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2023年11月30日
新聞消滅大国アメリカ
鈴木伸元 幻冬舎
アメリカでは新聞が消滅しつつあるそうだ。その実態を赤裸々に綴った本である。
アメリカは国土が広く故に日本と違い所謂全国紙が少なく、大量の地方紙が存在する状態だったが、その地方紙が部数の減少でリストラや廃刊が相次ぐ状態になっているそうだ。特に地方紙の崩壊は地方ニュースを取材する記者の消滅になり、特に選挙系の報道が崩壊しているとかなんとか。
日本の新聞は部数が多く、数百万部発行している全国紙があるのに対してアメリカは部数の少ない新聞が大量にあること、日本は新聞の収益の多くが読者の購読料なのに対して、米国は殆どが広告料というのは初めて知った。
またここではタイパのワードは使われていなかったが、やはり米国ニュースもタイパ重視の風潮があり、ニュースサイトをサラッと流すスタイルが主流になっているそうな。新聞社のWebシフトも進んでいるが、それはそれとして問題だらけとか。
かなり面白いというか、日米の新聞事情の違いが垣間見れて面白い、新聞衰退はどこの国でも一緒かと思いきや、一部の国ではむしろ所得が上昇した結果新聞を読める層が増えて部数が増えている状態で、むしろ増加傾向にあるとか、全く知らなかった情報が結構入っている。簡単だし興味深い内容だから一読していいと思う。
アメリカでは新聞が消滅しつつあるそうだ。その実態を赤裸々に綴った本である。
アメリカは国土が広く故に日本と違い所謂全国紙が少なく、大量の地方紙が存在する状態だったが、その地方紙が部数の減少でリストラや廃刊が相次ぐ状態になっているそうだ。特に地方紙の崩壊は地方ニュースを取材する記者の消滅になり、特に選挙系の報道が崩壊しているとかなんとか。
日本の新聞は部数が多く、数百万部発行している全国紙があるのに対してアメリカは部数の少ない新聞が大量にあること、日本は新聞の収益の多くが読者の購読料なのに対して、米国は殆どが広告料というのは初めて知った。
またここではタイパのワードは使われていなかったが、やはり米国ニュースもタイパ重視の風潮があり、ニュースサイトをサラッと流すスタイルが主流になっているそうな。新聞社のWebシフトも進んでいるが、それはそれとして問題だらけとか。
かなり面白いというか、日米の新聞事情の違いが垣間見れて面白い、新聞衰退はどこの国でも一緒かと思いきや、一部の国ではむしろ所得が上昇した結果新聞を読める層が増えて部数が増えている状態で、むしろ増加傾向にあるとか、全く知らなかった情報が結構入っている。簡単だし興味深い内容だから一読していいと思う。
2023年11月28日
ウクライナ現代史 独立後30年とロシアの侵攻
アレクサンドラ・グージョン 河出書房
去年から一気に知名度が上がった国家、ウクライナ、ロシアの侵攻にあたって一気にニュースに多数のワードが入ってくるようになった。
そのウクライナとはなにかというのがこの本の主題である。概ね簡素なウクライナの、特にロシアとの違いを強調した歴史、国名、ウクライナの象徴であるコサック、長らく周辺諸国の支配下似合ったがゆえに「ウクライナは存在していたか」という命題、ウクライナにおけるスターリンによる飢饉は虐殺か、ウクライナでロシア語が話される理由、繰り返される革命と未だに改善されない汚職問題、ドンバス問題とは、クリミアにおけるロシア人、ウクライナをみるヨーロッパの眼、ウクライナにおける諸問題を並べて解説している。
去年から一気に知名度が上がった国家、ウクライナ、ロシアの侵攻にあたって一気にニュースに多数のワードが入ってくるようになった。
そのウクライナとはなにかというのがこの本の主題である。概ね簡素なウクライナの、特にロシアとの違いを強調した歴史、国名、ウクライナの象徴であるコサック、長らく周辺諸国の支配下似合ったがゆえに「ウクライナは存在していたか」という命題、ウクライナにおけるスターリンによる飢饉は虐殺か、ウクライナでロシア語が話される理由、繰り返される革命と未だに改善されない汚職問題、ドンバス問題とは、クリミアにおけるロシア人、ウクライナをみるヨーロッパの眼、ウクライナにおける諸問題を並べて解説している。