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2018年06月04日

「怪談乳房榎」新東宝1958年三遊亭円朝

三遊亭円朝が創作した怪談噺の「怪談乳房榎」何度か映画化、ドラマ化されている。

今日紹介するのは新東宝が1958年に制作した作品である。江戸時代に菱川重信という絵師がいた。

菱川は幽霊の絵を描かせたら天下一品で、いろいろなところからお呼びがかかるほどであった。

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菱川には評判の美人の女房きせ(若杉嘉津子)がいたが、浪人の磯貝浪平が町で見かけて一目ぼれして

しまった。浪平菱川家出入りの商人の竹六をくどき、重信の弟子として菱川の家に住み込んだのだ。

ある日。重信が南蔵院に雌竜雄竜の絵をかくため、泊りがけで出掛けた隙に浪平はきせに言い寄り

無理やり強姦したのだ。しかも浪平の悪事はこれだけで済まなかったのだ。下男の正介を脅して菱川を蛍

見物におびき寄せ、、物陰に隠れていた浪平は刀で菱川をずたずたに切り裂き沼に投げ込んだのだ。

菱川は無念の思いを残しながら体中に蛇を巻き付けて死んでいった。

浪平はそのまま無理やりきせを妻にしたが、きせの心は晴れなかった。きせには菱川との間に一人息子が

いたがショックできせは乳が出なかったのだ。

そんなきせを心配した菱川(中村彰)の亡霊が現れ、きせを榎の木の下に連れていくのだが・・・

円朝の名作を映画化した作品だが、原作とはかなりストーリーは異なっている。

しかしおどろおどろしい太鼓の音や人魂が出てきて古き良き時代の怪談映画となっている。

新東宝は怪談映画をたくさん作っているが見世物小屋のような雰囲気がなかなかいい。


監督は加戸野五郎、製作は大蔵貢
posted by ハヤテ at 20:06| ホラー映画
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