2017年09月04日
【ブルーレイ映画ソフトレビュー】インポッシブル / The Impossible (動画付)
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2012 Telecinco Cinema, S.A.U. and Apaches Entertainment, S.L. ,2012 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
本レビューはBD(Blu-Ray)版です。
DVD版のレビューはこちら
■リリース:
発売:松竹
時間:115 min
レーティング:PG13/日本:G
PG13-for intense realistic disaster sequences,
including disturbing injury images and brief nudity
※日本ではGですが、スウェーデンやデンマーク
のように15歳以上が管理人のお勧めです。
発売日:2013年11月8日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 23.976Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 2.35:1(シネスコ)
■オーディオ:
English: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48khz
Japanese: DTS 2.0ch 48khz
English: DTS 2.0ch 48khz(オーディオコメンタリー)
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面2層 (2 BD-50)
■リージョン:
Region A
■最大転送レート(おおよそ):
50Mbps
■映画映像マスタ:
素材:Super 35(フィルム)
HDTV (high-speed shots) (2K)
マスタ:Digital Intermediate (2K)
■映画マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Deluxe Spain
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Dolby Laboratories
■制作背景
・制作予算:約45億円/100円換算
・世界興行収入:180億円/100円換算
・撮影:スペイン、タイ
■監督:J・A・バヨナ
■出演者:
・ナオミ・ワッツ / Naomi Ellen Watts
・ユアン・マクレガー / Ewan McGregor
・トム・ホランド / Tom Holland
映画用マスタはDeLuxe社による2KのDIを使用し、恐らくBlu-Rayマスタも同様だと思います。
Blu-Rayはスチールブック仕様の完全個数限定生産 4,000個のみです。
DVD版が甘い画と音だったため、わざわざ買い直ししました。
本BD版は、DVDとは違い、高画質、高音質です。
【画質】痛い!
■映像マスタ:
素材は、基本的にSuper 35(フィルム)を使っていますので、フィルムグレインはありますが、フィルムらしいまろやかさがあります。
このあたりは、アナログLPのようなものでしょうか?
また、ハイスピード・ショットではHDTVです。
津波のシーンかと思われます。
Deluxe社によるDigital Intermediate (2K)マスタは、フィルムらしい表現です。
好みが分かれると思いますが、甘めのエッジやコントラストとフィルムグレインが特徴です。
映像はHD画質でマスタが2Kではありますが、フィルムグレインはキメが細かく、顔の毛穴や起伏まで描写出来ていて精細感があります。
120インチの大画面でも荒れることはありません。
ハリウッドスター二人(二人ともイギリス人)を主役に置いている作品ですが、スペイン映画です。
転送レートは、ピークは50Mbpsくらいあり、高転送レートで高画質です。
内容の関係でシーンの起伏が激しいため、30Mbps後半で推移し、ばらつきは大きいです。
一時停止をして、大画面で確認すると、あまり画質の荒れは少なく丁寧な
エンコードを行っていることがわかります。
マスタが2Kでも良いBlu-Rayソフトが出来る良い事例です。
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」に似ている画調で、ピークは飛ばしてあり、黄色寄りの色調です。
これは撮影の多くがスペインで行われた影響で、カリフォルニアに似た強い
日差しと色調が特徴として表れているためだと思われます。
奥行き感は自然で暗部が浮くこともありません。
DeLuxe社による色の鮮度は良く、濃厚な傾向と白っぽい傾向が同居しています。
精細感のある映像のため、傷口の表現や血がリアルすぎて、正視するのは難しいシーンが結構あります。
120インチスクリーンのアップでは厳しいです。
【音質】痛い!
音声面では、日本語はDTS 2.0chで、吹き替え派には残念な音声です。
DTS-HD音声については、スペイン制作の映画ですが、ハリウッド作品とそん色はなく、自然環境音も非常に丁寧に配置してあり、普通のハリウッド作品よりも良い仕上がりです。
57Mbpsのdtsオープニングから音声クオリティが高いことが期待できます。
ダイナミックレンジは、高い転送レートの影響もあり、非常に高く、ピーク感もなくディザスター映画としての見本のような音響です。
津波シーンでは大音量で情報量が多く移動感を伴う見事な音響がサラウンドを含め、鳴り響きます。
津波の濁流にもまれながらけがをするシーンなどはリアルな音で文字通り「痛い」です。
日本映画のようにサウンドトラックがうるさく鳴ることもなく、没頭できます。
台詞も自然でイギリス英語が明確に聞こえますが、のどの立体感があるほど精密ではありません。
効果音はサラウンドを含め音数も多く凝っているため、密度感や緻密感は強めでホームシアターにはぴったりのソフトです。
病院でのサラウンド喧噪感はあまり表現されていないため、ここは残念な点です。
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
映像も音声もお勧めしたいレベルの作品です。
※内容はレーティングにもありますが観る人を選びますのでご注意下さい。
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
レビュー基準についてはこちら
DVD版のレビューはこちら
2012 Telecinco Cinema, S.A.U. and Apaches Entertainment, S.L. ,2012 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2015 VILLAGE ROADHSOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT L.L.C.
1997 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
1997 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
2016 Sony Corporation, Sony Marketing Inc. All rights reserved.
2015 Sony Corporation, Sony Marketing Inc. All rights reserved.
OPPO Digital Japan株式会社 All Rights Reserved.
2018 Panasonic UK & Ireland
【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
2012 Telecinco Cinema, S.A.U. and Apaches Entertainment, S.L. ,2012 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
本レビューはBD(Blu-Ray)版です。
DVD版のレビューはこちら
ソフト情報
■リリース:
発売:松竹
時間:115 min
レーティング:PG13/日本:G
PG13-for intense realistic disaster sequences,
including disturbing injury images and brief nudity
※日本ではGですが、スウェーデンやデンマーク
のように15歳以上が管理人のお勧めです。
発売日:2013年11月8日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 23.976Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 2.35:1(シネスコ)
■オーディオ:
English: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48khz
Japanese: DTS 2.0ch 48khz
English: DTS 2.0ch 48khz(オーディオコメンタリー)
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面2層 (2 BD-50)
■リージョン:
Region A
■最大転送レート(おおよそ):
50Mbps
■映画映像マスタ:
素材:Super 35(フィルム)
HDTV (high-speed shots) (2K)
マスタ:Digital Intermediate (2K)
■映画マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Deluxe Spain
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Dolby Laboratories
■制作背景
・制作予算:約45億円/100円換算
・世界興行収入:180億円/100円換算
・撮影:スペイン、タイ
キャスト情報
■監督:J・A・バヨナ
■出演者:
・ナオミ・ワッツ / Naomi Ellen Watts
・ユアン・マクレガー / Ewan McGregor
・トム・ホランド / Tom Holland
『インポッシブル』公式予告編
クオリティ・レビュー総評
映画用マスタはDeLuxe社による2KのDIを使用し、恐らくBlu-Rayマスタも同様だと思います。
Blu-Rayはスチールブック仕様の完全個数限定生産 4,000個のみです。
DVD版が甘い画と音だったため、わざわざ買い直ししました。
本BD版は、DVDとは違い、高画質、高音質です。
【画質】痛い!
■映像マスタ:
素材は、基本的にSuper 35(フィルム)を使っていますので、フィルムグレインはありますが、フィルムらしいまろやかさがあります。
このあたりは、アナログLPのようなものでしょうか?
また、ハイスピード・ショットではHDTVです。
津波のシーンかと思われます。
Deluxe社によるDigital Intermediate (2K)マスタは、フィルムらしい表現です。
好みが分かれると思いますが、甘めのエッジやコントラストとフィルムグレインが特徴です。
映像はHD画質でマスタが2Kではありますが、フィルムグレインはキメが細かく、顔の毛穴や起伏まで描写出来ていて精細感があります。
120インチの大画面でも荒れることはありません。
ハリウッドスター二人(二人ともイギリス人)を主役に置いている作品ですが、スペイン映画です。
転送レートは、ピークは50Mbpsくらいあり、高転送レートで高画質です。
内容の関係でシーンの起伏が激しいため、30Mbps後半で推移し、ばらつきは大きいです。
一時停止をして、大画面で確認すると、あまり画質の荒れは少なく丁寧な
エンコードを行っていることがわかります。
マスタが2Kでも良いBlu-Rayソフトが出来る良い事例です。
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」に似ている画調で、ピークは飛ばしてあり、黄色寄りの色調です。
これは撮影の多くがスペインで行われた影響で、カリフォルニアに似た強い
日差しと色調が特徴として表れているためだと思われます。
奥行き感は自然で暗部が浮くこともありません。
DeLuxe社による色の鮮度は良く、濃厚な傾向と白っぽい傾向が同居しています。
精細感のある映像のため、傷口の表現や血がリアルすぎて、正視するのは難しいシーンが結構あります。
120インチスクリーンのアップでは厳しいです。
クオリティ・レビュー総評
【音質】痛い!
音声面では、日本語はDTS 2.0chで、吹き替え派には残念な音声です。
DTS-HD音声については、スペイン制作の映画ですが、ハリウッド作品とそん色はなく、自然環境音も非常に丁寧に配置してあり、普通のハリウッド作品よりも良い仕上がりです。
57Mbpsのdtsオープニングから音声クオリティが高いことが期待できます。
ダイナミックレンジは、高い転送レートの影響もあり、非常に高く、ピーク感もなくディザスター映画としての見本のような音響です。
津波シーンでは大音量で情報量が多く移動感を伴う見事な音響がサラウンドを含め、鳴り響きます。
津波の濁流にもまれながらけがをするシーンなどはリアルな音で文字通り「痛い」です。
日本映画のようにサウンドトラックがうるさく鳴ることもなく、没頭できます。
台詞も自然でイギリス英語が明確に聞こえますが、のどの立体感があるほど精密ではありません。
効果音はサラウンドを含め音数も多く凝っているため、密度感や緻密感は強めでホームシアターにはぴったりのソフトです。
病院でのサラウンド喧噪感はあまり表現されていないため、ここは残念な点です。
クオリティ・レビュー詳細
★総合クオリティ :92点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
映像も音声もお勧めしたいレベルの作品です。
※内容はレーティングにもありますが観る人を選びますのでご注意下さい。
★映像クオリティ :89点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
解像感 :90点
ノイズ感 :90点
鮮度感 :88点
階調性 :86点
カラー :90点
★音声クオリティ :94点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :96点
(広さと偏り)
情報量 :92点
(台詞、SE音、音楽)
鮮度感 :92点
(音像感と音場感含む)
サラウンド :94点
レビュー基準についてはこちら
DVD版のレビューはこちら
商品ソフト紹介
インポッシブル スチールブック仕様 【4,000個 初回数量限定生産】 [Blu-ray] | ||||
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【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
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