2016年11月15日
今に始まったわけじゃない「ヒートポンプエアコン」って、何?!
最近、ヒートポンプエアコン、という言葉を耳にしたりします。
寒冷地用の暖房効率の良いエアコンを指示しているようですが、普通の冷暖房エアコンはヒートポンプエアコンではないのか疑問になってきます。
実は、今、販売されている普通の冷暖房エアコンもヒートポンプエアコンです。
原理的には、冷房時は室内の熱を、熱を運ぶ冷媒(温度や圧力で液体になったり気体になったりする)で室内の熱エネルギーを外に捨てます。
暖房はこの逆で、外部の冷たい空気から熱を取り込み、冷媒で取り込んだ熱を排出します。
この仕組みのことがヒートポンプで、古いエアコンも新しいエアコンもヒートポンプエアコンです。
パナソニックのHPより
エアコンのカタログには、必ず冷房/暖房能力が書いてあります。
暖房能力を見るのに、単位kWで表示されていますが、その横や下に2.3(0.3〜9.8)(カッコ)表示がしてあります。
カッコの外は「定格出力」カッコの中は「インバーターエアコンの出力範囲」を表しています。
よって、インバーターエアコンの定格出力は、対応畳数に必要な定格出力値(めやす)になります。
一方、窓用エアコンのようにインバーター機能の無い冷房専用エアコンなどには、冷房能力値そのものが書いてあります。
お題の、最近使われている「ヒートポンプエアコン」は、寒い極寒の温度でも室内へ熱をくみ上げることができる高性能なエアコンを総称して使っているようです。
ヒートポンプエアコン→寒冷地用エアコンは、外気温が-15°でも、暖房のできるエアコンのことを指し「低温暖房能力が表示されています。
スタンダードなエアコンは、外気温が-15°にもなれば、暖房能力が著しく低下し、思うように温風がでないようです。
三菱ルームエアコンHPより
対して、ヒートポンプ・・・・→寒冷地用エアコンは、外気温が-15°でも、55°〜60°程度の温風を室内で送風でき、東北の寒い地域でもエアコンで効率的に暖房できるようです。
冒頭、エアコンの冷媒で熱を運ぶと書きましたが、外気温-15°の外気から室外機で熱を汲み上げるためには、熱を汲み上げる冷媒をそれ以下の温度にする必要があります。
ただ、それだけでは、室外機の熱交換部分のコンデンサーに、空気中の水分が霜となってついて直ぐに能力低下し、霜取り運転のため暖房停止の必要が出てきます。
そこで、ヒートポンプ・・・・→寒冷地用エアコンは、室外機の下側に熱の一部で、室外機の底部を温めたりして室外機の霜がたまらないようにしたり、短時間で霜取りがてきるように工夫してあります。
三菱ルームエアコンHPより
電気による暖房として考えてみれば、他の電気ストーブなどと比較すれば、同じ消費電力から数倍の熱を発生させることができるので、遥かに ヒートポンプ・・・・→寒冷地用エアコンの方が、暖房効率が良く、節電できることに間違いないと思います。
ただ、機器が高額なことや、効率的に大きな部屋を暖めるためには、200Vの電源も必要になってきます。
いずれにしろ、寒い地方の、高気密住宅や、オール電化住宅であれば、寒冷地用のエアコンを設置したほうがよさそうです。
マイホームのエアコンは、スタンダードな6帖用のエアコンで、冬の暖房は灯油のファンヒーターと決めています。
暖房で使うシーンは、晩秋の一時、外気温5°〜15°程度、一時寒くなった時期に1〜2週間使う程度です。
今年2016年の秋は、11月上旬から灯油のファンヒーターを使い初めました。
よって、エアコンの暖房は10月の一時使いました。
では、自分の住んでいるところで、寒冷地用エアコンが必要なのかといえば、気象庁のホームページで調べてみました。
「気象庁の各種データ・資料のHP」 の 過去の気象データ検索 の項目で調べられます。
自分の地域の最低気温を過去年も含め、ずーーっと調べてみた結果、だいたい最低気温は、-5°まではいかないようです。
よって、マイホームへの、寒冷地対応のエアコンは必要なさそうですが、高性能というわけではないので、暖房をエアコンで行うのは非効率的かと思います。
山間部や、宮城県北部、東北北3県、北海道などには、高性能なヒートポンプエアコンは勧めの家電だと思います。
ただし、暖房機器を高性能にする以前に家屋の断熱、窓の断熱、エネルギーロスを少なくすることが先かと思います。
■寒冷地仕様エアコン
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寒冷地用の暖房効率の良いエアコンを指示しているようですが、普通の冷暖房エアコンはヒートポンプエアコンではないのか疑問になってきます。
実は、今、販売されている普通の冷暖房エアコンもヒートポンプエアコンです。
ヒートポンプは全てのエアコンに昔から使われている原理
原理的には、冷房時は室内の熱を、熱を運ぶ冷媒(温度や圧力で液体になったり気体になったりする)で室内の熱エネルギーを外に捨てます。
暖房はこの逆で、外部の冷たい空気から熱を取り込み、冷媒で取り込んだ熱を排出します。
この仕組みのことがヒートポンプで、古いエアコンも新しいエアコンもヒートポンプエアコンです。
パナソニックのHPより
エアコンのカタログには、必ず冷房/暖房能力が書いてあります。
暖房能力を見るのに、単位kWで表示されていますが、その横や下に2.3(0.3〜9.8)(カッコ)表示がしてあります。
カッコの外は「定格出力」カッコの中は「インバーターエアコンの出力範囲」を表しています。
よって、インバーターエアコンの定格出力は、対応畳数に必要な定格出力値(めやす)になります。
一方、窓用エアコンのようにインバーター機能の無い冷房専用エアコンなどには、冷房能力値そのものが書いてあります。
最近よく聞くヒートポンプエアコンの意味。
お題の、最近使われている「ヒートポンプエアコン」は、寒い極寒の温度でも室内へ熱をくみ上げることができる高性能なエアコンを総称して使っているようです。
ヒートポンプエアコン→寒冷地用エアコンは、外気温が-15°でも、暖房のできるエアコンのことを指し「低温暖房能力が表示されています。
スタンダードなエアコンは、外気温が-15°にもなれば、暖房能力が著しく低下し、思うように温風がでないようです。
三菱ルームエアコンHPより
対して、ヒートポンプ・・・・→寒冷地用エアコンは、外気温が-15°でも、55°〜60°程度の温風を室内で送風でき、東北の寒い地域でもエアコンで効率的に暖房できるようです。
冒頭、エアコンの冷媒で熱を運ぶと書きましたが、外気温-15°の外気から室外機で熱を汲み上げるためには、熱を汲み上げる冷媒をそれ以下の温度にする必要があります。
ただ、それだけでは、室外機の熱交換部分のコンデンサーに、空気中の水分が霜となってついて直ぐに能力低下し、霜取り運転のため暖房停止の必要が出てきます。
そこで、ヒートポンプ・・・・→寒冷地用エアコンは、室外機の下側に熱の一部で、室外機の底部を温めたりして室外機の霜がたまらないようにしたり、短時間で霜取りがてきるように工夫してあります。
三菱ルームエアコンHPより
電気による暖房として考えてみれば、他の電気ストーブなどと比較すれば、同じ消費電力から数倍の熱を発生させることができるので、遥かに ヒートポンプ・・・・→寒冷地用エアコンの方が、暖房効率が良く、節電できることに間違いないと思います。
ただ、機器が高額なことや、効率的に大きな部屋を暖めるためには、200Vの電源も必要になってきます。
いずれにしろ、寒い地方の、高気密住宅や、オール電化住宅であれば、寒冷地用のエアコンを設置したほうがよさそうです。
マイホームのエアコンは冷房と初冬と春先の補助暖房です。
マイホームのエアコンは、スタンダードな6帖用のエアコンで、冬の暖房は灯油のファンヒーターと決めています。
暖房で使うシーンは、晩秋の一時、外気温5°〜15°程度、一時寒くなった時期に1〜2週間使う程度です。
今年2016年の秋は、11月上旬から灯油のファンヒーターを使い初めました。
よって、エアコンの暖房は10月の一時使いました。
では、自分の住んでいるところで、寒冷地用エアコンが必要なのかといえば、気象庁のホームページで調べてみました。
「気象庁の各種データ・資料のHP」 の 過去の気象データ検索 の項目で調べられます。
自分の地域の最低気温を過去年も含め、ずーーっと調べてみた結果、だいたい最低気温は、-5°まではいかないようです。
よって、マイホームへの、寒冷地対応のエアコンは必要なさそうですが、高性能というわけではないので、暖房をエアコンで行うのは非効率的かと思います。
山間部や、宮城県北部、東北北3県、北海道などには、高性能なヒートポンプエアコンは勧めの家電だと思います。
ただし、暖房機器を高性能にする以前に家屋の断熱、窓の断熱、エネルギーロスを少なくすることが先かと思います。
■寒冷地仕様エアコン
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ヒートポンプ、ヒートポンプと威張ってるわりには(ー ー;)
原理を知らない人・・・意外と多いです。
<中略 コメントありがとうございます。記事の方にクローズUPさせていただきました。八衛門爺>
最近のエアコンの進歩はすごいですね。(^ ^)
長々と失礼しました。m(_ _)m