2020年06月14日
荷物情報検索サイト『トラボックス』 弊社の場合
弊社では毎月5000円払ってトラボックスhttp://www.trabox.ne.jp/を使っています。
弊社の場合、老輩の配車係の人が大のパソコン音痴の為使い勝手はあまりよくないです。
配車係の人に聞いてみたら、
「実はまだ一度もトラボックスで仕事とったことないんだ…。社長には毎月5000円も払っているんだから使えって言われているけど…。正直使いたくないんだよね。」って言っていました。
その配車の人は結局、自分がよく知っている運送会社の人に電話して仕事をもらっているそうです。
その方が待機・積・卸時間が把握しやすく配車が組みやすいそうです。
また、仕事の得体が知れず、どんなトラブルが起こるかもしれない仕事を運転手さんに任せたくないとのことでした。
社長に叱られるのは覚悟の上とのことでした。(彼は配車マンの鑑だと思います。)
今のところ使い勝手がよくないトラボックスですが、使いこなしていくうちに評価も変わると思います。
その時はこのブログを更新したいと思います。
(追記1)
現在少しずつトラボックスから仕事をとっているようです。
というよりトラボックスを使用しようとしないパソコン苦手の配車マンにシビレを切らせた社長が自らトラボックスにログインして仕事をみつけました。
自分もログインさせてもらってトラボックスのシステムを見させてもらいましたが、PCを使いこなせれば便利なシステムだと思いました。無駄な空車を大分減らせると思います。
しかし、PCに不慣れだとかなり抵抗感があるかもしれません。
弊社の場合、配車係が全くのPC音痴のためトラボックスを使いこなせそうにないです。
常にパソコンに張りついていて、いい仕事があったら即TELしないとすぐに他に取られてしまいます。
常にパソコンに張り付いている最近の社長はまるで株のトレーダーに見えます(笑)。
(追記2)
PCを使いこなす社長は、相変わらず最近朝から夕までトラボックスの画面をよく見ています。
トラボックスにはまっているようです。そして、いい仕事を見つけては配車係に声を掛けています。
しかし、配車係は
「横から口を出すな!自分が組んだ配車の流れがめちゃくちゃになる!」
と言って陰で相当怒っているようです。これまで自分がプライドを持ってやってきたやり方が否定されているようで面白くないようです。トラボックスに頼らなくてもいくらでも電話で仕事を見つけられると言っています。
(追記3)
配車係は意地でもトラボックスを使うもんかという態度になっています。
社長からは「あいつは俺の言うことを聞かない」と言われています。
自分も社長に「確かにトラボックスすばらしいですけど、(配車係の人には)まだ使いこなせないですよ」と話しましたが聞く耳を持ちません。
社内でも配車係に肩を持つ人が多く、同情する声が多くなってきています。
(追記4)
ある運転手がトラボックスについて不満を爆発させました。
理由はトラボックス関係の仕事の指示書のほとんどが、指示が不明確なFAXされてきた紙切れ一枚。
地図がない場合もあり、指示書に書いてある目的地住所を頼りに行かなければならない。
大型車やトレーラの場合道を間違えて迷い込むわけにはいかない。
積荷もいってみないと何を積むか分からない。
時間指定通りにいくと、現地で遅いと叱られたりする。
とにかく何もかも情報が少なすぎなのである。
水屋の仕事はこんなの当たり前のことですが、こうした仕事に不慣れな運転手さんからは「こんな仕事やってらんねぇ」という不満が続出しています。
社長は、とにかくやってくれと言っていますが、
積み上がりの時間が極端に遅い仕事もあり、結局、高速を(自社負担で)使うことになり利益が出ないこともしばしばです。
社長とその運転手はかなり言い合ったようで、皆でその運転手さんをなだめているところです。
(追記5)
配車係は相変わらずトラボックスを使う気配がありません。
最近では手持ちの車をどんどん勝手に使われてしまうようで怒りを通り越して呆れている様です。
社長は利益が上がると大喜びですが。
(追記6)
配車マンが辞表を提出しました。
社長はなんとかなだめようとしましたが、頑固者の配車マンは聞く耳をもちません。
今月いっぱいで辞めるとのことですが、何人かの運転手さんが辞表の取り下げを懇願しています。
しかし、それでも社長はトラボックスをやめません。
(追記7)
なんだかんだで配車マンは辞表を撤回して現在に至ります。
しかしトラボックスの仕事が(今現在)薄く、あまり活用しなくなっているようです。
もともとPCには疎い方なので、そもそもトラボックスとは相性が合わなかったのかもしれません。
社長もあまりトラボックスのことには干渉しなくなりました。
(追記8)
現在2020年 コロナが収束し始めている時期ですが、トラボックスの依頼案件が全国で150程しかない状況です。それも弊社の車両で請け負える仕事はほぼゼロです。
(追記9)
現在トラボックスを全く活用していません。社長もトラボックスについてもう何も言わないようです。仕事がうすいという理由です。まだ淡い期待があるのか毎月のお金は払い続けているようですが。そもそもコロナの真っただ中、世間ではオリンピックの時期ですが、全体的に仕事が薄いですね。
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楽しく分かりやすく拝読させて頂いております。
以前からトラボックスをやってみたいと思いながらも
当方個人商店で台数も営業もなく利用条件に当てはまらず
案件サンプルを羨ましく見ているだけです。
実際使われている方はどんな感じなのか感想を聞いてみたかったのですが
検索してみると、またこちらへ辿り着きました。
会社としては大変なバトルだったようですが
働く側と雇う側との気持ちの推移がとても分かりやすく
また、文才が御有りなので楽しく面白く(ゴメンナサイ)読ませていただきました。
コロナで大変な中、本当に皆々様お体に気を付けてがんばってくださいませ。
これからも楽しく拝読させていただきます。