2016年10月20日
漫画『フルーツバスケットanother』1巻の感想とあらすじ
『フルーツバスケットanother』1巻の感想。
フルーツバスケットanother
著者:高屋奈月
掲載:花とゆめCOMICS
1巻発売日:2016年8月19日
過去の出来事が原因で、自分は知らぬ間に人を不快にさせてしまうと悩む少女・三苫彩葉(みとま さわ)。人に拒絶されることを恐れ、迷惑をかけないように極力人とは関わらないように距離をとり、うつむきながら大人しく独りで過ごしていた。
高校の入学式当日早々に遅刻してしまった彩葉は、テンションの高い教師に捕まって理由を問いただされていると、そこに謎の美少年・草摩睦生(そうま むつき)が現れ、彼の口添えのおかげであっさり解放させてもらえた。そんな彼に話があるからと生徒会室に呼ばれた彩葉は、生徒会室を訪れるもそこには誰の姿もなく、恐る恐る入るとなぜか床に寝ていた生徒会長の顔を踏んでしまった。そして・・・。
傷つくことを恐れ、誰にも迷惑をかけずに大人しく生きていこうとしていた少女が、高校という新たな環境で様々な人達と出会い、勇気をだして人と関わり成長していく話・・・になるのかな?まあ、それだけではないとは思いますけど。
名作「フルーツバスケット」の続編です。2007年に最終巻が発売されて以来ですので、およそ9年ぶりの新刊ですね。
まさかの続編ということで、ファンとしては嬉しさ半分、怖さ半分という気持ち。続編でがっかりさせられた作品は少なくないので、名作の感動を壊されやしないかという不安はあります。まあでも、やはり絵を見ると懐かしくなりますし、重い宿命を背負って生きていた彼らに家族が出来ていることは感慨深く、素直に嬉しいです。
登場人物たちは前作の次世代に当たる子たちなので、少なくともあれから18年以上は過ぎていますね。前作に引き続き、同じ町同じ高校を物語の舞台にしています。
今作の主人公・彩葉は過去の友達との辛い出来事が原因で、人に迷惑をかけたくないという思いから他人と距離を置き、独りでいることが多い常に俯き気味な大人しい少女です。いつもニコニコしていた透とは対照的ですね。
草摩一族との繋がりは今のところ見えませんでしたが、彩葉の名前を知っていたこと、草摩側から接触して彼女を気にかけていることから、何かしらの関係性はありそうです。現時点ではネガティブなところを省けば普通の女の子ですけど。
誰が誰の子かは省きますが、正直匂わす気も隠す気もないでしょと言いたくなるくらい似てるので、見ればだいたい察しがつくと思います。あの人かなと予想立てるのも楽しく、なんだかテンション上がりました。
前作の公式カップリングを紹介させてもらうと、[透と夾]、[由季と真知]、[撥春と依鈴]、[杞紗と燈路]、[紫呉とあきと]、[はとりと繭(透の担任)]、[綾女と美音]、[利津と満(紫呉の担当)]、[紅野とうおちゃん]になります。
透やキョンくんなどのメインは登場しませんでしたが、脇役として登場した人物は少し出てきます。
前作ではどちらかというと主人公の透が草摩の人達に手を差し伸べ、その優しさと温かさで包み込んでいましたが、anotherでの人間関係の立ち位置は逆ですね。草摩の人達が手を差し伸べ、俯いた彼女の背中を押して勇気を与えてるように見えます。
十二支の呪いからは解放されているとはいえ、フルバの雰囲気は変わりありませんでした。ほのぼのしたやわらかさの中に、心をえぐる過去のトラウマや苦悩を抱えるキャラ、そこに差し伸べられるやさしくあたたかな手。立場や状況は変わってもフルバは変わらずフルバですね。
またあの世界観に触れることができるというのはやはり嬉しいです。懐かしさを感じさせてもらえるのでファンサービスとしてもありがたく、好きだった恵の登場には感動しました。この作品は前作を知らなくても読めるとは思いますけど、やはり読んどいた方が楽しめるんじゃないかと。
彩葉と草摩の関係性や呪いのことなど気になることはいくつかあり、今後の展開には期待ですね。まあ、ストーリーが動くのはこれからという感じなので、2巻以降を楽しみに待たせてもらいます。
フルーツバスケットanother
著者:高屋奈月
掲載:花とゆめCOMICS
1巻発売日:2016年8月19日
過去の出来事が原因で、自分は知らぬ間に人を不快にさせてしまうと悩む少女・三苫彩葉(みとま さわ)。人に拒絶されることを恐れ、迷惑をかけないように極力人とは関わらないように距離をとり、うつむきながら大人しく独りで過ごしていた。
高校の入学式当日早々に遅刻してしまった彩葉は、テンションの高い教師に捕まって理由を問いただされていると、そこに謎の美少年・草摩睦生(そうま むつき)が現れ、彼の口添えのおかげであっさり解放させてもらえた。そんな彼に話があるからと生徒会室に呼ばれた彩葉は、生徒会室を訪れるもそこには誰の姿もなく、恐る恐る入るとなぜか床に寝ていた生徒会長の顔を踏んでしまった。そして・・・。
傷つくことを恐れ、誰にも迷惑をかけずに大人しく生きていこうとしていた少女が、高校という新たな環境で様々な人達と出会い、勇気をだして人と関わり成長していく話・・・になるのかな?まあ、それだけではないとは思いますけど。
名作「フルーツバスケット」の続編です。2007年に最終巻が発売されて以来ですので、およそ9年ぶりの新刊ですね。
まさかの続編ということで、ファンとしては嬉しさ半分、怖さ半分という気持ち。続編でがっかりさせられた作品は少なくないので、名作の感動を壊されやしないかという不安はあります。まあでも、やはり絵を見ると懐かしくなりますし、重い宿命を背負って生きていた彼らに家族が出来ていることは感慨深く、素直に嬉しいです。
登場人物たちは前作の次世代に当たる子たちなので、少なくともあれから18年以上は過ぎていますね。前作に引き続き、同じ町同じ高校を物語の舞台にしています。
今作の主人公・彩葉は過去の友達との辛い出来事が原因で、人に迷惑をかけたくないという思いから他人と距離を置き、独りでいることが多い常に俯き気味な大人しい少女です。いつもニコニコしていた透とは対照的ですね。
草摩一族との繋がりは今のところ見えませんでしたが、彩葉の名前を知っていたこと、草摩側から接触して彼女を気にかけていることから、何かしらの関係性はありそうです。現時点ではネガティブなところを省けば普通の女の子ですけど。
誰が誰の子かは省きますが、正直匂わす気も隠す気もないでしょと言いたくなるくらい似てるので、見ればだいたい察しがつくと思います。あの人かなと予想立てるのも楽しく、なんだかテンション上がりました。
前作の公式カップリングを紹介させてもらうと、[透と夾]、[由季と真知]、[撥春と依鈴]、[杞紗と燈路]、[紫呉とあきと]、[はとりと繭(透の担任)]、[綾女と美音]、[利津と満(紫呉の担当)]、[紅野とうおちゃん]になります。
透やキョンくんなどのメインは登場しませんでしたが、脇役として登場した人物は少し出てきます。
前作ではどちらかというと主人公の透が草摩の人達に手を差し伸べ、その優しさと温かさで包み込んでいましたが、anotherでの人間関係の立ち位置は逆ですね。草摩の人達が手を差し伸べ、俯いた彼女の背中を押して勇気を与えてるように見えます。
十二支の呪いからは解放されているとはいえ、フルバの雰囲気は変わりありませんでした。ほのぼのしたやわらかさの中に、心をえぐる過去のトラウマや苦悩を抱えるキャラ、そこに差し伸べられるやさしくあたたかな手。立場や状況は変わってもフルバは変わらずフルバですね。
またあの世界観に触れることができるというのはやはり嬉しいです。懐かしさを感じさせてもらえるのでファンサービスとしてもありがたく、好きだった恵の登場には感動しました。この作品は前作を知らなくても読めるとは思いますけど、やはり読んどいた方が楽しめるんじゃないかと。
彩葉と草摩の関係性や呪いのことなど気になることはいくつかあり、今後の展開には期待ですね。まあ、ストーリーが動くのはこれからという感じなので、2巻以降を楽しみに待たせてもらいます。
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