2016年08月06日
植松聖容疑者は発達障害と躁病?!発達障害の人たちが危険な人物としてみられる誤解。
神奈川県相模原市の知的障害者施設で7月26日、元職員の男が入所者19名を殺害する凶悪な事件が起こった。植松聖容疑者(26)は今年2月に措置入院となり、精神科医が精神に障がいがあると診断していたことがわかっている。精神に病を抱えていたから、戦後最悪の事件を引き起こしたのか。発達障害の専門家である医療法人 井口野間病院(福岡市南区寺塚)の岡田勢聿副理事長(56)は「発達障害にそう病の症状が重なった、植松容疑者のような人物は大変まれ」と語る。
引用元:http://www.data-max.co.jp/280804_dm1767_01/
真偽はさだかではありませんが、発達障害という言葉が入ってしまうと、
いかにも発達障害=犯罪者や殺人鬼というイメージが世間に定着しそうで、
嫌な気持ちになります。
植松聖容疑者は発達障害と躁病の症状が重なった大変まれな人物と
書いていますが、あんな事件の後にこんな記事を目にしてしまうと、
発達障害について知識が無い人は、どうかんがえても危険因子だとしか
思わないでしょう。
発達障害のパートナーや子どもを持つ家族からしても、
怖い、いつかなんかとんでもないことをするのではないか?
など強迫観念に追い立てられる人もいるかもしれません。
今回の事件のケースはかなり特殊な要素が多いですが、
発達障害だから犯罪者になったり、殺人鬼になったりしたという
因果関係はちょっと違うと思います。
もし躁病を患っていたのであれば、この行動力はそこからくるもの。
一部では妄想性人格障害と演技性人格障害などがおり混じった
性格のように書かれています。
発達障害というより、人格障害というパーソナリティー障害の方が
大きいような気もします。
これも誤解されやすい点ですが、発達障害とパーソナリティー障害は
別ですから、報道のされ方によっては困った物になります。
たいていの発達障害の人は空気を読めずに場を曇らせて
しまうようなことはありますが、犯罪とは無縁です。
こういう事件があると、よりいっそう世間の目は厳しいものとなるので、
我が子や、パートナーが発達障害であることをカミングアウトできないという
人も多くでてきてしまうのだと思います。
日本国民全員がよき理解者になることは理想ですが、それは妄想ですね。
世間でなんと言われようとも、家族だけはパートナーや我が子を守ってあげられる
存在であり続けたいものです。
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コメントありがとうございました!
そうですね。ブログ上発達障害という面でしか書きませんでしたが、
躁病や双極性障害などを患っている人からしても心外な問題ですね。
躁だからみんながみんな人を殺すなんて言うレッテルを貼られてしまうと
本当に住みにくい世の中になってしまうことでしょう。
世間は真実よりも噂の方が大きくなりやすいので困りますね…