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2018年01月15日

【ブルーレイプレーヤー・レビュー】オッポ / OPPO BDP-105D JAPAN LIMITED

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OPPO1_300px.jpg【ブルーレイプレーヤー・レビュー】

オッポ / OPPO

BDP-105D JAPAN LIMITED



posted with カエレバ

コピーライトマーク OPPO Digital Japan株式会社 All Rights Reserved.




製品概要




種別


Japan Limited Universal 3D Blu-ray Disc Player(Blu-rayディスクプレーヤー)

特徴




進化の先に,アートがある。洗練と熟成のJAPAN LIMITED

日本の先端オーディオ・ヴィジュアルファンや専門誌から高い評価を得たOPPO DigitalのBlu-rayディスクプレーヤーBDP-105DJP。
その究極の進化系が日本限定仕様のBDP-105D JAPAN LIMITEDです。

多様なメディア再生のサポート, 高性能DAC搭載,USB DAC機能など,高音質のAVソース機器として,AV専門誌の各グランプリを受賞したBDP-105DJP。
その基本設計を踏襲し,日本の優れたマテリアルを駆使し更なる高音質・高画質化のノウハウを結集させた最高級モデルです。
USB DAC機能利用時にはDSD 11.2MHzファイル再生にも対応し,高い評価を得てきたOPPO Digitalの品質への飽くなき挑戦が新たなリファレンスを生み出しました。

コピーライトマーク OPPO Digital Japan株式会社 All Rights Reserved.



製品詳細



発売日


2015年

販売


2018年現在、生産完了品です。
発売から約1年で部品調達が出来なくなり、2016年には販売終了した日本限定モデルです。

メーカー希望小売価格


価格:オープン価格
(販売当時の実勢価格25万円前後)


仕様



仕様の詳しい内容は、 OPPO Digital Japan株式会社のWebサイトを参照下さい。
External_Link_15px.png OPPO Digital Japan株式会社



OPPO Digitalについて



OPPO Digitalは、中国の歩歩高(BBK)傘下のグループの会社であるBBKグループの会社のうち欧加ホールディングス(旧・OPPO電子工業)のアメリカにある子会社として2005年にカリフォルニア州で設立されています。
ややこしいですね。
整理すると、大本の親会社は、中国の歩歩高(BBK)で中国の電子機器メーカーです。
その傘下に欧加ホールディングス(旧・OPPO電子工業)があります。
そして、その子会社として、アメリカに2005年に設立されたのが、OPPO Digitalになります。
本社は、アメリカ・カリフォルニア州、シリコンバレーにあります。
2015年以降の製品は全てアメリカのR&Dチームにより設計・開発されています。
このようにOPPO Digitalの本社機能や製品開発などは米国法人が独立して行っているようですが、生産は親会社のBBKグループと同じ中国東莞市長安にあるBBKグループの拠点で統一されているようです。
ここでは、BBKグループのOPPOブランドで販売されている携帯電話などの生産も行われています。
なお、BBKグループの携帯電話部門(2003年に設立されたOPPO移動通信)の子会社であるOPPO Japanは2017年8月に設立されており、OPPO Digitalの総輸入元・販売元である法人、OPPO Digital Japanとは名前が似ているので紛らわしいですね
BBKグループの中でOPPO Digitalは、AV部門という位置づけです。
OPPO Digitalは当初、低価格帯のDVDプレーヤーなどを発売していましたが、2009年発売のBDP-83で高級ブルーレイプレーヤーに参入し、ブルーレイプレーヤとオーディオの高級機などを中心にしたメーカーに転身しています。

そういう意味で、管理人の独断でまとめると、OPPO Digitalの親会社は中国のBBKで、会社運営・設計・開発はシリコンバレーにある米国法人で、生産はBBKグループの中国工場ということになるかと思います。


OPPO Digital主要ラインナップ


※2018年現在

UHD BDプレーヤー
Hi-Fi Audio・・・主にUSB DAC、USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ
ヘッドホン

の3つに大別されます。
OPPO Digitalの各製品(ケーブル類を除く)は全てハイレゾ対応ということが一番の特徴かと思います。


クオリティ・レビュー総評



本ブルーレイプレーヤーは、日本法人であるOPPO Digital Japanが、Blu-rayディスクプレーヤーBDP-105DJPをベースとして、日本の部材を使い日本で生産されたプレミアムモデルです。
筐体も日本で新たに作り、金属パーツや各種部品も追加、変更を行っています。
基本的なスタンスは、元の製品であるBDP-105DJPのクオリティアップ(チューンナップ)になりますが、結果的に、BDP-105DJPの最上位機種というくらいレベルが違っています。
BDP-105DJPしかなければ、管理人は購入していなかったと思います。
当時唯一のライバル機PIONEERのBDP-LX88か、しばらく何も買わずに、新しいモデルを待ったと思います。

2018年現在、OPPOからはUHDプレーヤー2機種になっています。
これが買いかは、不明です。
少なくとも管理人なら、これから決まって来るHDRの規格と技術の搭載を待ちます。
2018年1月現在、「HDR10+」はまだまだこれからです。
既存の4Kプロジェクターや4KTVとの親和性なども、まだこれからです。
(製品が出来ていないので・・・)
この「HDR10+」が製品化されないと、輝度ピークと暗部ピークがソフト毎に違い、都度調整をしないと、ブルーレイより見難い映像になりがちです。
(調整をしていないと、ブルーレイよりかなり暗い作品や、ハイライトが飛びまくっていると感じる4K UHDソフトがいくつもあります。)
※この4K UHDプレーヤーやHDRについては別途感想を記事にしたいと考えています。

動作が早いことは、取り上げておきたいと思います。
知っている限り、最速の動作が出来る機種だと思います。
電源を入れてから、各種動作、表示がほぼ瞬時に可能になります。
またディスクトレーも、電源を入れてから、ほぼ同時に動きます。
ディスクの読込もかなり早く、ディスクトレーの動作とほぼ同じ印象です。
全くストレスがありません。
CDプレーヤーの動作スピードと同等と考えても良いレベルです。
また各種動作に伴う音がほとんどしません。
PIONEERあたりは、ディスク関連では、「ガチャ」「キュルキュル」のような音がしたりします・・・。
まあ、本機もトレーの出入りについては、高級感はどこにもありませんし、ごく普通のプラのトレーです。
「カチャ」っと、開いたり閉まったりします。

本機の梱包は、やはり日本法人のカスタム仕様だけあって、とても好印象です。
箱を開梱すると、分厚いブラックの緩衝材に包まれ、真ん中にはOPPOロゴの入ったトートバッグに本体が入っています。
うーん、このトートバッグは使う場面はなさそうですが、その心遣いがうれしくなります。
このひと手間が良いです。
また、開発に関わった3人の方のコメントと署名(サイン)が入った文面が、取り扱い説明書とともに入っています。
署名は恐らくは直筆で、その丁寧さや手間が本機のクオリティと連動して感じられます。
また、初年度の年始には年賀状も届きます。
(2年目はありませんでしたが・・・)
こういった日本らしいサービスは、オーディオという高い買い物をした人間からすると、とても印象が良いです。

ちなみに他社では、ROTEL社も同様に代表からのメッセージが入っています。
とても丁寧です。
アキュフェーズは購入したことはありませんが、サポートは手厚いとよく聞きますね。



映像レビュー



プレミアムクラスでのブルーレイ・プレーヤーとしては、最後の機種になるわけですから、当然、ブルーレイ再生技術は熟成され完成された映像です。
ちなみに管理人の購入サイクルは、大体、こういう感じです。
普通の人と、購入サイクルが1世代遅れています。
新技術の終わりのフラッグシップ機種を購入しています。
そして、新世代の機種が登場すると、フラッグシップとは言え、値段(値引き)は落ちやすいです。

コンテンツを楽しむという意味では、1世代も後回しになっていますが、その分、クオリティは完成されたもので満足度は高いものが多いです。
また、コンテンツは購入しやすい値段になっていることも多いです。
恐らく4K UHDプレイヤーも、最終世代のものを購入すると思います。
たぶん、8Kのプレイヤー登場のあたりだと、ぼんやり考えています。
それがいつなのかは、2018年現在は、ロードマップがないため、推測も出来ない状況ではあります。
そもそも新世代のコンテンツは、前世代のコンテンツのアップコンバート版が数年続く傾向があるため、魅力は少ないと感じています。
4K Ultra HD ブルーレイのソフトは、まだずいぶん高いです。(2018年1月現在)
値段も高いですし。


ようやく映像レビューですが、このOPPO製品は、2012年から2013年ごろに最上と言われたPanasonic DMR-BZT9000(管理人所有)に比べ、同等か向上しています。
好みの範囲ではありますが、クッキリして輝度も明るめです。
明るさだけの話であれば、調整項目で輝度を上げれば済みますが、そうではなく、輝度の範囲が広いというのが正確です。
ピーク方向はハイライトがなかなか飛ばずに、粘ります。
この輝度範囲が狭いと、輝度を上げると、すぐにピークが飛んで真っ白になります。
また暗部も同様で、深い暗部は、ピークの黒が艶を出して美しさすら感じます。
Panasonicの映像を超えるブルーレイ映像はないのでは、と考えていましたが、本製品はそれを超えます。
中間輝度がPanasonic DMR-BZT9000より広く、クッキリと自然な階調で見えるので、楽しい映像です。

ただし、2018年現在、いまだ最新のPANASONIC DMR-UBZ1は、本製品よりもブルーレイ映像は高画質です。
やはりPanasonicの映像は色のりが良く、なめらかです。
比べると、本製品は、かなりあっさりして見えます。
映画では、色つやのある純度を求めたいところなので、ちょっと残念です。

一方で、本製品のほうが、精細感があり、繊細な印象です。
このあたりは好みですが、管理人はどちらでも良いという印象です。
まあ、Panasonicに慣れているので、本機は色が足りないと感じることは、良くあります。
本OPPO製品の色の濃度をディスプレイやプロジェクターの設定で上げると、すぐに違和感のある濃い色になってしまい、結局、元の設定にしかできません。
ここは、Panasonicの映像が優れていると言えると思います。

Darbee Visual Presenceテクノロジーを採用して映像処理が可能ですが、あまり使うことはありません。
特にHiDefモードでは、強くしても、そんなに良くなる印象はありません。
「ジュラシック・ワールド」のように、フィルム粒状性が黒い粒になっているようなソフトで、この映像処理を強くすると、良く分かりますが、黒い粒が増えるような方向に行きます。
まあ、黒い粒子が2倍になったりはしませんが・・・。
奥行を出してクッキリするような意図がありそうなのですが、ノイズ感が強く増えるような印象です。
3Dでは効果があるのかもしれませんが、管理人は3Dは嫌いなので、試していません。




音声レビュー




管理人は、アナログ(マルチ)接続です。
このプレイヤーでデコードしたマルチチャンネル音声のレビューになります。

2chの音声は、ステレオアナログ出力専用基板と、7.1chアナログ出力専用基板の2枚があり、ピュアオーディオ用とマルチチャンネル用の接続が可能です。
また、ステレオ出力はマルチチャンネル環境のフロントL/Rとして利用することも可能で、結構使い勝手は良いです。
ステレオアナログ出力専用基板には、XLR出力端子,RCA出力端子を各1系統ありますので、大抵のオーディオ環境には対応出来ます。

まず印象的なのは、激しいアタック音(ドラムや映画のSE音など)が、グリップ力があり、引き締まって良く伸びることです。
管理人は、よくこの音を「踏ん張りの効いた音」と感じます。
弾けるような楽しい低域です。

全体的には、低域が印象的ですが、音のコントラストがはっきりしていて、前に出てきますので、クッキリ感が強いです。
1音の粒立ちが良く、音をよく拾うので、音数が増えたような印象を持ちます。
そして芯がある音像は、重厚感を伴い、高域もよく伸びます。
高域に重厚感というと意味不明ですが、そう感じます。
PIONEERは高域がキレイですが、本機は芯のある高域と言えそうです。

【本機はとにかく音の伸びが良く、音像がしっかりしている】
という印象が一番強いです。
そして、この印象と反対の性格な気もしますが、スタジオなどの空気感を含む音場感がゆったりと広がる再現性が加わっていることが、どっしりとしたサウンドになっていると思います。
理由は不明ですが、クッキリした粒立ちの良い音像と、のびやかで立体的な音場が両立するサウンドが、本機の特徴と言えると思います。


また、旭化成せんい製ノイズ抑制素材「PULSHUT(TM)」を採用しているためか、S/Nが良いのです。
これは、PnasonicやPIONEERと比べても、ここは圧倒的に有利なポイントです。
ただ、S/Nのノイズ感の少ない音というのは、人によっては全く重要視しない「音からの余計なものをなくす要素」ですので、難しい所です。
管理人は、不要なものをなくすことでの音や映像は大好きというか、注視ポイントですので、評価は高めです。
音が洗われたようなキレイさと音の輪郭のすっきりした純度があります。
その純度によって、リアル感がすごく、立体定位が心地よいのです。
伝わらないと思いますが・・・。
「音に何かを足す」方向でしたら判りやすいのですが・・・。
例えば、高域がキレイとか、音場が広がる、とか・・・。

それから、専門誌などで目にする映像出力解像度を一番上から下げると、音が良くなるという話があったりします。
・・・もうその専門誌は所有していないので、確認不能です。
管理人は、そういう違いは、比較していません。
映像も重要なので、2chの音を聴くために、映像設定を変えるという手間は掛けていません。

他社のフラッグシップのブルーレイ・プレーヤーと全て比較したわけではないので、本機がどの位置にいるかわかりませんが、下記で比較したものについてはレビューします。
いずれにしても管理人にとっては、本機は、ブルーレイ・プレーヤー(マルチプレーヤー?)での2chの音は、オーディオグレードで、好みの音に鳴るので満足しています。

ちょっと不満な点は、中域から低域にかけての重量感がもう少し欲しい所です。
中域なのかもしれませんが、「ダン」「ズシン」という量感がもう一歩あると、音楽が楽しくなると思います。
また、分離感はそこそこで、ちょっと音の描き分けがごちゃっとしがちです。
このあたりは、高解像度、写実性のある専用のCDプレーヤーが得意なところだと思います。
アキュフェーズやESOTERICなどが得意な分野ではないでしょうか?
ただ、価格帯も違いますし、そこまで本機に求めるのは酷かと思います。


それから、忘れていましたが、本機はハイレゾ対応です。
ESS Technology社のDACチップES9018Sは、32bit DACで、評判は良いようです。
DSDダイレクト再生とPCM変換再生が可能で、USB DACとして使用する場合はDSD 11.2MHzの再生にも対応しています。
また、DSD 2.8MHzであればUSBメモリ・USB HDDのファイル,DSDディスク再生,共有フォルダ上のファイル再生が可能です。
管理人は、あまりハイレゾは音が好きではないことと、ソースの値段が高いので、あまり使うことはありません。
USBメモリ再生のハイレゾの音は、立体感がすごく、倍音がかなり伸びるので、サラウンドしているようにすら感じます。
メディア再生の音も立体感がかなり良く、音場も見通しが良く、生々しい表現に優れたサウンドなのですが、ハイレゾになると、さらにそれが強調されます。
またS/Nの良さがハイレゾにはあると思います。
これは、DACチップなどから放射される高周波ノイズが本機のベースとなった「BDP-105DJP」でかなり即手されたため、強力な電磁波吸収素材を使い、対策を徹底したことによるものだと思います。
ハイレゾだけでなく、メディア再生においても、その効果はあったのだと思います。

なお、ハイレゾの音のマイナス面を強いて言いますと、管理人が苦手な音ではあるのですが、キラキラ感が強く、まるで音が「光がはじけ飛ぶ」ような錯覚を伴います。
ちなみに、下記で比較しているPIONEERのBDP-LX88の高域も、メディア再生時にそういう傾向があります。
ちょっときらびやかすぎる感じが管理人は苦手です。
ちなみに、最初に聴いた時は、「派手で面白い」と思ったものですが、何かちょっとオーディオという目線でいくと違う感じなのです。
むしろ、一般的な人は、こちらの感覚は、ハイレゾ風で好きなのだと思います・・・。



OPPO2_300px.jpg
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比較



管理人は、AVAC社で試聴機を用意して頂き、所有している機材環境も出来るだけ用意してもらい、視聴をしました。
そこでは、比較用として、各種プレーヤーも用意して頂きました。
また、そこでは比較出来なかったプレーヤーも、量販店で確認をしています。

ちなみに、比較したのは、
・PIONEER BDP-LX88(ブルーレイ・プレーヤー)
 ※2018年現在の実勢価格:16万円前後〜23万円前後
・PANASONIC DMR-UBZ1(Ultra HD ブルーレイレコーダー)
 ※2018年現在の実勢価格:26万円前後〜35万円前後
です。

実際には、Panasonicの当時のフラッグシップである「DMR-BZT9000」のブルーレイ・レコーダーを所有しています。
そのためレコーダーを買う気はなかったので、DMR-UBZ1はOPPOを買うための単なる安心材料というか、比較の対象でした。
また、BDP-LX88はアナログマルチチャンネル出力がなかったため、管理人の環境には合わず、やはり対象外ではありました。
やはり、比較をして納得するために、確認をした次第です。

一番の視聴ポイントは、やはり2chの音です。
これがダメだと購入しない予定でした。
なお、ダメかどうかは、管理人の既存環境にあるCDプレーヤーとDVDプレーヤー、そしてDMR-BZT9000(マルチ音声)より良く聴こえるかどうか、です。
管理人以外は、理解できないと思いますので、ご容赦下さい。



当時の管理人既存環境で脳内比較した対象:

・CDプレーヤー:DENON DCD-S10III (恐らく2000年頃購入)(標準価格:220,000円前後)
External_Link_15px.pngDENON_DCD-S10III.JPG
コピーライトマーク 2011-2018 D&M Holdings Inc. All Rights Reserved.


・DVDプレーヤー:Panasonic DVD-H2000 (恐らく2002年頃購入)(オープン価格:350,000円前後)
External_Link_15px.pngDVD-H2000.JPG

コピーライトマーク Panasonic Corporation


・ブルーレイ・プレーヤー:PIONEER BDP-LX71(恐らく2009年か2010年頃購入)(オープン価格:120,000円前後)
External_Link_15px.pngBDP-LX71.JPG
コピーライトマーク 2018 Onkyo & Pioneer Corporation All Rights Reserved.


・ブルーレイ・レコーダー:Panasonic DMR-BZT9000 (恐らく2012年頃購入)(オープン価格:360,000円前後)
External_Link_15px.pngDMR-BZT9000.JPG
コピーライトマーク Panasonic Corporation



なお、現実は、Panasonic DVD-H2000の音が、DENONのCDプレーヤーの音より良かったので、DENONのCDプレーヤーはお蔵入りしていて実際には比較していません。
PanasonicのDVDプレーヤーは、管理人の超お気に入りで、とにかくオーディオシステムの中核にずっと鎮座していました。
デジタルリマスタープロセシングの効果が高く、これをONにすると、相当クオリティが上がります。

これを超えるCDプレーヤーに出会うには、30万円以上のものが対抗馬になるでしょうが、管理人のオーディオ環境は当時は少々古くなっており、似た組み合わせで再現出来ないためCDプレーヤーを試聴しても意味がない状態でした。
30万円以下のもので、管理人が気に入る音を出すCDプレーヤーには出会っていません。
検討や試聴は、そうですね、5年ほどの間に、20機種くらいは腰を据えて視聴したと思います。
PIONEER、YAMAHA、DENON、Cambridge Audio、ATOLLあたりです。
管理人は、普通の人と好みが違うのだと強く認識したのは、このCDプレーヤー探しの時のような気がします。
皆が良いという機種も結構試聴しましたが、ピンとこないのです・・・。

そしてPanasonicのDVDプレーヤーのCDの音が気に入っているのに、無理してCDプレーヤーを買う予算もありませんでしたし。
PanasonicのDVDプレーヤーを知らない方にとっては、DVDプレイヤーがCDプレーヤーより音が良いわけはない、と普通は思うはずです。
しかし、このDVDプレーヤーはすごい音がするのです。
このDVDプレーヤーの重量(約18kg)は伊達ではないと思います。
・・・その後、Panasonicから後継品がなくなり、エントリーモデルしかプレーヤー(2018年最新UHDプレーヤーは除く)は出なくなりました・・・。
そして、DMR-BZT9000より、DVDプレーヤーであるDVD-H2000のほうが、2chの音は、遥かに良いのです。




さて、前置きが長くなりましたが、比較環境です。

スピーカーは共通で、B&W 804 D3だったと思います。

なお、下記比較は、管理人の脳内比較であって、管理人所有のDVDプレーヤー(DVD-H2000)とブルーレイプレーヤー(BDP-LX71)、ブルーレイ・レコーダー(DMR-BZT9000)をお店に持ち込んではいませんので、ご了承下さい。
物理的にお店で比較したのは、
・BDP-LX88
・DMR-UBZ1
になります。



CD 2chの音比較



接続は、かなり記憶が曖昧になっているのですが、ピュア・オーディオでは、
・McIntosh C48(プリアンプ)
McIntosh - C48(プリアンプ)【在庫有り即納】
by カエレバ


・McIntosh MC452(パワーアンプ)
McIntosh マッキントッシュ パワーアンプ MC452
by カエレバ


だったと思います。
ちょっと自信がないです・・・。


1.【Panasonic DVD-H2000(DVDプレーヤー) VS PANASONIC DMR-UBZ1(Ultra HD ブルーレイレコーダー)】
これは管理人の脳内比較になります。
結果は、お分かりだと思いますが、DMR-UBZ1はシャーシがDIGAシリーズの延長線上であることには変わりなく、重量も約8kgです。
HDMI接続では、もう勝負にはならず、DVDプレーヤーの音には全く届きませんでした。
アナログ接続でも、音は良くなりますが、大きな印象は変わりません。

面白みが少なく、鮮烈な音とかの世界には届きません。
非常によくまとまった音をしているので、TVとかのスピーカーで聞く分には何も問題ありません。
オーディオグレードのレベルにも達していると思います。
それだけ音は良いのですが、DVDプレーヤーとの比較では、管理人としてはダメでした。

補足として、Panasonic DMR-BZT9000(ブルーレイ・レコーダー)と、PANASONIC DMR-UBZ1(Ultra HD ブルーレイレコーダー)の、管理人脳内比較では、変な話ですが、印象は似ています。
当然、DMR-UBZ1のほうが新しく、その上、音質向上対策が図られているので、1ランク以上は上の音です。
一方、同じレコーダーということもあり、そんなに極端には違いを感じませんでした。
強いて言えば、厚みと音の情報量が違います。
DMR-BZT9000が、くすんでスカスカに感じるほど、レベルが違います。
しかし、どちらもこれをメインに使いたいと思うほどの魅力は感じませんでした。
管理人は、この段階でCDプレーヤーとしても使えるかどうか、という見方で評価をしていましたので・・・。
CDプレーヤーとしてではなく、マルチチャンネルプレーヤーとしてだけの目線で見れば、十分です。
むしろ、他社ではほとんど高音質ブルーレイ・プレーヤーはリリースしなくなりましたので、現行機種としては上位のクオリティだと思います。


2.【Panasonic DVD-H2000(DVDプレーヤー) VS PIONEER BDP-LX88(ブルーレイ・プレーヤー)】
これは管理人の脳内比較になります。
結果は、好みの問題だと思いましたが、DVDプレーヤーのほうが好ましく感じました。
HDMI接続では、こもった感じを伴う音の輪郭が薄く、やはり音は今一つです。
アナログ接続で、ようやく同等です。
しかし、音色の好みの問題で、BDP-LX88が高域寄りで、音像が細く感じました。
スピード感は、BDP-LX88が現代的でとても印象が良く、スピーカーはB&Wが合うだろうな、とぼんやり思っていたのは今でも覚えています。
DVDプレーヤーの重心の低い、芯が太めの音が管理人は好みです。

しかし、BDP-LX88は、ブルーレイプレーヤーとしては、2017年現行機種としてはとても良い音だということも補足しておきます。
管理人の好みと違うというだけです。
筐体は、ずっしりとして振動にも強く、音のすわりが良く、どっしりと安定感があります。
また映画サウンドにはぴったりの切れ味抜群の中高域に、ハイスピードな音、情報量も出来るだけ引き出すような方向性と、ハイレゾ感のある伸びのある音色は、万人が好むはずです。
そして、人気の欧州系のスピーカーとマッチしやすいキレイなサウンドです。

それゆえ、今回は今までのPIONEERのプレーヤーと、ある意味同じ傾向を持つこのBDP-LX88は、選びませんでした。
なお、このBDP-LX88は、比較したBDP-LX71より1ランク以上は軽く上の高音質です。
ただ、管理人の好みには今回も合わなかった、というお話しです。



3.【PIONEER BDP-LX71(ブルーレイ・プレーヤー) VS OPPO BDP-105D JAPAN LIMITED(ブルーレイ・プレーヤー)】
これは管理人の脳内比較になります。

管理人も、ブルーレイプレーヤーとして、BDP-LX71は現在でも使用しているくらいで、PIONEERはずっと愛用してきたメーカーです。
そもそもPIONEERは、LD時代から常に管理人のシステムには、必ず所有していたメーカーです。
だからこそ、ちょっと辛口になるのですが、いつも、何か足りない不満がありました。
当時の最上位のBDP-LX91であれば、音が良いのはわかっていますが、このBDP-LX71は筐体が軽く、そのシャーシの軽さ故の音が出てしまいます。
PanasonicのレコーダーであるDMR-BZT9000に音の傾向は似ています。
BDP-LX71は、管理人的にはかなり不満が大きく、現在は小学生の子供にあげています。
※馬鹿にしているわけではないです。
管理人に合わなかったので、家族にあげた、という話です。

電源ボタンを押してから、操作ができるまで数分かかったり、トレーの開閉に数分かかったり、読み込みに数分かかったりと、「もしかして固まって死んでいるのでは?」と思ってしまうくらい動作が悪いです。
慣れれば、電子レンジと同じ感覚で、一旦、何かボタンを押したら、しばらく何か別のことをしていれば、数分すれば動きがある、と思うようになりました。

なお映像はかなり良く、これもPanasonicに似ていますが、画質調整をディスプレイ側で行っても、プレーヤー側で行っても、なかなか破たんせず、よく粘って調整が効きます。
これはものすごいアドバンテージです。
一方、音は、「ザ・パイオニア・サウンド」で、きらびやかな中高域とハイスピードな音が切れ味良く飛び出します。
結構良い音で、オーディオグレードは軽く超えており、2chもなかなか聴かせます。
10万円台の価格のブルーレイプレーヤーが、これだけの2chの音を出すのは、かなり頑張っていると思います。
オーディオとして十分楽しめるグレードの音ですよ。

ただ、管理人の好みのどこまでも深く厚いタイトな中低域と、切れ味に芯の太い高域が足されたサウンドには、どうやっても難しいのです。
OPPOはそういう傾向の音で、この比較では、管理人の好みに鳴るOPPOには、このPIONEERの古いプレーヤーは勝てませんでした。



4.【Panasonic DVD-H2000(DVDプレーヤー) VS OPPO BDP-105D JAPAN LIMITED(ブルーレイ・プレーヤー)】
これは管理人の脳内比較になります。
結果は、OPPOがようやくDVDプレーヤーの音を超えました。
重心が低いだけでなく、スピード感もあり、音数がなにより違います。
そして、芯がかなりしっかりあり、こんなシャーシでよくこんな音が出るな、と思ったのが印象です。
音の伸びが全く違います。

じっくりは聴きませんでしたが、DVDプレーヤーの音と同等か、超えていそうな感じが伝わりましたので、納得しました。

上を見たら、OPPOもまだまだでしょうが、管理人の中では、所有のDVDプレーヤーを超えて、また所有のBDP-LX71(覚えている限りの印象で、BDP-LX91というハイエンド機器とも脳内比較)というブルーレイ・プレーヤーの音を超えて、納得したわけです。
これであれば、2chのプレーヤーとして使えるというレベルをようやく超えるプレーヤーに出会ったわけです。
本当は、DENON DCD-S10IIIよりはるかに音の良い、CD専用のプレーヤーが欲しかったのですが、なぜか、管理人の好みになるCDプレーヤーとは出会っていないのです・・・。
※50万円越えのCDプレーヤーは買えないので、聴いていませんので、そのクラスになるのかもしれませんね。


5.【PIONEER BDP-LX88(ブルーレイ・プレーヤー) VS OPPO BDP-105D JAPAN LIMITED(ブルーレイ・プレーヤー)】
一応、上記3などで間接的に比較しているのですが、直接的な表現をしていませんので、敢えて重複して記載しておきます。
BDP-LX88は、最上位の「ザ・パイオニア・サウンド」で、きらびやかな中高域とハイスピードな音が切れ味良く飛び出します。
映画サウンドを意識して作られたサウンドだと思いますし、それは多くの映画サウンドのファンには好印象だと思います。
オーディオとしても十分楽しめるグレードの音です。
これは、アナログ2ch接続の場合の音です。
HDMI接続は、ここから曇りを入れ、レンジ感も狭くしたようなこもった感じになります。

比較すると、OPPOは、どこまでも深く厚いタイトな中低域と、PIONEER同様の切れ味に、PIONEERにはない芯の太い高域が足されたサウンドに感じます。
高域は比べると、OPPOのほうが、まったりしている感じです。

このあたりは好みの領域だと思います。

比べると、PIONEERの音は、「派手」で「立体感が大きい」「スピード感がある」サウンドに感じます。
それが好みかどうかは、人によると思います。
一方、OPPOは、「どっしりとした重厚感のある音」で、「反面、良く伸びる音でクッキリ」サウンドが特徴かと思います。




マルチチャンネルの音比較



接続は、
・PIONEER SC-LX88 (当時のPioneerフラッグシップAVアンプ)
Pioneer AVアンプ ハイレゾ音源/Dolby Atmos対応 SC-LX88
by カエレバ


・マークレビンソン Mark Levinson No.533H (パワーアンプ)(フロントch用)(数百万円もするパワーアンプの音を聴いたのはこれが初めてです・・・)
・DENON POA-A1HD (パワーアンプ)(サラウンドch用)
だったと思います。
ちょっと自信がないです・・・。

CDの音比較と同じ環境で同じ日だったため、もう2chの音で結論は出ていますので、比較(管理人の脳内)は、PIONEERとOPPOだけです。
面倒なのと、お店の人も繋ぎ替えが大変になってきたようです・・・。

6.【Panasonic DMR-BZT9000(ブルーレイ・レコーダー) VS PIONEER BDP-LX88(ブルーレイ・プレーヤー)】
これは管理人の脳内イメージ比較です。
Panasonicのフラッグシップであるブルーレイ・レコーダーとは言え、プレーヤーであるPIONEERにはかないません。
そもそも、Panasonic DMR-BZT9000の音には、不満がありました。
2chでは全く聴く気がありませんでしたし。
レコーダーでは当時一番良い音であったかもしれませんが、プレーヤーとはレベルが違います。
比較すると、DMR-BZT9000は、フラットな感じでレンジ感が狭く感じで、こもった印象が強いです。
また音の情報量が全く違い、DMR-BZT9000はスカスカに感じます。
シャーシがしょぼいので、そのまま音に反映されている感じです。

BDP-LX88については、DTS-HDMA7.1chの音源はPIONEERらしく、キラキラとした高域と張り出す中域が気持ち良い、今時の派手なハイレゾ音です。
AVアンプもPIONEERなので、相性も抜群です。
この組み合わせでは、PQLSでジッターレスにできるため、音がクリーンで瞬発力があります。
音数が多く、スピーカーの大きさや種類が違うマルチチャンネル環境でしたが、音色が統一され、繋がりの良さもちょっと意外でした。
AVアンプの音場補正の良さではありますが、BDP-LX88によって、キレイな付帯音のない音は、キレイな音です。
別に悪い所は感じませんでした。
音は飛び出してくるというよりは、空間に定位する感じで、これはスピーカーがB&Wだからだと思います。
音色もB&Wの特徴だと思います。
派手なPIONEERの音と、冷静なB&Wの音が組み合わさった感じですね。


7.【PIONEER BDP-LX88(ブルーレイ・プレーヤー) VS OPPO BDP-105D JAPAN LIMITED(ブルーレイ・プレーヤー)】
PIONEERと違い、まずパッと聴いただけで、OPPOは管理人の好みでした。
重心が2ch同様低く、高域はビシッと芯があります。
音がPIONEERより前に出てきます。
ちょっと比較すると無骨なくらいです。
一方、PIONEERの音は、弾けるような前の飛び出し方をします。
空間を使った音の出し方と言うのでしょうか?
イメージでは、目の前で音が星のように弾けてまるで花火のような感じです。
OPPOは、定位位置を中心に、無数に点在する音がまるで飛行機雲のように直線の太い軌跡を描きながら、ハリネズミの針のように飛んでくる感じです。
伝わりますかね・・・???

低域は、太さのある瞬発力が印象的で、PIONEERの音とは違います。
PIONEERの低域は、さらにハイスピードなのですが、ちょっと軽い感じがするのです。

このOPPOの低域は、スピーカーが変わると、ちょっと膨らむだろうと思いましたが、それでも低域がB&Wスピーカーで感じられるのであれば、魅力的だと感じました。
(その当時候補だったJBLのスピーカーであれば、相当な低域が期待できると考えていました。
実際、別の機会にJBLで再度、視聴をしましたが、かなり分厚いグリップ力のある粘性の高い低域が聴けました。)

事前情報で、PIONEERのアナログ2chの音のほうが、OPPOより良いと評論記事やレビューなどで見かけていたので、そうなのだと思っていました。
しかし、実際に聞いてみて、管理人は、OPPOのほうが好みでした。
PIONEERのほうが明るい元気な音で万人受けしそうな感じですが、高域の音でそう感じるのかもしれないと、思ったのを覚えています。
ここは、好みです。
PIONEERは映画が楽しくなるような派手で明快な音作りで、OPPOはどっしりとした定位感とのびやかなクッキリ音像での音作りという印象です。
なお、管理人の購入の決め手は、PIONEERはアナログマルチがないので、OPPOでした。
そして、OPPOの次の機種(UHDプレーヤー)には、アナログマルチは搭載されない可能性が高いという情報があり、購入に踏み切ったわけです。

2018年現在、後継のUHDプレーヤー(UDP-203とUDP-205)には、バッチリ7.1chアナログ音声出力が搭載されていて、がっかりしました。
いや、本当はメーカーの姿勢を歓迎すべきですが、(管理人だけはもうアナログマルチ出力がなくなるという前提でOPPOの限定生産がそろそろ終了するという時期だったので)、このUHDプレーヤーを待てれば・・・、という悔しさです。
実際には、当時としても、1年後にはUHDプレーヤーが出ると聞いていたのですが、アナログマルチ出力がないと、結局購入はしなかったので、仕方ない選択でした。
HDMI接続でマルチチャンネルを聴く気にはなれませんでしたので・・・。
※2018年現在の感想です。
将来、HDMIの音が良くなるかもしれませんが、管理人はあまり楽観視はしていません・・・。



CDプレーヤーとの音比較



また場所や日程などは違いますが、CDプレーヤーとも比較はしています。
・PRIMARE CD32(CDプレーヤー)
 ※標準価格:385,000-(税別)
 ※アンプは、セットでないと実力が出せないということで、PRIMARE I32との組み合わせだったと記憶しています。


・marantz SA-14S1(CDプレーヤー)
 ※メーカー希望小売価格(税別):\240,000-
 ※アンプは、覚えていません・・・。



正直、管理人の好みが音像派で、クッキリを好むため、この2つのプレーヤーは合いませんでした。
PRIMAREは、癖が全くなく、少し冷淡にCDの情報と音場を出来るだけ正確に引き出そうとするタイプに感じました。
marantzはクラシックなどを好む温和なサウンドで、音場がきっちり再現されて、定位がキレイな音を好む方向けだと思いました。
それと、管理人にとっては、PRIMAREの音は、ちょっと値段が高く感じました。
この音なら、この値段は出せない(高すぎる)、と強く感じたので、よく覚えています。


ちなみに、管理人の脳内比較をしたPanasonicのDVD-H2000より音が良いと感じた試聴したCDプレーヤーは、40万円以下に絞ると、
・マランツ SA-10
・マランツ SA-14S1SE
・マランツ SA-11S3
という感じでした。
かなり好みの音色で判断していますので、ご了承下さい。
ただし、マランツを買うかというと、話は別です。
管理人の好みではないのです・・・。

ただ、「おっ、すごいリアルで響きが良い!」という音が聴けます。
特にアンプを通さない楽器の再現は、すごいなと思いました。
ガンガンのスタジオサウンドを目指す音源が好みの管理人には、厳しいと思いました。

DENONとESOTERICは、好みでないので比較していません。
Cambridge Audioや、ATOLLは、何とも好みではなく、管理人の好みとは別世界で購入するような対象ではありませんでした。
YAMAHAとPIONEERの30万円以下のCDプレーヤーでは、キレイで音場感のある音が印象的で、やはり管理人の好みではありませんでした。
良い音と好みは、マッチしないものです。

ここに登場したメーカーの音が悪いわけではありません。
単純に、管理人の狭い好みにマッチしなかっただけです。
そして、本機OPPOの音がこの価格帯で最上というつもりもありません。
価格以上の音がして、好みに合っているというお話しです。
ちなみに、今まで色々と量販店で聴けるレベルでCDプレーヤーを試聴してきましたが、欲しい/ちゃんと聴いてみたいと思えるCDプレーヤーは未だありません・・・。
50万円以上のCDプレーヤーは、ほとんど聴いていません。
聴くと、精神衛生上良くないためです。
どうせ、買えませんので・・・。

まとめると、
管理人の所有しているDENONのCDプレーヤー、PIONEERのブルーレイプレーヤー、Panasonicのブルーレイレコーダーの音を考慮に入れて、この価格帯でのCDプレーヤーの大雑把な感想は、
・DENON:低域の厚みとパンチ力が特徴。
高域や音の粒立ち不足による抜けの悪さが気になります。
・PIONEER:高域のきらびやかさとハイスピードな音が特徴。
音の厚みや重厚感不足が気になります。
・Panasonic:音のまとまりが優等生でそつなくまとめている印象。
オーディオ的なレベルで見ると全体的に楽しめない音に感じます。
・YAMAHA:キレイでハイファイな音色が印象に残ります。
日本的な中庸さによって音にパンチ力が不足している感じです。
・ESOTERIC:購入価格レンジが上なので、対象外です。
高解像度でソースの忠実再現性を図っている印象でモニターライクな音作りかと思います。
値段がなにより合わないですね。
という感じです。

この感想はあくまでも管理人の個人的な比較の印象です。
単体で聴いた時や、試聴環境によっても、全く感想は異なると思います。
また個人の趣向などにより、全く同じ意見はないと思いますので、そこは大人の対応でご了承下さい。



使いこなしTips



本機は日本でシャーシも構造も強化していますが、それでも重量級のシャーシではありません。
肉厚のアルミ削り出しのシャーシを持ったプレーヤーにはかないません。
そこは、制振関連の補強が必要です。
管理人は、愛用しているfo.Qの制振シートを天板を外し、内部にかなりたくさんのシートを貼っています。
一番気にしたのは、ディスクローダーの天板などです。
制振シートで覆いました。
S/Nが良くなり、瞬発力が出てきます。


TA-32_100px.jpg
チューニング・テープ

fo.Q / フォック
TA-32
(制振テープ)
コピーライトマーク 2012 fo.Q All Rights Reserved.



また足回りは、TAOCのインシュレーターを日本独自仕様として使っていますが、足部分にフエルトを使用しているため、少し柔らかくなってしまいます。
そこで、TAOCのスパイクを別途購入し、裏面のシャーシ下のボトムプレートに履かせ、強化しています。
当然ですが、音はタイトになります。
なお、スパイクは本機ボトムプレート側にして、受け皿を下にしています。
この向きですとTAOCによると、「ナチュラルなダイナミクスと落ち着きのある音像を引き出す」そうです。
ここはトライアンドエラーで人によって感想が違うと思います。




クオリティ・レビュー詳細

 

【管理人独断レビュー】
 ※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)


音声評点



・音場感
   狭い   ○○●●●○ 広い
・音像感
   迫力   ○●●●○○ 繊細
・スピード感
   ファースト○●●○○○ スロー
・音色
   明るい  ○●●○○○ 暗い
・解像感
   シャープ ○●●●○○ マイルド
・コストパフォーマンス
   高い   ●●○○○○ 低い




※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標



さいごに



本機は、そもそもブルーレイ・プレーヤーであり、マルチオーディオ・プレーヤーです。
本来は、マルチチャンネルの音がどうなのか、がポイントになるはずです。
管理人は、2chの音を重視して、その上でマルチチャンネルの音に注目しました。
ちょっと普通ではない評価なので、あわない方も多いと思いますので、ご了承下さい。

やはりCDプレーヤー専門の音とは、やはり鳴り方のジャンルが違うと思いますが、この値段でこの2chの音は優秀です。
CDの音が楽しめるマルチプレーヤーはたくさんはありません。
管理人のように、ホームシアターもピュアオーディオも両方楽しみたい方には、向いているプレーヤーだと思います。






商品紹介


OPPO ユニバーサルプレ-ヤー BDP-105D JAPAN LIMITED BDP105DJPL
by カエレバ



【比較商品】
パナソニック 3TB 3チューナー ブルーレイレコーダー DIGA DMR-BZT9000
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パナソニック 3TB 3チューナー ブルーレイレコーダー Ultra HD/4K対応 DIGA DMR-UBZ1
by カエレバ


Pioneer ブルーレイディスクプレーヤー BDP-LX88
by カエレバ








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