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関連記事:通常版のレビュー
ソフト情報
■リリース:
発売:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
時間:116 min
レーティング:PG12
発売日:2013年12月20日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 23.976Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 2.40:1(シネスコ)
■オーディオ:
English: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48khz
Japanese: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面2層 (2 BD-50)
■リージョン:
Region A
■平均転送レート(おおよそ):
38Mbps
■映画用フィルムの現像マスタ:
Digital Intermediate (4K)
■映画マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Colorworks(DeLuxe社)
※Colorworksは、ソニー・ピクチャーズのマスタリングスタジオでしたが、2015年にDeLuxe社と半独占契約を行い、Colorworksのカルバーシティにある施設は複数存在するDeLuxe社の施設に統合されました。
DeLuxe社はフォックスとユニバーサルの施設も運営しているので、メジャースタジオ3社のマスタリングを手掛けていることになります。
管理人的には、DeLuxe社のマスタリングは濃密で色の鮮度が良いのでとても好みです。
恐らくですが、この事業統合によって、劇場上映の映像やBlu-Rayの画質が近年安定してきた理由の一つではないかと考えています。
尚、競合のTechnicolor社はパラマウントの施設を運営しています。
※Deluxe Technicolor Digital Cinema社
上記DeLuxe社とTechnicolor社は、2015年にデジタルシネマ用のジョイントベンチャーを設立。
Technicolor社とこのジョイントベンチャーのマスタリング制作のすみわけははっきりしません。
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Dolby Laboratories
公式予告編(シネマトゥデイ)
キャスト情報
■監督:ジョナサン・リーベスマン(タイタンの逆襲、ミュータント・タートルズなど)
■出演者:
・アーロン・エッカート / Aaron Eckhart
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・ブリジット・モイナハン / Bridget Moynahan
![External_Link_15px.png](/audiotheater/file/External_Link_15px-thumbnail2.png)
・ミシェル・ロドリゲス / Michelle Rodriguez
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クオリティ・レビュー総評
本作品はMASTERED IN 4K版です。
MASTERED IN 4Kは、ソニー・ピクチャーズによると「Mastered in 4K ブルーレイは、4K解像度の高画質マスターから作成された広色域・高ビットレート収録のブルーレイディスク。
4K対応テレビなら、限りなく4Kに近い画質で視聴することができ、映画の世界に入り込んだような迫力の映像体験をお楽しみ頂けます。」とあります。
4K対応テレビであれば、SONY製の「Mastered in 4K ブルーレイ」専用モードがなくても高画質と解釈可能ですが、2KのBDソフトを4KテレビでアップスケーリングするアルゴリズムがSONY方式で最適化されているので、SONY製のテレビかプロジェクタが必要ということになります。
念のため、Panasonicの4Kテレビ(VIERA TH-55AX900)で確認しましたが、あまり効果は感じられませんでした。
本ソフトの画質チェックは、SONY VPL-VW515(4Kプロジェクタ)を使い「Mastered in 4K」モードでチェックしました。
HDMIケーブルは4K対応で、データ転送の帯域幅18Gbpsのケーブルです。
ただし、HDMIケーブルの長さが10Mあるので、実効値は落ちていますが、計測する術がないため、詳細は不明ですが4K映像(ケーブルTV)は映っているため、一応4Kネイティブ映像でのチェックとしています。
SONY VPL-VW515は、「Mastered in 4K」ブルーレイの2Kデータを4Kへアップスケーリングする際に、オーサリング時と同一のフィルターを使用する「Mastered in 4K」モードを搭載しているため、視聴環境としてはSONYの理想通りかと思います。
クオリティ・レビュー詳細
【画質】通常版と差は少ない
さて、その「Mastered in 4K」ですが、・・・、通常の視聴位置では良く分かりませんでした。
直前に、通常版BDを視聴し、シーン固定静止画でいくつか確認もしました。
細かい部分ではほんの少し違いがあります。
120インチスクリーンの近くまで寄ってみると、キメが細かくなっていることがわかります。
モスキートノイズが若干少なくなります。
転送レートは大幅に増えます。
通常版の転送レートは、26Mbps〜30Mbps。
Mastered in 4K版の転送レートは、39Mbps〜46Mbpsです。
そもそもこれだけ転送レートが高くなると、画質には有利なはずです。
しかし、結論としては、管理人の通常視聴位置では大幅な画質改善はよくわかりませんでした・・・。
かなりスクリーンに近づくとわかりますが・・・。
大画面を近くで観る人には、改善して見えるはずです。
ただし、マスタは通常版と同じものなので、一見して映像の違いは判り難いです。
そもそもBDプレイヤー(BDP-105D Japan Limited)もSONY VPL-VW515も2K映像を4Kにアップスケーリングする機能があるため、通常版も4K映像に近い映像で見えます。
そこにアップスケーリングのアルゴリズムが違う方式を使っても、そこまで違いが明確になるほど分かりやすい感じはしにくいのかもしれません。
恐らく、Mastered in 4Kの技術は、2K視聴環境(2Kテレビ、2Kプロジェクタ)に比べると、圧倒的に違いが出る技術なのではないかと思います。
このようなわけで、
1.転送レートが大きくなっている
2.ノイズ感が減っている(大画面の近くでわかるレベル)
3.キメが細かくなっている(大画面の近くでわかるレベル)
4.色の鮮度が若干向上している(通常版との比較)
でした。
音質はなぜか通常版のほうが良いです。
映像にデータ領域を回しすぎたのかもしれません。
明らかなのはMastered in 4K版のほうが音量が減ります。
また音の情報量が減ります。
例えば、壁が爆発するシーンの場合、爆発音には壊れた鉄筋やコンクリートブロックの音が混ざっているのですが、その音が減っているような感じです。
通常版の破片の数が100個とすると、Mastered in 4K版は60個位、の感覚です。
★結論@:
【通常版を持っていて、4K環境がある人は本ソフトに買い替える必要はありません】
【通常版を持っていなくて、4K環境がある人は通常版で十分です】
★結論A:
【Mastered in 4K専用モードのTVかプロジェクタを持っている人で、微細でも画質向上があることに意味を感じる人】だけがお勧め出来るソフトになります。
尚、他のMastered in 4Kのソフトの効果は別です。
★結論B:音質にこだわりのある方は、通常版を強くお勧めします。
かなり音質は低下します。
並みの音声になってしまいます。
なお映像と画質のインプレッションは、基本的には同じマスタを使用しているため、通常版とあまり変わらないので、通常版を参照してください。
関連記事:通常版のレビュー
★総合クオリティ :89点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
★映像クオリティ :92点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
解像感 :92点
ノイズ感 :93点
鮮度感 :89点
階調性 :93点
カラー :91点
★音声クオリティ :85点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :88点
(広さと偏り)
キレと量感 :82点
(音像感と音場感含む)
情報量 :84点
(台詞、SE音、音楽)
サウンドデザイン :80点
(オリジナルとメディアへの再現度)
サラウンド :89点
レビュー基準についてはこちら
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商品ソフト紹介
世界侵略:ロサンゼルス決戦(Mastered in 4K) [Blu-ray] | ||||
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【オンライン版】
世界侵略:ロサンゼルス決戦 (字幕版) | ||||
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