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2023年07月08日
南北戦争
小川寛大 中央公論社
南北戦争の概説書、いくつかの主要な戦いと有名な将軍の戦術やら南部の外交政策やリンカーンの戦争に対する対応等、あくまで戦争としての南北戦争の概説書。シンプルかつわかりやすく「南北戦争」がわかるようになっている。
あとがきを読むと作者は別に専門家ではない立場で南北戦争を研究している人物で、日本では南北戦争そのものを扱った概説がないので書くことになった的な事を行っています。
実際アメリカ政治史、思想史とかの範囲内の南北戦争は結構あるんですよ、あくまで奴隷制がどうのとかリンカーンがどうのとかアメリカ南部の現状とかそういう意味での南北戦争は、でも「戦争そのものを扱った概説」はたしかにないです。
ちなみにこの本読んでる途中でYou Tubeふと覗いたらファミコンの南北戦争のゲームの実況動画が出てきて、しかも知らない実況者、まさかのシンクロニシティ。わくわく南北戦争というなかなかヤバいタイトル、自由すぎる。
南北戦争の概説書、いくつかの主要な戦いと有名な将軍の戦術やら南部の外交政策やリンカーンの戦争に対する対応等、あくまで戦争としての南北戦争の概説書。シンプルかつわかりやすく「南北戦争」がわかるようになっている。
あとがきを読むと作者は別に専門家ではない立場で南北戦争を研究している人物で、日本では南北戦争そのものを扱った概説がないので書くことになった的な事を行っています。
実際アメリカ政治史、思想史とかの範囲内の南北戦争は結構あるんですよ、あくまで奴隷制がどうのとかリンカーンがどうのとかアメリカ南部の現状とかそういう意味での南北戦争は、でも「戦争そのものを扱った概説」はたしかにないです。
ちなみにこの本読んでる途中でYou Tubeふと覗いたらファミコンの南北戦争のゲームの実況動画が出てきて、しかも知らない実況者、まさかのシンクロニシティ。わくわく南北戦争というなかなかヤバいタイトル、自由すぎる。
マイナス50℃の世界
米原万里 写真山本浩一 角川書店
TBSで大黒屋光太夫の足跡をたどる企画があり、その時に立ち寄ったサハ共和国での出来事を綴った小さめの本。マイナス50℃の世界を普通として生きるヤクート人たちの日常生活と常識。氷は冷たすぎると滑らないそうだ、溶けないから。だから彼らは暖かくならないとスケートをしないらしい。そしてあまりにも寒すぎるため0℃の水の中の方が温かいとか。あとヤクート人の言葉は喧嘩に向いた言葉がなく、喧嘩はロシア語でやるらしい、極めて穏やかな民族であるそうな。
温かい(といっても日本より寒い)地方に行ったヤクート人は故郷の寒さが恋しくなるらしい。あまりにもこの寒さに慣れすぎているとか。
日本とは全く違う世界というものである。
TBSで大黒屋光太夫の足跡をたどる企画があり、その時に立ち寄ったサハ共和国での出来事を綴った小さめの本。マイナス50℃の世界を普通として生きるヤクート人たちの日常生活と常識。氷は冷たすぎると滑らないそうだ、溶けないから。だから彼らは暖かくならないとスケートをしないらしい。そしてあまりにも寒すぎるため0℃の水の中の方が温かいとか。あとヤクート人の言葉は喧嘩に向いた言葉がなく、喧嘩はロシア語でやるらしい、極めて穏やかな民族であるそうな。
温かい(といっても日本より寒い)地方に行ったヤクート人は故郷の寒さが恋しくなるらしい。あまりにもこの寒さに慣れすぎているとか。
日本とは全く違う世界というものである。
100文字SF
北野勇作 早川書房
なんとたった100文字の超短編SF。あまりにも文字数が少なく、故に情報が少ない文面からは、たまに理解できない、もしくは意味がわかるまでにラグがある話が結構ある。
面白いつまらないというよりも「小説とはなにか」「SFとは何か」「人間の理解力とは何か」について考えさせられた。100文字なのだ、100文字で1つの小話を作っている、ちょとしたSF的なシチュエーションがひたすら繰り返されるのだ。
なんか手に取る機会があったら読んでほしいかもしれない。すぐ終わるし。多分わからない話が結構あると思うのだが、それ含めて考えさせられる。
なんとたった100文字の超短編SF。あまりにも文字数が少なく、故に情報が少ない文面からは、たまに理解できない、もしくは意味がわかるまでにラグがある話が結構ある。
面白いつまらないというよりも「小説とはなにか」「SFとは何か」「人間の理解力とは何か」について考えさせられた。100文字なのだ、100文字で1つの小話を作っている、ちょとしたSF的なシチュエーションがひたすら繰り返されるのだ。
なんか手に取る機会があったら読んでほしいかもしれない。すぐ終わるし。多分わからない話が結構あると思うのだが、それ含めて考えさせられる。