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posted by fanblog

2016年10月20日

漫画『フルーツバスケットanother』1巻の感想とあらすじ

『フルーツバスケットanother』1巻の感想。


フルーツバスケットanother
著者:高屋奈月
掲載:花とゆめCOMICS
1巻発売日:2016年8月19日

過去の出来事が原因で、自分は知らぬ間に人を不快にさせてしまうと悩む少女・三苫彩葉(みとま さわ)。人に拒絶されることを恐れ、迷惑をかけないように極力人とは関わらないように距離をとり、うつむきながら大人しく独りで過ごしていた。
高校の入学式当日早々に遅刻してしまった彩葉は、テンションの高い教師に捕まって理由を問いただされていると、そこに謎の美少年・草摩睦生(そうま むつき)が現れ、彼の口添えのおかげであっさり解放させてもらえた。そんな彼に話があるからと生徒会室に呼ばれた彩葉は、生徒会室を訪れるもそこには誰の姿もなく、恐る恐る入るとなぜか床に寝ていた生徒会長の顔を踏んでしまった。そして・・・。

傷つくことを恐れ、誰にも迷惑をかけずに大人しく生きていこうとしていた少女が、高校という新たな環境で様々な人達と出会い、勇気をだして人と関わり成長していく話・・・になるのかな?まあ、それだけではないとは思いますけど。
名作「フルーツバスケット」の続編です。2007年に最終巻が発売されて以来ですので、およそ9年ぶりの新刊ですね。

まさかの続編ということで、ファンとしては嬉しさ半分、怖さ半分という気持ち。続編でがっかりさせられた作品は少なくないので、名作の感動を壊されやしないかという不安はあります。まあでも、やはり絵を見ると懐かしくなりますし、重い宿命を背負って生きていた彼らに家族が出来ていることは感慨深く、素直に嬉しいです。
登場人物たちは前作の次世代に当たる子たちなので、少なくともあれから18年以上は過ぎていますね。前作に引き続き、同じ町同じ高校を物語の舞台にしています。

今作の主人公・彩葉は過去の友達との辛い出来事が原因で、人に迷惑をかけたくないという思いから他人と距離を置き、独りでいることが多い常に俯き気味な大人しい少女です。いつもニコニコしていた透とは対照的ですね。
草摩一族との繋がりは今のところ見えませんでしたが、彩葉の名前を知っていたこと、草摩側から接触して彼女を気にかけていることから、何かしらの関係性はありそうです。現時点ではネガティブなところを省けば普通の女の子ですけど。

誰が誰の子かは省きますが、正直匂わす気も隠す気もないでしょと言いたくなるくらい似てるので、見ればだいたい察しがつくと思います。あの人かなと予想立てるのも楽しく、なんだかテンション上がりました。
前作の公式カップリングを紹介させてもらうと、[透と夾]、[由季と真知]、[撥春と依鈴]、[杞紗と燈路]、[紫呉とあきと]、[はとりと繭(透の担任)]、[綾女と美音]、[利津と満(紫呉の担当)]、[紅野とうおちゃん]になります。
透やキョンくんなどのメインは登場しませんでしたが、脇役として登場した人物は少し出てきます。

前作ではどちらかというと主人公の透が草摩の人達に手を差し伸べ、その優しさと温かさで包み込んでいましたが、anotherでの人間関係の立ち位置は逆ですね。草摩の人達が手を差し伸べ、俯いた彼女の背中を押して勇気を与えてるように見えます。
十二支の呪いからは解放されているとはいえ、フルバの雰囲気は変わりありませんでした。ほのぼのしたやわらかさの中に、心をえぐる過去のトラウマや苦悩を抱えるキャラ、そこに差し伸べられるやさしくあたたかな手。立場や状況は変わってもフルバは変わらずフルバですね。

またあの世界観に触れることができるというのはやはり嬉しいです。懐かしさを感じさせてもらえるのでファンサービスとしてもありがたく、好きだった恵の登場には感動しました。この作品は前作を知らなくても読めるとは思いますけど、やはり読んどいた方が楽しめるんじゃないかと。
彩葉と草摩の関係性や呪いのことなど気になることはいくつかあり、今後の展開には期待ですね。まあ、ストーリーが動くのはこれからという感じなので、2巻以降を楽しみに待たせてもらいます。



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2016年10月19日

【BE BLUES!〜青になれ〜】マンガ 感想&あらすじ 心振るわせる熱きサッカー漫画

週刊少年サンデー。2011年9号から連載中。既刊24巻
著者:田中モトユキ
他作品:リベロ革命!!



あらすじ・概要

将来、サッカーで日本代表選手になることを夢見ている少年・一条龍。「オレの計画!!」というノートに記した18歳での代表入り(A代表)を目指し、目前に控えた全日本少年サッカー大会で優勝するため、幼馴染の双子兄妹・優人と優希と一緒に日々練習に励んでいた。
県内でも天才と呼び声高い龍は、ユースのスカウトからも注目され、将来を有望視されている選手。しかし、全国行きを決めた試合の帰り道、車に轢かれそうになった優人を助けたのだが、その勢いで階段から転落してしまい、サッカーどころか普通の生活を送ることすら困難な大怪我を負ってしまった。
しかし、そんな状態でも夢をあきらめることをしなかった龍は、それから2年間にも及ぶ過酷なリハビリ生活を乗り越え、長いブランクとハンデを抱えながらピッチに舞い戻り、再び代表を目指すサッカー人生を歩み始めるのだった。

主要登場人物

・一条 龍
主人公。小学生のときは天才と評されていたサッカー少年。夢は日本代表。困難を跳ね除ける強靭なメンタルの持ち主。全国行きを決めた当日、そしてユース入りも決まった翌日、選手生命を脅かす大怪我を負ってしまいました。夢を諦めず2年間のリハビリ生活を乗り越えて中学の部活でサッカーに復帰。恋愛に関しては鈍感。

・青梅 優希
ヒロイン。龍の幼馴染、優人の双子の妹。気が強くて明るい性格。小学生のときは選手としてプレイしていたが、龍が怪我した後は選手から離れてリハビリをサポートをするために彼を支えていました。中学を経て、高校でも彼のサポートをするためにメネージャーになることを選びます。龍に対して恋心を抱いています。

・青梅 優人
龍の幼馴染、優希の双子の兄。妹の優希と比べておとなしく控えめな性格をしています。龍を怪我させてしまったことに負い目を感じていましたが、彼から励ましの言葉を受け取ったことでサッカーを続けることを決意。中学、高校共に龍と同じ学校に進み、サイドバックとしてチームを支えていきます。

・滝沢 アンナ
ヒロインその2。コヴァッチの孫娘。フィギュアスケート選手。十字靭帯を損傷したことで悲嘆に暮れ、そのときに龍と出会いました。リハビリを乗り越え必死にサッカーと向き合う彼の姿が励みになり、リハビリを積極的に取り組むようになります。そのことがきっかけで、龍に想いを寄せるようになりました。

・ミルコ・コヴァッチ
アンナの祖父。元ユーゴスラビア代表監督。選手時代は各国でプレーしており、その経験から語学も堪能です。当時小学生だった龍のプレーをたまたま目撃したことで興味を持ち、アンナの入院した病院で再会し、その後は度々サッカーのアドバイスを与えてくれます。後に武蒼サッカー部の監督を務めることに。



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感想

サッカーを愛し、サッカーに愛された少年の、苦難に阻まれてもめげることなく、夢に向かって突き進む姿を描いた物語。選手生命を危ぶまれるほどの大怪我を負った天才サッカー少年の復活劇であり、チームメイトとの絆を深めて共に成長していく姿を描いた青春物語でもあり、さらに日本代表という確固たる目標を目指して奮闘する熱血モノでもあります。
元々私がサッカー好きということもあって、これまでサッカー漫画は多く読んでいますが、個人的には現在連載されてる中ではトップ3には入るぐらい好きな作品です。

ストーリーを現時点で大きく分けると、小学生編・中学生編・高校生編の3編。
小学生編では龍が溢れる才能をいかんなく発揮する姿が描かれていて、天才と呼ばれるにふさわしい活躍をしていました。1巻読んだときは、最初からこんなに出来上がってる人物を主人公に据えてこの後どう盛り上げるんだろうと不安に思いもしましたが、全国行きとクラブユース入りが決まってこれからという矢先に大怪我です。
天才が怪我からの復帰という演出は予想の1つとしてはありました。ただ、それが予想を遥かに超える大怪我だったことに唖然・・・。階段から転落した直後の姿、病院のベッドで全身を包帯に巻かれていた姿、くやし涙を流す姿はあまりにも痛ましく、さすがに見ていてかなり辛かったです。

大怪我を負っても諦めないと決意し、復帰試合で怪我を思わせない大活躍・・・なんていう安易な復活劇にしなかったところも良かったです。そんな安っぽいドラマ展開になってたら私は読むのやめてたかもしれません。
小学6年、中学1年、伸び盛りであろう一般的にゴールデンエイジと呼ばれる大切な時期を、主人公はリハビリに費やすことになり、大きなブランクとハンデを抱えての部活動復帰。中学編冒頭ではやっと杖なしで歩けるようになり、復帰したサッカー部は弱小にもかかわらず練習についていくのも困難な状態。
身体の成長期に怪我を負ったことで感覚にズレが生じ、今までのようにボールを操れなくなっていました。それは、いかに苦しいリハビリを乗り越えた強靭なメンタルの持ち主でも、挫折にも繋がりかねない辛すぎることだと思います。それが才能に溢れていた人なら尚の事。でも、彼はすごい考えたんでしょうね。今の状態で出来るベストは何なのかを模索し、華麗なプレイは出来なくなっても泥くさく喰らいつき、新たな道を見つけて歩み始めます。

元々強靭なメンタルを持ってた子なんですけど、あの事故がきっかけでさらに磨きがかかったんじゃないかと思います。
周りをワクワクさせて奮い立たせること自体は怪我をした前も後も変わりませんね。天才と呼ばれた華麗なテクニックは見る影もありませんが、どん底から這い上がる姿には胸が熱くなりました。

中学生編では龍の復帰してからの苦難を描き、今まで適当にサッカーをしていた部員たちが、彼に触発されて本気になっていくという流れですね。ここからの試合描写はとにかく見る者の心を熱くさせるだけではなく、涙してしまう感動もあるので必見。この章で第2のヒロインであるアンナも登場したことで、色んな意味でさらに作品が鮮やかに彩られていきます。
高校生編では双子と一緒にサッカー強豪高・武蒼に入学し、これまでライバルとして戦ってきた人物が仲間になったり、個性溢れる新キャラも多数登場してさらに面白さが増してきます。勇希も龍を異性として強く意識するようになりそうですし、そこにアンナも加わるため、さてどうなることかとニヤつきが抑えられません。

サッカー描写は鋭角に落ちるドライブなシュートを撃ったり、GKやDFを吹き飛ばしてしまうシュートを撃つなんていうファンタジーはなく、リアリティを重視した緻密で丁寧なサッカーが描かれています。まあ、見る人によっては地味に感じてしまう人もいるかも。
サッカー戦術について頻繁に語られていますが、それほどくどい解説ではなく、説明相手が素人であることが多いので、わかりやすい解説になっていたと思います。監督が外国人ということもあって、今の日本サッカーに不足している要素を指摘することもあり、それが結構納得できるのも良かったです。

最初これを読んだときにはもう18巻まで出てたんですが、読み始めたら飽きるどころか読む手が止まらなくなり、続きが気になって即効読み終えていました。
とにかく熱い漫画です。どれだけ辛く苦しい状況に陥ろうと、立ち塞がる壁を撃ち破って突き進む主人公に熱くされ、そんな彼を信じて支え応援する周囲の人達の姿に胸が震えます。今ではむしろ珍しくなった少年誌における「友情・努力・勝利」の3要素をいかんなく発揮している作品です。ただ根性で突き進むのではなく、しっかりとした根拠や理論に基づいているから説得力もあったと思います。
サッカーが好きな人、熱血モノを読みたい人、そんな人達には特に自信を持っておすすめできますので、よければ読んでみてください。



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2016年10月18日

漫画『あの山越えて』1巻の感想とあらすじ

『あの山越えて』1巻の感想。


あの山越えて
著者:夢路 行
掲載:秋田レディースコミックスセレクション
1巻発売日:2003年2月27日

籍を入れてまだ4ヶ月目の新婚だった二年前のこと。夫の父が大病を患ったことをきっかけに、実家の田舎へ戻って農業をやりたいと告げられた妻・君子。この春、実家の近くにある小学校への転勤が叶い、2人は夫婦揃って東京を離れることになった。
実家へ帰らない長男に代わって農業を始めた夫の歩。君子は慣れない田舎での暮らしに戸惑うこともあったが、居心地の良過ぎる夫の実家での生活を満喫しながら、小学校の教師として毎日パワフルな子供たちを相手にしていた。
田舎ではちょっとした出来事でも瞬く間に近隣へ知れ渡り、意地悪い噂まで流される始末。しかし、優しい義母たちに支えられながら、自然に囲まれた環境で君子と歩はゆったり田舎ライフを送っていく。

田舎にある夫の実家へ引っ越すことになった都会育ちの女性が、夫婦で協力しながら慣れない農業と田舎暮らしを送っていく物語。
田舎でのほのぼライフを描いた夫婦物語。ほのぼのした雰囲気を醸しながら、田舎特有の閉鎖的な風習や、親族間でのややこしい人間関係、農作業での素人が直面する苦労や面倒事など、リアリティを感じられる苦労や事件も描かれている内容。
紹介文に書いてあった「のんびり」はあまりできてないんじゃないかなと感じましたが、田舎のゆったりとした雰囲気は確かにありました。

主人公の君ちゃんは東京で生まれ育ち、今まで田舎や農業とは無縁の生活を送ってきた女性です。平日は小学校の教師として元気な子供たちに囲まれ、たまにからかわれながら教師としての仕事をこなし、学校が休日の日は夫や彼の両親が従事している農作業を手伝っています。
近所のおばさんたちの意地悪い噂話の標的になりながらも、元々明るくさっぱりした性格をしていることから、不慣れな田舎暮らしでも毎日楽しそうですね。彼女は順応力も高いんだと思います。
君ちゃんの夫である歩はのんびりした性格です。実家に帰ってきたのも父が2年前に大病を患ったことを期になんとなく帰ることを決めたようですから。ですが、頑張り屋で家族思いの優しい人でもあります。君ちゃんのこともとても大切にしていて、夫婦関係は今でもラブラブ状態。

歩の両親とは良好な関係を築けているようで、特にお母さんとは友達や姉妹のような関係に見えました。特に君ちゃんの方が優しいお母さんに大好きオーラ放ちまくり。
ちなみに、2年前大病を患ったお父さんは現在ぴんぴんし元気にしています。なぜかお父さんには枠で囲んだフキダシでのセリフが皆無で、背景に溶け込んでいるような描き文字でのセリフが少しあるだけという妙な演出。

起こった騒動は長男家族内のいざこざぐらいで、他に大きな事件は起きませんでした。兄・一郎の娘であるまりなが家出したことや、夫婦関係のことなど、長男家族にとっては深刻な問題ではあるんでしょうけど、内容ほどドロドロした雰囲気にはなりませんでした。ただ、そんなちょっとした騒動や事件の中にも、家族の大切さ、ありふれた日常の尊さなど、読んでると考えさせられることは度々ありましたね。

何度でも読み返したくなる良作。新たな土地での暮らし、新たな職場、新たな人間関係に、少しずつ馴染んでいく過程を丁寧に描き、心地良いほのぼのした雰囲気の中にも強いメッセージ性ある作品だったと思います。
登場人物もそれぞれ個性的で好感持てる人ばかりなので、安心して読み進めることができますね。私はやはり君子さんが一番好きなのですが、長男一郎の嫁・富子さんもさっぱりした性格をしていて結構好きです。
現在も連載中ですけど既にかなりの巻数発行されてる作品なので、もしかしたら後々どこかで家族が増えてるかもしれませんね。
まったりしたいときに読むには良い漫画だと思います。全部読むのには時間かかりそうですが、とても気に入ったので少しずつ読んでいこうと思います。


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2016年10月17日

【フルメタル・パニック】アニメ 感想&あらすじ ミリタリーアクション、ラブコメディ、2つの特徴を持つ作品


フルメタル・パニック!
2002年1月WOWOWにて放送
監督:千明孝一
原作:賀東招二
脚本:志茂文彦ほか
相良宗介の声:関智一
千鳥かなめの声:ゆきの さつき
テレサ・テスタロッサの声:ゆかな

あらすじ・概要

いかなる国家にも属さず、世界の平和維持を目的として、軍事によってあらゆる紛争に介入する対テロ極秘傭兵組織ミスリル。各国が保持する現行兵器の遥か先を行く兵器と人材を有し、テロの殲滅、紛争阻止のため世界を駆け巡る秘密組織。そんなミスリルに所属する最年少の兵士・相良宗介は、日本の学校に通う女子高生・千鳥かなめの護衛任務を命じられ、高校生として潜入し彼女を秘密裏に護衛することになった。幼いころから戦場で生きてきた宗介にとって、学校は未知なる領域であり、一般人の常識にない行動から変人扱いされながら悪戦苦闘する日々を送る。

主要登場人物

・相良宗介
主人公。秘密傭兵組織「ミスリル」に所属する兵士。階級は軍曹。コードネーム「ウルズ7」。専門は偵察、AS(アーム・スレイヴ)の操縦。幼い頃から戦場で育ったため、一般の常識は欠如しています。そのため、高校では軍事オタク、変人として扱われています。怪しげなコネクションを持ち、そこから様々な物資を調達しています。

・千鳥かなめ
ヒロイン。都立陣代高校に通う女子高生。すれ違った人が振り返るほどの美人。活発で率直に物事を言うストレートな性格をしています。時代劇や熱血モノ作品が好き。作中ではもっぱら暴走する宗介のツッコミ役。「ウィスパード」という能力を有していることからテロリストの標的になっています。

・テレサ・テスタロッサ
16歳のミスリル作戦部西太平洋戦隊総司令官。潜水艦「ドゥアーハー・デ・ダナン」艦長。階級は大佐。彼女もウィスパードです。指揮能力に優れ、高い思考力・洞察力を持っています。その反面何もないところで転んだりもする運動音痴。あと、宗介に想いを寄せています。

・メリッサ・マオ
ミスリルの兵士。階級は曹長。コードネーム「ウルズ2」。日本における宗介とクルツ3人チームのリーダー。性格は男気ある姉御肌。テレサとはケンカもするほど打ち解けてる間柄。AS乗りであり、博士号も持っています。ビール好き。

・クルツ・ウェーバー
ミスリルの兵士。階級は軍曹。コードネーム「ウルズ6」。スナイパーとしてはAS搭乗時・生身どちらの状態でも超一流の腕前。モデル経験もある美青年だが、性格は下ネタ好きの下品な男で少々軽薄。誰よりも仲間想いな面もあり、下品であってもゲスではありません。

感想

秘密傭兵組織に属する少年が日本の女子高生の護衛を命じられ、高校生として潜入し秘密裏に彼女を狙うテロ組織から守る物語。軍事系のロボットアクションアニメという面と、コミカルに描いた学園生活の中で絆を深めていくラブコメディアニメという2つの特徴を持った作品です。私は未読ですけど長編小説が原作となっているアニメであり、マンガ化もされた人気作品です。
アニメは2002年に1期が放送され、その後2003年に一応2期とされている番外編的な「ふもっふ」、さらに2005年に1期本来の続編「The Second Raid」が放送されています。あとOVAも。それから、2015年にアニメ4期の製作が発表されてましたね。「ふもっふ」の感想は後日改めてこれとは別に書かせてもらいます。

ストーリーの特徴としては、普段は命令を受け着任した日本の高校で常識欠如からくる宗介の暴走をコミカルに描き、軍事オタク、変人、危険人物扱いされていながら、シリアスな展開になると一転、生身で銃やナイフや格闘技術を駆使し、時にはASを操りながら敵を殲滅するかっこいい戦士として描かれます。

ギャグとシリアスを良い塩梅で織り交ぜられていたと思います。いろんな要素を詰め込みすぎなきらいはありながらも、破綻はしてなかったのでそのあたりはちょっと感心。
ギャグパートに当たる学園での平和な日常は逆に宗介にとっては非日常であり、そこから生まれる数々の非常識な行動が面白く、それにつっこみを入れるかなめとの素晴らしいコンビ関係により最高のドタバタ劇になっていましたね。私はこちらの方が好きです。
シリアスパートはシリアスになりきれていないかなという若干の不満はありましたけど、ガウルンという個性立ちまくりの敵役が不足部分を補い緊迫感を生んでいたと思います。
続編の「ふもっふ」なんかはこの1期のコミカルパートをさらに加速させた形をしており、3期の「TSR」は学園を省きシリアスを全面に押し出した作りになっています。

ロボットものとも言える作品。原作にどう書かれているのかは知らないので正しくはないかもしれませんけど、原理のよく分からないオーバーテクノロジーを搭載したものなど、ロボも含め扱う兵器はリアリティを追求した類のものではないようですね。
ARX-7アーバレスト、潜水艦「ドゥアーハー・デ・ダナン」、赤いAS「ヴェノム」、巨大AS「ベヘモス」など、様々な特性を持った機体・兵器はかっこよかったです。私はASよりも潜水艦の方が好きかな。あと、べへモス出てきたときはその巨大さに圧倒されるよりも、作るのにいくらぐらい製造コストかかるんだろう、なんてどうでもいいこと考えてましたね。

面白くていざというときは頼れるカッコイ男・宗助だけじゃなく、カナメもいいキャラしてましたね。見た目は器量良しのスタイル抜群な美少女であり、生徒会副会長、クラス委員を務めるなど周りの信任も厚いようですし、さらに料理まで出来ちゃう完璧なヒロイン。でも中身はおっさんですね。笑うときも「ガハガハガハ」とか・・・。
このかなめと比べがちなのが艦長のテッサですね。彼女の方がかわいくてヒロインっぽいですけど、当て馬っぽいとも言えなくはないかと。シリアスなシーンでの鼻血出してた描写は笑っちゃいけないんでしょうけど笑ってしまいました。
女性陣でマオが一番好きな私としては、たまに見かけるかなめ派とかテッサ派とかはそれほど興味ないんですけど、どちらかと言えばかなめですかね。

いろいろなものが詰まっているけど分かりやすいストーリーで純粋に面白かったですね。学園の日常パートでは笑え、シリアスパートでの戦闘も見応えあり、味方も敵もキャラは立っていて魅力溢れており、上手くまとめてバランスよく作られていたと思います。OPも爽やかな感じが出ていて好きです。
続編の出来が個人的にはさらに素晴らしい作品になっていたこともあり、自信をもっておすすめできます。

フルメタル・パニック! Blu-ray BOX All Stories
by カエレバ


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posted by ハネ吉 at 18:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ

2016年10月16日

【紹介した作品の新刊発売情報】ましろのおと 第16巻 他3作品

2016年10月17日〜10月23日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。


ましろのおと(16) (講談社コミックス月刊マガジン)
ましろのおと 第16巻 2016年10月17日発売
新章突入! 雪、アーティストデビューへ。ライバルは梅子&若菜!?弘前津軽三味線全国大会での優勝から3か月。雪は“竹の華”常連の金城から音楽事務所へと誘われる。一方、青森、金木の大会を制し「もう一人の日本一」となった雪の兄・若菜の周囲も俄かに騒がしくなり…。表舞台に立たずにこの世を去った名人・澤村松吾郎。今、その血をひく二人の孫が世に出る時が来た――!!     (講談社コミックプラスより引用)


ましろのおと過去記事はこちら



山賊ダイアリー 第7巻 2016年10月21日発売
雪にも負けず岡本は行く。獲って食うために。日本特産キジ科、出会いにくさから猟師にとってトロフィーのような獲物であるヤマドリを食す岡本。猟師になって早や2年。狩猟への複雑な思いはあれど、来期もきっと山へ向かうだろう。新たな「狩り」の期待膨らむ、狩猟コミック最終巻!      (Amazonより引用)


山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記の過去記事はこちあ


試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。



FANTASTIC WORLD 第01巻
著者:ひらのりょう
掲載:トーチコミックス
2016年10月20日発売

『シャンバラ』――それはゴムボールのような空洞になっている、私たちが暮らす地球の内部に存在する未知なる世界。その内部世界シャンバラで生きる人間のピコは、家族を巨大な生物に捕食され、この世界唯一の人間になっていた。ある日、念願のマイホームを建てたピコは、突如謎の生物の襲撃に「君は世界の脅威」と言われ襲撃を受けるが、なんとかその危機を乗り越える。さらに再び別のグニャグニャした謎生物と出会い、ピコから遺伝子情報を取り込んだ彼の姿は『人間の歯』になっていた。そんな歯くんと友達になったピコは広い世界へ飛び出し、冒険を通じて世界の謎を知ることになる。
1908年に出版された著者・ウィリス・ジョージ・エマーソンの「THE SMOKY GOD, or, a Voyage to the Inner World」を参考に描かれた世界観をした作品。
人外の生物が闊歩する世界で生きるたった1人の人間と、彼の遺伝子情報を取り込んだ歯くんの冒険物語、だと思います。謎、不思議。印象としてはほぼこれです。元々はピコ以外の人間も存在していたけど、巨大な生物に食べられてしまい1人になってしまったようです。未開の地ばかりかと思いきや、人外たちがそれなりに高い水準にある文明を築いているんじゃないかと思われます。
ほのぼのはしてないですね。広い世界に多くの生き物が存在して争い事も絶えない世界のようなので、出会いがあれば悲しい別れもあり、戦いに巻き込まれることもあって結構殺伐としています。不思議な生物たちは面白く、読んでると想像力を掻き立ててくれますね。
美術的なタッチで描かれた独特な絵柄をしており、試し読みの時点ではどう捉えていいのかなど分からないことだらけですけど、かなり気になっている作品です。
試し読みはトーチwebさんのサイトで1話と他数話配信しています。



真亜ちゃんは今日も家にいたい 第01巻
著者:梶川 岳
掲載:ゼノンコミックス
2016年10月20日発売

家の中で過ごすことが大好きなインドア女性の真亜ちゃんは、家でゴロゴロダラダラ過ごしたいのに彼氏の双くんがそうさせてくれない。双くんはテレビや雑誌などの情報に流されまくりなミーハー男子。彼が興味を持ってしまったが最後、双くんの「お願い」を断れないない真亜ちゃんはあっちこっちへ振り回される。外へ連れ出してくれたことに感謝することもあるけど、やっぱり家でゆっくり過ごしたい真亜ちゃん。今日も穏やかな日常を打ち砕くミーハー双くんの「お願い」が迫る・・・。真亜ちゃんは断れるのだろうか・・・?
家が大好きなインドアっ娘が、ミーハーでお出かけ好きの行動派な男子に、あちこち連れ回されて様々なことを体験する話です。インドア女子×ミーハー男子の連れ回しコメディ。
真亜ちゃんはご飯は家で、映画も家で、デートもお家デートを好んでいる、外に出かけず家の中で過ごすことが好きなインドア女子です。逆に彼氏の双くんはお出かけ好きの行動派、情報に踊らされるミーハー男子です。
双くんのデートの誘いは毎回唐突に突然やってきます。真亜ちゃんも最初は力強く拒むんですけど、双くんのお願いをどうしても断ることができないんですよね。誰の頼みも断れない女子なのか、対象が双くんに限るのかはちょっと分からないです。毎回だいたいこの流れで話は進みます。双くん少し自分勝手すぎやしないかとも思ったりもしましたけど、しぶりながら赴く割には真亜ちゃんも満喫できているように見えましたし、なんだかんだで良いカップルですね。大きな波はないけどクスっと笑える箇所はあり、ほのぼのしていて気楽に安心して読める漫画だと思います。
試し読みはWEBコミックぜにょんさんのサイトで1話と他数話配信しています。

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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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