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2015年02月23日
Jason Kidd 13
こんにちは!
先日トレードのデッドライン最終日に、多くのトレードがありました
中でも、サンズの二人のトップガードがトレードされたことは衝撃でした
昨年MIPを獲得したゴラン・ドラギッチがヒートへ、シックスマンとして無類のスコアラーぶりを発揮していたアイザイア・トーマスがセルティックスへそれぞれ移籍となりました
今シーズン当初、サンズにはドラギッチ、トーマス、さらにはブレッドソーがいて、最強のガードトリオと評されていましたが、このトレードでチームに残るのはブレッドソーのみとなりました
時には3ガード体制で試合をテンポアップするシーンもあっただけに、それが見れなくなるというのは残念です
ヒートファンにとっては嬉しい限りですが(笑)
これでヒートは、ドラギッチ、ウェイドというガードコンビに加え、ボッシュ、ホワイトサイドというツインタワーで、プレーオフ進出が見えてきました
(ただボッシュは肺血栓塞栓のため、今シーズン全休を宣言。。。)
新エース、ドラギッチの活躍でヒートを押し上げていってほしいものです!!
※ドラギッチのヒートデビュー戦
さて、キッドのお話しです
キッドは大きな飛躍を遂げたネッツを離れ、古巣マブスへと戻ります
@マブスへ復帰
2007-08シーズン、キッドは3試合連続のトリプルダブルを達成するなど、絶好調のシーズンを送りますが、肝心のチームは低空飛行を続けます。。。
もうネッツも旬の時期は過ぎていたのでしょうか、キッドはオールスターで先発出場を果たした後、マブスへとトレードされます
8選手が絡む大型トレードであり、特にトップガードであったキッドの移籍は世間を大きく騒がせました
こうしてキッドは7シーズン過ごしたネッツを離れ、古巣マブスへ復帰したのでした
A栄光へともがき続ける日々
キッドが戻ったマブスは以前の弱小チームではなく、大黒柱ノビツキーを中心にリーグ屈指の強豪チームへと変わっていました
しかし、いまだ優勝経験はなく、キッドは半ば優勝請負人という形で獲得されました
大きな期待を背負ったキッドでしたが、チームのオフェンスにフィットするのに時間を要します
というのも、マブスはセットオフェンスや1on1を多用しており、キッドのテンポの速いプレイスタイルとはおおよそ異なるものだったからです
そういったチーム内での苦悩もあり、移籍1年目はプレーオフにてクリス・ポールのニューオリンズ・ホーネッツに完敗してしまいます
翌2008-09シーズンも、思うような成績は残せず、プレーオフではビラップス、カーメロ擁するデンバー・ナゲッツにこれまた完敗してしまいます
2シーズンでは結果を残せなかったキッドでしたが、その後のFAにてマブスと再契約を結び、優勝を狙うのでした
B遂に訪れた歓喜の瞬間
マブスで粘り強くバスケットボールを続けていたキッドにようやく歓喜の瞬間が訪れます
2010-11シーズン、マブスはプレーオフでレイカーズを破り、見事ファイナル出場を果たします
そして、新BIG3擁するマイアミヒートと対戦したファイナルでは、キッド、ノビツキー、マリオンなどベテラン勢が奮起し、遂にチャンピオンに登り詰めるのでした
このファイナルについては、ノビツキーの回で結構お話ししたので、割愛させていただきますが、キッドのリーダーシップなしにはこの栄光は存在しえませんでした
こうして長いNBA生活でようやくチャンピオンリングを手に入れたのでした
※キッドの2011年のベストプレイ集
優勝を果たした翌年もマブスでプレイし、その後ニックスで1年だけプレイし、現役を退きました
長かったキャリアもようやく幕を閉じましたね
次回はキッドのアメリカ代表としての活躍やプレイスタイルについて概観していきたいと思います
それではまた次回!
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先日トレードのデッドライン最終日に、多くのトレードがありました
中でも、サンズの二人のトップガードがトレードされたことは衝撃でした
昨年MIPを獲得したゴラン・ドラギッチがヒートへ、シックスマンとして無類のスコアラーぶりを発揮していたアイザイア・トーマスがセルティックスへそれぞれ移籍となりました
今シーズン当初、サンズにはドラギッチ、トーマス、さらにはブレッドソーがいて、最強のガードトリオと評されていましたが、このトレードでチームに残るのはブレッドソーのみとなりました
時には3ガード体制で試合をテンポアップするシーンもあっただけに、それが見れなくなるというのは残念です
ヒートファンにとっては嬉しい限りですが(笑)
これでヒートは、ドラギッチ、ウェイドというガードコンビに加え、ボッシュ、ホワイトサイドというツインタワーで、プレーオフ進出が見えてきました
(ただボッシュは肺血栓塞栓のため、今シーズン全休を宣言。。。)
新エース、ドラギッチの活躍でヒートを押し上げていってほしいものです!!
※ドラギッチのヒートデビュー戦
さて、キッドのお話しです
キッドは大きな飛躍を遂げたネッツを離れ、古巣マブスへと戻ります
@マブスへ復帰
2007-08シーズン、キッドは3試合連続のトリプルダブルを達成するなど、絶好調のシーズンを送りますが、肝心のチームは低空飛行を続けます。。。
もうネッツも旬の時期は過ぎていたのでしょうか、キッドはオールスターで先発出場を果たした後、マブスへとトレードされます
8選手が絡む大型トレードであり、特にトップガードであったキッドの移籍は世間を大きく騒がせました
こうしてキッドは7シーズン過ごしたネッツを離れ、古巣マブスへ復帰したのでした
A栄光へともがき続ける日々
キッドが戻ったマブスは以前の弱小チームではなく、大黒柱ノビツキーを中心にリーグ屈指の強豪チームへと変わっていました
しかし、いまだ優勝経験はなく、キッドは半ば優勝請負人という形で獲得されました
大きな期待を背負ったキッドでしたが、チームのオフェンスにフィットするのに時間を要します
というのも、マブスはセットオフェンスや1on1を多用しており、キッドのテンポの速いプレイスタイルとはおおよそ異なるものだったからです
そういったチーム内での苦悩もあり、移籍1年目はプレーオフにてクリス・ポールのニューオリンズ・ホーネッツに完敗してしまいます
翌2008-09シーズンも、思うような成績は残せず、プレーオフではビラップス、カーメロ擁するデンバー・ナゲッツにこれまた完敗してしまいます
2シーズンでは結果を残せなかったキッドでしたが、その後のFAにてマブスと再契約を結び、優勝を狙うのでした
B遂に訪れた歓喜の瞬間
マブスで粘り強くバスケットボールを続けていたキッドにようやく歓喜の瞬間が訪れます
2010-11シーズン、マブスはプレーオフでレイカーズを破り、見事ファイナル出場を果たします
そして、新BIG3擁するマイアミヒートと対戦したファイナルでは、キッド、ノビツキー、マリオンなどベテラン勢が奮起し、遂にチャンピオンに登り詰めるのでした
このファイナルについては、ノビツキーの回で結構お話ししたので、割愛させていただきますが、キッドのリーダーシップなしにはこの栄光は存在しえませんでした
こうして長いNBA生活でようやくチャンピオンリングを手に入れたのでした
※キッドの2011年のベストプレイ集
優勝を果たした翌年もマブスでプレイし、その後ニックスで1年だけプレイし、現役を退きました
長かったキャリアもようやく幕を閉じましたね
次回はキッドのアメリカ代表としての活躍やプレイスタイルについて概観していきたいと思います
それではまた次回!
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2015年02月19日
Jason Kidd 12
こんにちは!
NBAはオールスターも終わり、いよいよ後半戦がスタートしようとしています
オールスターに出場していた選手は興奮状態の中、一週間程度を過ごすことができたでしょうし、それ以外の選手はいいリフレッシュになったと思われます
シーズンで82試合もあるため、この一週間の休みというのは貴重であると思います
ところで、この82試合という数字は多すぎるとは思いませんか?
現NBAコミッショナーのアダムシルバーもこの件については興味を示していて、試合数を短縮することも検討しているとのことです
近年、チームの主力選手が怪我のため長期離脱するケースが増えてきており、NBA人気の向上のためにも選手の負担を少なくすることが狙いのようです
ファンからしても、せっかくコートまで見に来たのに、スターが欠場していたら面白くありません
選手が適度な休息を取って試合に臨めるような環境をつくることは、怪我防止、さらにはモチベーションアップにも効果があると思います
他のスポーツと比較するのは間違っているかもしれませんが、NFLは週に1回しか試合がありません
アメフトの方がハードなプレイが多く、その分選手にかかる負担も大きいかもしれませんが、NBAが週に3回程度試合をするというのはどうなんでしょうか
1試合でも多く試合を見たいという思いもありますが、それよりもまずは多くの選手が健康にプレイしているところを見たいという思いの方が強いです
今までのルールを変えるのは簡単ではないですが、少しでもいい環境を整えるよう、シルバーには尽力してもらいたいと思います
さあ、キッドのお話しです
前回は、ネッツとともに優勝を目指す決意をするものの、3年連続のファイナル出場は逃してしまった、というところまでお話ししました
今日はそのネッツに新たなBIG3が誕生します
@世間の話題をさらったBIG3
常連であったファイナルへの出場を逃した翌年の2004-05シーズン、ネッツはケニオン・マーティンを放出します
相性のよかったマーティンの放出は、キッドに大きなショックを与えます
そして、キッドは前年の膝の故障を完治させるために、手術を決意します
この手術はなかなか危険度が高いものであり、かつてのアンファニー・ハーダウェイもこの手術を受け、その後のキャリアを棒に振っていました。。。
そんな中、手術は成功し、キッドは無事に復帰を果たします
キッドの不在時は大きく負け越していたネッツでしたが、大黒柱の復帰で徐々に成績を伸ばしつつありました
さらにネッツに朗報が飛び込んできます
リーグを代表するダンカーであり、オールスターの常連であったビンス・カーターがトレードでネッツにやってくることが決まりました
リーグを代表するパサーであったキッドと、カーターのデュオは世間でも大きな注目を集め、リチャード・ジェファーソンを含めて、ネッツに新たなBIG3が誕生しました
しかし、喜んだの束の間、今度はジェファーソンが怪我で長期離脱してしまいます
その結果、ネッツは伸び悩み、辛うじてプレーオフ出場圏内に留まるという成績しか残せませんでした
そのプレーオフでも1回戦でウェイドとシャックのマイアミヒートに完敗しています。。。
※キッドとカーターのアーリーウープなどをまとめた動画
A近づくライバルの存在
翌2005-06シーズンは、BIG3が健康で、シーズン終盤には14連勝をマークするなど、ファイナルも狙える状況にあったが、前年同様、ウェイドとシャック擁するヒートに敗れてしまいます
さらに2006-07シーズンは、自身の離婚問題など、集中力を欠く状態に置かれますが、自身のスタッツを向上させ、三年ぶりにオールスターにも返り咲きます
しかし、チームメイトの怪我で得点力が低下し、チームは41勝41敗とキッド移籍以来の最低勝率に終わってしまいます
一応、プレーオフには進むものの、レブロンのキャバリアーズに負けてしまい、ファイナルへの道は閉ざされてしまいます
ちなみにキッドはプレーオフ期間中、14.6得点10.9リバウンド10.9アシストというトリプルダブルの数字を残し、まだまだ一線で活躍できるところを見せます!
しかし、次のシーズン、遂にキッドはネッツを去ることになります。。。
※おまけ、中国で放送されたキッドが出演しているナイキのCM
その話はまた次回にでもします
ではまた!!
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NBAはオールスターも終わり、いよいよ後半戦がスタートしようとしています
オールスターに出場していた選手は興奮状態の中、一週間程度を過ごすことができたでしょうし、それ以外の選手はいいリフレッシュになったと思われます
シーズンで82試合もあるため、この一週間の休みというのは貴重であると思います
ところで、この82試合という数字は多すぎるとは思いませんか?
現NBAコミッショナーのアダムシルバーもこの件については興味を示していて、試合数を短縮することも検討しているとのことです
近年、チームの主力選手が怪我のため長期離脱するケースが増えてきており、NBA人気の向上のためにも選手の負担を少なくすることが狙いのようです
ファンからしても、せっかくコートまで見に来たのに、スターが欠場していたら面白くありません
選手が適度な休息を取って試合に臨めるような環境をつくることは、怪我防止、さらにはモチベーションアップにも効果があると思います
他のスポーツと比較するのは間違っているかもしれませんが、NFLは週に1回しか試合がありません
アメフトの方がハードなプレイが多く、その分選手にかかる負担も大きいかもしれませんが、NBAが週に3回程度試合をするというのはどうなんでしょうか
1試合でも多く試合を見たいという思いもありますが、それよりもまずは多くの選手が健康にプレイしているところを見たいという思いの方が強いです
今までのルールを変えるのは簡単ではないですが、少しでもいい環境を整えるよう、シルバーには尽力してもらいたいと思います
さあ、キッドのお話しです
前回は、ネッツとともに優勝を目指す決意をするものの、3年連続のファイナル出場は逃してしまった、というところまでお話ししました
今日はそのネッツに新たなBIG3が誕生します
@世間の話題をさらったBIG3
常連であったファイナルへの出場を逃した翌年の2004-05シーズン、ネッツはケニオン・マーティンを放出します
相性のよかったマーティンの放出は、キッドに大きなショックを与えます
そして、キッドは前年の膝の故障を完治させるために、手術を決意します
この手術はなかなか危険度が高いものであり、かつてのアンファニー・ハーダウェイもこの手術を受け、その後のキャリアを棒に振っていました。。。
そんな中、手術は成功し、キッドは無事に復帰を果たします
キッドの不在時は大きく負け越していたネッツでしたが、大黒柱の復帰で徐々に成績を伸ばしつつありました
さらにネッツに朗報が飛び込んできます
リーグを代表するダンカーであり、オールスターの常連であったビンス・カーターがトレードでネッツにやってくることが決まりました
リーグを代表するパサーであったキッドと、カーターのデュオは世間でも大きな注目を集め、リチャード・ジェファーソンを含めて、ネッツに新たなBIG3が誕生しました
しかし、喜んだの束の間、今度はジェファーソンが怪我で長期離脱してしまいます
その結果、ネッツは伸び悩み、辛うじてプレーオフ出場圏内に留まるという成績しか残せませんでした
そのプレーオフでも1回戦でウェイドとシャックのマイアミヒートに完敗しています。。。
※キッドとカーターのアーリーウープなどをまとめた動画
A近づくライバルの存在
翌2005-06シーズンは、BIG3が健康で、シーズン終盤には14連勝をマークするなど、ファイナルも狙える状況にあったが、前年同様、ウェイドとシャック擁するヒートに敗れてしまいます
さらに2006-07シーズンは、自身の離婚問題など、集中力を欠く状態に置かれますが、自身のスタッツを向上させ、三年ぶりにオールスターにも返り咲きます
しかし、チームメイトの怪我で得点力が低下し、チームは41勝41敗とキッド移籍以来の最低勝率に終わってしまいます
一応、プレーオフには進むものの、レブロンのキャバリアーズに負けてしまい、ファイナルへの道は閉ざされてしまいます
ちなみにキッドはプレーオフ期間中、14.6得点10.9リバウンド10.9アシストというトリプルダブルの数字を残し、まだまだ一線で活躍できるところを見せます!
しかし、次のシーズン、遂にキッドはネッツを去ることになります。。。
※おまけ、中国で放送されたキッドが出演しているナイキのCM
その話はまた次回にでもします
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2015年02月17日
Jason Kidd 11
こんばんは!
昨日、オールスターゲームがありましたね
ウエストブルックが圧巻のプレイを見せ、41点をあげて、MVPを受賞しました
オールスターのMVPというのは、スターの証でもありますし、実際、今までもそうそうたるメンバーが受賞しています
そこにウエストブルックが仲間入りしたと思うと、非常にうれしいです
彼の最大の武器は、勢いに乗ったら止まらない点であり、ゾーンに入ればもはや無敵状態です
この試合も第2クオーター中盤に3連続でスリーを沈め、完全に勢いに乗りました
その感情をむき出しにしたプレイは、気分屋と称され、一時期批判されたこともありましたが、このMVPで完全にその批判を断ち切った形となりました
サンダーは現在プレイオフ圏外であり、ウエストのレベルの高い争いに苦戦していますが、このウエストブルック、さらにはデュラントのコンビで、ここから確実に巻き返しを図ってくれることでしょう
※ウエストブルックのMVPプレイ集
さらにウエストブルックつながりで、先日ザック・ラビーンというプレイヤーを紹介しました
彼はUCLAというカレッジ出身であり、ウエストブルックの後輩にあたります。
そんな彼がオールスター前日のスラムダンクコンテストで優勝を果たしました
しかも近年まれにみるハイレベルな技を連発しての優勝でした
最近はパフォーマンスというよりは、それ以外の部分で盛り上げて優勝というパターンが多かった中で、ラビーンの登場は衝撃的でもありました
彼はまだ19歳、ウエストブルックのように身体能力を活かしたプレイでファンを魅了していってほしいものです
※ラビーンの異次元のダンクコンテスト
さて、キッドのお話しの続きです
前回、ネッツで二年連続ファイナルに出場したものの、優勝を逃してしまったというところまでお話ししました。
今日はそこからのストーリです
@宿敵の相手からのオファー
ファイナルで敗退した直後、キッドはFAとなります
リーグを代表するPGであるだけに多くのオファーが来ますが、その中にはファイナルで敗れたスパーズからのものもありました
それまでのキャリアで優勝経験のないキッドにとって、このオファーは願ってもないチャンスでした
しかし、キッドはあくまでネッツで優勝することにこだわり、そのオファーを断ります
そして、ネッツと6年9900万ドルという大型契約を結びます
その他にキッドの周りを充実させるために、オールスター・ビッグマンであったアロンゾ・モーニングを獲得し、インサイドの強化を図ります
しかし、彼もチームにフィットせず、前年のムトンボ同様不甲斐ないシーズンを送ります
Aシーズン前半の不調とその後の復調
インサイドの二人が機能しないこともあり、シーズン前半は苦しい戦いを強いられてしまいます。。。
しかもキッドがスコットHCと不仲になってしまい、チームは前半戦を22勝20敗と勝率5割を僅かに上回るだけに留まってしまいます
その後、スコットHCが退任し、代わりにフランクがヘッドコーチに就任すると、状況は一変します
ヘッドコーチ交代後、14連勝を飾り、キッドもその期間中、2回のトリプルダブルを達成するなど、チームが機能しはじめます
このままいったら、前半の遅れを取り戻すことができるのでは、と思っているときに、キッドは故障してしまいます。。。
キッドが抜けた穴は大きく、結局47勝35敗の成績に終わってしまいます
B3年連続のファイナル出場はならず・・・
前年に比べて成績を落としたいえども、プレーオフに進出したネッツ。
初戦の相手はニックスでした
今でいうニューヨーク対決になったこの対戦は、ネッツの実績が上回り、スイープで勝ち上がります
続く準決勝の相手は、戦力が整ってきたピストンズでした
大黒柱のキッドはシーズン後半の怪我から完全に回復しきっておらず、その影響もあって、最初のロード2連戦を落としてしまいます。。。
しかし、ここから反撃、ホームに戻りキッドのトリプルダブルの活躍などもあり、シリーズは3勝3敗のタイに持ち込まれます
迎えた大一番、ここでキッドがシュートスランプに陥ってしまい、なんと無得点に終わってしまいます
大黒柱が最後にこけたネッツは大敗を喫してしまい、3年連続のファイナル出場とはなりませんでした
今日はここまでで、次回はネッツに新たなBIG3が誕生するお話しを致します
お楽しみに!
ではまた!!
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昨日、オールスターゲームがありましたね
ウエストブルックが圧巻のプレイを見せ、41点をあげて、MVPを受賞しました
オールスターのMVPというのは、スターの証でもありますし、実際、今までもそうそうたるメンバーが受賞しています
そこにウエストブルックが仲間入りしたと思うと、非常にうれしいです
彼の最大の武器は、勢いに乗ったら止まらない点であり、ゾーンに入ればもはや無敵状態です
この試合も第2クオーター中盤に3連続でスリーを沈め、完全に勢いに乗りました
その感情をむき出しにしたプレイは、気分屋と称され、一時期批判されたこともありましたが、このMVPで完全にその批判を断ち切った形となりました
サンダーは現在プレイオフ圏外であり、ウエストのレベルの高い争いに苦戦していますが、このウエストブルック、さらにはデュラントのコンビで、ここから確実に巻き返しを図ってくれることでしょう
※ウエストブルックのMVPプレイ集
さらにウエストブルックつながりで、先日ザック・ラビーンというプレイヤーを紹介しました
彼はUCLAというカレッジ出身であり、ウエストブルックの後輩にあたります。
そんな彼がオールスター前日のスラムダンクコンテストで優勝を果たしました
しかも近年まれにみるハイレベルな技を連発しての優勝でした
最近はパフォーマンスというよりは、それ以外の部分で盛り上げて優勝というパターンが多かった中で、ラビーンの登場は衝撃的でもありました
彼はまだ19歳、ウエストブルックのように身体能力を活かしたプレイでファンを魅了していってほしいものです
※ラビーンの異次元のダンクコンテスト
さて、キッドのお話しの続きです
前回、ネッツで二年連続ファイナルに出場したものの、優勝を逃してしまったというところまでお話ししました。
今日はそこからのストーリです
@宿敵の相手からのオファー
ファイナルで敗退した直後、キッドはFAとなります
リーグを代表するPGであるだけに多くのオファーが来ますが、その中にはファイナルで敗れたスパーズからのものもありました
それまでのキャリアで優勝経験のないキッドにとって、このオファーは願ってもないチャンスでした
しかし、キッドはあくまでネッツで優勝することにこだわり、そのオファーを断ります
そして、ネッツと6年9900万ドルという大型契約を結びます
その他にキッドの周りを充実させるために、オールスター・ビッグマンであったアロンゾ・モーニングを獲得し、インサイドの強化を図ります
しかし、彼もチームにフィットせず、前年のムトンボ同様不甲斐ないシーズンを送ります
Aシーズン前半の不調とその後の復調
インサイドの二人が機能しないこともあり、シーズン前半は苦しい戦いを強いられてしまいます。。。
しかもキッドがスコットHCと不仲になってしまい、チームは前半戦を22勝20敗と勝率5割を僅かに上回るだけに留まってしまいます
その後、スコットHCが退任し、代わりにフランクがヘッドコーチに就任すると、状況は一変します
ヘッドコーチ交代後、14連勝を飾り、キッドもその期間中、2回のトリプルダブルを達成するなど、チームが機能しはじめます
このままいったら、前半の遅れを取り戻すことができるのでは、と思っているときに、キッドは故障してしまいます。。。
キッドが抜けた穴は大きく、結局47勝35敗の成績に終わってしまいます
B3年連続のファイナル出場はならず・・・
前年に比べて成績を落としたいえども、プレーオフに進出したネッツ。
初戦の相手はニックスでした
今でいうニューヨーク対決になったこの対戦は、ネッツの実績が上回り、スイープで勝ち上がります
続く準決勝の相手は、戦力が整ってきたピストンズでした
大黒柱のキッドはシーズン後半の怪我から完全に回復しきっておらず、その影響もあって、最初のロード2連戦を落としてしまいます。。。
しかし、ここから反撃、ホームに戻りキッドのトリプルダブルの活躍などもあり、シリーズは3勝3敗のタイに持ち込まれます
迎えた大一番、ここでキッドがシュートスランプに陥ってしまい、なんと無得点に終わってしまいます
大黒柱が最後にこけたネッツは大敗を喫してしまい、3年連続のファイナル出場とはなりませんでした
今日はここまでで、次回はネッツに新たなBIG3が誕生するお話しを致します
お楽しみに!
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2015年02月14日
Jason Kidd 10
こんにちは!
今ちょうどオールスターの前夜祭である、RISING STARSがブルックリンで行われています
今までは、ルーキーと二年目のプレイヤーが、レジェンドに率いられて対戦するという形式でしたが、今回はUSA出身VSその他の国出身という斬新な組み合わせとなっています
圧倒的にUSAが強いんじゃないか、と思う方も多いかもしれませんが、それがそうでもないんです
今年大きな躍進を遂げた、バックスのアンテトクンポはギリシャ出身ですし、ドラフト1位のウィギンスもカナダ出身です
最近はNBAも国際化が進んでおり、もしかするとUSAが負けてしまうかもしれません
今ちょうどstreamでRISING STARS見ているのですが、一人これは面白いぞ、という選手がいました
ティンバーウルブスのザック・ラビーンです
彼は運動能力に秀でていて、今年のダンクコンテストにも出場予定なのですが、とにかく体のバネがすごいです
中継の間も解説が、よくラビーンのことを”まるでウエストブルックのようだ”と言っているのですが、まさにその通りであると思います
ウエストブルックはご存知の通り、NBAでも屈指の運動能力に持ち主ですが、ラビーンも近い将来そういう存在になると思います
そうなれば、現在低迷している売るウルブズも将来も明るいことでしょう
※ラビーンがイベントで大暴れしています(笑)
さて、キッドのお話しです
前回、ネッツを奇跡的にファイナルに導いた、というところまでお話ししました
そして二年目もネッツは再び快進撃を続けていくのでした
@インサイド強化
前年、レイカーズに敗れた大きな要因として、インサイドが非力すぎるというものがありました
ネッツは本格的にチャンピオンを目指して、過去に4度最優秀守備選手賞を獲ったディケンベ・ムトンボを獲得します
これでインサイドの不安は解消されるか、と期待されましたが、ムトンボは怪我のため満足にプレイすることができず、期待を裏切ってしまいます。。。
一方で、二年目のリチャード・ジェファーソンが成長を見せ、キッド、ケニオン・マーティンとともにチームの核を担うようになります
彼らの活躍もあり、ネッツは50勝には及ばなかったものの49勝33敗の成績でカンファレンス2位の座を堅守します
キッドはキャリアハイ、チームハイとなる平均18.9得点、2年ぶりにアシスト王の座を奪回する平均8.9アシスト、その他平均6.3リバウンド2.2スティールをあげます
このようにキッドもネッツも順風満帆なシーズンを送っていましたが、メディアの評価はいまだに低いままでした
前年のようにファイナルには出場できないだろうというのが、大方の見方でした
それどころか、プレーオフ一回戦突破も難しいだろうという意見すら多くありました
A逆風のなか、プレーオフ突破
周りが期待していない中で、ネッツはプレーオフ一回戦、バックスと対戦します
ゲイリー・ペイトンやサム・キャセールを擁し、手強いと言われていた相手に、キッドのトリプルダブルの活躍もあり、4勝2敗で競り勝ちます
するとそこから、準決勝もセルティックス、決勝のピストンズと連続でスイープし、二年連続でファイナル出場を果たします
この活躍ぶりに、地元メディアも大きな衝撃を受けます
B二年連続のファイナルにて
周りの予想と反し、ファイナル出場を決めたネッツ。
対する相手は、サンアントニオ・スパーズでした
スパーズは、リーグを代表するビッグマンであったダンカンをはじめ、パーカー、ジノビリと役者がそろっており、メディアははまたしてもネッツは惨敗するだろうと煽りました
実際、この時期のNBAは西高東低と言われており、ウエストのカンファレンスファイナルが実質上のファイナルであるとも揶揄されていたほどでした
そんななか迎えたファイナル、第1戦は予想通り、スパーズのダンカンがインサイドで大暴れし、ネッツは敗北します
このままズルズルいけば、昨年の二の舞を踏むことになりますが、一転、第2戦はキッドの30点を挙げる活躍で、勝利うを収めます
これでスパーズのホームコートアドバンテージを消滅させ、意気揚々とニュージャージーに戻ってきます
その後は第4戦も勝利し、善戦をしますが、最終的には2勝4敗で優勝を逃してしまいます
しかし、予想以上の善戦にメディアも驚き、このネッツの躍進はキッドのおかげであるという見方がよりいっそう強くなるのでした
※おまけ キッドの二年連続ファイナルでの活躍ぶりです
次回はキッドに寄せられる数多くのオファーと、ネッツ残留を決意したキッドの戦いぶりについてお話ししていきます
ではまた!!
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今ちょうどオールスターの前夜祭である、RISING STARSがブルックリンで行われています
今までは、ルーキーと二年目のプレイヤーが、レジェンドに率いられて対戦するという形式でしたが、今回はUSA出身VSその他の国出身という斬新な組み合わせとなっています
圧倒的にUSAが強いんじゃないか、と思う方も多いかもしれませんが、それがそうでもないんです
今年大きな躍進を遂げた、バックスのアンテトクンポはギリシャ出身ですし、ドラフト1位のウィギンスもカナダ出身です
最近はNBAも国際化が進んでおり、もしかするとUSAが負けてしまうかもしれません
今ちょうどstreamでRISING STARS見ているのですが、一人これは面白いぞ、という選手がいました
ティンバーウルブスのザック・ラビーンです
彼は運動能力に秀でていて、今年のダンクコンテストにも出場予定なのですが、とにかく体のバネがすごいです
中継の間も解説が、よくラビーンのことを”まるでウエストブルックのようだ”と言っているのですが、まさにその通りであると思います
ウエストブルックはご存知の通り、NBAでも屈指の運動能力に持ち主ですが、ラビーンも近い将来そういう存在になると思います
そうなれば、現在低迷している売るウルブズも将来も明るいことでしょう
※ラビーンがイベントで大暴れしています(笑)
さて、キッドのお話しです
前回、ネッツを奇跡的にファイナルに導いた、というところまでお話ししました
そして二年目もネッツは再び快進撃を続けていくのでした
@インサイド強化
前年、レイカーズに敗れた大きな要因として、インサイドが非力すぎるというものがありました
ネッツは本格的にチャンピオンを目指して、過去に4度最優秀守備選手賞を獲ったディケンベ・ムトンボを獲得します
これでインサイドの不安は解消されるか、と期待されましたが、ムトンボは怪我のため満足にプレイすることができず、期待を裏切ってしまいます。。。
一方で、二年目のリチャード・ジェファーソンが成長を見せ、キッド、ケニオン・マーティンとともにチームの核を担うようになります
彼らの活躍もあり、ネッツは50勝には及ばなかったものの49勝33敗の成績でカンファレンス2位の座を堅守します
キッドはキャリアハイ、チームハイとなる平均18.9得点、2年ぶりにアシスト王の座を奪回する平均8.9アシスト、その他平均6.3リバウンド2.2スティールをあげます
このようにキッドもネッツも順風満帆なシーズンを送っていましたが、メディアの評価はいまだに低いままでした
前年のようにファイナルには出場できないだろうというのが、大方の見方でした
それどころか、プレーオフ一回戦突破も難しいだろうという意見すら多くありました
A逆風のなか、プレーオフ突破
周りが期待していない中で、ネッツはプレーオフ一回戦、バックスと対戦します
ゲイリー・ペイトンやサム・キャセールを擁し、手強いと言われていた相手に、キッドのトリプルダブルの活躍もあり、4勝2敗で競り勝ちます
するとそこから、準決勝もセルティックス、決勝のピストンズと連続でスイープし、二年連続でファイナル出場を果たします
この活躍ぶりに、地元メディアも大きな衝撃を受けます
B二年連続のファイナルにて
周りの予想と反し、ファイナル出場を決めたネッツ。
対する相手は、サンアントニオ・スパーズでした
スパーズは、リーグを代表するビッグマンであったダンカンをはじめ、パーカー、ジノビリと役者がそろっており、メディアははまたしてもネッツは惨敗するだろうと煽りました
実際、この時期のNBAは西高東低と言われており、ウエストのカンファレンスファイナルが実質上のファイナルであるとも揶揄されていたほどでした
そんななか迎えたファイナル、第1戦は予想通り、スパーズのダンカンがインサイドで大暴れし、ネッツは敗北します
このままズルズルいけば、昨年の二の舞を踏むことになりますが、一転、第2戦はキッドの30点を挙げる活躍で、勝利うを収めます
これでスパーズのホームコートアドバンテージを消滅させ、意気揚々とニュージャージーに戻ってきます
その後は第4戦も勝利し、善戦をしますが、最終的には2勝4敗で優勝を逃してしまいます
しかし、予想以上の善戦にメディアも驚き、このネッツの躍進はキッドのおかげであるという見方がよりいっそう強くなるのでした
※おまけ キッドの二年連続ファイナルでの活躍ぶりです
次回はキッドに寄せられる数多くのオファーと、ネッツ残留を決意したキッドの戦いぶりについてお話ししていきます
ではまた!!
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2015年02月11日
Jason Kidd 9
こんにちは!
昨日にも少し触れましたが、やはりヒートのウェイドは怪我のためオールスターの出場を取りやめました
その代役として、ホークスのシューターであるコーバーが選出されました
今年で33歳になるコーバーは、これが初めてのオールスターであり、史上4番目の高齢での初選出となりました
これでホークスからは、4人の選手がオールスターに選ばれたことになり、いかにチーム状態が良いかを表していると思います
最近では、セルティックスのBIG3+レイジョン・ロンドが4人同時にオールスターに選ばれるということがありましたが、それ以来の快挙ということになります
この時のオールスターでは、この4人が揃ってコートに立ち、観客を沸かせましたが、今回もイーストがほぼホークスになる瞬間があっても面白いかもしれません
堅実な彼らならば、オールスターといえども、スクリーンを掛け、カットムーブし、得点を積み重ねることでしょう(笑)
ホークスファンにとっては本当に待ち遠しいオールスターとなりましたね
われらがヒートもボッシュだけの出場になってしまいましたが、彼にはMVPを取ってもらう勢いで活躍してほしいと思います
※おまけ、コーバーとトンプソンの練習でのスリー対決です
どちらも冷静にショットを沈めているところが格好いいです
さて、キッドのお話しですが、前回はネッツがミラクルを起こし、カンファレンス首位でプレーオフに進んだというところまでお話ししました
今日はそのプレーオフ、そしてファイナルについて語っていきたいと思います
@プレーオフでも快進撃
キッドを軸にしたネッツは、プレーオフ初戦でインディアナ・ペイサーズと対戦することになります
ペイサーズは当時レジー・ミラーを主軸としたチームであり、インサイドのジャーメイン・オニールの攻撃も相まって、ネッツは王手をかけられてしまいます
しかし、ここからネッツの反撃が始まり、迎えた最終戦でキッドは31点を挙げる活躍を見せ、チームは17年ぶりのプレーオフ一回戦突破を決めました
※第五戦の模様(2OTに入った熱戦となりました)
続く準決勝、相手はバロン・デイビス擁するシャーロット・ホーネッツでした
バロン・デイビスといえば、当時キッドとアシスト王を争っていた名PGであり、このPG対決に注目が集まりました
しかし、いざ戦いが始まってみると、終始ネッツが優位に展開を進めていきます
第三戦にキッドが瞼を負傷するというアクシデントがありましたが、結局4勝1敗でホーネッツを退けます
ネッツにとっては、初のカンファレンスファイナル進出となりました
Aカンファレンスファイナルにてオールラウンドな活躍を見せる
キッドにとっても、ネッツにとっても初の舞台となったカンファレンスファイナル、相手は若きエースのポール・ピアース、そしてアントワン・ウォーカー擁するセルティックスでした
セルティックスはラリー・バードの黄金時代以来、低迷が続いており、久しぶりのファイナル出場に向け、気合いが入っていました
そのセルティックス相手に、キッドはオールラウンドな活躍を見せます
なんとシリーズ中、三度もトリプルダブルを達成し、チームを4勝2敗でファイナルに導いたのでした
※キッドのカンファレンスファイナルでの活躍ぶり
B王者レイカーズとの対戦
ファイナルへと駒を進めたネッツは、当時2連覇を飾っていた王者レイカーズと対戦します
元々、戦力差があり、ネッツは不利な戦いを強いられるだろうと予想されていました
その下馬評通り、レイカーズはシャックが大暴れし、全試合で30点10リバウンド以上を記録する活躍をし、ネッツはスイープで下されてしまいます。。。
ただし、キッドは第1戦でトリプルダブルを達成するなど、一人気を吐きます
※ファイナル第3戦の様子です
さらには、このシーズン予想外にファイナル進出を果たしたネッツに対して、その原動力になったキッドの評価はさらに上がっていきました
そして次のシーズンも勢いを維持したまま、ネッツは快進撃を続けていくのでした
それはまた次回にお話しします
ではまた!!
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昨日にも少し触れましたが、やはりヒートのウェイドは怪我のためオールスターの出場を取りやめました
その代役として、ホークスのシューターであるコーバーが選出されました
今年で33歳になるコーバーは、これが初めてのオールスターであり、史上4番目の高齢での初選出となりました
これでホークスからは、4人の選手がオールスターに選ばれたことになり、いかにチーム状態が良いかを表していると思います
最近では、セルティックスのBIG3+レイジョン・ロンドが4人同時にオールスターに選ばれるということがありましたが、それ以来の快挙ということになります
この時のオールスターでは、この4人が揃ってコートに立ち、観客を沸かせましたが、今回もイーストがほぼホークスになる瞬間があっても面白いかもしれません
堅実な彼らならば、オールスターといえども、スクリーンを掛け、カットムーブし、得点を積み重ねることでしょう(笑)
ホークスファンにとっては本当に待ち遠しいオールスターとなりましたね
われらがヒートもボッシュだけの出場になってしまいましたが、彼にはMVPを取ってもらう勢いで活躍してほしいと思います
※おまけ、コーバーとトンプソンの練習でのスリー対決です
どちらも冷静にショットを沈めているところが格好いいです
さて、キッドのお話しですが、前回はネッツがミラクルを起こし、カンファレンス首位でプレーオフに進んだというところまでお話ししました
今日はそのプレーオフ、そしてファイナルについて語っていきたいと思います
@プレーオフでも快進撃
キッドを軸にしたネッツは、プレーオフ初戦でインディアナ・ペイサーズと対戦することになります
ペイサーズは当時レジー・ミラーを主軸としたチームであり、インサイドのジャーメイン・オニールの攻撃も相まって、ネッツは王手をかけられてしまいます
しかし、ここからネッツの反撃が始まり、迎えた最終戦でキッドは31点を挙げる活躍を見せ、チームは17年ぶりのプレーオフ一回戦突破を決めました
※第五戦の模様(2OTに入った熱戦となりました)
続く準決勝、相手はバロン・デイビス擁するシャーロット・ホーネッツでした
バロン・デイビスといえば、当時キッドとアシスト王を争っていた名PGであり、このPG対決に注目が集まりました
しかし、いざ戦いが始まってみると、終始ネッツが優位に展開を進めていきます
第三戦にキッドが瞼を負傷するというアクシデントがありましたが、結局4勝1敗でホーネッツを退けます
ネッツにとっては、初のカンファレンスファイナル進出となりました
Aカンファレンスファイナルにてオールラウンドな活躍を見せる
キッドにとっても、ネッツにとっても初の舞台となったカンファレンスファイナル、相手は若きエースのポール・ピアース、そしてアントワン・ウォーカー擁するセルティックスでした
セルティックスはラリー・バードの黄金時代以来、低迷が続いており、久しぶりのファイナル出場に向け、気合いが入っていました
そのセルティックス相手に、キッドはオールラウンドな活躍を見せます
なんとシリーズ中、三度もトリプルダブルを達成し、チームを4勝2敗でファイナルに導いたのでした
※キッドのカンファレンスファイナルでの活躍ぶり
B王者レイカーズとの対戦
ファイナルへと駒を進めたネッツは、当時2連覇を飾っていた王者レイカーズと対戦します
元々、戦力差があり、ネッツは不利な戦いを強いられるだろうと予想されていました
その下馬評通り、レイカーズはシャックが大暴れし、全試合で30点10リバウンド以上を記録する活躍をし、ネッツはスイープで下されてしまいます。。。
ただし、キッドは第1戦でトリプルダブルを達成するなど、一人気を吐きます
※ファイナル第3戦の様子です
さらには、このシーズン予想外にファイナル進出を果たしたネッツに対して、その原動力になったキッドの評価はさらに上がっていきました
そして次のシーズンも勢いを維持したまま、ネッツは快進撃を続けていくのでした
それはまた次回にお話しします
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2015年02月10日
Jason Kidd 8
こんにちは!
相当更新が途絶えていました
今日からまた張り切ってブログ書いていきたいと思います
オールスターもあと一週間に迫り、いよいよ待ちに待った祭典が始まろうとしています
ただ出場予定だった選手が怪我のため出られなくなったというニュースが飛び込んできています
まず、大御所のコービーが怪我のため、キングスのデマーカス・カズンズが代わりに出場することが決定しました
元々、カズンズが選出されていないことに異議を唱える意見も多かったので、サクラメントのファンにとっては嬉しいニュースになったことでしょう
カズンズは今シーズン、得点とリバウンドで共にキャリアハイの数字を挙げており、キングスのフランチャイズプレイヤーとしてチームを引っ張っています
数年前までは、精神面の弱さからスターになりそびているという批判が多かったのですが、最近ではそのメンタル面も改善され、ゴール下の番人として他チームから恐れられるプレイヤーへ成長を遂げました
また、現在のNBAでは珍しくなったパワフルなセンタープレイヤーとして、将来が嘱望されています
一昔前のシャックやデビット・ロビンソン、パトリック・ユーイングなどのような、ピュアセンターとして大暴れして欲しいものです
※カズンズのプレイ集
そして、もう一つ、クリッパーズのグリフィンが手術のため欠場が決まり、代役としてブレイザーズのリラードが選出されました
彼もオールスター級の選手であり、最初選出されなかったことが不思議であるくらいです
オールスターのリザーブメンバーが決まった日には、他の選手がリラードからオールスター出場権を『強奪』したとして、地元のポートランド警察が捜査に当たったほどです(笑)
これはかなりアメリカらしいエピソードですが、彼のクラッチタイムでの活躍ぶりには目を見張るものがあります
どこから打っても決まりそうなスリーは、相手ディフェンダーにとってはかなり厄介なことでしょう
オールスターでも勝負どころでシュートを決めてくれることを信じています
※リラードのプレイ集
その他にも、ヒートのウェイドが怪我のため出場できないのではないか、と噂されており(個人的にはかなりショックです。。)、代わりにホークスのコーバーが選出されるのでは、とも言われています
コーバーもスリー成功率が53%とリーグトップを独走しており、オールスターに選ばれても少しもおかしくないプレイヤーです
このように何名かのプレイヤーに変動はありますが、日本時間2/16のマディソンスクエアガーデンでの一戦は本当に楽しみですね
当日は朝の10時からBS放送でも生中継されるようなので、普段WOWOWに加入していなくて試合を見ることができないという方も、ぜひこの祭典をご覧ください
彼らの夢の競演を見れば、NBAにはまること間違いなしです
さて、オールスターに関する前置きが長くなりましたが、ここからはキッドのお話しに移っていきたいと思います
今日はその新天地ネッツにて躍動するキッドについてお話ししていきます
@ドアマットチームからの再建
キッドが移籍した当時、ネッツはどん底状態の中にいました
過去7年間でプレーオフ進出は1回のみ、2000-01シーズンも26勝56敗と大きく負け越しており、リーダー不在のチームは各チームからドアマットの扱いを受ける弱小チームでした
キッドは元々リーダーシップがあったので、ネッツに移籍してきて早々にチームリーダーを任されます
チームメイトには、シューティングガードのケリー・キトルズやパワーフォワードのケニオン・マーティン、エース格のキース・ヴァン・ホーンらがいて、ポテンシャルの高い選手が揃っていました
ヘッドコーチは、現在レイカーズで指揮を執るバイロン・スコットであり、彼はキッドに対してチームリーダーとしてチーム全員の前で演説をするよう説得します
移籍1年目からこのようにリーダーを任されるというのは異例のことですが、キッドは快諾し、チームメイトの前で「特別なシーズンとなる可能性がある」と発言をし、チームの士気を高めます
そして迎えた開幕戦、14得点10リバウンド9アシスト4スティールの活躍でチームに逆転勝利を呼び込み、チームに大きな勢いをもたらします
前年までとは違った雰囲気で、常勝ムードを作りあげていったネッツは、最初の8試合で7勝を挙げ、ディビジョントップになります
キッドの加入でディフェンスが大きく改善され、スチールからのファーストブレイクが頻繁に決まるようになり、得点力も大幅に改善されました
完全に波に乗ったネッツは、前年の26勝の倍となる52勝をあげて前年のカンファレンス12位から一気に1位まで駆け上がりました
キッドはMVP最有力候補と目されていましたが、個人スタッツがそれほど高くなく、スパーズのダンカンに次ぐ2位に終わってしまいます。。。
それはそうとして、キッドの加入で生まれ変わったネッツは、「ミラクル・ネッツ」と称されるようになり、プレーオフでも快進撃を続けていくのでした
ここでプレーオフのお話しも一気にしてしまいたいところですが、字数の都合上、次回にまわしたいと思います
また次回もお楽しみに
ではまた!!
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相当更新が途絶えていました
今日からまた張り切ってブログ書いていきたいと思います
オールスターもあと一週間に迫り、いよいよ待ちに待った祭典が始まろうとしています
ただ出場予定だった選手が怪我のため出られなくなったというニュースが飛び込んできています
まず、大御所のコービーが怪我のため、キングスのデマーカス・カズンズが代わりに出場することが決定しました
元々、カズンズが選出されていないことに異議を唱える意見も多かったので、サクラメントのファンにとっては嬉しいニュースになったことでしょう
カズンズは今シーズン、得点とリバウンドで共にキャリアハイの数字を挙げており、キングスのフランチャイズプレイヤーとしてチームを引っ張っています
数年前までは、精神面の弱さからスターになりそびているという批判が多かったのですが、最近ではそのメンタル面も改善され、ゴール下の番人として他チームから恐れられるプレイヤーへ成長を遂げました
また、現在のNBAでは珍しくなったパワフルなセンタープレイヤーとして、将来が嘱望されています
一昔前のシャックやデビット・ロビンソン、パトリック・ユーイングなどのような、ピュアセンターとして大暴れして欲しいものです
※カズンズのプレイ集
そして、もう一つ、クリッパーズのグリフィンが手術のため欠場が決まり、代役としてブレイザーズのリラードが選出されました
彼もオールスター級の選手であり、最初選出されなかったことが不思議であるくらいです
オールスターのリザーブメンバーが決まった日には、他の選手がリラードからオールスター出場権を『強奪』したとして、地元のポートランド警察が捜査に当たったほどです(笑)
これはかなりアメリカらしいエピソードですが、彼のクラッチタイムでの活躍ぶりには目を見張るものがあります
どこから打っても決まりそうなスリーは、相手ディフェンダーにとってはかなり厄介なことでしょう
オールスターでも勝負どころでシュートを決めてくれることを信じています
※リラードのプレイ集
その他にも、ヒートのウェイドが怪我のため出場できないのではないか、と噂されており(個人的にはかなりショックです。。)、代わりにホークスのコーバーが選出されるのでは、とも言われています
コーバーもスリー成功率が53%とリーグトップを独走しており、オールスターに選ばれても少しもおかしくないプレイヤーです
このように何名かのプレイヤーに変動はありますが、日本時間2/16のマディソンスクエアガーデンでの一戦は本当に楽しみですね
当日は朝の10時からBS放送でも生中継されるようなので、普段WOWOWに加入していなくて試合を見ることができないという方も、ぜひこの祭典をご覧ください
彼らの夢の競演を見れば、NBAにはまること間違いなしです
さて、オールスターに関する前置きが長くなりましたが、ここからはキッドのお話しに移っていきたいと思います
今日はその新天地ネッツにて躍動するキッドについてお話ししていきます
@ドアマットチームからの再建
キッドが移籍した当時、ネッツはどん底状態の中にいました
過去7年間でプレーオフ進出は1回のみ、2000-01シーズンも26勝56敗と大きく負け越しており、リーダー不在のチームは各チームからドアマットの扱いを受ける弱小チームでした
キッドは元々リーダーシップがあったので、ネッツに移籍してきて早々にチームリーダーを任されます
チームメイトには、シューティングガードのケリー・キトルズやパワーフォワードのケニオン・マーティン、エース格のキース・ヴァン・ホーンらがいて、ポテンシャルの高い選手が揃っていました
ヘッドコーチは、現在レイカーズで指揮を執るバイロン・スコットであり、彼はキッドに対してチームリーダーとしてチーム全員の前で演説をするよう説得します
移籍1年目からこのようにリーダーを任されるというのは異例のことですが、キッドは快諾し、チームメイトの前で「特別なシーズンとなる可能性がある」と発言をし、チームの士気を高めます
そして迎えた開幕戦、14得点10リバウンド9アシスト4スティールの活躍でチームに逆転勝利を呼び込み、チームに大きな勢いをもたらします
前年までとは違った雰囲気で、常勝ムードを作りあげていったネッツは、最初の8試合で7勝を挙げ、ディビジョントップになります
キッドの加入でディフェンスが大きく改善され、スチールからのファーストブレイクが頻繁に決まるようになり、得点力も大幅に改善されました
完全に波に乗ったネッツは、前年の26勝の倍となる52勝をあげて前年のカンファレンス12位から一気に1位まで駆け上がりました
キッドはMVP最有力候補と目されていましたが、個人スタッツがそれほど高くなく、スパーズのダンカンに次ぐ2位に終わってしまいます。。。
それはそうとして、キッドの加入で生まれ変わったネッツは、「ミラクル・ネッツ」と称されるようになり、プレーオフでも快進撃を続けていくのでした
ここでプレーオフのお話しも一気にしてしまいたいところですが、字数の都合上、次回にまわしたいと思います
また次回もお楽しみに
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2015年01月30日
Jason Kidd 7
こんばんは!
今日、オールスターのリザーブメンバーが発表されました
=East=
カイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)、ジミー・バトラー(シカゴ・ブルズ)、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュ(ともにマイアミ・ヒート)、ジェフ・ティーグ、ポール・ミルサップ、アル・ホーフォード(いずれもアトランタ・ホークス)。
=West=
クリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ジェイムズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)、クレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ラッセル・ウェストブルック、ケビン・デュラント(ともにオクラホマシティ・サンダー)、ラマーカス・オルドリッジ(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ティム・ダンカン(サンアントニオ・スパーズ)。
というメンバーになりました
好調なチームから多くのメンバーが選出されており、特にホークスの三人というのは凄いことであると思います
この中で、ティーグ、トンプソン、バトラーが初出場であり、また新しい顔ぶれも増えました
全員スコアラーとして20点近く稼げる能力を持っているので、オールスターは点取り合戦となりそうな予感がします
去年もビッグスコアだっただけに、今年もそれを勝るような試合が見れると思うとワクワクしてきます
あと、個人的にはヒートのBIG2が共に選出されたのは、かなり嬉しいことです
レブロンが抜けた分、二人のスタッツが上がり、選出に結びついたのかもしれませんが、ウェイドが11回目、ボッシュが10回目の選出とかなりのレジェンドであることは間違いありません
二人がニューヨークでどんなプレイを見せてくれるか楽しみです
同じイーストのレブロンとの共演でマイアミBIG3の一夜限りの復活にも期待したいところです
さて、ではキッドのお話しに移っていきたいと思います
前回はキッドが全盛期を迎えたというところで話が終わりました
今日はそこから一転サンズを追放になってしまう、という悲しいお話しです
@相次ぐ不祥事
スパーズから金星を挙げた翌シーズン、サンズは開幕から7連勝と好調な滑り出しを見せます
コート内では躍動していた選手たちでしたが、コート外で問題が発生します。。。
まず、アンファニー・ハーダウェイが女性を殴ったとして訴訟を起こされてしまいます
ハーダウェイはオールスター選手であっただけに、この問題はマスコミに大きく取り上げられます
そして、クリフォード・ロビンソンも飲酒運転により逮捕されてしまいます
こうしてチームメイトが次々に不祥事を起こす中、遂にキッドにも悪の手が働いてしまうのです
A妻に対する家庭内暴力
2001年1月にキッドが妻に対する家庭内暴力で逮捕されてしまいます
このニュースは全米で大きく報じられ、保釈後のキッドは様々な批判に晒されることになります
この問題により、数日間チームを離れることになりますが、復帰後キッドはこの事件の影響を持ち込まず、活躍を見せます
最終的には、平均16.9得点6.4リバウンド9.8アシスト2.2スティールの成績で3年連続のアシスト王、オールNBA、オールディフェンシブ、両1stチームに輝きます
このシーズンは得点力も見せつけ、シーズン後半には43得点も記録しています
しかし、プレーオフでは一回戦でキングスに敗れ波乱のシーズンが幕を閉じます
キッドは暴行事件の後に6ヶ月のカウンセリングを受け、アルコールを断ち、妻とも和解するなど社会的人格の回復に努めていましたが、サンズはチームのイメージを回復するために、キッドを放出することを決意します
アリゾナを離れ新たな所属先になったのが低迷に瀕するニュージャージー・ネッツでした
おまけ:キッドがスターターを務めた2001年のオールスターです。
ということで、次回からはネッツに移籍したキッドの活躍ぶりをお話ししていきたいと思います
お楽しみに
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今日、オールスターのリザーブメンバーが発表されました
=East=
カイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)、ジミー・バトラー(シカゴ・ブルズ)、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュ(ともにマイアミ・ヒート)、ジェフ・ティーグ、ポール・ミルサップ、アル・ホーフォード(いずれもアトランタ・ホークス)。
=West=
クリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ジェイムズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)、クレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ラッセル・ウェストブルック、ケビン・デュラント(ともにオクラホマシティ・サンダー)、ラマーカス・オルドリッジ(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ティム・ダンカン(サンアントニオ・スパーズ)。
というメンバーになりました
好調なチームから多くのメンバーが選出されており、特にホークスの三人というのは凄いことであると思います
この中で、ティーグ、トンプソン、バトラーが初出場であり、また新しい顔ぶれも増えました
全員スコアラーとして20点近く稼げる能力を持っているので、オールスターは点取り合戦となりそうな予感がします
去年もビッグスコアだっただけに、今年もそれを勝るような試合が見れると思うとワクワクしてきます
あと、個人的にはヒートのBIG2が共に選出されたのは、かなり嬉しいことです
レブロンが抜けた分、二人のスタッツが上がり、選出に結びついたのかもしれませんが、ウェイドが11回目、ボッシュが10回目の選出とかなりのレジェンドであることは間違いありません
二人がニューヨークでどんなプレイを見せてくれるか楽しみです
同じイーストのレブロンとの共演でマイアミBIG3の一夜限りの復活にも期待したいところです
さて、ではキッドのお話しに移っていきたいと思います
前回はキッドが全盛期を迎えたというところで話が終わりました
今日はそこから一転サンズを追放になってしまう、という悲しいお話しです
@相次ぐ不祥事
スパーズから金星を挙げた翌シーズン、サンズは開幕から7連勝と好調な滑り出しを見せます
コート内では躍動していた選手たちでしたが、コート外で問題が発生します。。。
まず、アンファニー・ハーダウェイが女性を殴ったとして訴訟を起こされてしまいます
ハーダウェイはオールスター選手であっただけに、この問題はマスコミに大きく取り上げられます
そして、クリフォード・ロビンソンも飲酒運転により逮捕されてしまいます
こうしてチームメイトが次々に不祥事を起こす中、遂にキッドにも悪の手が働いてしまうのです
A妻に対する家庭内暴力
2001年1月にキッドが妻に対する家庭内暴力で逮捕されてしまいます
このニュースは全米で大きく報じられ、保釈後のキッドは様々な批判に晒されることになります
この問題により、数日間チームを離れることになりますが、復帰後キッドはこの事件の影響を持ち込まず、活躍を見せます
最終的には、平均16.9得点6.4リバウンド9.8アシスト2.2スティールの成績で3年連続のアシスト王、オールNBA、オールディフェンシブ、両1stチームに輝きます
このシーズンは得点力も見せつけ、シーズン後半には43得点も記録しています
しかし、プレーオフでは一回戦でキングスに敗れ波乱のシーズンが幕を閉じます
キッドは暴行事件の後に6ヶ月のカウンセリングを受け、アルコールを断ち、妻とも和解するなど社会的人格の回復に努めていましたが、サンズはチームのイメージを回復するために、キッドを放出することを決意します
アリゾナを離れ新たな所属先になったのが低迷に瀕するニュージャージー・ネッツでした
おまけ:キッドがスターターを務めた2001年のオールスターです。
ということで、次回からはネッツに移籍したキッドの活躍ぶりをお話ししていきたいと思います
お楽しみに
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2015年01月28日
Jason Kidd 6
こんにちは!
今日、たった今まで全豪テニスオープンで錦織選手が準々決勝を戦っていました
相手は世界ランク4位のワウリンカであり、バックストロークを得意とするスイスのテニスプレーヤーです
昨年の全米オープンの際には、勝利を収めており、今回もワウリンカを破ってくれるのではないかと期待が高まっていました
しかし、やはり世界の壁は厚いようで、4回戦までの戦いとは違い、思うように自分のテニスをさせてもらえません。。。
第1、2セットともに取られてあとのない展開の中、錦織は奮起し、タイブレークまで持ち込みます
しかし、最後はワウリンカのサーブが冴えわたり、セットカウント0−3で敗戦してしまいました
この試合でやはり感じるのは、サーブの力の差です
素人が何を言ってるんだと怒られてしまうかもしれませんが、やはり外国人選手の打つサーブというのは力強くて速いです
錦織もこのオフにサーブを鍛えたらしく、サービスの速度も200`を超えるようになってきましたが、まだまだ世界トップレベルにはなっていないと感じました
錦織には元々素晴らしいストローク技術があり、ラリーに持ち込むと勝機が生まれてきます
今回はワウリンカのサービスが冴えわたった形となりましたが、これからの戦いにおいては、これよりもさらに相手のサービスを持ちこたえて、自分のペースに持っていくかというのがポイントになってくると思います
なんかすみません、テニス素人が好き勝手に語ってしまって。。。
完全に試合を見た後の余韻がまだ残っている感じです
反省の一環として、全米でワウリンカを破った際の動画を挙げておきます
さて、ではキッドのお話しに移っていきたいと思います!
今日はトップポイントガードへ登り詰めていく様子について語っていきます
@ロックアウト後のシーズンにおいて快進撃を見せる
1998-99シーズンはロックアウトの影響で、シーズン開幕が2月となり、通常の82試合から50試合へと短縮されました
この事態にもキッドは動揺することなく、オフに行ったジャンプシュートの鍛錬が実を結び、FG成功率は44.4%と改善が見られます
シーズン成績は平均16.9得点6.8リバウンド10.8アシスト2.3スティールを記録し、初のアシスト王に輝くとともに、オールNBA1stチーム、オールディフェンシブ1stチームにも選ばれます
この攻守ともに1stチーム入りしたことで、キッドの評価もNBA最高のポイントガードということになります
最近ではクリス・ポールがこの同時受賞を果たしていますが、やはりリーグの顔ともいうべき存在が受賞していることがわかります
キッドは最高のシーズンを送りますが、チーム自体は故障者が多かったこともあり、27勝23敗と前年よりも勝率を落としてしまいます
プレーオフでも、ポートランド・トレイルブレイザーズの前に3戦全敗を喫し、これで三年連続でプレーオフ初戦敗退ということになり、チームの要であるキッドも批判されてしまいます。。。
同じ時期に父親が亡くなってしまい、キッドにとっては辛いオフを過ごすことになります
しかし、その後行われたバスケットボールアメリカ選手権で活躍し、批判していたメディアも一転好評価を下すようになります
A波乱万丈のシーズン
翌1999-00シーズン、アンファニー・ハーダウェイを獲得し、キッドとのコンボに大きな期待が集まります
しかし、ハーダウェイは故障がちで、全盛期のプレイは見せることができませんでした。。。
そして、20試合を消化した時点で、ヘッドコーチが突然辞任します
後任には弱冠36歳のスコット・スカイルズが就任します
すると、今度はキッド自身が怪我で戦列を離脱し、シーズン終盤を棒に振ってしまいます
このように様々な出来事がありながら、サンズはケビン・ジョンソンの復帰や、ショーン・マリオンなどの成長により、キッドの離脱を感じさせず、53勝29敗という成績でシーズンを終えます
キッドも平均14.3得点7.2リバウンド10.1アシスト2.3スティールを記録し、2年連続のアシスト王、オールNBA1stチーム、オールディフェンシブ1stチームに選ばれ、真のトップポイントガードの座を勝ち取ります
終盤に離脱したキッドはプレーオフに間に合うかどうか際どいと言われていましたが、一回戦のスパーズとの第4戦で復活します
キッド抜きで王手を掛けており、そこにキッドが10アシストを見せる活躍を見せ、見事前年のチャンピオンチームを破ります
そして、サンズにとって念願のプレーオフ初戦突破を果たします
続く準決勝は、コービーとシャックのデュオで黄金期を迎えようとしていたレイカーズと対戦し、第4戦に22得点10リバウンド16アシストと自身初のプレーオフでのトリプル・ダブルを達成するも、結局敗退してしまいます
※キッドがトリプルダブルを達成した第4戦
そのシーズンオフには、シドニー五輪にもアメリカ代表として出場し、見事金メダルに輝いています
とまあこのように絶頂期を迎えたキッドでしたが、翌年試練が待ち受けていました
そのお話しについては次回
ではまた!!
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今日、たった今まで全豪テニスオープンで錦織選手が準々決勝を戦っていました
相手は世界ランク4位のワウリンカであり、バックストロークを得意とするスイスのテニスプレーヤーです
昨年の全米オープンの際には、勝利を収めており、今回もワウリンカを破ってくれるのではないかと期待が高まっていました
しかし、やはり世界の壁は厚いようで、4回戦までの戦いとは違い、思うように自分のテニスをさせてもらえません。。。
第1、2セットともに取られてあとのない展開の中、錦織は奮起し、タイブレークまで持ち込みます
しかし、最後はワウリンカのサーブが冴えわたり、セットカウント0−3で敗戦してしまいました
この試合でやはり感じるのは、サーブの力の差です
素人が何を言ってるんだと怒られてしまうかもしれませんが、やはり外国人選手の打つサーブというのは力強くて速いです
錦織もこのオフにサーブを鍛えたらしく、サービスの速度も200`を超えるようになってきましたが、まだまだ世界トップレベルにはなっていないと感じました
錦織には元々素晴らしいストローク技術があり、ラリーに持ち込むと勝機が生まれてきます
今回はワウリンカのサービスが冴えわたった形となりましたが、これからの戦いにおいては、これよりもさらに相手のサービスを持ちこたえて、自分のペースに持っていくかというのがポイントになってくると思います
なんかすみません、テニス素人が好き勝手に語ってしまって。。。
完全に試合を見た後の余韻がまだ残っている感じです
反省の一環として、全米でワウリンカを破った際の動画を挙げておきます
さて、ではキッドのお話しに移っていきたいと思います!
今日はトップポイントガードへ登り詰めていく様子について語っていきます
@ロックアウト後のシーズンにおいて快進撃を見せる
1998-99シーズンはロックアウトの影響で、シーズン開幕が2月となり、通常の82試合から50試合へと短縮されました
この事態にもキッドは動揺することなく、オフに行ったジャンプシュートの鍛錬が実を結び、FG成功率は44.4%と改善が見られます
シーズン成績は平均16.9得点6.8リバウンド10.8アシスト2.3スティールを記録し、初のアシスト王に輝くとともに、オールNBA1stチーム、オールディフェンシブ1stチームにも選ばれます
この攻守ともに1stチーム入りしたことで、キッドの評価もNBA最高のポイントガードということになります
最近ではクリス・ポールがこの同時受賞を果たしていますが、やはりリーグの顔ともいうべき存在が受賞していることがわかります
キッドは最高のシーズンを送りますが、チーム自体は故障者が多かったこともあり、27勝23敗と前年よりも勝率を落としてしまいます
プレーオフでも、ポートランド・トレイルブレイザーズの前に3戦全敗を喫し、これで三年連続でプレーオフ初戦敗退ということになり、チームの要であるキッドも批判されてしまいます。。。
同じ時期に父親が亡くなってしまい、キッドにとっては辛いオフを過ごすことになります
しかし、その後行われたバスケットボールアメリカ選手権で活躍し、批判していたメディアも一転好評価を下すようになります
A波乱万丈のシーズン
翌1999-00シーズン、アンファニー・ハーダウェイを獲得し、キッドとのコンボに大きな期待が集まります
しかし、ハーダウェイは故障がちで、全盛期のプレイは見せることができませんでした。。。
そして、20試合を消化した時点で、ヘッドコーチが突然辞任します
後任には弱冠36歳のスコット・スカイルズが就任します
すると、今度はキッド自身が怪我で戦列を離脱し、シーズン終盤を棒に振ってしまいます
このように様々な出来事がありながら、サンズはケビン・ジョンソンの復帰や、ショーン・マリオンなどの成長により、キッドの離脱を感じさせず、53勝29敗という成績でシーズンを終えます
キッドも平均14.3得点7.2リバウンド10.1アシスト2.3スティールを記録し、2年連続のアシスト王、オールNBA1stチーム、オールディフェンシブ1stチームに選ばれ、真のトップポイントガードの座を勝ち取ります
終盤に離脱したキッドはプレーオフに間に合うかどうか際どいと言われていましたが、一回戦のスパーズとの第4戦で復活します
キッド抜きで王手を掛けており、そこにキッドが10アシストを見せる活躍を見せ、見事前年のチャンピオンチームを破ります
そして、サンズにとって念願のプレーオフ初戦突破を果たします
続く準決勝は、コービーとシャックのデュオで黄金期を迎えようとしていたレイカーズと対戦し、第4戦に22得点10リバウンド16アシストと自身初のプレーオフでのトリプル・ダブルを達成するも、結局敗退してしまいます
※キッドがトリプルダブルを達成した第4戦
そのシーズンオフには、シドニー五輪にもアメリカ代表として出場し、見事金メダルに輝いています
とまあこのように絶頂期を迎えたキッドでしたが、翌年試練が待ち受けていました
そのお話しについては次回
ではまた!!
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2015年01月27日
Jason Kidd 5
こんにちは!
ヒートファンにとっては朗報が飛び込んできました
以前にも紹介したかもしれませんが、今季途中加入のホワイトサイドが先日のブルズ戦でトリプルダブルを達成しました
トリプルダブルといえば、得点・アシスト・リバウンドの三項目で二桁を挙げるのが一般的ですが、今回得点・リバウンド・ブロックという三つで二桁を達成しました
ブロックで二桁いくのは相当難しく、この試合12ブロックを記録したホワイトサイドはヒートのフランチャイズ記録を更新しました
彼は今までDリーグや中国、レバノンと渡り歩き、ようやくNBAでプレイできるチャンスが巡ってきた苦労人だけに、周りの反響も凄まじかったようです
ヒートとしてもこのライジングスターの登場はありがたく、ここ数年インサイドが手薄だった状況が少しは改善されると思います
同じビッグマンとして大先輩のボッシュやクリス・アンダーセンといったプレイヤーから学んでいって、将来ヒートのフランチャイズプレイヤーに成長してほしいものです
※ホワイトサイドの奮闘ぶり!
さて、キッドのお話しです
前回、ごたごた続きのマブスを退団し、新たにサンズでプレイすることになった、というところまでお話ししました
今日はそこからの物語です
@サンズ躍進の原動力
キッドが移籍する前のサンズは、フランチャイズプレイヤーであったチャールズ・バークレーの電撃移籍に伴い、開幕13連敗を喫するなど不振を極めていました。。。
そういった状況でオールスター選手のキッドが入ってくるということで、サンズ側も大歓迎し、自然とフィットしていきます
移籍後最初の試合で負傷し、1か月強の離脱を余儀なくされますが、復帰後は大学の先輩でもあるケビン・ジョンソンともタッグを組み、2人の平均アシスト数は共にリーグTop5入りを果たします
怪我や移籍もあり、平均10.9得点9.0アシスト4.5リバウンド2.3スティールと前年の数字よりも下がってしまいますが、それでも息を吹きかしえたサンズは滑り込みでプレーオフ進出を果たします
キッドのとっての初のプレーオフとなる初戦の相手はゲイリー・ペイトン擁するシアトル・スーパーソニックスでした
幼少の頃から、一緒にプレーグラウンドで戦った先輩との対戦だけにキッドも燃えるものがありましたが、チーム力に差が出てしまい、2勝3敗で敗れてしまいます。。。
※キッドとペイトンの中の良さを表す動画です
A新戦力を加えてのさらなる躍進
オフに1年交際してきたテレビレポーターと婚約し、アリゾナでの生活を軌道に乗せていたキッドは、翌シーズン、チームを本格的にメイキングし始めます
元々サンズに所属していたセドリックス・セバロスにクリフォード・ロビンソン、レックス・チャンプマンといったベテランのスコアラーに次々とパスを供給し、他チームを圧巻するようなファーストブレイクを連発していきます
さらにシーズン前に獲得したアントニオ・マクダイスという若手を加えたサンズのロースターはさらに充実したものとなります
ちなみにその後2年連続でMVPに輝くスティーブ・ナッシュもキッドの控えPGとしてロースターに入っていました
このように選手層に厚みを持たせたサンズは、シーズン通して好調をキープし、前年の成績を大きく上回る56勝26敗を記録します
2年連続となったプレーオフの相手は、デビッド・ロビンソンとティム・ダンカン率いるサンアントニオ・スパーズでした
リーグでも屈指のツインタワーを形成したスパーズに苦しみ、結局1勝3敗で屈してしまいます。。。
ただ、キッド個人は平均11.6得点6.2リバウンド9.1アシスト2.0スティールの成績を残し、アシストランキングではリーグ2位に食い込みます
※サンズとスパーズの対戦
こうして徐々にプレーオフでの経験を積んだキッドは、リーグNo.1のポイントガードへと成長していくことになるのです
その展開についてはまた次回にお話ししたいと思います
ではまた!!
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ヒートファンにとっては朗報が飛び込んできました
以前にも紹介したかもしれませんが、今季途中加入のホワイトサイドが先日のブルズ戦でトリプルダブルを達成しました
トリプルダブルといえば、得点・アシスト・リバウンドの三項目で二桁を挙げるのが一般的ですが、今回得点・リバウンド・ブロックという三つで二桁を達成しました
ブロックで二桁いくのは相当難しく、この試合12ブロックを記録したホワイトサイドはヒートのフランチャイズ記録を更新しました
彼は今までDリーグや中国、レバノンと渡り歩き、ようやくNBAでプレイできるチャンスが巡ってきた苦労人だけに、周りの反響も凄まじかったようです
ヒートとしてもこのライジングスターの登場はありがたく、ここ数年インサイドが手薄だった状況が少しは改善されると思います
同じビッグマンとして大先輩のボッシュやクリス・アンダーセンといったプレイヤーから学んでいって、将来ヒートのフランチャイズプレイヤーに成長してほしいものです
※ホワイトサイドの奮闘ぶり!
さて、キッドのお話しです
前回、ごたごた続きのマブスを退団し、新たにサンズでプレイすることになった、というところまでお話ししました
今日はそこからの物語です
@サンズ躍進の原動力
キッドが移籍する前のサンズは、フランチャイズプレイヤーであったチャールズ・バークレーの電撃移籍に伴い、開幕13連敗を喫するなど不振を極めていました。。。
そういった状況でオールスター選手のキッドが入ってくるということで、サンズ側も大歓迎し、自然とフィットしていきます
移籍後最初の試合で負傷し、1か月強の離脱を余儀なくされますが、復帰後は大学の先輩でもあるケビン・ジョンソンともタッグを組み、2人の平均アシスト数は共にリーグTop5入りを果たします
怪我や移籍もあり、平均10.9得点9.0アシスト4.5リバウンド2.3スティールと前年の数字よりも下がってしまいますが、それでも息を吹きかしえたサンズは滑り込みでプレーオフ進出を果たします
キッドのとっての初のプレーオフとなる初戦の相手はゲイリー・ペイトン擁するシアトル・スーパーソニックスでした
幼少の頃から、一緒にプレーグラウンドで戦った先輩との対戦だけにキッドも燃えるものがありましたが、チーム力に差が出てしまい、2勝3敗で敗れてしまいます。。。
※キッドとペイトンの中の良さを表す動画です
A新戦力を加えてのさらなる躍進
オフに1年交際してきたテレビレポーターと婚約し、アリゾナでの生活を軌道に乗せていたキッドは、翌シーズン、チームを本格的にメイキングし始めます
元々サンズに所属していたセドリックス・セバロスにクリフォード・ロビンソン、レックス・チャンプマンといったベテランのスコアラーに次々とパスを供給し、他チームを圧巻するようなファーストブレイクを連発していきます
さらにシーズン前に獲得したアントニオ・マクダイスという若手を加えたサンズのロースターはさらに充実したものとなります
ちなみにその後2年連続でMVPに輝くスティーブ・ナッシュもキッドの控えPGとしてロースターに入っていました
このように選手層に厚みを持たせたサンズは、シーズン通して好調をキープし、前年の成績を大きく上回る56勝26敗を記録します
2年連続となったプレーオフの相手は、デビッド・ロビンソンとティム・ダンカン率いるサンアントニオ・スパーズでした
リーグでも屈指のツインタワーを形成したスパーズに苦しみ、結局1勝3敗で屈してしまいます。。。
ただ、キッド個人は平均11.6得点6.2リバウンド9.1アシスト2.0スティールの成績を残し、アシストランキングではリーグ2位に食い込みます
※サンズとスパーズの対戦
こうして徐々にプレーオフでの経験を積んだキッドは、リーグNo.1のポイントガードへと成長していくことになるのです
その展開についてはまた次回にお話ししたいと思います
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2015年01月26日
Jason Kidd 4
こんにちは!
一昨日の試合であるすごい記録が誕生しました
ウォーリアーズVSキングスの一戦で、クレイ・トンプソンが第3Qだけで37点を挙げ、1Q間の最高得点を塗り替えたのです
はっきりいって人間離れした記録でして、1試合だけで37点も挙げるのは難しいのに、それをたったの1Qだけで達成してしまったんです
単純計算すると、4倍して一試合148点取っちゃうことになります(笑)
まあ実際はそういうことはあり得ませんが、こういった化け物の数字が出る程、トンプソンの爆発力は凄いということです
その37点の内訳を見てみると、FG13/13、3P9/9、FT2/2であり、なんとスリーを一本も外していないようなんです
現在のところ、トンプソンのスリー成功率は50%程度であり、これを9回連続成功させようとすると、なんと0.195%というか確率になることが分かります
確かにこのクウォーターは途中からトンプソンにしかボールを集めない事態も発生しましたが、それでもすべてのシュートを成功させるというのは神懸っています
スプラッシュブラザーズで相棒を組んでいるカリーも感動し、「相棒、さすが!」という表情を見せていました
カリーは全体で最多の得票数でオールスターに出場しますが、トンプソンも監督推薦で是非とも出場してほしいものです
スプラッシュブラザーズの鮮やかな競演を目にしたいものですね
※トンプソンの圧巻の第3Q
さて、興奮冷めやらぬ中、キッドのお話しに入っていきたいと思います
昨日はルーキーイヤーのことについてお話ししたので、今日は二年目以降について語っていきたいと思います
@まさかの失墜
The 3 J'sの誕生でマブスのプレーオフ進出も間近と言われて迎えた1995-96シーズン、災難が襲います
まず、開幕前にロイ・タープリー、ドナルド・ホッジという二選手が薬物違反でNBAを去り、ロースターの支障が出ます
さらには開幕4連勝と好調できていたところに、The 3 J'sの一角であるマッシュバーンが怪我をし、以後の試合の全休を余儀なくされてしまいます。。。
この不意な出来事だらけの中で、チームにも不協和音が生じ、The 3 J'sのジャクソンがチームメイトと殴り合いの喧嘩をしてしまい、チームのケミストリーは最悪の状態に陥ってしまいます
その中でキッドだけは奮闘し、オールスターにもファン投票で選出され、マブス史上初のオールスター先発選手となり、試合ではゲームハイの10アシストを記録します
シーズン成績も、平均16.6得点6.8リバウンド9.7アシスト2.2スティールであり、9.7アシストはリーグ2位、2.2スティールはリーグ4位、6.8リバウンドはガードの選手の中では1位の好記録であり、さらに史上6人目の通算700アシスト500リバウンド以上達成者となります
ポイントガードらしからぬオールラウンドな活躍を見せたキッドでしたが、チームは負けが込み、26勝56敗と前年の勝率を割り込んでしまいます。。。
※キッドのオールスターでの活躍ぶり(アシストもオールスター仕様になっています(笑))
A崩壊するThe 3J's
チームのドタバタ劇はシーズンが終わってからも尾を引き、コーチ陣が一新されるなど大改革が行われます
渦中にいたキッドは来日した際、あのマイケル・ジョーダンから「今の君の実力があれば、十分に他のチームでやっていける。素晴らしい可能性を浪費している。」という言葉を受けます
こうした精神面でマブスでプレイする準備が出来ないまま、シーズンに突入し、新ヘッドコーチが取り入れたトライアングル・オフェンスにも翻弄される形で、チームは敗北を積み重ねていきます。。。
キッドはヘッドコーチとの軋轢を生んでいき、さらにはジャクソンとの関係性も日に日に悪化していきます
二人はある歌手を巡って、三角関係になっており、コート外でももはや危険水域に達していました
この状況を見た首脳陣はトレードを模索し始め、12/26に遂にマブスとサンズでの大型トレードが成立します
キッドがサンズに放出され、さらには2/14にはマッシュバーンも放出され、完全にThe 3J'sは崩壊されてしまうのです
キッドは心機一転、アリゾナで再スタートを切ることとなるのでした
次回はサンズに移籍したキッドについてお話ししていきたいと思います
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一昨日の試合であるすごい記録が誕生しました
ウォーリアーズVSキングスの一戦で、クレイ・トンプソンが第3Qだけで37点を挙げ、1Q間の最高得点を塗り替えたのです
はっきりいって人間離れした記録でして、1試合だけで37点も挙げるのは難しいのに、それをたったの1Qだけで達成してしまったんです
単純計算すると、4倍して一試合148点取っちゃうことになります(笑)
まあ実際はそういうことはあり得ませんが、こういった化け物の数字が出る程、トンプソンの爆発力は凄いということです
その37点の内訳を見てみると、FG13/13、3P9/9、FT2/2であり、なんとスリーを一本も外していないようなんです
現在のところ、トンプソンのスリー成功率は50%程度であり、これを9回連続成功させようとすると、なんと0.195%というか確率になることが分かります
確かにこのクウォーターは途中からトンプソンにしかボールを集めない事態も発生しましたが、それでもすべてのシュートを成功させるというのは神懸っています
スプラッシュブラザーズで相棒を組んでいるカリーも感動し、「相棒、さすが!」という表情を見せていました
カリーは全体で最多の得票数でオールスターに出場しますが、トンプソンも監督推薦で是非とも出場してほしいものです
スプラッシュブラザーズの鮮やかな競演を目にしたいものですね
※トンプソンの圧巻の第3Q
さて、興奮冷めやらぬ中、キッドのお話しに入っていきたいと思います
昨日はルーキーイヤーのことについてお話ししたので、今日は二年目以降について語っていきたいと思います
@まさかの失墜
The 3 J'sの誕生でマブスのプレーオフ進出も間近と言われて迎えた1995-96シーズン、災難が襲います
まず、開幕前にロイ・タープリー、ドナルド・ホッジという二選手が薬物違反でNBAを去り、ロースターの支障が出ます
さらには開幕4連勝と好調できていたところに、The 3 J'sの一角であるマッシュバーンが怪我をし、以後の試合の全休を余儀なくされてしまいます。。。
この不意な出来事だらけの中で、チームにも不協和音が生じ、The 3 J'sのジャクソンがチームメイトと殴り合いの喧嘩をしてしまい、チームのケミストリーは最悪の状態に陥ってしまいます
その中でキッドだけは奮闘し、オールスターにもファン投票で選出され、マブス史上初のオールスター先発選手となり、試合ではゲームハイの10アシストを記録します
シーズン成績も、平均16.6得点6.8リバウンド9.7アシスト2.2スティールであり、9.7アシストはリーグ2位、2.2スティールはリーグ4位、6.8リバウンドはガードの選手の中では1位の好記録であり、さらに史上6人目の通算700アシスト500リバウンド以上達成者となります
ポイントガードらしからぬオールラウンドな活躍を見せたキッドでしたが、チームは負けが込み、26勝56敗と前年の勝率を割り込んでしまいます。。。
※キッドのオールスターでの活躍ぶり(アシストもオールスター仕様になっています(笑))
A崩壊するThe 3J's
チームのドタバタ劇はシーズンが終わってからも尾を引き、コーチ陣が一新されるなど大改革が行われます
渦中にいたキッドは来日した際、あのマイケル・ジョーダンから「今の君の実力があれば、十分に他のチームでやっていける。素晴らしい可能性を浪費している。」という言葉を受けます
こうした精神面でマブスでプレイする準備が出来ないまま、シーズンに突入し、新ヘッドコーチが取り入れたトライアングル・オフェンスにも翻弄される形で、チームは敗北を積み重ねていきます。。。
キッドはヘッドコーチとの軋轢を生んでいき、さらにはジャクソンとの関係性も日に日に悪化していきます
二人はある歌手を巡って、三角関係になっており、コート外でももはや危険水域に達していました
この状況を見た首脳陣はトレードを模索し始め、12/26に遂にマブスとサンズでの大型トレードが成立します
キッドがサンズに放出され、さらには2/14にはマッシュバーンも放出され、完全にThe 3J'sは崩壊されてしまうのです
キッドは心機一転、アリゾナで再スタートを切ることとなるのでした
次回はサンズに移籍したキッドについてお話ししていきたいと思います
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