●統合システムと言えども
みなさん、統合システムってどんなものを想像しますか?
・会社のすべての工程を一つのシステムで実現できたもの?
・グループ全社の工程を一つのシステムで実現できたもの?
・グループ全社の核となる部分を統一したもの?
いろいろな考え方があります。
でも、私の所属する会社が所属するグループでは
統合新システムはそのどれにも当てはまりません。
なぜか・・・?
それは、工程の一部分だけ・・・しかもコアな部分ではなく、枝の部分を統合しているからです。
幹の部分・・・これはそのまま・・・
●次々と
基本的に、システムを刷新するには、ほとんど新しくしないと、過去に引きずられます。
ITは年々進歩しています。
年々?
そんな呑気なことを言ってられません!
日進月歩です。
何十年も前に作られたコアを大事に大事に守ってて、クラウドとかAIとかを取り入れることができるでしょうか?
しかも、その古い古いコアを守っているため、一つの枝を新しくすると、関連する枝もすべて新しくしなければ、最初の新しい枝が使い物にならなくなります。
なので、次から次へと新しくして、最後にはコアだけが古臭い(文字通り)枯れたシステムとなります。
●どのプロジェクトも
このような統合システム開発方針なので、どのプロジェクトも、ほかのプロジェクトに引きずられて変更しなければならないけれど、二番手以降の新システムはどれもこれも現行システムの機能がそのまま
なんのために新しくするの?
夢はないの?
●手前みそながら
自画自賛になるかもしれませんが・・・いやなるんでしょうが・・・
統合システム構築が始まる前・・・経営者が変わる前・・・
私の所属する会社だけが、基幹システムを一から自前で開発してきました。
なので、新しい機能を追加するのも楽にできました。
いろいろと感謝される機能を追加してきました。
AIの導入も行おうとしました。(しました・・・で結んでいるのは、新しい社長に理解されなかったからです。前の社長・・・ITを熟知しておられた・・・にはどんどん進めよと言われていたんですが、社長が交代したら・・・新社長は、こんなの使い物にならんと切り捨てられてしまいました。)
グループ内の他社より10年から20年は先行していました。
それはすべて私のおかげです
って言うつもりはありません。
基幹コンピュータとして
IBM AS/400 があったからなしえたことです。
開発速度はバカッ早で、適当に手を抜いて作っても、その動作速度はバカッ早です。
多分、
AS/400 が無かったら、平凡なSEで終わっていたことでしょうね。
それはいいとして、このような状況で、親会社のシステム責任者は、統合システムを構築する際、
私の会社のシステムはハナッから眼中に入れていませんでした。
そりゃそうでしょ。 彼にもプライドはあるでしょうから。
認めたくないんでしょうね。子会社のシステムが親会社よりかなり進んでいるなんて・・・
そこで、統合システムの構築を行い、私の会社にもそれを導入させて、AS/400 を亡き者にしようとしています。
なので、どのプロジェクトでも大概の仕様が決まってから当社に確認が入ります。
つまり、最初は
蚊帳の外で、ある程度でき上ってから蚊帳に入れてもらえる・・・
でも、大きな変更はできないって寸法!
もうね・・・やる気出ません・・・