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2020年03月30日

歴史とは何か

E・H・カー 岩波書店

正直歴史を学んだものとしては1度は考えたであろうテーマが各所に散りばめられてある。著者の主張が正しいか否かというのはこの際置いておいて、私自身がこれらの要素について1度は考えたなと思えるものが多かった。
ある程度歴史を学んでいないと予備知識不足で何を言っているのかわからない部分が多いと思う。

機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに

宮元一毅 角川書店

PS2のガンダムゲーのノベライズ作品。こざっぱりしていて案外楽しめた。メインブログ用に読んだものなのでこっちではあっさりめ。
ゲームの方はもう遊べないかな…PS2だし。

【司馬遼太郎が全集に入れるのを拒んだらしい】大盗禅師

司馬遼太郎

何やら怪しい僧と浪人が組んで色々やったりやらなかったりする話。江戸初期を題材にしており、一応幕府ができた後もまだ多少騒乱の種が残っていなくもない時期を描いている、一応韃靼疾風録と時代が一緒。
司馬遼太郎が全集に収録を拒んたらしい作品。良くも悪くも司馬遼太郎っぽさは有るものの、どこか方向性が曖昧な感じ、いろんな司馬作品から枝葉の要素を集めて1つの作品仕立て上げたような妙な雰囲気。物語を作るべく大きな点がない感じでしょうか。

殺人者はいかに誕生したか

長谷川一博  新潮社


前に読んだ良い子に育てると犯罪者になりますと割りかし似たりよったりな内容。ざっくり言ってしまえば高確率で虐待ないしそれに類する経験が有る。親は不仲でギスギス、DV、虐待、ネグレクト等。
周囲に味方が居ない環境下でどんどん歪んでいく、溜まっていく、拗らせていく。常にストレスに晒された結果感覚が麻痺してくる、同じような経験しかしていないから思考に柔軟性がないせいで犯罪以外の選択肢が思い浮かばない、そんな印象。


ブロントメク!

マイクル・コーニィ 河出出版

有る滅びを迎えそうな植民惑星で、有る挫折した男が経験した1夏の思い出と行った感じの内容。一種の合法的な宇宙植物による薬物(のようなもの)、と様々な生き物に化ける宇宙生命がギミックとなっている。
何かマイナー気味のしんみり系洋画+SFギミックという感じの作品。

因みにブロントメクとは作業用ロボット?のようななにかであり、出番は大してない。

【精霊の守り人の作者】精霊の木

上橋菜穂子 新潮社

精霊の守り人の作者のデビュー作。地球を汚染し尽くした人類が太陽系外の移住惑星を求め各惑星に散っていった、そして発見した惑星を入植、しかしその裏では…と言う中で、かなりファンタジックな雰囲気を持つ惑星のコロニーに住む少女が、滅びたと言われている惑星先住民の秘密を解き明かしていくという話。概ね綺麗にまとまった佳作と行った印象。

一応これ、SFをとりあえず100冊読もうと言う計画(年間1000冊のついで、メインブログでやっているガンダムSF論争についての考察のついで)の一環だったのですが、89年と言う時期に出版されたということもあってかSF色は非情に薄い。
同時期のSFであるクレギオンを読んだ時にも感じたことですが、もう日本のSFが末期と言うか、SF要素が不要のものになりつつ有る感じ。すでにこの作品はファンタジーっぽい惑星を舞台にしたSFであり、SF要素を取っ払っても一応成立してしまう、今後この作者がファンタジー路線に走ったのも何か納得。

2020年03月21日

「意識とはなんぞや」意識の量を増やせ! 著:斎藤孝

斎藤孝 光文社

意識の量を増やせば良いビジネスマンになれるという本。知識、思考のスピード、密度、周囲を見つめる目、整理能力、様々な分野から意識を増やすレッスンを推奨する。
ゆっくりうごいで体に動きをなじませる、人と合う事で意識を他者と交換するなど。

著者が自意識と自己肯定感のバランスが大事と言っているが、さっき読んだ意識高い系の研究がもろにこれだった…自己肯定感が足りない自意識過剰はダメと言っているが、ちょうど意識高い系ってこれなのかもね、私はよくわからないが。

意識の量とは何なのか…よくわからなかったが、意識のフック、心のフックの数を増やすことではないかと思う、人間知らないことにはうまく反応できない、周囲から情報をキャッチするには準備が必要。

人生を面白くする本物の教養 著:出口明治

出口明治 幻冬舎

この本、別のビジネス系新書である「意識の量を増やせ」著:斎藤孝、とセットに読んでます。なのでちょくちょくリンクしたり相反する主張というものがたたあります。

本物の教養とは何かと言う本、著者の生い立ち的に戦後の教養主義と海外での仕事が大きなウエイトを占めており、その時の影響から世界で通じる教養人とは何かを説く。
例えば各国の教養を持っているだけで各国人の反応が違う、学部が違えば教養も違う、その中でどんな教養を得たら良いのかというのを説く本。
会議はやりすぎても意味がないとか、日本の大学生は本を読まない等いろんな事が書かれている。


著者は「速読は良くない」と言う、自分の本が速読されたら怒るとも言う、これがセットで読んでいた意識の量の方だと「速読すれば意識が増える」と推奨している。
実はこれはあながちどっちも間違っていない、速読は情報収集寄りで反応している暇がない、思考は緩急有るが感情は等速…というのが私の経験上あり、速読は思考までは反応できるが感情が反応している暇がない、なので感情を反応させたくない本を読む時は速読のほうが良い。

著者は古典は無条件で良い、これはちょっと疑問、著者はエリートビジネスマンなので良くも悪くも「上澄み中の上澄み」限定の話として書いてるように見える、古典と言っても上澄みばかりが古典ではない。ただその上で言うと、孫子や論語や老子等、君主論や形而上学とか、こういった上澄み、このあたりの超ベタな奴は簡易版ではないちゃんとしたの読んどいて良いと思う。
ただ小説クラスには若干疑問が有る、この人エリートビジネスマンだし生い立ち的に戦後の教養主義の影響がすごいから「他愛ないもの」は多分考慮していない、なので著者と私の古典の範囲対する認識が違うのが原因。

著者は日本のエリートは海外のエリートと比べて学歴と教養がダメみたいなことを言って居ましたが、オタク目線でこれは割と同意できる部分あり。
因みに私は著者の歴史は一つと言う表現はうん、私の言葉なら同一のニュアンスで「史実は一つ」と言いたい。

「悲惨の一言」有る明治人の記録 会津人柴五郎の遺書 著:石光真人

石光真人 中央公論社

会津藩士の息子でありながら大将にまでなった軍人柴五郎(シバ・ゴロウでフルネーム)。その柴五郎の幼少期の受難の記録。
彼自信が記したものを彼の友人の息子である著者が清書したものらしい。

冒頭でいきなり家族の女が皆自刃、その後は青森の斗南藩として会津藩は生存するも貧しく食うものは犬の塩ゆで等かなり悲惨な食生活。クソ寒いのに障子は破れ家の中に雪、まさに地獄。そこから上京して幼年学校へ、幼年学校になんとか這入ると今度はフランス式の生活が待っていた、食事もフランス式、貧しすぎた柴五郎にとってはごちそうだったことも記されている。その後兄が西南戦争へ行ったことなどが語られている。
その後は著者との対談の記録がいくらか記されている。

2度の敗戦を経験した老軍人の最後の言葉であり、明治と言う時代に生きた一人の人間の凄惨な日々が記されている。書かれている日本語は戦中のもの(でいいんだよね)で古いが、読んでみてはいかがだろうか。

意識高い系の研究 古谷経衡

古谷経衡 文藝春秋

要は意識高い系は
スクールカースト上位になれずかと言って下位にもならなかった層が
リア充(作者はネットで使われている意味は間違いであるで徹底している、作者の言動であればイケメンかつ高学歴かつスクールカースト上位でかつ親の遺産が多い名士的な存在を指す)のマネごとをしている層
自身の欲望を綺麗事で包み隠して居る、また彼らの主張は何も残さない、人に良い影響を与えない、ただの承認欲求の塊

こんな感じの内容

また意識高い系特有の行動パターンを書き、果たしてどう動くかと言うテストも書かれている
私の場合意識高い系低い系と言うよりはオタクなんだなと言うことをこの本から理解した、私の行動原理とはまたかなり違う感じ

この作者の表現で気になるのがリア充について、彼の書き方だとネットスラングならリア充と言うよりう上級国民と言った表現のほうが正しいと思う



私的に今メインブログの方でオタク論を書いており、80年代産まれにはオタクバッシングの影響が大きいと言うスタンスをとっているのですが、82年生まれの著者もアニメージュをイケメンに奪われて散々足蹴にされたことが有るという、これはまさに私にとってかなり重要な資料だったり…資料集めのために読んだ本じゃないのでこれは良い収穫、補足ですね。
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