2021年07月23日
辞める社員が立つ鳥跡を濁さないようにする防衛術 運送会社全体で新入職員採用前に、前職での辞め方を前会社人事担当に聞く
弊社(運送会社ですが)では、辞めていく社員が態度を悪くし辞めていくケースがあります。
これは、どこの会社でもよくあることだと思いますが、中にはトラックの中をゴミ捨て場状態のように汚いままにして辞めていく人もいました。
辞めていくのには確かに会社側の待遇等にも問題があったと思いますが、立鳥跡を濁すような人は困ったものです。こうしたふざけた辞め方を防止する方法はないものでしょうか。
あります。
【防衛術】
新入職員採用前に、必ず前会社の人事担当に、その人物の勤務態度や円満退職かを確認する。
これを多くの運送会社で実施することが習慣化されれば、ふざけた態度で辞めづらくなると思います。
なぜなら、運転手を辞めてもまた運転手になることが多いからです。
次の就職先の人事に、ふざけた辞め方をしたことがバレるかもしれないからです。
弊社は、面接時に履歴書をみて、あまりにも短期間で辞めている会社については、辞めた理由を聞いていますが、たいていは会社の業績不振が理由と言います。
後で、その会社の人事の方に電話をして聞くと、それが嘘であることがわかり、勤務態度が悪かった、仕事が出来ない等の理由をきけます。
私はいつも「もし差し支えなければ、教えて頂けますでしょうか」と軽い感じで聞き出しますが、たいてい、先方からいろいろ教えてくれます。その人に相当悔しい思いをさせられたからだと思います。
約2年周期で辞めている人は、退職後に残業代未払い請求をしている人が多いです。
こうした聞き取り調査を、多くの運送会社で実施すれば、みながマナーのある辞め方をしていくのではと思います。(もちろん辞めていくのが会社側の責任であるのは論外ですが)
これは是非トラック協会に提案してみたいです。
義務付けとまではいかないと思いますが、この他、持病を隠していたりすることもあり、運送の安全面からも聞き取り調査は是非実施すべきだと思います。
【追記】
「前職の会社に聞きたいことは山ほどあると思います。が、前職の会社が、本人の承諾なく応募者の情報について回答することは、個人情報保護法の観点から不可能ではないかと思われますが、いかがでしょうか。」とのコメントを頂きました。
コメントありがとうございます。返事が遅くなってしまいましたがご返答させて頂きます。
(狭義の話かもしれませんが)個人情報保護法で保護される個人情報は、氏名や住所や生年月日等の「他の情報と容易に照合することで特定の個人を識別することができる情報」とされています。
しかし「誰々がいつ何をした」と具体的な話をしてしまうと筆者様のご指摘通り個人情報漏洩となります。
筆者様のご意見を頂き、あまり根掘り葉掘り聞かず「前職を円満に退職をしているか」が分かればいいのかなと考えを改めました。
それに対するYESかNOかの情報なら、個人を特定する情報とは言えず法に抵触することもなく、また「立つ鳥跡を濁さないようにする」ことが目的であるので、この質問一つだけでその目的は十分果たせると思います。
(あくまでも私個人の意見です)
筆者様のコメントのお陰でこの件につきまして深く考えることができました。
ありがとうございました。
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この記事へのコメント
前職の会社に聞きたいことは山ほどあると思います。が、前職の会社が、本人の承諾なく応募者の情報について回答することは、個人情報保護法の観点から不可能ではないかと思われますが、いかがでしょうか。
Posted by at 2021年06月18日 01:27
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