かえって、新冠川河口の方が期待ができる」という言葉から。

 新冠川が、やまめの超激戦区だというのは、以前から聞いていたが、河口でそれだけサクラマスが濃いのならば、上流では大型やまめも期待できるのでは、ということから今回釣行することにした。
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 ただ、具体的なポイントが分からない。そのため、昔発刊された釣りのポイントが記述された雑誌を片手に、カーナビ頼りで川を溯ることに。目指したのは新冠大橋。
 そこに行き着く前に、川の流れを確認するため、出会った橋々で車を停めて上流下流を眺める。が、いずれも水量が多くて遡行は難しそう。

 ようやく遡行できそうな景色となったのは、泉地区に架かる御影橋から。そこから、川に沿って延びる小さな道路に入った。しばらく道なりに行くと、魚道の設置された堰堤が現れた。
 ここも人気ポイントらしく、針や仕掛けの入っていた空箱があちこちに残されていた。
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 早速フライを準備。堰堤の落ち込みに#10のカディスを投入したが、全く反応がない。仕方なく、下流の瀬の脇に打ち込むと、川底から小さな魚がフライに飛びつく。
 それが頻繁に起きるが、フライが大きすぎて針がかりしない。どうも、5〜6センチの新子やまめのようだ。

 堰堤の上流が気にかかり、魚道横の梯子をよじ登って上へ。そこは、下流とは異なる緩やかな流れが続いていて、カーブ付近では大淵が作られていた。ルアーには丁度よい流れだが、フライはどうか。
 初めはドライで、次にニンフを打ち込んだが、小魚さえも反応しない。先ほどの下流の瀬脇のほうがアタリがくるのは、どうしたことか。
 この場所から上流に釣り上がるには、水量が多くて危険なために、本来の目的地の新冠大橋に向かう。

 ようやく現れた新冠大橋の上流には、先ほどよりも大きな淵と、水深のある平瀬が続いていた。だが、釣り上がるには高巻きする必要があり、今回は無理してまで上流に拘らないことにした。

 橋の横から支流も流れ出ているので、いざとなったらこの支流を溯ることにして、まずは大淵を目指す。ここも、フライよりはルアーに適した場所なのだろう、攻略が難しかった。
 時間的にも午前7時を回ったところで、陽はぐんぐん上昇。陽が昇る前の、朝まず目ならば可能性はあるだろうが、この条件のもとでは難しい。実際に、日陰のない淵の底から飛び出る魚はいないかった。
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 夏のやまめや虹鱒は、流芯に溜まることが多いことから、今度は早瀬に乗せて様子を見る。すると、早瀬から瀬脇にかけて小さな魚が何度もフライに飛びつくが、ヒットしない。
 どうも、先ほどと同じく新子やまめのようだ。新子だけを見れば、魚影は濃いのだが。
 
 支流はどうか、と今度は支流に向かう。
 この渓流は、最大でも2メートルほどの川幅で、普通ならば竿を出さない場所。まずは、何が棲息しているのかと、小さな落ち込みに#12のメイフライを流す。すると、すぐにフライをくわえて底に潜ろうとする。 
 ヒットしたのは、10センチに満たないチビやまめだった。魚を確認したことで、この渓流では深追いするのを止めた。
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 やはり正確な情報がないと、新規のポイント攻略が難しいと感じさせる釣行となった。

 ちなみに、2年前の夏に、新冠川の隣の静内川に合流するシュンベツ川を、釣り下がってきた釣人と話をした。その釣人の魚篭の中には、5〜6センチの新子やまめが20数匹。
 やまめの解禁後、多くの釣人が入ったことから、型物がほとんどいなくなったという。多分、新冠川でも同じような状況なのだろう。それとも場所の問題か。

写真は@御影橋の上流に設置された堰堤。落ち込みでは反応がなかったが、瀬脇で新子やまめがフライをいたずらするA新冠大橋から見た下流部。上流部は大淵と平瀬が連続しているB新冠大橋の横に流れ出る支流C支流の落ち込みでヒットしたチビやまめ
 

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2017年07月25日

白老河川の上流を新規開拓



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 尺近い岩魚が連続ヒット

 今年の海でのトラウト釣行が終了したのに伴い、6月から渓流フィッシングに切り替えた。これまで訪ねた先は、余市川水系や尻別川水系、長流川上流、豊平川水系と小樽内川、それに白老地区の各河川など。約2ヶ月間に釣行した河川や湖は20箇所を越えた。
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 しかし、今年は新規に開拓した河川はまだない。その候補として考えていたのが、白老地区の河川。白老には、白老川や敷生川の2級河川や飛生川、ウヨロ川、毛敷生川などの流域の長い河川、それにブウベツ川、アヨロ川、メップ川、ポンベツ川などの小河川があるが、これまで釣行していないのはアヨロ川ぐらい。

 ただ、釣行した河川でも、中流域と上流とでは川相や渓相が異なり、全く別の河川として見たほうがよい。そこで、少し古い話だが、先週の休日に、これまで気にかかっていた白老の某河川上流に赴いた。
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 目的の河川上流は、迷い込んで行方不明になった人が何人もいるという、白老に何ヶ所もある入り組んだ林道を経由しなければたどり着けない場所。当日は、熊にこそ出会わなかったが、糞はあちらこちらに点在。林道にたむろする鹿は何匹も見つけた。前方の見えない曲がり角から、突然飛び出してぶつかりそうにもなった。

 そこまでして、釣行する必要があったわけではないが、「この川の上流はどうなっているのか」「どんな魚がいるのか」という、火のついた好奇心を満足させる術は、まず行くことしかない。
 
 現地には5時半に到着。入渓ポイントは小さな橋のたもとで、橋の横の藪の中に僅かに古い踏み跡が残っていた。川は、橋の底からすぐに大岩が連なっている、本格的な山岳渓流の様相。大岩の作る落ち込みや淵、釜という絶好の岩魚ポイントが次々に現れる。
 
 まず、釣り下ることにして、最初に目に付いた大きな流れ込みに#10のカディスを流し込む。しかし、ピクリともしない。反応のないまま、100メートルほど下流の落差のある淵でカディスを流すと、初めてアタリが。
 ネットを用いて慎重に引き上げると、ヒットしたのは15〜6センチほどの小ぶりの岩魚。想像していたサイズよりも小さい。
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 この場所からアタリが連発。流れ出しや流れ込み、小淵、釜などのポイントから1匹づつ飛び出てくる。サイズも20センチ越えが多くなってきた。現金なもので、ここまでアタリがあると、さらに上のサイズを手にしたくなった。

 入渓地点から500メートルは下ったろうか、それまで下流に見えていたガスの塊が、すぐ目の前まで押し寄せてきた。しばらくすると、ガスに取り囲まれて周りが見えなくなった。こんな時に突然熊が現れたら逃げ場がない、と本気でビビッる。仕方なく、今来た経路を逆戻りして釣り上がることに。

 先ほど、ドライフライを打ち込んだ場所なのに、ガスが魚の警戒心を薄めたのか再び岩魚がヒットする。そして、アタリのなかったポイントからも、尺に近い岩魚が飛び出した。

 結局、5時半に入渓して8時半までの3時間の行程だったが、山奥の渓流らしい天気に助けられて、久しぶりに充実した釣りができた。再び来る日まで、このままの姿であり続けてもらいたい。

 なお、前回更新したブログ、「目に余るブログ情報の悪用」にコメントを寄せていただきました皆様にお礼いを申し上げます。今後、有名河川や湖を除いて固有名詞は使いません。その分、臨場感のある記事を発信していこうと考えています。どうか、これからもよろしくお願い申し上げます。
                                 bukki


写真は@本格的な山岳渓流の様相の某川上流Aガスに覆われて幻想的な雰囲気にBフライにヒットした岩魚。中には尺に近いサイズも、

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2017年07月22日

目に余るブログ情報の悪用



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 今後は固有名詞を記載しない方向に


 ブログ「ホラー好きのフライマン」の釣行記は、釣りのポイント場面を克明に文字に転換して、読まれる方をその場にいるような感覚にすることを目指してきた。いわゆる、リアル感を重視してきたことからだ。

 そもそも、なぜ現実感を前面に押し出しているのかというと、ネットを通して手軽に見ることのできる、釣りポイントのガイド役を果たせないか、といことから。現実感を重視した場合、入釣した川や湖、海の名前、そしてどこから入るのか、といった具体的な記述は欠かせない。

 過去に、自分が初めて入った場所で、どこがポイントかも分からず、結局ポイント探しで1日が暮れたという経験を何度もした。
 そうした体験を、貴重な休みに釣行される釣人に味わってもらいたくはない。場所と入釣ポイントを記すことで、その手間が省けるのでは、という思いから、このブログは3年前にスタートした。
 ただ、約束事は一点だけ。それは、回復力のない川や渓流ではリリースを徹底すること。

 ゴミの持ち帰りや火の始末などは、社会人として当たり前の行為で、敢えて書く必要もない。しかし、リリースについては、どうしても守ってもらえるよう、何度も記事に載せてきた

 これに対して、ブログで取り上げた特定ポイントの常連釣人からの反発は大きかった。一番多いのは「なぜ川の名前の載せるのか」という、固有名詞の問題。「ブログに書かれたら場所が荒れる」、あるいは「具体的な入釣ポイントまで書く必要があるのか」という、批判も多く寄せられた。
 はじめは、いちいちコメントに返信したが、切がないので無視することにした。

 ところが、昨年あたりから、ほとんど釣人の入らないような場所を取り上げた、ブログやYOUTUBEを見た釣人が、その場所に入り込んで魚を全て持ち帰ったような形跡があることに気づいた。

 流域の短い渓流では、その影響を受けて魚影が極端に薄くなった。中には、YOUTUBEに釣った魚をその場でさばくシーンを投稿する輩まで現れた。あれほど、この場所はリリースを優先するように訴えたのにもかかわらず。

 最悪だったのは、先週訪れた白老の某渓流。悪路の林道を、RV車で長い時間走らなければたどり着けない場所だけに、それほど、釣人は入らないだろう、と思っていた。ところが、入渓地点の橋のふもとに、昨年はなかった踏み跡がくっきり。この場所は、山の奥深い渓流にも関わらず、25センチ前後の虹鱒が多く棲息していた。昨年初めて入って、魚影の濃さを実感した場所でもあった。
 
 今回久しぶりに訪れて愕然とした。橋を中心に上流下流と竿をだしたが、15センチほどの虹鱒が1匹だけ。昨年とは魚影が雲泥の差だった。雪代や大雨の影響は、点在する岩や小滝の流れに変化がないことから、考えられない。そうすると、踏み跡を残した釣人が何日もかけて、釣った魚を全て持ち帰ったということだろう。

 このようなことが重なって、これまで自分の思い込んでいた「釣人の良識」が足元から崩れるのを感じた。ほとんどの釣人は環境を考え、保全に勤めていると思う。しかし、一部の釣人の身勝手な行為のほうが影響力は大きい。

 自分の書いた釣りポイントを記したブログが、持ち帰りの材料に使われることは、到底我慢できない。
 なので、これからの更新ブログは、有名ポイントを除いて固有名詞を使わないようにします。
 更新したブログについてのポイントデータが必要な方は、コメント欄にE-mailアドレスと必要としている情報を書き込んでください。そのコメントはブログに掲載しません。後ほど必要なデータを、「リリースを確約」されることを条件に、メールでお送りいたします。
 よろしくお願い申し上げます。

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2017年07月15日

飛生川の小滝から上流を遡行



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毛敷生川も含め、猛暑の中で釣行

 札幌は、7月3日以降14日までの10日間、連日夏日となったという。これは、7月としては20年ぶりの記録で、15日も更新する可能性が高い。
 その記録の途中の13日に、白老の飛生川と毛敷生川に釣行した。後で分かったことだが、当日の札幌の気温は今年最高の33度、白老も26度を越えた。さらに直射日光下では、体感的に30度を越えたように思う。
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 河岸を覆う樹木に少しは遮られたとはいえ、夏の渓流釣りとしては非常に高い気温での釣行となった。事実、2つめの毛敷生川では、あまりの暑さで熱中症の兆候が現れ、遡行を断念する結果となった。

 13日は、目的地の飛生川上流に午前4時半に到着。上流に架かる橋を下って、ランドマークともいえる小滝を目指した。時間的には、背中から陽が当たることから、フライを打ち込みながら遡行するには、絶好の条件だった。

 この場所は、昨年8月14日以来の釣行。その時は、ドライフライやニンフでやまめを何匹か釣り上げたが、すべて小型で型ものは皆無。しかし、冷たく透き通った流れに癒されて、再度の釣行を誓った。
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 また、橋から300メートルほど上流にある小滝を登り、上流の様子を確認することも、今回の目的のひとつ。橋を降りて川岸を見渡すと、釣人らしい多くの足跡が残されていた。「こんなに上流なのにさすが人気河川」と思ったのは、まだ竿を出していなかったから。

 次々に現れる、これはという淵や流れ出しにフライを投じるが、魚はいるのに針がかりがしない。魚がフライを叩いて沈めようとするが、銜えようとはしないのだ。

 特に小滝の下の釜では、川底からフライに何度もアタックするのに食いつかない。これは、典型的なスレからきた行動で、あまりの魚のスレ具合にため息がでた。そこで、川岸に残された多くの足跡がだてではなかったと気づいた。

 それでも、流芯や浅い早瀬に流し込んだメイフライに、10センチほどのやまめがヒットする。飛生川は、基本的に魚影の豊富な川なのに間違いはない。

 今回の大きな目的は、小滝の上の渓相を確認することと魚影を探ること。なので、滝から下流での釣果は二の次にして、滝を登った。足場のない滝の上を這いずって登り切ると、目の前は水がサラサラと流れる、開けた滑床(なめとこ)。歩きやすいが、どこにもポイントらしきものが見えない。
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 そしてしばらく行くと、流れ込みや淵、倒木で築かれた落ち込みなどのポイントが現れた。下流とは随分と異なる流れで、これが下流ならば間違いなくやまめが群れを作っているはず。

 ところが、いくらフライを打ち込んでも全く反応はない。その後も大淵や、流れの遅い水深のある平瀬、落ち込みといった有力ポイントが現れるが、魚の姿は見えない。
 ようやくアタリがあったのは、瀬脇にある大岩の裏。フライに食いついたが、すぐにバレて魚種を確認するまでに至らなかった。型もそれほど大きくは無かったように感じる。

 1匹もヒットしないまま、滝から500メートルほど釣り上がると、目の前に大きな淵が出現。その50メートルほど先には、小滝が連なっていた。その滝に行くためには、高巻をしなければ無理のようだ。それよりも、手前の大淵に魚はいるのか。何度もフライを投じてみたが、やはり反応がなかった。
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 ある渓流釣りのポイントを掲載した刊行本には、「下流にある小滝から上は、やまめから岩魚に変わる魚影の濃いポイント」と記されていた。だが、ここまで反応がなく、記事の内容に疑問を感じた。ただ、目の前の連続する小滝の上流には、型ものの岩魚が棲息しているのかもしれない。

 更なる高巻きを諦めて、飛生川上流にある小滝の上の釣行を終えた。残念ながら、上流でのヒットシーンを映すことはできなかったが、渓相は美しく一見の価値はある。下流のやまめのヒットシーンや、この後に訪れた毛敷生川の釣行の模様も含めてビデオ撮影したので、近いうちに更新する予定。よかったらご覧になってください。
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 毛敷生川では、川に架かる鉄橋の下から入釣、500メートルほど釣り上がった。釣果はやまめが5匹ほどだったが、直射日光を遮るもののない遡行で熱中症寸前までいき、慌てて車に戻った。くれぐれも、夏の釣行では熱中症対策を忘れずに!!



写真は@やまめが限界の下流の小滝A滑床が続く小滝から上の渓相B500メートルほどして現れた大淵と小滝の連続C小滝の下流で釣れたやまめD毛敷生川の流れ




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2017年07月10日

「オショロコマの棲息する渓流の惨劇」から3年



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 大雨の後、ようやく魚影が回復

  2014年9月の大雨で道央圏の多くの渓流が氾濫、上流の砂防ダムや堰堤の決壊も相次いだ。そして今も、大雨からすでに3年が経つのというのに、荒れたままの景観が残されている。その河川改修工事や堰堤の新設工事が現在も進められている。
 「ここに棲息していた魚たちはどうなっているのか」と、かつて多くのオショロコマの棲息していた道央圏のある渓流を、先週火曜日に訪ねた。
本当は、釣行しないで見守っていくべきなのだろうが、どれだけ魚影が回復したのかを確認したくて今回の入渓となった。
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 入渓地点は某山の登山道の基点となっている河原。両岸に樹木が張り出して、オショロコマが数多く棲息していたポイントは、上流から流れ着いた大岩や砂利が支配して跡形もない。その中で本流は、小川のような小さな流れに替わっていた。
下流部、上流部ともに見通しが利くのは、河原に張り出していた樹木が根こそぎ押し流されたからだが、何故か昨年よりも緑の領域が奥に引っ込んだように感じる。

 遡行を開始してから暫らくして、「確かこの辺りに堰堤があったはず」と周りを見渡すと、川の流れとは関係のない右端に、土砂に埋まった堰堤の上部が見える。その200メートルほど上流に堰堤が現れた。この高さでは、雪代時期でも魚は遡上できないだろう。

 この間の流れは、ザラ瀬が続いてドライフライを打ち込むポイントが少ない。最初にアタリがきたのは、大岩と大岩の間の小さな落ち込みから。メイフライにヒットしたのは、元気に跳ね回る10センチほどのオショロコマだった。
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 この川では4年ぶりの対面で、過酷な環境変化にもかかわらず、しっかりと棲息していたことに感激。そっとリリースした。堰堤の下の流れ出しからも、15センチほどのオショロコマが飛び出したが、淵に貯まっている様子はなかった。

  暫らく行くと、再び真新しい堰堤が現れた。それは砂防ダムほどの大きさで、魚道は設けられていない。「この堰堤の上流部はどうなっているのか」と、高巻きする。上流は大岩小岩の数が増して、さらに荒涼とした渓相となっていた。
堰堤から100メートルほど行った、大岩の下の流れ出しから平瀬に代わるポイントで、15センチほどのオショロコマがヒット。上流にも棲息していたことに安堵。その後も、小さなオショロコマのヒットが続き、フライを大型のカディスにチェンジした。
さすがに、この大きさでは針がかりは難しく、ヒット数は減少したもののアタリは続いた。
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 当日は石狩南部に雷注意報が出されていて、この場所にも雷の音が段々近づいてきた。今回目的の、オショロコマの棲息を確認することができたこともあり、入渓地点から2キロほどで折り返した。
 しかし、橋を押し流し堰堤を決壊させるほど氾濫した、この渓流のオショロコマの魚影が回復するとは。自然の力強さをあらためて感じさせた釣行となった。釣行される方は、くれぐれもリリースを忘れずに。

写真は@森がむき出しになり、岩と土砂が大半を支配する河原A新たに構築された、魚道のない堰堤B4年ぶりに対面したオショロコマ

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2017年07月07日

休日明けの尻別川本流は激渋



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 濁りの残る登延頃川でも撃沈
 

 今年に入って、祝日の後や月曜日の休日が増えた。これが釣行にあたっての大きな問題となっている。
 回復力のある海岸への釣行ならばそれほど影響はないが、止水域や河川への釣行はリスクが伴う。なぜなのかは、敢えて書かなくても分かっていただけると思う。
 なので、日曜・祝日明けの渓流や湖への釣行は、できるだけ釣人の入らない場所か、自らも入ったことのない所を選んで赴くことにしている。
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 さて、少し古くなったが、7月初の釣行は月曜日の3日。次の4日も休みなので、無理して月曜日に釣行しなくてもよいのだが、腰がムズムズして落ち着かない。
 昨年釣行した河川で今年まだ訪ねていないのは、白老地区の各河川と尻別川本流、それに諸々の小渓流。なんと活動範囲の狭いことかと、自分でも呆れている。今年は、道東河川と阿寒湖に行こうと考えている。

 それはともかく、今回の釣行先は寒別橋付近の尻別川本流。昨年何度か訪れて、ブログにも掲載したので覚えておられる方も多いと思う。ここも尻別川の人気ポイントで、休日には多くの釣人が入る場所。なので、月曜日は釣果が期待できない。
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 救いは、朝5時に現地入りするというその一点だけ。朝まずめということもあるが、この時間帯では我が物顔で押し寄せる、ラフティングの大群が川を占領することがないだろう、との判断から。
 これまで尻別川では、幾度もラフティング船団に釣りを邪魔されてきただけに、じぐしたる思いがある。そのラフティングに邪魔をされないだけ、まだマシだろう。

 入釣した場所は、流れ出しから大淵変わる1級ポイント。これまでも何度か、ウェットフライやニンフを沈めて、大型やまめをヒットさせたことがある。今回も同じ手法を用いたが、一度コツンというアタリらしきものがあっただけで釣果はなし。
 仕方なく、2時間に及ぶ沈むフライを諦めて、坊主覚悟でドライフライにチェンジした。すると、すぐに流心から少し外れた瀬脇に打ち込んだ#10のカディスが水中に引き込まれた。

 ヒットしたのは20センチ余りのやまめ。それもスレがかりだ。「ニンフには全く反応しないのに、なぜドライに」という疑問も忘れて、「スレるほどやまめがいる」と、期待は高まった。
 だが、その後は同じサイズのやまめをもう一匹追加しただけ。かなり渋いと予想していたが、これほどとは。あらためて、休日の後の尻別川の厳しさを感じた。
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 5時から始めた尻別川本流の釣りを8時に終了。まだ時間は残されており、次の目的地の登延頃川に向かった。ここは、昨年6月に初めて訪れた場所。他の釣人のブログでも、ほとんど取り上げられたことが無いはず。
 前回は、あまりの急流に足を取られて水没もしたが、ヤマメや岩魚、虹鱒とそれなりに釣果はあった。それを今回も期待しての入渓だったのだが・・・。

 水量は昨年とそれほど変わらないが、今回は濁りが入っていてフライには不向きのようだ。それ以上に、川岸に昨年は見られなかった釣人の足跡がクッキリと残されていた。
 「これだけ濁りが入っていれば、その釣人も苦戦したのでは」と、思いながら釣り上がったが、平瀬の脇でようやく15センチほどの岩魚がヒットしただけ。これ以上遡行しても無理だろう、と1時間ほどで脱渓。僅か6時間で、尻別川本・支流のの釣行を終えた。
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 これからの釣行先は、敷生川や飛生川、ウヨロ川などの白老河川を計画している。その前に、壊滅状態となったオショロコマの棲息する、札幌近郊の川を訪ねた。次回の更新はこの渓流の模様を掲載する。

 写真は、@寒川橋付近の尻別川本流の様子、Aドライフライにきたやまめ、B登延頃川の流れとCこの川のたった一匹の釣果の岩魚
 

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長い人生の中で、お金はなくても時間だけは贅沢に使える今しかできないこと、やりたいことが沢山ある。それを少しづつでも実現していきたい。
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