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2020年03月04日
現場発泡ウレタンの猛毒シアン化合物・発散するイソシアネートはシックハウス規制対象外!
以前掲載した記事では、『「現場発泡ウレタン」気密性は良いが、火災では有毒ガスで瞬時に命を脅かす。』として、火災時に急激に有毒ガス「シアン化合物」が発生することを書きました。
「現場発泡ウレタン」気密性は良いが、火災では有毒ガスで瞬時に命を脅かす。
今回は、いまだシックハウスの規制対処になっていない、現場発泡ウレタンのイソシアネート問題です。
消臭剤や芳香剤・合成洗剤や柔軟剤・防虫剤などは、アトピーや喘息・シックハウスや化学物質過敏症の様々な影響を及ぼす原因とされ、子供の発達障害などにも影響があると言われています。
そもそも、食品・空気、石鹸シャンプーなど、色々な化学物質が含まれているものは、出来るだけ摂取しない触れない生活がアトピーやシックハウス症候群を予防する一番大切なことであるとも言われています。
自分もアレルギーがあり、以前から無添加せっけんを使い、また、最近は風邪をこじられて咳は無いですが喘息ステロイドを吸引しています。
シックハウスではないですが、悪化させないためにも、多くの時間を過ごす自宅室内空気を綺麗に保つことも大事かなと思います。
住宅ではシックハウス予防として、建築材料に表示されているのが、F☆☆☆☆(Fフォースター)マークです。
建築材料にも多くにホルムアルデヒドを原料とした接着剤、塗料、防風剤などが使われ、住宅完成後にも長年この有害物質が発散されます。
シックハウス予防のため室内の建材には、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ないランクを示すF☆☆☆☆の材料が指定されています。
ホルムアルデヒドの発散量だけなんです。
シックハウスの原因物質は出来るだけ使わない、やむなく使う場合でも、容量や使用法を守り、室内に化学物質が滞留しないような、適切な換気を心がけるしかありません。
話しは変わりますが、最近TVのCMでも盛んに聞くようになった、香りが持続する洗濯の柔軟剤です。
香りが持続するというのが特徴ですが、それを可能としているのがマイクロカプセルで、この主成分がイソシアネートです。
イソシアネートは非常に有害だというのですが、日本では何の規制もなく使用されているのです。
ようやく本題の発泡ウレタンのイソシアネート危険性です。
住宅の断熱材としても、最近よく利用されている発泡ウレタン系の断熱材の中でも、成形品の断熱材は、危険性は少ないようですが問題は現場で発泡するウレタン断熱材です。
確かに、ホルムアルデヒドなどの規制物質が含まれていないためF☆☆☆☆の材料です。
家全体を現場発泡ウレタンで施工する断熱工法は、F☆☆☆☆の材料で無制限に使える安心な資材ということで、最近多く見受けられるようになってきました。
おそらくは工務店やハウスメーカーの営業マン、しいては、これからマイホームを持という施主も、現場発泡ウレタンの主成分がイソシアネートということも、イソシアネートがどれだけ危険な物質かもわからずに性能が良い点だけを認識しているのが現実ではないでしょうか。
このあいだ、親戚の住宅を現場発泡ウレタンで施工することを聞き、火災時には瞬時に有毒なシアンガスが発生するとの認識で他の断熱をすすめた程度でした。
しかし、イソシアネートの危険性を知り、「ウレタン工業会」の安全の手引きの中の、施工や使用に関しての注意書を読めば、さらに発泡ウレタンの恐ろしを認識できると思います。
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思い起こせば、マイホームのセルロースファイバーの吹き込み作業は、ヤッケにマスクと埃対策なのに対して、発泡ウレタンの吹き込み作業は、全身防護服にメガネ、ガスマスクと、雲泥の差です。
そんなことから、職人さんにも、現場発泡ウレタンの化学変化が、いかに危険かがわかります。
マイホームは、無垢の柱やざら板、フローリングなど一応シックハウスには気を使ったが、それでも床の合板や壁紙、色々な場所の接着剤や、塗料など、使わざるおえません。
せめて、家全体をつつむ断熱材くらいは、燃えても住んでも害の少ないものを選びたいものです。
家中がイソシアネートに囲まれた住宅で、果たして安心で健康な暮らしができるだろうかという思いです。
断熱材業界は、それぞれのメリットデメリット、ある事無いことの言い合いですが、シアン化合物と、イソシアネートだけは、人の命を脅かす原因であり、見過ごすわけにはいかないと思います。
「現場発泡ウレタン」気密性は良いが、火災では有毒ガスで瞬時に命を脅かす。
今回は、いまだシックハウスの規制対処になっていない、現場発泡ウレタンのイソシアネート問題です。
これまでの住宅のシックハウスに関する規制はホルムアルデヒドの発散量のみ。
消臭剤や芳香剤・合成洗剤や柔軟剤・防虫剤などは、アトピーや喘息・シックハウスや化学物質過敏症の様々な影響を及ぼす原因とされ、子供の発達障害などにも影響があると言われています。
そもそも、食品・空気、石鹸シャンプーなど、色々な化学物質が含まれているものは、出来るだけ摂取しない触れない生活がアトピーやシックハウス症候群を予防する一番大切なことであるとも言われています。
自分もアレルギーがあり、以前から無添加せっけんを使い、また、最近は風邪をこじられて咳は無いですが喘息ステロイドを吸引しています。
シックハウスではないですが、悪化させないためにも、多くの時間を過ごす自宅室内空気を綺麗に保つことも大事かなと思います。
建築材料の安全の指標〜F☆☆☆☆(Fフォースター)
住宅ではシックハウス予防として、建築材料に表示されているのが、F☆☆☆☆(Fフォースター)マークです。
建築材料にも多くにホルムアルデヒドを原料とした接着剤、塗料、防風剤などが使われ、住宅完成後にも長年この有害物質が発散されます。
シックハウス予防のため室内の建材には、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ないランクを示すF☆☆☆☆の材料が指定されています。
ホルムアルデヒドの発散量だけなんです。
現場発泡ウレタンから発生するイソシアネートはシックハウス規制の対象外。
シックハウスの原因物質は出来るだけ使わない、やむなく使う場合でも、容量や使用法を守り、室内に化学物質が滞留しないような、適切な換気を心がけるしかありません。
話しは変わりますが、最近TVのCMでも盛んに聞くようになった、香りが持続する洗濯の柔軟剤です。
香りが持続するというのが特徴ですが、それを可能としているのがマイクロカプセルで、この主成分がイソシアネートです。
イソシアネートは非常に有害だというのですが、日本では何の規制もなく使用されているのです。
ようやく本題の発泡ウレタンのイソシアネート危険性です。
住宅の断熱材としても、最近よく利用されている発泡ウレタン系の断熱材の中でも、成形品の断熱材は、危険性は少ないようですが問題は現場で発泡するウレタン断熱材です。
確かに、ホルムアルデヒドなどの規制物質が含まれていないためF☆☆☆☆の材料です。
家全体を現場発泡ウレタンで施工する断熱工法は、F☆☆☆☆の材料で無制限に使える安心な資材ということで、最近多く見受けられるようになってきました。
おそらくは工務店やハウスメーカーの営業マン、しいては、これからマイホームを持という施主も、現場発泡ウレタンの主成分がイソシアネートということも、イソシアネートがどれだけ危険な物質かもわからずに性能が良い点だけを認識しているのが現実ではないでしょうか。
このあいだ、親戚の住宅を現場発泡ウレタンで施工することを聞き、火災時には瞬時に有毒なシアンガスが発生するとの認識で他の断熱をすすめた程度でした。
しかし、イソシアネートの危険性を知り、「ウレタン工業会」の安全の手引きの中の、施工や使用に関しての注意書を読めば、さらに発泡ウレタンの恐ろしを認識できると思います。
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現場発泡ウレタンから発生するイソシアネートに包まれた家には住みたくありません。
思い起こせば、マイホームのセルロースファイバーの吹き込み作業は、ヤッケにマスクと埃対策なのに対して、発泡ウレタンの吹き込み作業は、全身防護服にメガネ、ガスマスクと、雲泥の差です。
そんなことから、職人さんにも、現場発泡ウレタンの化学変化が、いかに危険かがわかります。
マイホームは、無垢の柱やざら板、フローリングなど一応シックハウスには気を使ったが、それでも床の合板や壁紙、色々な場所の接着剤や、塗料など、使わざるおえません。
せめて、家全体をつつむ断熱材くらいは、燃えても住んでも害の少ないものを選びたいものです。
家中がイソシアネートに囲まれた住宅で、果たして安心で健康な暮らしができるだろうかという思いです。
断熱材業界は、それぞれのメリットデメリット、ある事無いことの言い合いですが、シアン化合物と、イソシアネートだけは、人の命を脅かす原因であり、見過ごすわけにはいかないと思います。
2020年02月05日
「住宅の断熱性能の最低基準の義務化」は白紙に、今後何をもたらすのか。
パリ協定とは温室効果ガス排出量下げることを掲げている。
世界各国で異常気象による自然災害が年々増加し自分たちの生活を脅かし始めており、要因は地球温暖化による気候変動だと言われています。
パリ協定とは2020年以降の世界の気候変動対策に関し、1997年に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で採択された「京都議定書(先進国の温室効果ガス排出量90年比5%減少)」の後継となる国際的な枠組みです。
パリ協定の目標は、 世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃〜1.5℃の間に抑える努力をすことです。
そのためには、できるかぎり早く温室効果ガス排出量(二酸化炭素の排出量)を下げ、森林などによる吸収量のバランスをとる。
出典:国土交通省資料より
2020年パリ協定に向け「住宅の断熱性能の義務化」を2012年から準備。
もともと、パリ協定に向けて、国土交通省では「新築住宅における省エネ性能の向上」を掲げていました。
そして、2020年のパリ協定に向け、新築住宅の省エネルギー基準への適合を義務化に向けて準備していました。
中小工務店・大工の施工技術向上や伝統的木造住宅の位置付け等の配慮、 実施のための環境整備に取り組んでいました。
「新築住宅における省エネ基準適合の義務化」で削減されるエネルギーは冷暖房のみで「省エネ基準」は新たな「断熱基準」という意味と同じことです
ネット・ゼロ・エネルギー・ ハウス(ZEH)とは?
この2020年のパリ協定に向け、新たな取り組みの1つとして、ZEH(ゼッチ)Net Zero Energy House(ネットゼロエネルギーハウス)も住宅産業界への一つの目玉でもありました。
ライフサイクルカーボンマイナス住宅(LCCM)、低 炭素認定住宅などの省エネルギー・省CO2のモデル的な住宅への支援を行 うことになっていたようです。
ハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の 半数以上をZEHにすることになっていたんです。
日本の家庭部門の温暖化対策(気候変動対策)の3割は、新築住宅の省エネ基準(断熱基準)義務化で、、ZEHなどの推奨基準住宅の標準化が中心的な気候変動対策となっていました。
これらは、2012年から「2020年までに新築住宅は段階的に省エネルギー基準」への適合を義務化することを目標に段階的に実施してきた政策のはずでした。
そして、2020年以降は平成28年基準を下回る断熱性能の住宅は市場から排除される予定となっていました。
パリ協定に向けた「住宅の断熱性能の最低基準の義務化」の白紙化。
ところが、2018年12月3日、COP24にて「住宅の脱炭素のためのESG投資促進」とは真逆の政策が国土交通省から提示されました。
その後、2020年から義務化が予定されていた「住宅の断熱性能の最低基準の義務化」を事実上白紙化する案が提示され了承されることになってしまいました。
内容的には、大きくわければ二つあるようで、その理由として、
@体制が整わない。
A義務化は市場に混乱を引き起こす。
B建築主に効率性の低い投資である。
C住まい方でエネルギー消費量は変わる。
D省エネに習熟していない事業者が多い。
Eデザインに制限がかかり建築家がやりにくい。
などだそうです。
出典:国土交通省資料より
@Aは何のために2012年から準備していたのか。
国土交通省は何のために準備していたのか意味不明です。
決定しない屁理屈にちがいありません。
BCは施主への思いやるための屁理屈のようです。
「B建築主に効率性の低い投資である。」って、これ以外の投資で、断熱性能を上げる投資以外でもっと高いものはあるのでしょうか。
仮に、グラスファイバーの性能を16kgから24kgにしたところで、断熱材の材料費の差は、建物全体にすれば微々たる価格です。
天井・床下の断熱材を増やすことは、省エネを達成するためには必然なことです。
窓にしても、ほとんどが複層窓があたりまえの昨今なので、既に実現しているとも言えます。
「C住まい方でエネルギー消費量は変わる。」といっても、住む限りは、寒い地域では暖房費用の節約になり、逆に暑い地域はエアコンの利きが格段によくなり、確実に断熱費用は回収できるにちがいありません。
DEは設計する人や大工さんを侮辱する屁理屈のようです。
今時グラスウールの施工し方を知らない大工さんが居るとは思えません。正しい施工をするしないは、志質によるものです。
特に在来工法の住宅は、計算せずとも、建築基準法で施工方法が定められており、詳細に計算する必要はありません。
断熱についても、住宅ローンの指定する断熱性能に適合させるために細かく決められていることから、特に障壁になるとは思えません。
さらに、断熱を知らない、勉強していない建築士の方がいるとは思えません。いたとしたら論外です。
もし、神社仏閣など古来からの建築や、沖縄などの暑い地域を意図するならば、除外すれば良いだけです。
2020年に義務化される予定だった省エネ基準を満たす断熱材はどのくらいだったのか?!
平成25年基準の4級地の東京を例にしてみると、Q値2.7で、2020年に義務化される予定だった省エネ基準では、6地域で目標Q値は2.7を上回れば基準をクリアだそうです。
実際、改正される予定だった省エネルギー基準を達成するために最低限必要なグラスウールの厚みはどれくらいかと言えばつぎのとおりです。
・天井に高性能グラスウール16k→155mm
・壁に高性能グラスウール 6k→85mm
・床に高性能グラスウール 24k→80mm
・窓の仕様 アルミサッシ・ペアガラス
この4ポイントをクリアーすれば、Q値2.7、、2020年に予定だった省エネ基準UA値0.87をクリアするそうです。
ちなみに、世界と比較した場合日本の基準は、相手にされないほどの低さだそうです。
そんな基準を少しだけ上回ったからといって”とても「省エネで暖かい家」とは言えないのは当然のようです。
よって、仮に2020の改正される予定だった省エネルギー基準になったとしても、たいして性能UPしたとは言えないのではないでしょうか。
出典:国土交通省資料より
建築業界の大手を優遇する国土交通省の住宅行政。
今回の2020年のパリ協定に向けた、「住宅の断熱性能の最低基準の義務化」を白紙化したのか、色々理由は掲げているが、素人目からは、あまりにもハウスメーカーサイドに立った省エネ基準だったのではないかと思います。
その1つとして、家全体を含めた省エネルギー基準を作ったことによる、施工のポイントが不明確なこと。
これは、多くの中小工務店や個人の大工さんなど、年齢や規模がマチマチなのに、いざ計算して合格すれば補助金の対象や認定書など、手間暇があまりに多く困難であることが原因のような気がします。
言い換えれは、建築基準法やローン借入時の施工基準などのように施工方法を明確にすればよかったのではないかと思います。
肝心の建物本体の基本性能だけではなく、日射の省エネ、設備による省エネ計算など、国土交通省、大手ゼネコンやハウスメーカーそして、大学教授などの机上での省エネ計算に頼りすぎではないかと思います。
建物の断熱「外皮性能」に目標を置き実現すればよかったのに、現場で実現できること、そして住宅に住む施主、家族のことをないがしろしすきだ結果だと思います。
今回、「住宅の断熱性能の最低基準の義務化」が白紙化されたことにより、かつて世界から「うさぎ小屋」と言われた日本の住宅が、今後は何と言われるんでしょうか。
2019年01月30日
窓は熱還流率、壁は熱伝導率どっちがどんな性能なのか?
より快適なマイホームにするために内窓を取り付けたり、ドアの裏側に断熱ボードをつけたり、隙間スポンジなど色々な手段で断熱性をUPしいていますが。
窓の断熱と壁の断熱、メーカーのサイトや色々なHPを見ます。
マイホームの吹込セルロースファイバー
いつも疑問なのが、性能表示が、窓の断熱は「熱還流率」壁の断熱は「熱伝導率」で表されています。
おおまかには、窓は同一メーカーで製造販売しているので、窓全体の「熱還流率」で性能表示し、壁はそれぞれのの材料の組み合わせがあり、製造メーカーがまちまちなので、材料単体の「熱伝導率」で表されているんだろうなと思います。
「熱伝導率」とは、壁の表面から壁の反対側の表面へ、どれだけ早く熱が伝わっていくのか?を表します。
面積は関係なく、壁の厚さの厚い薄いで率が変わってという「厚さ」が関係しますので
よって「W/m・K」で表され、
熱伝導率 = 「 仕事量 / 1mの壁厚 × 温度」となります。
「熱貫流率」とは、窓や壁などの単位面積当たりどれだけ熱が移動するか?を表します。
もちろん、この数値が大きいほど、熱が移動しやすく、断熱性が悪いことになります。
「W/u・K」で表され
熱還流率 = 「仕事量 / 1uの表面積 × 温度」となります。
熱伝導率と熱還流率の要素が分かった思いますので、壁の熱伝導率を壁の実際の厚みに換算し熱還流率を求めれば同じベースなることが理解できたと思います。
日本サッシ協会 資料より引用
マイホームの内窓を取付けた窓の熱還流率は、フレミングJの複層ガラスとプラマードUの複層ガラスの熱還流率は、1.58(W/u・K)です。
一方、マイホームの壁は、木造軸組み柱は3寸5分 105mm角、セルロースファイバー吹込みです。
グラスウールと同等として、壁の熱還流率は約0.42(W/u・K)と思われます。
住宅省エネルギー技術講習資料より引用
このことから、窓が断熱がキチッとされた壁に比較し、如何に熱の出入りが激しいかわかると思います。
マイホームの「窓、フレミングJの複層ガラスとプラマードUの複層ガラス」は「壁、木造軸組み柱は3寸5分 105mm角、セルロースファイバー吹込」では、単位面積あたり、窓が壁の約4倍の熱が出入りしていることになります。
マイホームの窓、フレミングJの複層ガラスだけなら、YKKのカタログでは熱還流率は約4.07(W/u・K)、壁と比較すれば、約10倍の熱が出入り、逃げていることになります。
改めて、「熱還流率」という数値からマイホームを眺め、快適な住まいは窓や玄関・勝手口など、外気に面した開口部の断熱がいかに重要かわかります。
これら開口部を「熱還流率」の低い製品をチョイスすることをお勧めします。
マイホームではこの冬、普段使用している部屋等、内窓YKKプラマードU、他ツインポリカ等の手作りで取り付けました。
残る、エネルギーロスが多い部分は玄関ドアと勝手口です。
窓の断熱と壁の断熱、メーカーのサイトや色々なHPを見ます。
マイホームの吹込セルロースファイバー
いつも疑問なのが、性能表示が、窓の断熱は「熱還流率」壁の断熱は「熱伝導率」で表されています。
おおまかには、窓は同一メーカーで製造販売しているので、窓全体の「熱還流率」で性能表示し、壁はそれぞれのの材料の組み合わせがあり、製造メーカーがまちまちなので、材料単体の「熱伝導率」で表されているんだろうなと思います。
熱伝導率と熱還流率の関係
■壁の熱伝導率
「熱伝導率」とは、壁の表面から壁の反対側の表面へ、どれだけ早く熱が伝わっていくのか?を表します。
面積は関係なく、壁の厚さの厚い薄いで率が変わってという「厚さ」が関係しますので
よって「W/m・K」で表され、
熱伝導率 = 「 仕事量 / 1mの壁厚 × 温度」となります。
■窓の熱還流率
「熱貫流率」とは、窓や壁などの単位面積当たりどれだけ熱が移動するか?を表します。
もちろん、この数値が大きいほど、熱が移動しやすく、断熱性が悪いことになります。
「W/u・K」で表され
熱還流率 = 「仕事量 / 1uの表面積 × 温度」となります。
熱伝導率と熱還流率の要素が分かった思いますので、壁の熱伝導率を壁の実際の厚みに換算し熱還流率を求めれば同じベースなることが理解できたと思います。
窓と建物の外壁の熱還流率
日本サッシ協会 資料より引用
マイホームの内窓を取付けた窓の熱還流率は、フレミングJの複層ガラスとプラマードUの複層ガラスの熱還流率は、1.58(W/u・K)です。
一方、マイホームの壁は、木造軸組み柱は3寸5分 105mm角、セルロースファイバー吹込みです。
グラスウールと同等として、壁の熱還流率は約0.42(W/u・K)と思われます。
住宅省エネルギー技術講習資料より引用
このことから、窓が断熱がキチッとされた壁に比較し、如何に熱の出入りが激しいかわかると思います。
マイホームの「窓、フレミングJの複層ガラスとプラマードUの複層ガラス」は「壁、木造軸組み柱は3寸5分 105mm角、セルロースファイバー吹込」では、単位面積あたり、窓が壁の約4倍の熱が出入りしていることになります。
マイホームの窓、フレミングJの複層ガラスだけなら、YKKのカタログでは熱還流率は約4.07(W/u・K)、壁と比較すれば、約10倍の熱が出入り、逃げていることになります。
窓と外壁の熱還流率まとめ
改めて、「熱還流率」という数値からマイホームを眺め、快適な住まいは窓や玄関・勝手口など、外気に面した開口部の断熱がいかに重要かわかります。
これら開口部を「熱還流率」の低い製品をチョイスすることをお勧めします。
マイホームではこの冬、普段使用している部屋等、内窓YKKプラマードU、他ツインポリカ等の手作りで取り付けました。
残る、エネルギーロスが多い部分は玄関ドアと勝手口です。