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関連記事:Mastered in 4K版のレビュー
ソフト情報
■リリース:
発売:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
時間:116 min
レーティング:PG12
発売日:2011年12月21日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 23.976Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 2.40:1(シネスコ)
■オーディオ:
English: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48khz
Japanese: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面2層 (2 BD-50)
■リージョン:
Region A、B、C
■平均転送レート(おおよそ):
26Mbps
■映画用フィルムの現像マスタ:
Digital Intermediate (4K)
■映画マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Colorworks(DeLuxe社)
※Colorworksは、ソニー・ピクチャーズのマスタリングスタジオでしたが、2015年にDeLuxe社と半独占契約を行い、Colorworksのカルバーシティにある施設は複数存在するDeLuxe社の施設に統合されました。
DeLuxe社はフォックスとユニバーサルの施設も運営しているので、メジャースタジオ3社のマスタリングを手掛けていることになります。
管理人的には、DeLuxe社のマスタリングは濃密で色の鮮度が良いのでとても好みです。
恐らくですが、この事業統合によって、劇場上映の映像やBlu-Rayの画質が近年安定してきた理由の一つではないかと考えています。
尚、競合のTechnicolor社はパラマウントの施設を運営しています。
※Deluxe Technicolor Digital Cinema社
上記DeLuxe社とTechnicolor社は、2015年にデジタルシネマ用のジョイントベンチャーを設立。
Technicolor社とこのジョイントベンチャーのマスタリング制作のすみわけははっきりしません。
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Dolby Laboratories
予告編(シネマトゥデイ)
キャスト情報
■監督:ジョナサン・リーベスマン(タイタンの逆襲、ミュータント・タートルズなど)
■出演者:
・アーロン・エッカート / Aaron Eckhart
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・ブリジット・モイナハン / Bridget Moynahan
![External_Link_15px.png](/audiotheater/file/External_Link_15px-thumbnail2.png)
・ミシェル・ロドリゲス / Michelle Rodriguez
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クオリティ・レビュー総評
本作品は通常Blu-Ray版です。
MASTERED IN 4K版のレビューはこちら
【画質】カリフォルニアの日差しと精密な描写
映像はHD画質でカメラはドキュメンタリータッチ。
撮影ソースは、35mmカメラと一部XDCAM(2K)です。
基本的にはフィルムライクでかつ現代的な表現をする映像で、フィルムルックです。
マスタは、映画用マスタの4K-DIからHDテープにダウンコンバートしたものです。
そのため、ハイライトは飛び気味で、暗部階調はちょっと急に沈みます。
またちょっとHDテープの悪い要素で赤にかぶります。
かなり少なめなので、気にしない人は全く気にならないレベルです。
とにかく、HDテープの悪い点が表れています。
一方、ソニー・ピクチャーズの作品に多いのですが、映像ビットレートは低くても画質は破たんしていないケースが多く、本作もその1つ。
エンコードも丁寧で、120インチの大画面でも粗が目立つことはありません。
クオリティには気を遣っているソニー・ピクチャーズらしいブルーレイです。
転送レートは、26Mbps〜30Mbpsで推移しシーンによるばらつきは少なめ。
一時停止をして、大画面で確認すると、画質の荒れ具合は大体わかるのですが、本作は丁寧なエンコードを行っているため、ブロックノイズやドット崩れはあまりありません。
崩れている画質とは、50インチ以上の液晶テレビで地デジを近くで観ると良く分かります。
特にバラエティ番組で出演者がひな壇に並んでいる映像を近くで観ると、細かい映像がグズグズに崩れていることが確認できると思います。
尚、本作はカメラ手ぶれ演出で、映像酔いする可能性あります。
カリフォルニアの強い日差しを活かして、ピークは飛ばし気味。
顔の毛穴やしわ、傷は表現されているレベルの解像度で不満はありません。
奥行き感は全編スモークなどの影響もあり、立体感や鮮度感が後退しています。
色はカラーコレクターで、白を強調し、少しだけ赤寄りのオレンジに寄せている印象。
若干、コントラストは浅めで、明るいシーンでの黒浮きが気になるシーンもあります。
DeLuxe社による色の鮮度は良く、濃厚な傾向と白っぽい傾向が同居しています。
適度なフィルムグレインで映画らしい映像ですが、細かいため気になりにくいと思います。
【音質】高音質でサラウンド全開の白兵戦
音声面では、英語と日本語ともにDTS-HD Master Audio 5.1chで、日本語音声のクオリティが高いのは珍しいので助かります。
基本的には撮影時同録の音声がベースになっていて、効果音を載せているミックスです。
戦闘マニアにとっての銃撃音は、空砲の同録なので1発1発の迫力はあまりありません。
「パラパラパラ」、「トトトトト」というような連射音です。
同録時に、ある特定の機銃にマイクが近いとそれなりの低音が乗ってきます。
台詞は同録らしく少し薄めですが、内容からするとこういう表現で違和感は少ないと思います。
台詞の低音がもう少し欲しい感じです。
銃弾の移動感については効果音を使い、サラウンド移動をしますので、そちらの音のほうが大きく面白いかと思います。
全体的に飛行物体やミサイルや爆発などの効果音は後付けで音量は大きめで迫力指向です。
相対的に空砲銃声は小さく軽く聞こえるため、管理人的にはここが残念ポイントです。
効果音は総じてサラウンドを含め音数も多く凝っているため、密度感や緻密感は強めでホームシアターにはぴったりのソフトです。
戦闘音好きには十分お勧め出来る仕上がりかと思います。
クオリティ・レビュー詳細
★総合クオリティ :93点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
★映像クオリティ :91点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
解像感 :92点
ノイズ感 :89点
鮮度感 :89点
階調性 :93点
カラー :90点
★音声クオリティ :96点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :96点
(広さと偏り)
キレと量感 :93点
(音像感と音場感含む)
情報量 :98点
(台詞、SE音、音楽)
サウンドデザイン :94点
(オリジナルとメディアへの再現度)
サラウンド :98点
レビュー基準についてはこちら
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商品ソフト紹介
世界侵略:ロサンゼルス決戦(Blu-ray Disc) [SPE BEST] | ||||
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