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2020年02月17日
極秘「決算報告書」入手！ 「森喜朗」が代表理事「嘉納治五郎財団」の五輪買収「5億円」疑惑
極秘「決算報告書」入手！ 「森喜朗」が代表理事
「嘉納治五郎財団」の五輪買収 「5億円」疑惑
〜デイリー新潮 2/17(月) 17:00配信〜
森喜朗元首相
本誌「週刊新潮」2月13日号でお伝えした森喜朗元首相（82）の「新財団」の設立者と為るのは、嘉納治五郎（かのうじごろう）の名を冠した財団。その「嘉納財団」に、安倍政権とも近いとされる里見治（はじめ）会長（78）の「セガサミー」社が多額の寄付をして居た・・・その金は「五輪買収」の為に使われたのか・・・疑惑を追う。
〈人間が権力にシガミ付く、と言うのは、アリゃウソだよ。それは逆で、権力の方から人間に取り付いて来るんだ。だから、人間の方が余程邪険に権力を振り払わんと、何処迄も付き纏われる〉
関西電力初代社長の太田垣士郎氏はそう語ったと伝えられる。が、この人の場合、長きに亘って権力に取り着かれ続けた挙句、殆ど一体化してしまったかの様である・・・東京五輪組織委員会の森喜朗会長。
本誌2月13日号では、森会長が「一般財団法人日本スポーツレガシー・コミッション」為る新たな財団を設立し、五輪後のレガシー迄自らの影響下に置こうとして居る事をお伝えした。同じタイミングで発売された月刊誌「文藝春秋」に森会長のインタビューが掲載されて居たのは、無論、偶然であろう。最も、その中身は生臭い事この上無く「ポスト安倍」に付いては 〈安倍さんに続けて貰う事が、最も国益に適う〉として、人事に迄こう口出し。
〈幹事長も官房長官も新しい人に任せ、自民党の人心一新を図るべき〉更に、東京五輪マラソンの札幌移転に関しては 〈勿論私で無きゃ出来なかった、とは言わ無い。只、バッハやコーツ、政府や党、議会等へは電話で話が出来る関係がないと、纏める事は出来なかったでしょうね〉と、自画自賛。
読み進めるに従ってウンザリした気分にさせられるインタビューなのだが、雑誌発売の翌日、ワザワザそれを紹介する記事を掲載したのは読売新聞だった。
ちなみに本誌が先週、新たな財団に関して森会長に取材を申し込んだ処、その翌日、矢張り読売に、財団に付いて「好意的」に紹介する記事が掲載された。一体、これは偶然なのだろうか。
「新財団立ち上げの為の会議は2月5日、東京・晴海の組織委の会議室で予定通りに行われました」
そう明かすのは新財団の関係者。森会長の他、遠藤利明元五輪担当相や河村建夫元官房長官等、新財団の評議員や役員に就任する人物は殆ど顔を揃えて居たと言い、
「『週刊新潮』に掲載されて居たものと同じ新財団の内部資料が出席者の手元に配られ、それを見ながら設立の趣旨等が説明されました。それだけなので全部で1時間も掛かりませんでした」（同）
同日、記者から新財団に付いて問われた東京都の小池百合子知事は 「この件に付いては、私は承知・了承した訳でもナンでもありません」と、又しても繰り返された「小池外し」に不快感を隠さ無かった。
この小池知事の「ブラ下がり」と、その翌日に行われた組織委の武藤敏郎事務総長の会見では、新財団が五輪の剰余金の受け皿に為るのではないか、と云う見方に付いても記者達から質問が飛んだ。
「武藤さんは剰余金の受け皿に為る事に付いて、根拠が無いと妙な言い回しで否定。現時点ではその様な予定は無い、としてホトボリが冷めるのを待つ様ですね」と、文科省関係者。
「又、先ずはラグビーワールドカップの剰余金を新財団に移し、世論の反応を探るのではないか・・・と云う見方もあります。ラグビーワールドカップは想定以上に盛り上がった為、数十億円規模の剰余金が出る予定です」
この点、森会長に取材を申し込むと「『日本スポーツレガシー・コミッション』は、各スポーツ大会の余剰金を扱う団体ではありません」との回答が寄せられた。
菅官房長官からの頼み事
新財団立ち上げの為の会議が組織委で行われた事は先述した通り。その事自体、この新財団が東京五輪と不可分の関係に有る証左と言えるが、新財団と五輪を結び付ける「材料」は他にも有る。それは、新財団の「母体」と為る〈一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター〉（以下 嘉納財団）に関するものである。
新財団の〈設立者〉であり、設立の為に300万円を拠出する嘉納財団が設立されたのは2009年。「『2016年五輪』の招致活動の為に設立され、『2020東京五輪』の招致活動にも関わった」（スポーツ紙記者）
と云うが、より具体的なエピソードがある。それは、政界のタニマチとしても知られる「セガサミーホールディングス」の里見治会長の口から発せられた。2020年のオリンピック開催地が「東京」に決定した後の2013年秋頃、里見会長は東京・新橋の高級料亭に居た。
「里見会長はマスコミや政治家・広告代理店の人間を集めた会合を定期的に行って居ます。アノ日もテレビ局や広告代理店の幹部連中が来て居り、参加者は全部で十数名。大部屋を借り切り、ステージではカラオケも歌われ、賑やかな会でした」
と振り返る出席者の一人によると、その日の会合の最中、里見会長は 「東京オリンピックは俺のお陰で獲れたんだ」と自慢話を始めたと云う。里見会長が語ったその話の内容は、概ね次の様なものだった。
「菅義偉官房長官から話があって『アフリカ人を買収し無くてはいけ無い。4億〜5億円の工作資金が必要だ。何とか用意して呉れないか。これだけのお金が用意出来るのは会長しかいない』と頼まれた。
でも、幾らなんでも額が大き過ぎる。『そんな大きな額の裏金を作って渡せる様なご時世じゃ無いよ』と言うと、菅長官は『嘉納治五郎財団と云うのがある。ソコに振り込んで呉れれば会長にご迷惑は掛から無い。この財団はブラックボックスに為って居るから足は着きません。国税も絶対に大丈夫です』と。
それで俺は動く事にした。自分だけで5億用意するのは難しいから、知り合いの社長にお願いして、俺が3億〜4億、知り合いの社長が1億円用意して財団に入れた。菅長官は『これでアフリカ票を持って来られます』と喜んで居たよ。こんな事が出来るのは俺だけだ。俺のオリンピックなんだ」
先の出席者が言う。「会長が語ったコノ話は、会合の参加者だけでは無く、お店の仲居さん4・5人も聞いて居ます。皆楽しそうに聞いて居ましたよ。会長曰く、このスキームを作ったのは広告代理店だが『原資は俺の金なんだ』と。広告代理店は『あのアフリカ人親子をターゲットにすればアフリカ票が取れる』と云った事も言って居たそうです」
里見会長に取材を申し込んだ処、セガサミー広報部から回答が寄せられた。「里見に確認した処、ご質問の内容からは会合を具体的に特定する事が出来無い。又或る種の会合の場で質問状に有る様なコメントを発したかどうかは定かでは無いと申して居ります」
否定はしないご様子。嘉納財団に3億〜4億円を拠出したのか、と云う質問に対しては 「当社よりスポーツの発展・振興を目的に一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センターへの寄付実績が御座います。なお里見個人からの寄付行為は御座いません」
として、財団への寄付が有った事を認めた。又、拠出した金の使われ方を知って居るかどうかを聞いた処、こう答えた。 「財団ホームページに記載されて居る様に、国内外のスポーツの発展・振興に関わる各種活動に使用されて居ると理解して居ります」
「決算報告書」に寄付2億円
なお嘉納財団は資産や収支を一般には公開して居ないが、本誌は問題の2012年から2013年に掛けての財団の収支が分かる決算報告書を独自に入手した。
極めて興味深いのはソコに添付された〈平成25年度補正予算案〉と題する資料である。ソモソモ一般財団法人で補正予算を組む事自体、異例の事だが、注目すべきは〈寄付金収入〉の欄。25年度予算案（補正前）では5千万円だったのが、25年度予算案（補正後）では、2億5千万円と為って居る。補正の前と後で寄付金が2億円も増額されて居るのだ。
嘉納財団の決算報告書（2） 補正後に寄付金が2億円も増えて居る
「恐らくその2億円がセガサミーの里見さんが寄付したものでしょう。東京でオリンピックが開催される事が決まったのは2013年9月。それ迄にその2億円を使う予定があったからコソ、ワザワザ補正予算を組んで急いで収入に入れ込んだ。この資料からはソンな推測が出来ます」（事情を知る関係者）
嘉納財団の基本財産は300万円だと云う。その内75万円を「出資」して居るのは東京都である。2月13日、嘉納財団側は東京都の小池知事に対して奇妙な依頼をして来た。
「財団側は東京都に対し『出資』から手を引く様要求して居るのです。恐らく財団側は今、焦って居るのでしょう。週刊新潮の報道で里見さんから多額の寄付を受けて居た事が表沙汰に為り、今後、都が『出資者』として財団のメインバンクに寄付金の使途の公開を求めた場合、それが『五輪買収』に使われた事が証明されてしまうかも知れませんから」
財団が抱える闇の深さを物語る、実にキナ臭い動きなのである。
「第二の嘉納治五郎」
里見会長が会合の場で披瀝した話の中に登場する「アフリカ人親子」それと同一かどうかは不明だが、五輪招致委員会が「アフリカ人親子」をターゲットにしたのは事実である。
その親子とは、当時、IOC委員で五輪開催地を決める投票権を有して居たラミン・ディアク国際陸連会長と、その息子のパパマッサタ・ディアク。招致委はパパマッサタと関係の深いシンガポールの会社に「コンサル費用」等の名目で計2億3千万円を振り込んだが、フランスの検察当局は「賄賂」だと疑って捜査を開始。それを受け、日本オリンピック委員会（JOC）の竹田恒和会長は辞任に追い込まれた。
里見会長が会合で話した内容が全て事実かどうかは定かでは無い。が、事実だとすると嘉納財団に寄付した金の一部が、シンガポールの会社に払った「コンサル費用」等の原資に為ったと云う事なのだろうか。或は、全く別ルートの「買収費用」と為ったのか。
受け取った金の使い道等に付いて嘉納財団に取材を申し込んだが、期日迄に回答は無かった。ちなみに、嘉納財団の代表理事は森会長その人である。
「新財団と嘉納財団の役員等は重複する予定ですから、何れは嘉納財団を清算して一体化させる可能性もあると思います」（スポーツ団体関係者）
スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏が言う。
「一貫して五輪に関わって来た森さんの胸には恐らく嘉納治五郎の名前が有った筈。『柔道の父』として知られる嘉納は、五輪招致に尽力した人物でもありました。森さんは自分の姿を嘉納に重ね『俺は第二の嘉納治五郎だ』そんな思いを胸に秘めて居るのではないでしょうか」
成程、その思いが強過ぎて、未だ権力に「付き纏われ」て居るのか。
週刊新潮2月20号掲載「フランス捜査当局は知って居るか!? 『森喜朗』新財団が呑み込む『嘉納治五郎財団』の五輪買収『5億円』疑惑」を加筆修正 「週刊新潮」2020年2月20日号 掲載 新潮社 以上
アメリカが中国を追い詰め様とする2つの理由
アメリカが中国を追い詰め様とする2つの理由
〜配信GLOBE＋ 2/16(日) 11:31〜
ニーアル・ファーガソン氏 西村宏治撮影
事実の見え方は、プリズムの様に光の当て方で変化する。歴史学者のニーアル・ファーガソン氏は、近著『スクエア・アンド・タワー』（東洋経済新報社）で、歴史を国民国家の様な「階層」からだけで無く、グローバルに広がる「ネットワーク」の視点で分析し新たな地平を示した。そのファーガソン氏に、米中対立やトランプ大統領に付いて聞いた。
聞き手 西村宏治 朝日新聞編集委員・山脇岳志
・・・何故歴史家達は「ネットワーク」に注目して来なかったのでしょうか。
国や企業と云った階層型の組織に付いて書くのは比較的容易いのです。纏まった史料が在る事も多いからです。でも、階層型組織の史料を集めた政府の公文書館に行っても、退屈な史料しか無い事も多い。1923年のドイツのハイパーインフレに付いて私が意味の有る事を書けたのは、分散型のネットワークの中に居たユダヤ人銀行家の史料を見付けてからでした。
もう一つ、歴史家がネットワーク研究を避けるのは、陰謀論に巻き込まれる事を恐れて居るからだと思います。フリーメーソンとか、ユダヤ人の銀行家とか、そう云うものに付いて書いても余り尊敬され無いのです。
・・・トランプ米大統領は「階層型」ですか「ネットワーク型」ですか。
私は、トランプ氏がロシアと協力する等して19世紀型の権力システムを再構築出来る人物なのではないかと見て居ましたが、そうは為ら無かった。その理由の一つには、ワシントンの官僚達の反発を乗り越えられ無かったと云う事が有ります。
又、彼の本音は「反中国政策」を追求したいと云う事にも有りました。米国と中国と云う二つの「階層的」な権力のドチラに着くか、世界各国は迫られる事に為ります。只、トランプ氏は本能的にネットワーク型の人間なのでしょう。官僚的では無く規律も取れて居ない。だからアレだけツイートして居る訳です。
・・・米国と中国の対立を「第2の冷戦」と評して居ますね。
両国の対立は、貿易戦争から技術戦争にも広がり、香港を巡る政治的な議論に迄発展して居ます。その意味で、冷戦と云う言葉が相応しいと思います。只、米国と中国は経済的に深く絡み合って居て、関係を断つのも簡単ではありません。しかし両国に避けられ無い衝突が有るのなら、戦争をするよりは冷戦の方が増しだと言えます。
・・・トランプ政権後も「冷戦」は続きますか？
米国政府は、何万人ものスタッフから為る巨大で複雑な組織です。トランプ氏ばかりが注目されますが、「第2の冷戦」は、彼の保護主義的な感情と政府機関の思惑との相互作用で生まれたのです。
トランプ氏が執った関税策を切っ掛けに、米政府からは「米国のテクノロジーに対する中国からの投資を制限しよう」と云う動きが出て来ました。国防総省は「今コソ南シナ海で中国を追い落とそう」と考える様に為り、議会は「香港問題で中国を追い詰め様。ウイグルの問題も取り上げ様」と為った。これ等は政府機関の話であり、最早トランプ氏だけではコントロール出来無い問題なのです。
・・・何故米国はソコ迄中国を追い詰め様とするのでしょう。
二つ理由があります。一つは米国に取っては、中国の台頭を制限するのが正しい道だと云う事です。オバマ政権は、結果的に中国の台頭を許してしまいました。しかし中国は、法に基づいたルールに縛られナい一党独裁国家で、全ての人を監視下に置こうとして居る。そんな国に世界を押さえられてはいけ無い、と云う考えです。
インターネットや自由貿易の影響で、中国は民主的には為ら無いにしても、もう少し自由に為ると思われて居ました。しかし習近平氏が権力を握った頃から、寧ろ逆に20世紀的な全体主義的戦略に戻ったと分かって来たのです。
・・・もうひとつの理由は。
米国は、敵を必要として居るのではないかと云う事です。敵が居ないと国民が互いに憎み合ってしまうからです。冷戦末期の1980年代は米国に取って最良の時代でした。ソビエト連邦は基本的に崩壊し掛けて居た。冷戦は、多くの人に取って当時の幸せな思い出を呼び起こすものでもあるのです。
・・・今回の冷戦は武力を伴う「熱い戦争」には為りませんか。
逆説的ですが、冷戦とは熱い戦争を避ける方策なのです。米国とソ連が一度だけ戦争に近付いたのが「キューバ危機」ですが、それでも戦争を避けました。非常に高く就くからです。米中関係で危険なのは、偶然による衝突です。
例えば中国が「自分達が台湾を取り戻す迄、誰も何もし無いだろう」と考えて居る時に、米国が何かを仕掛けると云った場合です。処が冷戦下では、お互いが相手に対して非常に疑い深く為って居るので、そうした事が起こる可能性は低いのです。
・・・「第2の冷戦」での日本の役割をどう考えますか。
日本は米国に取って、より重要な存在に為るでしょう。日本の助けが無くては中国を抑えられ無いからです。日本も、中国がこの地域の支配的な権力に為る事を望んで居ない筈です。中国から離れる事は、経済的には高く就きます。それでも、戦略的なメリットは経済的な負担を上回るのでは無いでしょうか。
・・・貴方はトランプ氏をリアリストと評されて居ます。只、彼に対してはポピュリストであり、ファシズムに繋がると云う批判もあります。
彼はポピュリストでも有り、リアリストでも有ると言えます。両立は全く可能です。金融危機に見舞われた19世紀に生まれたポピュリストは、当時、移民の制限や自由貿易の制限、緩和的な金融政策を求めました。これ等は全て、トランプ氏が好んで居る政策です。その意味では、トランプ氏はポピュリズムと云うアメリカ政治の伝統の一部を受け継いで居ると言えます。
一方でファシズムは、第一次世界大戦に併せて出て来た動きです。その特徴は「準軍事的」な運動だったと云う事です。ですから1920年代の初期ファシストを見ると彼等は制服を着て居ます。もしタイムマシンに乗って1933年のドイツに行ったら、誰も「マルでドナルド・トランプのアメリカみたいだ」とは言わ無いでしょう。トランプ氏とファシストとは、同じとは言えません。
・・・トランプ氏は再選されますか。
トランプ氏の存在は、恐らく米国の民主主義に取ってトテモ良い事だと思います。彼のお陰で、リベラル側は、彼の人種差別主義や腐敗等、批判する事に事欠か無い。再び目覚めたのです。只、民主党は十分に時間が有ったのに、トランプ氏を破れる候補を見付ける事に成功して居ない。トランプ氏は敗れても仕方無い候補ですが、恐らく再選されるでしょう。それは民主主義の失敗では無く、民主党の失敗です。
ネットワークとマネーの歴史
・・・貴方は、金融史に付いての本も書かれて居ますが、ビットコイン等、仮想通貨の将来に付いてはどう考えていますか？
ビットコインは、コーヒーとか紅茶の支払いに使われる様な、円とかドルを代替するものには為ら無いと思います。但し、無く為るとは思いません。それは面白い特徴を持ったデジタル資産ですし、裕福な人々に取っては保有する意味があるからです。
もしアナタが億万長者なら、資産の少なくとも1％位はビットコインで持って置くべきかも知れません。詰まり富の1％を、5倍に為るかも知れ無いが、ゼロにも為るかも知れ無いギャンブルに懸けられる様な人々に取って、ビットコインには未来があるのです。
現実的なマネ−に取って本当の課題は、中国の電子決済でしょう。アリペイやウィーチャットペイ等です。物凄い勢いで成長して居ますし、世界的な金融の枠組みに於いて、ドルのライバルに為る可能性があります。トテモ便利だからです。
・・・何故、アリペイやウィーチャットペイは、ドルの脅威に為るのでしょうか。
こうしたプラットフォームは、紙幣やコイン・プラスチックのカードや小切手と云った古い技術に比べて、支払いの方法としては非常に効率的です。しかし国際取引の可成りの部分、例えば国際送金が、こうしたプラットフォームを通じて為され始めると、例えば日本銀行（等の中央銀行）が、それを簡単にコントロールする事が出来無く為ります。更により大きな問題は、ドルが最早取引の大部分を占め無く為ると云う事です。
これは、米国の権力に取って大きな脅威に為ります。支配的な通貨準備を持って居ると云う事は、非常に重要だからです。ですから、米国の権力に取っては中国に世界の電子決済の枠組みを作られてしまうのは、非常に好く無い事なのです。ドル支配の価値を下げてしまうからです。この先、（米国が）何等かの対応を執るのでは無いかと見て居ます。
Niall Ferguson 1964年英国・スコットランド生まれ 米スタンフォード大学フーバー研究所上級フェロー等を歴任 保守派を代表する論客でもある 著書に『文明』（勁草書房）『マネーの進化史』（早川書房）『スクエア・アンド・タワー』（東洋経済新報社）など。
朝日新聞社 以上
中国はアメリカに勝てるか 全世界から有能人材を集める最強国の力
〜現代ビジネス 2/16(日) 6:01配信〜
アメリカは世界中の能力の有る人々に成功のチャンスを与え、それによって発展して来た。中国は、その対極に在る。しかし、アメリカも中国も、これ等の点に関して変質しつつあるのかも知れない。
エイミー・チュア氏
貧しい中国系移民の大成功物語
アメリカの法学者でありエール大学の教授であるエイミー・チュアは、著書『最強国の条件』(講談社2011年)の中で、他民族を受け入れる「寛容性」コソが、覇権国に取っての最も重要な条件だと述べて居る。これは、彼女自身の経験にも基づくものだ。この本の「あとがき」で、彼女は、自分自身の一家の歴史を書いて居る。これは大変感動的な物語だ。
彼女の祖母父は中国の広州人。そして、父母は、生まれは中国で、フィリピン育ちと云う典型的な華僑の家系だ。チュア家は、ソコでアルミ製缶業を遣って居た。処が、エイミーの父親であるレオンは、家業を継がず、MIT・マサチューセッツ工科大学の奨学金を得て、1人の知己も居ないアメリカに渡った。
渡米後2年で博士号を取得。31歳で大学教授と為って終身在職権を得た。そして、カリフォルニア大学バークレー校と云う一流校の教授と為り、カオス理論で世界的に名を知られる数学者と為った。子供達には学校の成績で完璧を求め成功させた。
チュアは、自分の父親を「典型的なアメリカ人」だと云って居る。そして『最強国の条件』は、アメリカの寛容性に対する賛辞として書かれたと言って居る。
アメリカは寛容によって成長した
アメリカはレオン・チュアの様な人材によって発展して来た。例を挙げれば限が無い。有能な人々が集積する事の意味は大きい。シリコンバレーが発展したのは、その様な効果によると言われる。新しいアイディアを生み出す過程においては、人々の間の非公式なコミニケーションが特に大きな役割を果たす。此処にコソ、アメリカの強さの根源がある。
しかも、それはアメリカ人ダケによって実現されたものでは無い。シリコンバレーの場合もそうだ。IT関係企業の経営者を見てもそうだ。
ペイパル共同創業者でテスラモーターズとスペースエックスCEOのイーロン・マスクは南アフリカ出身だ。Googleの共同創業者セルゲイ・ブリンもモスクワからの移民の子だ。アメリカで新しい分野を開拓するスタートアップ企業の大半は、移民かその子が立ち上げた。
シリコンバレーで最も重要なのは、機械設備や資本では無く人間の頭脳なのだが、その頭脳は必ずしもアメリカ人のそれでは無い。外国人の頭脳が大きな役割を果たして来たのだ。
こうした事は広く知られて居る。処が、日本には「アメリカは移民を受け入れる寛容政策を執って居ると言うが、それは白人に限っての事だろう」と言う人が居る。そんな事は無い。反例は幾らでもある。現にチュアの父親がそうだ。
サンマイクロシステムズの共同創業者ヴィノッド・コースラはインドからの移民だし、Yahoo！共同創業者ジェリー・ヤンは台湾からの移民だ
GoogleのCEOサンダー・ピチャイは、インド生まれでインド工科大学の出身者だ。マイクロソフトのCEOサティア・ナデラは、インド生まれでマンガロール大学の出身者。4月にIBMのCEOに就任予定のアービンド・クリシュナもインド生まれだ。
中国と云う異質な体制の国家
中国は、この点でアメリカの対極に在る。中国が覇権国家に為り得無いとチュアが言うのは、この為だ。
チュアは、能力の高い中国人はアメリカに留学する。そして中国に戻らず、アメリカで働き続ける事を重視すると云う。中国は、最も重要な成長の根源を、自ら捨てて居るのだ。
中国を自由世界に対する脅威と考える背景には、共産党一党独裁と云う中国の政治システムがある。これは、欧米や日本等の民主主義諸国の体制とは極めて異質なものだ。そうした体制は、人々の自由な活動を抑圧し、長期的な経済成長にネガティブに働くだろうと、我々は考えて来た。個人の権利制約が加えられる社会は、優秀な人材を集められ無いだろうと考えて来たのである。
この連載で「現在生じて居る事は、歴史の正常化なのかも知れ無い」と述べた。「中国はコノ数百年間、世界の進歩に遅れを取って居たが、それは人類の長い歴史から見ると例外的な現象だったのかも知れ無い」と云う考えだ。そして、そうした「異常な期間」は、終わりつつ有るのかも知れ無いと云う事だ。
これからは、中国が世界一の経済大国と為り、基礎科学の面で世界のトップを走る。その様な世界が実現するかも知れ無い。これが「歴史の正常化」と云う言葉で意味した事だ。確かに、その様な事は起きるだろう。だが、中国の異質性を考えると、それは、中国が世界の覇権国に為る事を意味し無い。中国は、理念の上で世界をリードする国には為り得無いのだ。
中国は変わり得るか？
但し、以上で述べた事が、今後も今までの形で続くとは限ら無い。チュアの本が書かれたのは2010年だ。その当時と現在では状況が変わって居る。特に重要と思われるのは、次の2つだ。
第1に、アメリカに留学した後、中国に帰国する人が増えて居ると言われる。帰国留学生達は「海外に出て成長して戻って来る」事から「海亀族」と呼ばれる。中国が経済成長した結果、中国人留学生が中国に戻って、条件の良い就職先を見付けられる様に為ったのだろう。
そう為れば、彼等が中国国内で能力を発揮出来る機会は増える。それだけで無く、中国政府は優秀な人材を呼び戻そうと、留学生に取って魅力的な優遇策を講じて居るとも言われる。チュアは、著書の中で、そうした変化が生じて居る事は認めつつ、次の様に述べて居る。
「中国では各界の腐敗が余りに激しい為に、人脈が成功を収める上で決定的に重要である事に変わりは無いママなのである。このシステムが変ら無い限り、中国のベスト・アンド・ブライテストは、中国に留まりたいとも、或は留学先から帰りたいとも思わ無いだろう。彼等は、より直接的に成功へと繋がる様な社会へと移る筈である」
これは、説得的な議論だと思われる。但し、事態が今後どう変化するか。未だ分から無い面が多い。
もう1つの変化は、技術面にある。それは、AI(人工知能)とビッグデータの重要性が増した事だ。
これ迄も述べて来た様に「AI時代には、体制の異なる中国と云う国家が、技術開発には有利なのではないか」と云う懸念が強まって居るのだ。
個人情報も含まれるビックデータの収集に対して、自由主義諸国では制約が強まって居る。処が、中国では、何の制約も無しにビッグデータが集まり、それを用いてAIの能力を高められる。国と企業の関係が共同的で、軍民融合体制によっても先端技術が開発される。我々は、自由な体制コソが個人の創造力を発揮させ、それによって経済成長が起きると信じて居た。
その信頼を基本から揺がせる事態が生じて居るのかも知れない。そうで有れば、これは本質的なチャレンジだ。しかも、以下に述べる様に、アメリカが従来の寛容国家から変貌してしまう可能性もあるのだ。
ローマは非寛容に為って衰退 アメリカや日本は？
古代ローマ帝国は寛容政策を積極的に進める事で繁栄した。しかし、何時までもそうで有った訳では無い。4世紀末頃から、排他的感情がローマ帝国に急速に広がった。これによってローマは急速に変質し、そして崩壊したのである。「同じ事が、アメリカにも起きはしまいか？」こうした懸念が広がりつつ有る。それは、トランプ大統領が人種的非寛容政策を進めつつ有るからだ。
取り分け、イスラム圏の人々を排除しようとする動きが顕著だ。これ迄アメリカのハイテク産業における外国人の就労は、制度的には「H-1Bビザ」によって支えられる処が大きかった。これは、特殊技能職に認められる就労ビザだ。
処が、その発給が厳しく為って来て居ると云われる。H-1Bビザ発給の厳格化は、アメリカでの起業を目指すイスラム圏からの移民起業家を、大きく減らすのではないかと懸念されて居る。排他政策が力を増すと、有能な人がアメリカに集まら無く為る危険がある。
才能を持った多くの人々がアメリカに集積した事の効果は、極めて大きかった。その様な集積効果が阻害されてしまえば、アメリカの基礎技術開発力の最も重要な部分が損害を受ける事に為る。アメリカの新しい文化は、多様性の尊重の中から生まれて来た。その様な文化を否定する事は、アメリカの社会の基本を否定する事に為る。これはアメリカに取って非常に深刻な事態だ。
チュアは、アメリカの寛容性を賞賛した後で「今日のアメリカは、その寛容性を失い掛けて居る」と言って居る
以上で述べた事は、日本にトッテモ他人事では無い。日本の経済成長率が低迷して居る為、世界経済における日本の地位は低下して居る。しかし、所得面で競争出来ないとしても、住み易く働き易い社会を作る事は可能だ。
それによって世界中から多くの有能な人々を招けるなら、日本の成長力も何れは回復するだろう。夢の様な話だと思われるだろうが、決して不可能な事では無い筈だ。処が、日本は所得の面で魅力を失いつつ有るにも関わらず、移民を認め様としない。これでは、回復の可能性は見い出し得無い。中国のミサイルに対抗する事も必要だろう。しかし、それよりもモッと重要なのは、有能な人々を全世界から惹き着けられる国を作る事だ。
野口 悠紀雄 早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問 以上
2020年02月16日
「下層風俗嬢」3500円でカラダを売る女達 性のデフレ化が止まら無い
「下層風俗嬢」3500円でカラダを売る女達 性のデフレ化が止まら無い
〜ルポライター 中村 淳彦 裏社会 格差・貧困 2016 4〜
過つて性風俗は、借金や精神疾患等、何か「特別」な事情を抱えた一部の女性が稼ぐ最終手段の場であった。しかし現在は経済的に困窮した「普通」の女性が、生活費を確保する為にカラダを売って居る。性風俗業界の動向から日本の格差と貧困を読み解く『図解 日本の性風俗』を著した中村淳彦氏の特別リポート。
カラダを売っても稼げ無い
「もう、風俗歴20年に為るかな。10年位前迄は稼げたけど、今は1日1本着けば好い方。持って帰れるお金は1万円には為ら無いわ」
鶯谷の熟女デリヘルで働く渡部美幸さん（仮名・50）はこう話した。埼玉県某市のベットタウンで夫と2人暮らし。極一般的な主婦だったと云う渡辺さんは、結婚11年目で夫が個人経営する喫茶店が廃業。住宅ローンが払え無く為った。諸々の事情から購入した一軒家を手放す事が出来ず、首が回ら無く為り悩んだ末に風俗で働く事にしたと云う。
風俗嬢として働き始めた最初の5年間は、月50万円以上は稼げたと云う。処が1999年の風営法改正でその風向きが変わる。デリヘルが激増し客が徐々に減ったのだ。風俗だけでは収入が足りず近所のスーパーマーケットでパートを始めた。今も週3日はデリヘル、他3日はスーパーで働いて居る。
この数年間、風俗業界は深刻な不況と、風俗嬢の収入の下落に喘いで居る。今や風俗嬢の「超高収入でラクして稼いで居る、消費と遊び好きな女性」と云うイメージは、1980〜1990年代の全盛期を経て過去のものと為った。
ブランド物で着飾った派手な風俗嬢はホンの一握り、大半はバーゲンやアウトレットで買った洋服を着て、格安居酒屋で割り勘で飲むと云う地味な生活を送って居る。
その傾向は、風俗業界に大打撃を与えたリーマンショック以降から特に顕著で、現在の風俗嬢の殆どは、中小企業のサラリーマンと同レベルか、それ以下の賃金で身体を売って居る。身体を売っても中小企業のサラリーマン以下の賃金とは、夢も希望も無い話だがこれが現実だ。
風俗の下落は何故起こったのか
風俗嬢のセカンドキャリアを応援する非営利法人「GrowAsPeople」やセックスワーカー自助団体「SWASH（Sex Work and Sexual Health）」等のアンケート調査によれば、風俗嬢の現在の平均賃金は月33万円〜38万円程度で、2000年頃の月70万円程度と言われて居た頃と比べると半減して居る。世間の世帯収入の下落を大きく上回り、風俗嬢達の収入は激減して居るのだ。
風俗嬢が稼げ無く為った原因は、性風俗のデフレ化によるものだ。2000年代から社会全体がデフレに悩まされて居るが「女性のハダカ」の価格はソノ実質経済を上回る勢いで下がり続けて居る。
デリヘルを中心に多くの風俗店が価格競争に巻き込まれ、サービスの単価を下げながら、集客も減らして居る。社会と連動する形で、性風俗の世界でも格差が広がって居るのだ。性風俗のデフレ化の最大の要因は、従来であれば性風俗業とは無縁の一般の女性が続々とハダカに為った事、そしてデリヘルの激増によるものだ。
単身女性の3人に1人が相対的貧困に該当すると云う「女性の貧困」が深刻化した事で、一般女性の風俗志願者が増えた。更に1999年の風営法でデリヘル（無店舗型）が実質合法化された為、男性客が減り需要と供給のバランスが崩れたのだ。
それ迄の店舗型性風俗は、違法か合法か判ら無いグレーゾーンの業種だったが、ドンな業種でも合法化（規制緩和）されれば参入が増える。デリヘルも他に漏れず異業種参入が続き、現在警察への届出数は1万9000店舗超えた。
この数はセブン・イレブンの店舗数1万8572軒（平成28年2月現在）と同程度で明らかに供給過多と言える。限られた需要の中で店舗が増えれば、男性客が分散し稼動も下がる。その結果、誰も稼げ無く為ってしまったのだ。
デフレが進んだ現在のデリヘルは、過半数以上が60分1万円以下と云う破格の価格帯で性的サービスを提供して居る。この価格帯は安過ぎだ。そんな格安風俗店を支えるのは、若さでは勝負出来無い30歳以上の熟女達である。
近年の人妻熟女の流行で風俗嬢の上限年齢は無く為ったものの、労働者派遣法を代表とする格差に拍車を掛ける政策によって、現在、生活の為に風俗を志願する一般の女性の増加が後を絶た無い。風俗業界全体で需要と供給のバランスを完全に崩壊させた事で、単価は下落の一途を辿って居る。
更に、カラダを売っても貧困レベルの低賃金しか稼げ無いと云う女性も存在する。経済的な苦境に陥りハダカに為った風俗嬢の中で、更にその下層に居る稼げ無い女性達の多くは40歳以上の熟女だ。
下層風俗嬢の多くは、未婚・バツイチ・シングルマザー等の単身女性達だ。彼女達は自分の稼ぎで生活を支え無くては為らず、風俗店の増加による供給過多の為厳しい競争に晒されて居る。競争に負けた風俗嬢達の収入は生活保護水準を下回り「食べるのもヤッと」と云った危険な状態と為って居る。
ハダカの女性は社会を映す鏡
カラダを売って貧困レベルの低賃金しか稼げ無いと云う現実を信じられ無い読者の為に、デフレの象徴である、激安デリヘルで働く女性を想定して収入を試算してみよう。
続々と競合店が増え続ける中、性的魅力が普通レベルの女性が働ける店は限られて居る。都市部デリヘルの値下げ競争の象徴とされて居る某老舗チェーンでは30分3900円・45分5900円と云う価格帯でサービスを提供して居り、その内女性の取り分は2400円・3500円と異常な程の低賃金だ。単価が安過ぎるこの店には、各種性風俗を断られた女性が集まって来る。
デリヘルは兎に角男性客が少なく、低価格の格安店でも女性1人当たりの客数は平均で3人、人気の有る上位の女性でも多くて6人程度だ。3500円（1人辺りの単価）×3人で、日給は1万500円、週4日勤務でも16万8000円しか稼げ無い。
東京都の最低賃金は900円なので、待機時間を含めれば、コンビニのアルバイトと同等か、交通費等も入れればそれよりも低い賃金と為る。生活にお金の掛かる東京で暮らすにはこの金額では最低限の生活も出来ないだろう。早朝に時給1000円程度の清掃のアルバイトをしてプラス月3万程度を確保し、何とか凌いで居る女性も居る程だ。
地方のピンクサロンも同様に厳しく、回転無しの30分5000円の店で時給は2000円、週4日勤務で日給1万2000円だ。雑費1000円と源泉徴収を引かれると、日給は9800円、月16日働いても15万6800円にしか為ら無い。この収入は低賃金が社会問題と為って居る介護職と大して変わら無い金額だ。
カラダを売る事は、性風俗が誕生した400年以上前から女性が稼ぐ最終手段であった。日本が貧しかった戦後や昭和期に風俗や売春を覚悟した女性達の月収は、大卒初任給の数倍と大きなリターンを受けて居たが、1990年代後半の新自由主義政策以降は、一般女性の大量参入によって「簡単に価値が認められる」と云う大前提が崩れてしまった。
社会のマジョリティに属する一般女性が風俗や売春をする覚悟を決めても、貧困から逃れられ無い層を生む社会は異常としか言い様が無い。
多くの女性達は月5〜6万円のお金が足り無いが故に「ハダカの世界」に足を踏み入れて居る。これ以上「普通の女性」が風俗嬢に為ら無い為には、最低賃金の上昇が不可欠だ。現在と物価が変わら無い事を前提として、その層の女性達の収入が月5〜6万円アップすれば、恐らく風俗嬢志願者は激減する。
時給に換算して最低賃金を約300円上げるだけで、カラダを売ら無くても生活出来る一般女性が大幅に増えるのだ。東京都では時給1200円、大阪は1150円、沖縄は1000円。しかしシングルマザー等常勤が難しい層を加味すれば、500円程度迄上げるのが妥当だろう。
格差が広がり女性の貧困が進む程、風俗志願者が増え女性が生き延びる為の最終手段が崩壊して行く。格差社会の煽りを受けた女性達が性風俗の世界に足を踏み入れても、立ちハダカル「貧困」からは逃れられ無いで居る。ハダカの女性は、今の日本の姿を映す鏡なのだ。
風俗嬢30万人に観る「崩壊する日本」 貧困、格差、失業、デフレ「アナタの友人、恋人、妻は何故、カラダを売るのか?」裸で稼ぐ風俗嬢30万人、2兆円市場の一大産業、そのリアルな実態を読み解く。
中村淳彦（なかむら・あつひこ）東京都生まれ。アダルト業界の実態を描いた『名前のない女たち』『職業としてのAV女優』『日本の風俗嬢』『女子大生風俗嬢』『ルポ中年童貞』など著書多数。フリーライターとして執筆を続ける傍ら介護事業に進出し、デイサービス事業所の代表を務めた経験を元にした『崩壊する介護現場』が話題に。『熟年売春〜アラフォー女子の貧困の現実』（ミリオン出版）最新刊は4月27日『図解 日本の性風俗』（メディアックス）
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激安居酒屋「一軒め酒場」が 600万円ロボット を実験導入したワケ
激安居酒屋 「一軒め酒場」が
600万円ロボットを実験導入したワケ
〜現代ビジネス 2/16(日) 10:01配信〜
ロボットアームでお酒が完成！ その名も「ゼロ軒めロボ酒場」
全自動でお酒を作って呉れる
池袋駅西口に在る大衆居酒屋チェーン「一軒め酒場」その一角で、1月23日からアーム型ロボットがドリンクを造り、お客様に提供すると云うサービスを開始した。これは3月19日迄行う実験で、此処で集めたデータを検証するのだと云う。
同店を経営するのは養老乃瀧株式会社(本社 東京都豊島区 代表・矢満田敏之)で、ロボットを開発したのはQBIT Robotics(本社 東京都千代田区 代表・中野浩也以下QBIT社)だ。
養老乃瀧は1938年創業、1958年より本格的に事業展開を開始した大衆居酒屋チェーンの草分け(2020年1月末現在 総店舗数409店舗)。又QBIT社は「人とロボットが協働する社会を目指すロボティクス・サービス・プロバイダー」で2018年1月に設立された。
このロボットのサービスを同社は「ゼロ軒めロボ酒場」と呼んで居る。プロジェクトが立ち上がった背景に付いて、同社取締役の土屋幸生氏が解説して呉れた。
「当社のコーポレートスローガンは『笑顔の集う場所へ』です。これに向かって全社一丸と為って取り組んで居ます。しかしながら、人手不足と云う事が深刻に為って来て居る事から、ロボットによってそれを解消する事が出来ないか、更に人とロボットが協働出来る現場オペレーションを開発しようと、ロボット運用の実証実験を行う事にしました」
養老乃瀧では2019年1月から1年間「生産性向上プロジェクト」に取り組んで来た。その活動の過程でQBIT社と交流が生まれ、ロボット・AI活用のプロジェクトを進めて来たと云う。
ロボットの上にカメラが4台設置され、AIがお客様の属性や仕草を読み取り学習する
お客様への接客もAIで
ロボットへの注文の仕方は、先ず店内のレジでロボットが造るドリンク(生ビール、ハイボール等6種類、全て1杯300円)を購入する事を申告。すると、QRコードが付いた紙が渡される。ロボットの前に行き、QRコードを読み取る機械に入れてソレを読み取るとロボットが作動。ロボットはアニメキャラクターの様な声を発して、タブレットでお客様に表情を見せる。
アームがクネクネと動きながら手際好くドリンクを造り、ビールは40秒・カクテル類は100秒で提供する。この作業時間は人が行う場合とホボ同等との事だ。ロボットが造る杯数を当初「1日50杯」と目論んで居たが、実験を始めて2週間程経過して(2月7日段階)これとホボ同じ杯数と為って居る。
AIの活用は天井にカメラを4つ設置。これによってお客様の位置・表情・年齢・性別を識別・判断し、ドリンクを造りながら、夫々に相応しい現状の表情をタブレットに映し、お客様の属性に合った言葉を発する。ロボットがお客様に一方的に話すので「発話」と云う。
この「発話」を多くのお客様に行う事によって、お客様の表情をその都度記憶して、どの様な事を発話したら笑顔に為るのかをフィードバックする。
お客様の「笑顔」が加算ポイント「イマイチ」の表情が減点ポイント。こうして点数が上がればスコアリングとして上に上がり「お客様にマッチしたより良い対応が出来る様に為る」と云う学習機能を持って居るそうだ。
「ハイボール」を造るオペレーションで約100秒 人が造る場合の時間と同等だと云う
人間臭さ以外の部分を担当させる
「ロボット」と云うと無機質なイメージを抱き勝ちだが、このアーム型ロボットは寧ろ可愛らしさを感じる。筆者はロボットが導入されてから同店を3回訪問、計7回ロボットに注文したが、お客様への発話が一律では無かった。
男性には「お兄さん」女性には「お姉さん」と呼び掛けながら発話する。筆者への発話は若いお客様に対するものと比べると大人しい感じだった。今回の実験検証では「人とロボットの協働」と云う事がキーワードに為って居るが、これに付いて前出の土屋氏はこう語る。
「居酒屋は『ヒューマンビジネス』です。この営業はロボット単体では在り得ません。人間臭い部分が必ず必要と為る。ソコで、ロボットが担う部分をロボットがその役割を果たす。人間は人間臭い部分を担当する。ロボットが担う事が出来る部分がモッと有るかも知れないので、それを探し出して行きます」
行く行くはキッチンの中に入れて、ドリンクを造る他、鍋を振る等の調理の役割も想定して居ると云う。 又、現状のロボットがドリンクを造る一連の行為はエンターテインメントにも為って居て、殆どのお客様は動画撮影をして居る。この様なロボットならではの存在感も「人とロボットの協働」ではないか。
飲食業ロボットはドンドン安く為る
今回の「ゼロ軒めロボ酒場」で使用されて居るロボットは、デンマークに拠点を置くUniversal Robotsの製品で主に精密機械の生産ライン向けに開発されたもの。壊れ無い、高品質、安全性がキチンと備わって居ると云う点から、この分野では世界一のシェアを持つ。
アームは6軸で構成されて居り、人の腕より多様に且つ機敏に動く事が出来る。これを活用する事で養老乃瀧向けのものは僅か2ヵ月半で出来上がったと云う。
ロボットそのものの価格は600万円程度だが、ソフトウエアの開発費やクラウド利用料が加わり、最終的なコストは約950万円と為った。これ等に投資はQBIT社で行なった。現在は中国製で類似のものが開発される様に為り、ロボットの費用はこの4分の1相当に為ると云う。こうした廉価版が普及する事によって、飲食業でのロボット活用はブレークする事に為りそうだ。QBIT社代表の中野浩也氏はこう語る。
「現在の産業用ロボットはハイスペックです。居酒屋や飲食業で利用する場合には、それ程高性能で無くても十分です。今回採用したロボットも5kg迄のものを掴んでガシガシ動けるものですが、実際にはプラスチックのコップを握って動く程度で良いのです。この様にして、飲食業の実態に沿ったロボットが出て来ればアームがスマートで、しかも安く為ります」
中野氏が考える飲食業における「人とロボットの協業」とはこうだ。
「ロボットは未だ『人の代替え』に迄至りません。但し、人間の作業の一部を任せる事は可能です。お客様との触れ合いも、人間で無ければ出来無いもの、ロボットで無ければ出来無いものがあります。お客様によっては、接客して呉れるのは人間が好いと云う人も居れば、ロボットが好いと云う人も居ます」
「養老乃瀧ハッカソン」を開催
サテ、養老乃瀧では「人とロボットの協業」のベースと為る様なイベントを行って居る。それは「養老乃瀧ハッカソン」「居酒屋×IoT」をテーマとして2017年に第1回が開催され、昨年迄3回行われて居る。
ハッカソン・hackathonとは、ソフトウエアのエンジニアリングを指す「ハック」hackとマラソンmarathonを組み合わせたアメリカIT業界の造語。
プログラマーやデザイナーから成る複数の参加チームが、与えられた時間内にプログラミングに没頭し、アイデアや成果を競うイベントの事で、現在は研修活動等でも活用されて居る手法だ。
第3回「養老乃瀧ハッカソン」は昨年の10月26〜27日の2日間で行われた。テーマは「居酒屋ファンを増やし、又来店したく為るIoT」ここに17チーム50人が参加、2日目の午後にはこのテーマに沿ったプログラムを各々が発表した。
昨年10月 2日間に渉って行われた「養老乃瀧ハッカソン」養老乃瀧のコアなファン作りにも繋がって居る
此処で最優秀賞を獲得したのは「断末魔レモン絞り」コレは「レモンを絞ると、レモンの断末魔が聞こえるデバイス」である。
講評した養老乃瀧代表の矢満田敏之氏は「笑顔が集う場所の居酒屋に取って、シンプルで馬鹿馬鹿しく、誰にトッテモ面白く笑えるこのプロダクトが最優秀賞に相応しかった」と語った。
養老乃瀧の「ゼロ軒めロボ酒場」におけるロボット、AI活用の発端は人手不足解消であるが「笑顔の集う場所へ」と云うコーポレートスローガンに則ったものだ。
土屋氏によると「目標とするのは、ドリンクを運ぶ、料理を運ぶ、料理が美味しい、と云うだけでは無い、総合的に居心地の好い空間作り」と云う。この様な世界の一つを「人とロボットの協働」によって造り上げ様として居る。
千葉 哲幸 フードサービス・ジャーナリスト 以上
【地球コラム】22歳の元日本人女性軍曹が兵役後に考えたこと
【地球コラム】22歳の元日本人女性軍曹が兵役後に考えたこと
〜時事通信 時事通信社エルサレム特派員 吉岡良2/16(日) 17:05配信〜
自宅で取材に応じる清水真優さん 2020年2月2日 イスラエル中部 筆者撮影
兵役が結ぶ「市民と国家」
イスラエル国籍を持ち、兵役で対テロ作戦が主要任務のギバティ旅団に軍曹として所属して居た清水真優さん（22）。昨年11月に兵役を終えた清水さんは、イスラエル中部の自宅で取材に応じた。軍務を通じて経験を深めた緊急医療の分野を将来の進路と定め、大学進学に向けた勉強に励んで居る。
清水さんは2018年1月から19年11月迄同旅団に所属し、負傷した兵士に緊急救命措置を施す医療隊員として活動した。普通の民間人の暮らしに戻った今、イスラエルと内戦が続くシリアとの境界地帯等で任務を熟した事に付いて「信じられ無いと云う感覚もある」と振り返る一方、兵役は「市民と国家を結び着ける」重要な存在とも訴えた。
イスラエルの兵役は、高校卒業後の2〜3年間と定められて居る。この為、大学に入る時点で22歳前後に為って居るケースが多く、キャンパスで見掛ける学生も日本に比べて大人びて居る。又、兵役を終えた後も予備役の招集に応じる義務があり、一度軍事作戦が有れば前線に投入をされる可能性もある。
兵役最後の日、イスラエル軍ギバティ旅団の基地で行われた兵士のIDカードに鋏を入れるセレモニーで、同僚男性を担ぎ上げる清水真優さん 2019年11月、イスラエル南部
「自由の有難味感じる」
・・・兵役を終え、今の気持ちは。
兵役を終えた時、多くの人は混乱した気持ちに為る様です。国家の為に非常に重要な事をして居たのに、それが終わると、何をして好いか分から無く為ると言います。でも、私の場合気分は良かった。私が任務として出来ることは全て遣ったと思うし、何か新しい事に挑戦して見たいと云う気持ちが強かったからです。
又、私は軍に居る期間が（他の人より）長かった事もあり、家に戻ってユックリ寝たり、自分で遣るべき事、遣りたい事を自由に選んで決められたりと云う事が、より有り難く感じられたのだと思います。軍での生活はトテモ堅苦しく、自由も可成り制約されて居たので。
・・・最近はどの様に過ごして居るのですか。
退役後、フルタイムでは無くパートですが、直ぐに救急隊員として仕事を始めました。8〜12時間程の勤務シフトで週に2・3回と云う感じです。兵役の際にも救急要員として活動して居ましたが、その時より多くの患者に接する事が出来ます。色々な医薬品に付いて知識を深めるのも楽しいです。
昨年12月には日本に行きました。それも素晴らしかったです。大学進学の為「サイコメトリック・精神測定」と呼ばれる重要な試験の勉強も始めました。米国の大学進学適性検査・SATの様なものです。試験は4月に在ります。だから、仕事と勉強、両方遣って居ますが、特に試験迄は勉強中心です。
こう云う生活に為ってから、兵役に就いて居た時の事を振り返ると、素晴らしい経験だったなと感じられます。他の兵士の同僚達と、そう云う経験が出来た事を信じられ無いと云う感覚もあります。しかし、悲しいとか、大きな喪失感が有ると云う話ではありません。
12月末に日本から戻って来た後も、一緒に集まりました。以前任務に就いて居た軍の基地にも行きました。私と一緒に医療要員として任務に就いて居た仲間とは今、同じ教室で同じテストに向けて勉強して居て、週に2度顔を合わせます。
・・・兵役最後の日、どの様な感じで任務を終えたのですか。
最後の日は（昨年）11月13日でした。基地で兵士としてのIDカード（身分証明書）にハサミを入れると云う、セレモニーの様なものがあるのです。その様子を同僚と共にSNSにアップロードしたりして祝います。その際、兵役を終えた事を示す証書も受け取ります。就職する際等は、兵役を満了した事を示す為、この書類を提出します。
最初は「女の子で大丈夫？」のテスト感覚
・・・昨年5月のインタビューで、兵役延長を要請されて居ると云う話をして居ましたが。
結局、延長はしませんでした。軍内部の人事上の都合等、色々理由は有るのですが、延長前の最後の日迄遣り切れば好いと思いました。次のステップに進みたいと云う気持ちが強かったです。サイコメトリックの試験は年4回に限られて居て、4月を逃すと次は夏に為ってしまいます。民間人としての生活を早く始めたかったのです。
実はIDカードにハサミを入れる当日にも「もう少しどう？」と上官から声を掛けられました。でも、実は日本に行く航空券を随分前に手配して居て「私には。日本行きのフライトが」と口実にしてました。
装甲車の前で銃を構える清水軍曹（当時）2019年5月14日 ゴラン高原
・・・兵役は矢張り大変だった、と云う事ですか。
大変だったのは最初です。男性が配属されて居た部隊に女性である自分が配属され、実際の処、周囲は来て欲しく無かったのだと思います。常に「女の子で大丈夫なのか」とテストされて居る様な感覚でした。山中での早朝からの行軍だったのですが、異様に暑い日で、多くの兵士達が倒れてしまう事態に直面し、私も治療を施しました。
私は医療要員として医薬品のバッグを抱えて居て、上官から「荷物は重いだろうから持って遣る」と言われたのですが断固拒否しました。医薬品が手元に無ければ、治療を施す役目を果たせ無く為るからです。手当てを施し、医療用品が入ったバッグを担ぎながら、最後迄遣り遂げる事が出来ました。
この経験を通じ、私も「出来る」と確信し、周りに認めて貰う事も出来たと思って居ます。その後、全ての活動や訓練に全力を挙げて取り組んだと自負して居ます。
・・・兵役の意義に付いて、どう考えますか。
兵役は、市民と国家を結び着ける機会です。その事自体が、正に国家に奉仕すると云う事なのですから。又、国内の異なる地域や社会から来た人が一つに為るので、これ迄出会った事の無い人と面識を得る機会に為ります。私も、軍が無ければ会え無かっただろうな、と云う人に会う事が出来ました。
後、外からはナカナカ見え無いのですが、中に入ると、イスラエル軍には兵士の行動や活動に関する規範が確り在り「人道的な軍隊」であると云う認識を持ちました。日本に兵役が無い事に付いて・・・そう云う状況を想像出来ないです。例えば、誰か緊急医療が必要な人が急に現れた場合、直ぐに対処出来るのでしょうか。
日本の祖父宅は「一番好きな場所」
・・・貴女は医療隊員でしたが、他の兵士も応急処置の技術を身に着けるのですか。
兵役の基礎訓練の中で応急処置に付いて学びます。コレは、前線に配属され無い人も含めてです。私自身が教える役回りを果たしました。除細動器の使い方や心臓蘇生法・CPRの手順とか。救急隊員が常に近くに居る訳では無く、私は学んで来た経験を、市民社会でこそ伝えて行く必要があると思っています。
・・・今後の進路も医学系を考えて居るのですか。
大学では医学の中でも、現時点では緊急医療の分野を学びたいと思って居ますが、狭き門なのでどう為るか。4月のサイコメトリックの後にも他の試験があります。
・・・日本とは今後、どの様に関わって行きたいですか。
勉強と云うより、旅行等で又行きたいです。日本の親戚とモッと意思疎通出来る様に為りたいと思って居ます。日本に付いては幼少期から何度も訪れて居て、食べ物の味や匂いから記憶が呼び起されます。日本の祖父宅は一番好きな場所で、何時も行くのを楽しみにして居ます。祖父の家の近くの駅で売って居る焼きそばや、みたらし団子が気に入って居ます。梅干し入りのおにぎりとかコロッケとかも大好きです。
・・・今後、軍の予備役も有るのでは
兵役を終えてから少なくとも6カ月間は招集に応じ無くても好い事に為って居ます。6カ月のオフの間に勉強を始めたと云う事です。その後、少なくとも年に1度は予備役に就く事に為ると思います。4月の試験に向けての勉強が終われば、任務に就く事に問題は有りません。
以上
対テロ作戦に日本人女性 イスラエル在住の清水軍曹
〜ケラ（ゴラン高原）時事 2019年05月15日05時38分〜
イスラエル軍ギバティ旅団のケラ宿営地で取材に応じる清水真優軍曹 14日 ゴラン高原
イスラエル軍の対テロ作戦を担うギバティ旅団の戦闘部隊に、同国の市民権を持つ日本人女性の清水真優軍曹（21）が兵役で所属して居る。清水さんは14日、イスラエルの占領地ゴラン高原に在るケラ宿営地で取材に応じ「軍に参加する以上、最前線に身を置いてベストを尽くしたい」と、対テロ戦を担う決意を強調した。
清水さんは、最近迄過激派組織「イスラム国」（IS）が強い勢力を誇って居たシリアとの境界地帯等で特殊任務を遂行。「大体毎週、何等かの作戦に従事して居る」と云う。
イスラエル軍の施設で戦闘訓練を行う清水真優軍曹 昨年12月 イスラエル北部（軍提供）
父親が日本人、母親はイスラエル人（ユダヤ人）・・・幼少期を東京で過ごした後、イスラエルで暮らす。兵役では医療隊員として訓練を受けた上、2018年１月に戦闘部隊に配属された。同世代の日本人の多くは学生等として平和な生活を送って居るが「イスラエルで人々が平和に暮らすには軍が必要だ」と語り、危険な場所での任務に「躊躇いは無い」と断言した。
戦闘部隊には通常、医療要員も含めて男性が配属される。しかし、精神力と身体能力を評価され、軍によると、同旅団の戦闘部隊に所属する初の女性と為った。９日には、極一部の優秀な兵士のみに与えられる大統領表彰を受けた。
イスラエル軍の施設で救命訓練を行う清水真優軍曹（右奥）昨年12月 イスラエル北部（軍提供）
兵役は今年11月に期間満了と為るが、軍から任期延長を要請されて居る。将来は医学の道に進みたい考えだ。兵役後の日本旅行も楽しみにして居り「北海道の雪祭りに行きたい」と笑顔を見せた。清水さんが日本メディアの取材を受けたのは初めて。やりとりは軍関係者立ち会いの下、英語で行われた。
以上
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不倫を考える・・・何故、ベッキー以降芸能人の不倫は酷烈糾弾の対象に為ったか
不倫を考える・・・何故 ベッキー以降
芸能人の不倫は酷烈糾弾の対象に為ったか
〜NEWS ポストセブン 2/15(土) 16:00配信〜
不倫そのものに加え、インスタグラムに掲載されて居た「匂わせ」写真が女性達の標的に為ってしまった唐田（時事通信フォト）
1月下旬に報じられた、東出昌大（32才）と唐田えりか（22才）の不倫騒動。愛妻家として認識されて居た東出が、妻である杏（33才）を第3子妊娠中から裏切って居た事やその期間が2年半に渉って居た事、そして唐田が東出との交際を匂わせる写真やコメントをSNSに頻繁に投稿して居た事で、世の女性達の激しい怒りを買った。
そのバッシングは凄まじく、東出はCMを、唐田はドラマを降板して居る。ここ迄炎上したのは何故なのか。コラムニストの今井舞さんは「元々優等生だった芸能人程、世間からバッシングされ易い」と言う。
「不倫は悪い事なのだから、ドンなに叩いても構わ無いと云う風潮は、4年前のベッキー（35才）と川谷絵音（31才）の不倫報道が大きな契機と為りました。それ迄スキャンダルも無く、優等生の印象が強かったベッキーが不倫して居た上『交際して居ない』と嘘迄付いて居た。
世間は裏切られたと云う怒りに加え、それ迄芸能界において好い感じの立ち位置に居たタレントが、自分達の攻撃により追い詰められて行く様に、快感すら覚える様に為った。この件で、世の中が芸能人の吊るし上げは、エンターテインメントに為ると気が付いてしまったのです」
中世ヨーロッパでは、庶民が処刑の様子を鑑賞する風習があったが、ものによっては「それに通じる残酷さすら感じる」と今井さんは話す。確かに、芸能人の不倫に世間が此処迄過剰に反応する様になっ他のは遂最近の事だ。
昭和の名優・勝新太郎さん（享年65）が女優・原田美枝子（61才）を初め、数々の女性と浮名を流した際は「勝新らしい」「女遊びは芸の肥やし」と好意的に見られる風潮すら在った。
それから時間を置いて、長谷川理恵（46才）との不倫騒動の渦中に居た石田純一（66才）が「不倫は文化」と言い放った時でサエ、一時は大バッシングに遭ったものの、今回の様に当事者達を「芸能界追放」「一発アウト」に追い込む事は無かった筈だ。何故今、此処迄世の中の女性達の感情は「怒り」一色なのだろうか。
元は普通の主婦でありながら、ツイッターのフォロワー数は17万人を超え、女性セブン連載『立て板に泥水』でも知られる深爪さんは、SNSの普及が一因では無いかと分析する。
「SNSはいいねを押す事で共感を可視化した、言わば共感増幅ツール。これ迄も芸能人の不倫に対しては批判的な感情を持つ人が少なからず居ましたが、友人や家族等少人数の間で共有される程度だった。
しかしSNSが普及した今、1人がそんなの許され無いと云う声を上げると、同調した人がいいねやリツイートで拡散して行ってしまいます」共感に裏打ちされた怒りは、益々増幅されて行く。
炎上の背景にある匂わせは新しい行為なのか？
今回の東出と唐田の不倫では、唐田がSNSに投稿した交際をアピールする様な匂わせ写真も、世間の怒りを大きくした。
「匂わせとは、SNS上で直接的な言葉では明言せず、画像等を使ってこの人と付き合って居る私はコンな凄い事をして居ると訴え掛ける事を云います」（深爪さん）
元々は、嵐のメンバーである二宮和也（36才）の妻で元アナウンサーのAさんが、二宮と交際時にお揃いのグッズをブログにアップした事から、ジャニーズファンの間でジワジワと広がった言葉だった。最近では、不倫が噂された木下優樹菜（32才）が、インスタグラムの投稿を使って、相手と取り沙汰されて居た乾貴士選手（31才）に宛てたと思われるメッセージをアップした事で一気に認識される様に為った。
愛娘と一緒に写った写真に添えられた文章の最初の文字を縦読みすると《たかしあいしてるずーーっと》と読む事が出来ると騒動に。その直後、今度は唐田が東出の寝顔や東出を彷彿させるイラストをアップした事で、世間に定着し、最早流行語と言っても過言では無い。しかし深爪さんは、匂わせると云う行為自体は新しいものでは無いと云う。
「松任谷由実さんが1982年に発表した楽曲『真珠のピアス』にも、恋人の彼女に自分の存在を気付かせ様と、ワザと真珠のピアスを捨てて行く、匂わせ行為が歌われて居ますし、中学生や高校生の時に、カップルでお揃いのキーホルダーを着けて居たのも今思えば立派な匂わせ。
昔から有る匂わせ行為が、不特定多数に公開出来るSNSと云うツールが出来た事で、より多くの人の目に着く様に為ったのだと思います」（深爪さん）
※女性セブン2020年2月27日号 以上
鈴木杏樹と不倫の喜多村緑郎 尾上松也の妹とも不倫した
長身で二枚目の喜多村緑郎は共演者キラーとも言われて居る（写真つのだよしお アフロ）
余りにイメージと掛け離れた鈴木杏樹（50才）の不倫スキャンダルは多くの人を驚かせた。一方で、相手の男性と為ると「さも有りなん」と云う反応が聞こえる。この二枚目俳優の素顔に迫る。
山奥の村を舞台にして起きる、怨念が渦巻く連続殺人事件・・・横溝正史の『八つ墓村』は、余りにも有名なミステリーだが、事件の当事者では無い金田一耕助役が今、思わぬ形で脚光を浴びて居る。
「2月16日から東京の新橋演舞場で公開される舞台『八つ墓村』の稽古中の出来事でした。金田一役の緑郎さんが役者やスタッフの前でご迷惑をお掛けして申し訳ありませんと涙ながらに謝罪したんです。
でも…彼の過去を知って居る人達は、その様子を冷めた目で見て居ましたし、今回の報道に対しても驚いては居ませんでした。杏樹さんは知ら無かったのでしょうね。彼の不埒な過去を」（舞台関係者）
『週刊文春』の報道に端を発した鈴木杏樹の不倫騒動。杏樹は、元歌舞伎役者で劇団新派の俳優・二代目喜多村緑郎（ろくろう・51才）と舞台での共演を機に親密な関係に。同誌によれば、2人は海岸で人目を憚らずキスやハグを繰り返し、ラブホテルへ行く等アツアツの様子だったと云う。
互いが独身為らば何の問題も無いが、緑郎には、元宝塚歌劇団宙組トップスターの貴城けい（45才）と云う妻が居る。
今回の不倫報道は、杏樹に取っては人生初の大スキャンダルだ。1993年にドラマ『あすなろ白書』（フジテレビ系）でブレーク後、爽やかな魅力で女優は勿論、音楽番組の司会としても活躍。1998年に医師の夫と結婚したが2013年に死別した。
その際、気丈に振る舞う彼女の姿に胸を打たれた人も多いだろう。その杏樹にヤッと訪れた新たな幸せ・・・と思いきや、それが不倫だったとは・・・世間は大きな衝撃を受けた。
「報道後、2人は不倫関係を認め、謝罪コメントを発表。この時、杏樹が《お相手から独り身に為る積りで居ると云うお話があり、お付き合いを意識する様に為りました》と釈明した事が、妻の貴城に失礼だと更なる批判の的に。
又、情報番組『バイキング』（フジテレビ系）では、MCの坂上忍が50才の大人を4000円のラブホテルに連れて行くなと、緑郎に呆れる等、各方面で炎上が続いて居ます」（スポーツ紙記者）
不本意な形で一躍、時の人と為ってしまった緑郎。一体彼はどの様な人物なのだろうか。
「苦労人との報道も有りましたが、実際は違います。一般家庭の出身ながら、口跡の好さと身体能力の高さで20代半ばで三代目市川猿之助（現・二代目猿翁）の部屋子に抜擢され異例の活躍振りでした。只、その後は怪我に悩まされ歌舞伎を続ける事が難しく為った。4年前、歌舞伎界との交流も深い劇団新派に移籍して、劇団における大名跡・二代目喜多村緑郎を襲名しました」（歌舞伎関係者）
只、芸の道を真摯に追求する一方で、女性関係は昔から派手だったそうだ。
「長身で二枚目の緑郎さんは、兎に角モテる。2013年に貴城さんと結婚する前も、何人かタカラジェンヌと交際して居たと聞いて居ます」（前出・歌舞伎関係者）
罵倒された緑郎が「訴えるぞ！」
モテるが故に、過去には女性を巡って大きなトラブルも起こして居ると云う。前出の舞台関係者が声を潜める。
「実は、劇団新派の中で大騒動があったんです。歌舞伎俳優の二代目尾上松也さん（35才）の妹で新派女優の春本由香さん（27才）と不倫関係に陥り、それが切っ掛けで彼女のお母さんや松也さんとモメてしまったんです」
松也の母は元新派女優の河合盛恵（63才）祖父は新派を代表する名俳優として知られた故・春本泰男さん（享年88）由香は2016年1月に入団し、新派の重鎮とも言える一家だ。
「由香さんと緑郎さんが男女の関係に為ったのは2018年1月、初春公演の『家族はつらいよ』の稽古中だったとか。24才も年下の由香さんを緑郎さんはアグレッシブに口説き、彼女も落ちてしまったんです」（前出・舞台関係者）
2人の関係は劇団内で直ぐに噂に為った。盛恵は娘の不貞を知り得る立場に有ったが、当初は耳を塞ぎ知ら無いフリをしたと云う。しかし、罪悪感に苛まれて行く娘が母親に泣き着いたのである。
「その年の秋、由香さんは精神的に追い詰められて居ました。緑郎さんから俺の子供を産んで欲しいと言われたそうです。本気かどうか判りませんが、未だ若い彼女は思い悩み母親に相談しました。
盛恵さんは由香さんの将来を思い、緑郎さんに文句を言いたい気持ちを抑えて、由香さんには身を引く様説得し、不貞を穏便に終わらせ様としたんです」（由香の知人）
しかし、由香の異変に気付いたのか緑郎の態度が急変する。周囲には気付かれぬ様これ迄通り接する由香に対し、緑郎は彼女の挨拶を無視する等、露骨に冷たい態度を取ったと云う。
「これには由香さんが完全に滅入ってしまった。ヤガテ、松也さんも事情を知る事に。彼は激怒したそうです」（前出・由香の知人）
そこには、妹を応援する兄としての強い思いが有った様だ。
「松也さんと由香さんはトテモ仲が好く、15年前にお父さんの六代目尾上松助が亡く為った後も支え合って生きて来ました。新派入団前、由香さんがタレントを目指したものの上手く行かずに悩んで居た時、松也さんが由香さんを付き人にして給料を払い、このお金でレッスンを続けなさいと助けて挙げた程なんですよ」（別の由香の知人）
しかし、実際に行動に出たのは母親の盛恵だった。
「2018年末頃、彼女は緑郎さんに電話し、娘に手を出しやがって！と激高。離婚は出来無いけど子供を産んで呉れ、とは何よ！等と、強く問い詰めたそうです。
緑郎さんは謝るのかと思いきや、松也の母親だからってデカイ顔しやがって！と逆ギレしたから驚いた。その後、盛恵さんに強い口調で罵倒され続けたからナンでしょうか、緑郎さんは訴えるぞ！と迄言ったそうです」（前出・由香の知人）
結局、裁判沙汰には為らず由香と緑郎は同じ新派と云う事もあり、話し合いで事態を収束させたと云う。このもう1つの不倫騒動に付いて、当事者達はどう答えるのだろうか。
緑郎の携帯電話を鳴らすが一向に出ず。一方の由香は、不倫に付いて「そう云った事にはお答え出来ません。もう知ら無いです。関係ありませんので」と狼狽しながら繰り返した。盛恵にも話を聞いたが「私から申し上げる事は何もありません！」と怒りを露わにするのだった。過つて八つ墓村よりも恐ろしい泥沼の愛憎劇を繰り広げて居た緑郎。杏樹はこの騒動を知って何を思うのだろうか。
※女性セブン2020年2月27日号 以上
東出＆唐田よりも鈴木杏樹の不倫騒動が先に収束しそうな３つの理由
〜FRIDAY 2/15(土) 6:02配信〜
不倫が報じられてから、レギュラー出演して居るラジオ番組を１つ降板した。もう１つは２週連続で欠席して居る
東出昌大の騒動が収束し無い内に出て来た鈴木杏樹のラブホ不倫騒動。これで、要約東出も騒がれ無く為るのかと思われたが、どうも杏樹の騒動の方が先に収まりそうな気配だ。女性誌がチラホラ後追いして居るが、テレビは週が明けて迄報じて居る所は少なく、東出の時と比べると、ネットでの反応も今一つだ。同じ不倫報道なのにこう迄違うのは何故なのか。
その理由の１つが登場人物の年齢だ。東出騒動の場合は東出が32歳・杏は33歳・唐田えりかは22歳だ。一方、杏樹は50歳・喜多村緑郎は51歳・喜多村の妻である貴城けいは45歳・・・詰まり全員アラフィフである。
「元々芸能人の不倫騒動は、一般の人に取って何の利害関係も有りません。怪しからんナンて非難して居ても、実際はどうでも好いと思って居る人が多いのが現実です。週刊誌やワイドショーを見る人達も、今や若い人は少ないです。
非難する人達は大抵ミドルエイジ以上で、何か一言言わ無いと気が済ま無い世代です。只同世代の恋愛に付いて憧れを抱く人も少無く無く、身に摘まされる処もあったりすると、ツッコミも入れ難いんでしょう」（ワイドショースタッフ）
理由の２つ目には、登場人物のファクターが影響して来る。東出も杏も人気絶頂の俳優だ。朝ドラ共演が縁で結婚した経緯もある。杏の父親、渡辺謙も不倫が原因で離婚して居る。叩かれ続けて居る唐田はこれからの女優だが、東出との意味深な関係を表す映像が幾つもあり、又非難の対象と為った匂わせSNSなど、ツッコミ処満載なのだ。
一方、清純なイメージで人気を博し、一時期はCM出演が十数本ありCM女王と呼ばれた事もある杏樹。近年は『ZIP!』（日本テレビ系）やNHK朝ドラ『なつぞら』『相棒』（テレビ朝日系）に出演し、ラジオ番組のレギュラーもあるが、テレビでの露出は過つて程多くは無い。
不倫相手の喜多村は舞台を中心に活動して居る俳優で、テレビドラマの出演は数える程しか無い。喜多村の妻である貴城は元宝塚のトップスターだ。とは言ってもテレビドラマの出演は喜多村同様僅かしか無い。バラエティー番組の出演本数はソコソコ有るのだが、ヅカファン以外ではそれ程知られた存在では無いだろう。
「杏樹さんに関しては、ベッキーさん同様に持たれて居たイメージとのギャップが大きく、報道に驚いた人は多いと思うのですが、驚き以上の事は無かった様です。精々ラブホが注目された位ですね。杏樹さんもテレビで見掛ける機会は少無く為りましたし、喜多村さんや貴城さんはファン以外好く知ら無い。
こう云っちゃ何ですが、東出さんの騒動に比べると登場人物が地味だったので、ピンと来ない人が多かったのでは無いでしょうか」（同・ワイドショースタッフ）
更に３つ目として、杏樹の事務所が各テレビ局とスポーツ紙各紙に行った報道規制が騒動をスピード鎮火に一役買ったのではないかと云う。
「コメントを発表する迄、報道を控えて貰いたいと、杏樹さんの事務所から申し入れがありました。従う必要は無かったのですが、人気俳優を多く抱えた事務所ですから、テレビ局はどうしても気を遣ってしまいます。これは、スポーツ紙も同じです。一度従ってしまうと、力関係がハッキリしてしまう事もあって、騒動そのものを扱う事にも腰が引けてしまうものです」（同・ワイドショースタッフ）
３つの因子が重なった結果、この騒動はこのママ収束すると見て間違い無いだろう。杏樹に取っては地味なメンツが不幸中の幸いだったのかも知れ無い。
取材・文 佐々木博之（芸能ジャーナリスト） 宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者に為る。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中
FRIDAYデジタル 以上
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2020年02月15日
エアバスが太っちょ旅客機「MAVERIC」のミニチュア試作機を飛ばす
エアバスが太っちょ旅客機
「MAVERIC」のミニチュア試作機を飛ばす
〜ギズモード・ジャパン 2/15(土) 19:00配信〜
未来のジャンボジェットは、皆こう為るんだろうか？
航空機メーカーのAIRBUS（エアバス）社が、翼と胴体を混合した太っちょ旅客機「MAVERIC」プロジェクトに取り組んで居ます。そしてこれを、全長2m全幅3.2mのラジコンで飛ばすデモ機として、検証を行ないました。
100年前のコンセプトが実現しつつある
AIRBUSいわく、この機体は「blended wing body」詰まり翼胴融合と呼ばれて居るとあります。そしてNEW ATLASによれば、実はこのコンセプト自体は100年前からあるそうな。
胴体と翼が一体型である利点は、空気抵抗が減る為燃費が最大20％削減で切る事。又この形状だと機内に乗客と貨物を積めるスペースが広く確保出来るので、大型機のライバルに為り得るそうですね。
未来のラウンジみたいな機内
動画は2019年6月に、フランスで行なった飛行実験の様子が映って居ます。又、コンセプト・デザインであるものの内装も構想されて居り、座席から天井迄未来的なラウンジの様な高級感が漂って居ます。ザっと見た処、機内の前半分はファーストクラスの様に為って居り、横に6席縦に6席ある様です。窓際には一人掛けのシートが並び、壁はタッチパネルを兼ねたディスプレイに為って居る様子。
そして後ろ半分はビジネスとエコノミークラスでしょうか？ 機内の半分には3人掛けのベンチシートが2列、奥に向かって10列。もう半分は二人掛けと一人掛けが並びます。序にズッと後ろにも、ビジネスクラス風の座席がある様に見えます。
極秘の社内チームが開発
SLASH GEARいわく「MAVERIC」は「Model Aircraft for Validation and Experimentation of Robust Innovative Controls」と云う長〜い名前の頭文字を取ったものなのだとか。
その意味は「強固で革新的な制御方法の検証と実験の為のモデル航空機」と云う難しいものです。開発チームは、エアバス社内のスタートアップ企業的な位置付けで作業をして居ます。ですが遂最近まで、これは極秘計画だったんですって。
横から見ると普通の旅客機の様ですが、上から見るとマルで打ち上げられたマンボウ。実際ステルス戦闘機もこんな形なので、実用性は可成り高そうですよね。早く1/1スケールの実機が飛ぶ姿を見たい、そして実際に搭乗してみたいものです。
Source AIRBUS (1, 2), YouTube via SLASH GEAR, NEW ATLAS 岡本玄介 以上
未来の旅客機は姿が激変？
エアバスの実験機 「マヴェリック」現る翼と胴体が一体
〜乗りものニュース 2/13(木) 17:07配信〜
エアバスの小型実験機「マヴェリック」（画像 エアバス）
客室設計にも新たな可能性
エアバスが2020年2月11日（火）シンガポール航空ショーで、翼と胴体が一体と為って居る機体形状「ブレンデッドウィングボディ」の小型実験機「マヴェリック」を披露しました。
マヴェリックは長さ2m・幅3.2m・表面積約2.25平方メートルの小型試作機です。エアバスによると、この翼と一体化した機体設計で期待されるのは燃費削減との事。既存の単通路型機（ナローボディ）と比べ、最大20％の燃費をカットする可能性を備えて居ると云います。又、客室の設計においても新しい可能性が開かれるとして居ます。
このマヴェリックは2017（平成29）年にプロジェクトが始まり、2019（令和元）年6月に初飛行を行いました。今後は2020年第2四半期末迄飛行試験キャンペーンが実施されます。この他エアバスでは、研究プログラム「Airbus UpNext」の名の下、ハイブリッド電気飛行機「E-FAN X」V字編隊飛行「fello’fly」自動離着陸プロジェクト「ATTOL」等の実験プロジェクトを行って居ます。
乗りものニュース編集部 以上
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山口組顧問弁護士が明かす「暴力団平成史」 私が渡った危ない橋
山口組顧問弁護士が明かす 「暴力団平成史」
私が渡った危ない橋
〜デイリー新潮 2/15(土) 8:00配信〜
左から1人置いて映画プロデューサーの俊藤浩滋氏、5代目山口組・渡辺芳則組長1人置いて5代目山口組・宅見勝若頭と山之内幸夫氏
「山口組顧問弁護士」耳慣れぬ肩書だが、三十数年もの間その職掌を全うした人物が居る・・・山之内幸夫氏（73）だ。目下、分裂騒動に揺れる日本最大の暴力団の傍らに立ち続けた山之内氏だけに、さぞや世間の常識の及ばぬ「危ない橋」を渡って来られたに違いない・・・
鉄のベールに包まれた組織の内幕を綴った異色の回顧録『山口組の平成史』（ちくま新書）を世に問うたばかりの山之内幸夫氏に、先ず「元山口組顧問弁護士」と云う立場に付いて問うと「恐らく私が最初で最後の絶滅危惧職種でしょう」と破顔一笑する。
山之内氏は1981年に、3代目山口組本部長で金融ヤクザの走りでもある小田秀臣・小田秀組組長の会社の顧問弁護士と為り、1984年から山口組本体の顧問弁護士を2015年迄務めた。詰まり、中興の祖・田岡一雄3代目組長から現在の6代目迄山口組4代の変遷を内側から目撃して来た「教科書に載ら無い歴史」の生き証人と云う事に為る。
裏社会の星霜を40年近くも中からウォッチして来た山之内氏に、山口組絶頂期のエピソードを一つ挙げて貰おう。
「私は公私共に親しかった宅見勝さん（5代目山口組ナンバー2である若頭）の招待で1991年に、宅見組が主催する忘年会に出席した事があるんです。その頃は日本中がバブル景気の高揚に酔い痴れて居た時代で、宅見さんは名実共に裏社会の覇者として君臨、経済ヤクザの名を欲しいママにして居ました。
地上げや不動産取引の案件を相談に来る事業家が、宅見さんのオフィスに門前市を為すと云った光景を、誰も不思議に思わ無い頃の事です」
景勝地・南紀の名門ホテルの大広間を借りて開かれた忘年会は、端から端迄が見渡せ無い程広い会場に土建・不動産から金融に至る事業家・経営者が多数招待されて居た。夫々組織や組幹部と縁故のある社長連である。
「誰かが挨拶で喋っても地鳴りの様な騒ぎに掻き消される様な盛況でした。忘年会がお開きと為った後、本職の博徒も混じる賭場が立ち、オイチョカブの深夜博打が開かれましたが、兎に角社長連が張る金が半端ではありません。
忘年会の心付けに各自1千万単位の現金を持参した上に、博打に張った金の1割は胴元（宅見組）の懐に『寺銭』として入るのです。金を持って居ない弁護士の私は、現ナマが行き来する迫力に唯々興奮して居ました。宅見さんに信用されて居た為か寺銭の徴収係を仰せ使った私は、50リットルのビニール袋を寺箱にして1万円札を放り込んで居たら、何時しかそれも一杯に為って居たので往生しました」
山口組ナンバー2の宴会で徹夜賭博の寺主をして居た訳である。弁護士会に知れたら確実に懲戒処分は免れ無い。期せずして、暴力団社会の絶頂期の一コマを垣間見た氏。「稼業」に足を踏み入れる切っ掛けも宅見若頭との縁だった。
「小田さんの金融業の顧問を始めて間も無く、田岡親分の若い衆だった宅見さんの要請で山口組のヒットマンの弁護も受ける様に為りました。処が、その宅見さん自身が1982年、配下に命じた9年前の抗争事件の首謀者として逮捕されてしまうのです。
逮捕の翌日に面会に行くと、サッパリした顔で『先生、認めましたわ』と。宅見さんは、竹中4代目政権作りで多数派工作に奔走した張本人で、ソコで罪を認めればヤクザ人生が終わるだけで無く、山口組の後継者争いも大混乱と為るのは必至でした」
ヤクザの人生を左右するのはホンの些細な運である事が多い。この時天は宅見若頭に味方した。山之内氏が面会した時、彼は口頭で自白しただけで、未だ調書にサインして居なかったのだ。
「私は『親分、必ず殺人（容疑）は潰してみせます、天地神明に誓っても好い。認めるのは絶対ダメです。認めたら、宅見は根性の無い情け無いヤクザでした、云うて天下に言い降らしますよ！』と、懸命に翻意を促しました。その甲斐在って否認に転じた宅見さんは軽い罪で済み、再び山口組の中枢に復帰して、竹中4代目・渡辺5代目政権のキングメーカーとして実権を握って行きます」
この機縁から宅見若頭の絶大な信頼を得た山之内氏は、ヒットマンの弁護に留まらず、最高幹部と公私の別無く交流し、山口組の奥座敷を垣間見る立場に為る。
映画の仕切り役
時は1985年のプラザ合意により、日本経済が空前のバブル景気へと向かう時代。山口組では、竹中4代目政権に異を唱えて結成された一和会との史上最悪の「山一抗争」が繰り広げられたが、山口組が持てる武力を遺憾無く発揮して一和会を解散させえたのも、司令塔・宅見若頭の豊富な資金力（戦費）あっての事に他為ら無い。
この山一抗争の実話を基に、その裏側でマグマの様に燃え滾(たぎ)る人間ドラマを山之内氏が小説化した『悲しきヒットマン』はベストセラーに為り、三浦友和主演で映画に為った。1989年に抗争は終結。その翌年には、志茂田景樹の原作を中井貴一主演で映画化した「激動の1750日」が封切られこれもヒットする。
旬の危ないネタの映画化に当たり、東映の岡田茂社長や大物プロデューサーの俊藤浩滋氏から実質的な仕切り役を任されたのが、顧問弁護士の山之内氏だった。
「東映は田岡3代目役を高倉健が演じた実録物『山口組三代目』を大ヒットさせた縁もあり、当時は窓口として私に白羽の矢が立っただけです。敵も味方も関係者が全員健在と云う状況で実録ドラマが成立したのは、宅見さんの度量による処が大きかった。
主人公のモデルと為った渡辺5代目本人に気に為る点に付いて相談しようとしたら、宅見さんに『辞めて置きなはれ』と止められました。それでは纏まる話も纏まら無いと案じた宅見さんが、最終的にケツを持って呉れたんですね」
若い世代が守旧派に取って代わり、暴力社会の覇者として駆け上がって行く過程を描いた映画がヒットした事で、裏社会は元より世間一般にも「強い山口組」の武闘派イメージが浸透して行った面は否め無い。その暴力至上主義的イメージあってコソ「事業の揉め事、特にヤクザ絡みのトラブルは相談すれば何とか為る」と云う、経済界からの妙な信頼を手中に収める事に繋がるのだ。前述の宅見組忘年会の狂態は、表経済に山口組が浸透して行った蜜月時代の一コマに過ぎ無い。
山口組「顧問弁護士」が明かす 暴力団平成史 私が渡った危ない橋（2/2）
1989年に終結した山一抗争。その実話を基にした山之内氏のベストセラー『悲しきヒットマン』は映画化もされ、又中井貴一主演の映画「激動の1750日」もヒットを記録する。これを切っ掛けに「強い山口組」のイメージは世間に浸透し、トラブルを抱えた経済界からの信頼も集める様に為る。
「（山口組）5代目が誕生した平成元年からバブル終焉後の1〜2年が、ヤクザが史上最も金を持った時代です。債権回収や高利金融と云った伝統的シノギから不動産の占有・競売、倒産整理、地上げに至る迄、表経済を侵食した暴力団による『民事介入暴力』が全盛を極めたこの時代程、暴力が金を生んだ事はありません。
特に土地開発での莫大な利益に目が眩んだ大銀行から資金が流れた『地上げ』に参入したヤクザには、巨万の富を手にした成功者も少なからず居ました。中でも、宅見さんは『西の宅見、東の石井（進・稲川会2代目会長）』と言われた経済ヤクザの頭目の一人でした」（山之内氏）
1989年当時のヤクザ全体の年間収入は1兆3千億円と言われ（溝口敦『暴力団』新潮新書）当時のヤクザ人口8万6千人で割ると1人の年収が約1500万円に為ると推計された。山口組に付いて言えば、警察庁が同じ年の収入を年間8千億円と発表して居る。「金の無いヤクザは首が無いのと同じ」と迄言われた金満ヤクザの台頭である。
「大阪には北新地と云う歓楽街がありますが、1992年頃まで私も好く宅見さんの秘書の方とご一緒しました。暴力団入店歓迎のクラブでは、着飾った民暴ヤクザの親分衆で賑わって居り、皆さん体中に高価な装飾品を纏い、それを高級ホステス達が褒め千切るんです。殆どがブランドの話で私等とても付いて行けません。
同行の宅見組秘書も、個人のシノギで地上げに関わって居て羽振りが好かった。ロールス・ロイスで店に乗り着け、時計、ブレスレット、ネックレス他身に着けたものを合わせると1人で上代価格3億円分位は纏って居ました。
香水の匂いをさせ、現金をバラ撒くのだから、下手なバブル紳士よりモテるのも当然です。クラブ通いが日課で月に数百万円も金を落とす御仁も居て、圧倒的に金の力が幅を利かせて居たんです」
戦後最大の経済事件に
組長の秘書ですらかくも金満振りを見せ付けた当時、経済ヤクザの雄たる宅見若頭の名前も様々な経済事件の陰で見え隠れする様に為る。
「宅見さんがバブル経済にドップリ嵌って行く切っ掛けは、親友だった岸本才三本部長率いる岸本組の組員の池田保次です。北浜の風雲児と呼ばれた仕手筋で、コスモポリタングループを束ねて居り、後に世間を騒がす許永中もそこで修業して居ました。
私も何度か池田氏に会いましたが、兎に角如才が無く調子の好い物言いをする。彼の手掛ける銘柄に乗れば、簡単に大金が手に入る気にさせられるんです。池田氏は金の有りそうな人間を誰彼無しに仕手戦に引き込み、その一人に宅見さんも居ました。幾らか儲けさせて貰ったのでしょうが、最終的には莫大な資金を継ぎ込んだと推察して居ます」
池田は、1987年のブラックマンデーで資金繰りを悪化させ転落の一途を辿るが、その時手元に残ったのが売り抜けに失敗した「雅叙園観光」の株だ。池田は同社会長として会社名義で260億円相当の融通手形を発行し、許永中氏と共に手形をカネに換える。闇紳士のエースと呼ばれた伊藤寿永光氏も雅叙園観光の仕手戦に投資して200億円を焦げ付かせて居る。
融通手形を乱発された雅叙園観光はその後、許永中氏から伊藤氏を経由し大阪の中堅商社イトマンが引き受けるが、これが「戦後最大の経済事件」「闇の勢力に数千億円が流れる」と言われ、日本中を揺るがす経済スキャンダル・・・イトマン事件に発展するのである。
「闇の勢力とは宅見さんの事で、確かに伊藤さんは大きな地上げやゴルフ場開発を手掛けて居り、2人が親密な関係にあった事は事実です。私も1985年には宅見さんの紹介で東京・八重洲にあった伊藤さんの事務所でお会いし、或る用事を頼んで居ます。
業界では有名な『ハワイ囮捜査事件』で、山口組の最高幹部等が米当局に逮捕された為、弁護士として急遽ビザが必要に為った私に、伊藤さんが政治家と官庁を動かして『ハワイ在住知人の病気見舞い』と云う名目でビザが発給される様尽力して呉れたんです。
米国に入国した際『ビザの不正申告』と多額の現金を所持して居た事を当局に咎められ、危うく拘束される処でしたが、国会議員の神通力が効いたのか、危難を脱する事が出来ました」
山之内氏は先頃、伊藤氏の出所後に電話で連絡を取ったと云うが、日本経済の屋台骨を揺るがした昔日の勢いは無かった。コスモポリタン破産後、池田はプッツリと姿を晦ました為、損失を被った裏社会に消されたと云う噂が暫らく絶え無かった。周知の通り、宅見若頭は1997年に中野会系ヒットマンに射殺される。
「天国と地獄」
「元々伊藤さんは歌手の西城秀樹を応援して居た縁で、宅見さんとの親交が始まった」（山之内氏）とも言うが、伊藤氏と宅見若頭を結び付けた接点と為った西城も既に天上の人と為って居る。栄華を極めた日々の面影は既に無く、バブルの焼け野原に夢の痕跡だけが残された。
「余談ですが、後年のバブル終焉期に私も株取引にノメリ込んだ時期があるのは、全盛期の仕手株のダイナミックな値動きを肌で知って居た事が一因して居ます。幸か不幸か私自身は仕手筋の誘いには乗らずに済みましたが。
仕手戦に一度でも乗ってしまったら脳髄が痺れて真人間では居られ無く為ります。私の場合は自分為りに株価チャートを分析、これはと睨んだ仕手株を空売りして、4カ月間で税引後の純利益が一時的に3億円を超えました。その利益で事務所ビルと立体駐車場を買うのですが、流石にこれは世の中間違って居ると思いました。
但し、その後の株価暴落で数億円の赤字を出し、キッパリと足を洗いました。池田氏の様なプロですら人生を狂わされる魔力が株の世界にはありますね」
山口組司忍・6代目組長
時は流れて、山口組は今、大分裂と云う未曾有の騒動の渦中にある。仕事柄、6代目と神戸山口組双方の首領と親交のある山之内氏の胸中も穏やかでは無い様だ。
「私は本人から聞きましたが、司忍6代目の稼業名は『耐え忍んで司る』と云う意味で、司さんが渡世入りした時の先代親分が名付け親だそうです。その先代があの山一抗争で山口組を離脱する動きを見せると、司さんは迷わず親分に諫言・翻意させます。
忠誠を誓った親分でも、山菱の代紋に傷を着ける様な下手打ちはさせ無かったんです。その代わり生涯に渉って先代を敬い・献身を尽くした。そんな司さんに取って、山菱の代紋に泥を塗る様な今回の分裂劇はサゾや痛恨の極みだったのでは無いでしょうか」
2014年に、ロックアウトされた工場の入り口をコジ開ける様依頼者に助言したと云う「山口組顧問弁護士」で無ければ立件すら覚束無い筈の微罪（建造物損壊教唆罪）で在宅起訴、翌年に執行猶予付きの刑が確定し、弁護士資格を剥奪された氏は現在、事務所ビルも土地も売り払い公団団地で侘び住まいの身だ。
平成の30年間に山口組を見舞った「天国と地獄」を見守り、自身も「暴排」の大波に浚われた男の老身に、蕭条たる風が吹き着ける・・・
「現在は、山口組と云うより暴力団全体が警察から『虐めて好い人種』と名指しされ、世の中からも忌み嫌われると云う、ヤクザ史上最悪の時代です。山口組は今以て分裂問題を解決出来て居ませんが、身内で争って居る状況ではありません。一日も早い終息を祈りつつ、双方から相談があれば何時でも仲介のお膳立てに手を尽くしたい。それが私の出来る最後のご奉公だと思って居ます」
山口組4代の盛衰に立ち会って来た元弁護士に「最後のお務め」の回り舞台は巡って来るのか。
「週刊新潮」2020年2月13日号 掲載 新潮社 以上
『山口組』抗争激化 篠田組長出身の弘道会がある名古屋が舞台の恐れ
「ヒットマン何回も名古屋に」の見方も
〜FNN.jpプライムオンライン 2/16(日) 18:02配信〜
日本最大の暴力団・山口組の抗争が激しく為って居る。抗争では、住宅街でマシンガンが乱射される等、一般の市民も危険に晒され、名古屋も抗争の舞台と為る恐れが増して居る。
山口組の年末恒例行事「餅つき」に異変
年の瀬の12月8日、名古屋市南区に在る山口組の傘下組織・「高山組」の事務所。 行われて居たのは、年末の恒例行事「餅つき」だ。全国から山口組の最高幹部等が集結した。この餅つき、例年と決定的に違う点があった。山口組の最高幹部が集まるこの行事、これ迄は総本部を構える神戸市で開かれて居た。
しかし「抗争状態」であるとして、警察から総本部等の使用を禁止する命令が出されて居た為、名古屋にその舞台が移された。
山口組のトップ・司忍こと篠田建市組長。名古屋市中村区に在る「弘道会」の出身である事から、名古屋が実質的な本拠地と為って居る。
激化する山口組の対立抗争 引き金は「弘道会」
2015年の山口組分裂も、引き金と為ったのは「弘道会」だった。篠田組長が、ナンバー2に弘道会出身の高山清司若頭を就任させる等人事を掌握。この「弘道会体制」に不満を持った神戸市が拠点の「山健組」等が分裂し「神戸山口組」を結成した。
止まぬ銃声 繰り返される報復
分裂以降、衝突を繰り返して来た2つの組織。この数ヶ月で抗争の激しさ、そして頻度が増して居る。2019年4月、神戸市で神戸山口組「山健組」の最高幹部が包丁で刺され大怪我をし、山口組系の組員2人が逮捕された。
そして、その4か月後の8月には、神戸市内で山口組傘下の組員（51）が拳銃で撃たれ、一時意識不明の重体に。殺人未遂の疑いで山健組の組長が逮捕された。更にその2ヵ月後の10月には、山口組側が報復。神戸山口組系の組員を銃撃。2人を殺害したとして逮捕者が出た事件も起きた。
ジャーナリストが語る抗争激化の背景は「高山若頭＝六代目山口組」
山口組を長年取材して来た、ジャーナリストの鈴木智彦さん。抗争激化の背景には「1人の男の存在」が大きく影響して居ると云う。
鈴木智彦さん： 高山若頭がイコール山口組ナンだと云う、六代目山口組ですよね。山口組のナンバー2・高山清司若頭（72）2019年10月、6年の刑期を終え、東京の刑務所を出所した。暴力団関係者によると、高山若頭は分裂抗争に付いて、予てから「山口組を一本化する」と話して居たと云う。
高山若頭は出所後、中核組織である「弘道会」のナンバー2に、武闘派として知られる傘下組織の野内正博組長を昇進させる等、神戸山口組に対して強い姿勢で臨む様指示して居ると云う。
そして、出所から1か月後の2019年11月、兵庫県尼崎市で、神戸山口組の幹部が銃撃され即死。犯行に使用されたのはアメリカ軍で使われて居る自動小銃で、30発近くも発射されたと見られて居る。現場は住宅街にある中華料理店の目の前で、市民が多く行き交う夕方の犯行だった。
暴力団の抗争に巻き込まれる市民 過去には死者も
山口組の抗争を巡っては1997年、神戸市で当時の若頭が射殺された事件で、流れ弾が当たり一般市民の男性が犠牲に為った。過つては名古屋でも対立抗争があった。1985年、守山区のゴルフ場で組員2人が銃撃。翌1986年には、千種区のファミリーレストランが抗争の舞台と為る等事件が相次ぎ街は不安に包まれた。市民が巻き添えと為った対立抗争の舞台が名古屋と為る恐れがあるのは、今回も例外では無い。
「餅つき」から3日後にも名古屋に集まった山口組幹部 愛知県警も取り締まりを強化
12月11日にも、名古屋市内の組事務所に集結した高山若頭を初め山口組の幹部。神戸山口組側は幹部が訪れる名古屋に偵察部隊を送り、チャンスを伺って居ると云う。
鈴木智彦さん：ヒットマンは、偵察だったら何回も名古屋に来て居る筈です。名古屋を舞台にしたいんですよ。ヒットマンは走って回ってターゲットを探して、必ずココだと云う場所を決める。そう為ると住宅街に在る愛人宅ですよね。若しくは他団体の抗争で多かったのが病院ですね。彼等の独善的な論理では、流れ弾が当たり難いと云う事だと思いますね
市民への影響が懸念される対立抗争は1月7日、新たな局面を迎えた。愛知県公安委員会等が「山口組」と「神戸山口組」を暴力団の活動に強い制約を課す事が出来る「特定抗争指定暴力団」に指定。決められた警戒区域内で組員が5人以上で集まったり、組事務所を使ったりする事も禁止され、違反した場合には逮捕される。特定抗争指定区域と為ったのは、兵庫県神戸市や名古屋市等関西から東海地方に掛けての8か所。
愛知県警 後藤和宏本部長： 弘道会等の取り締まりを一層強化し、暴力団の活動基盤に大打撃を与える
警察の威信を掛けた対策「特定抗争指定」は、対立抗争を終結に導く事は出来るのだろうか。
鈴木智彦さん： 特定抗争指定されたらコンなに大変で、だったら（組が）潰れるよりは好いよねと云う事で、何処かで折衷案を出して来るのだと思うんですよね。（山口組側は）特定抗争に為ってからが勝負と思って居る筈。特定抗争だろうが最後迄戦うと云う事に為れば、これはもう新しいステージに入ったと云う事で、どう為るか分から無いです。
以上
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噴出するIR汚職疑惑は構造上の問題
噴出するIR汚職疑惑は 構造上の問題
〜木曽崇 国際カジノ研究所・所長 2/15(土) 18:22〜
サテ、500ドットコムから不正な資金の提供を受けた疑惑で逮捕されて居た秋元司議員が保釈をされました。以下、NHKからの転載。
秋元議員>（私は）内閣府副大臣と云う立場でIRを担当し、その中で国内外のIR施設やリゾート施設の現場を視察する様な事を行って来たのは事実だ。しかし、私が特定の事業者の為に何かの便宜を働く事は断じて無いし、今回、贈賄側とされて居る事業者に対しても、非難される様な癒着や、賄賂を受け取った事は一切無い。従って私は、裁判では起訴された事実全てを否認し無罪を主張して行く。
上記の様に秋元議員自身は数々の疑惑の一切を否定して居る訳ですが、本件のみ為らずIR絡みでは他の利益供与疑惑で未だ燻って居る案件も有り、正直、マダマダ予断を許さ無い状況であると言えます。只、個別の事案やその具体的な犯罪の成否に関してはさて置き、この様にIR誘致に関して様々なスキャンダルが出て来て居るのは実は構造上の問題であり、この様な事が起こる事を私は2017年の時点から予見して居ました。以下は少し長いですが当時私が書いたエントリからの転載。
【以下引用】
IR整備法の起案に当たって、特に大きな方針の変更が有るのが、統合型リゾートの開発地域とそれを担当する事業者の選定の順番でありまして、これ迄IR議連においては「国が地域を先に選び、後に事業者を選定するのが良かろう」との大方の方針があった訳ですが、それを行政側が完全に引っ繰り返して「事業者を地域が選び、それをセットで国が審査する」との方針が示されました。
只、私の目から見ると完全に「地獄の坂道」を転がり落ち始めてるんですが大丈夫なんでしょうか、コレ。 このシナリオ下で起こることは以下のとおり。
1 全国で同時多発的に起こる事業者入札
現在示されて居る要点を前提とした場合、2018年末から2019年辺りに掛けてカジノ導入を希望する都道府県や政令市が一斉に自地域での施設開発を希望する業者に対して企画入札を始めます。現在、カジノの導入計画を持っている全国自治体は主要なものだけを数えても7つ程、中小迄数えるとこの数は更に増えます。
勿論、これ等候補地の全てが最終的な入札実施段階迄辿り着くワケでは無いですが、少なくとも全国の少なからぬ地域で企画入札が行われ、各業者が各々独自の開発案をもって駆けずり回る事に為るのは必至であります。
2 業者と地域が一対一で結び着く
その様な各自治体による企画入札が行われた結果、各事業者と各自治体が一対一で結び着く訳ですが、ここから各事業者による「血みどろ」の競争が始まります。何しろ国内の統合型リゾート開発は導入当初「全国で２箇所程度」とされて居る訳で、その限られた権益を巡って兎に角相手を「蹴落とす」競争が始まる事と為ります。
この競争が自治体だけによる競争為らば一定の自制心も働くのでしょうが、地域と事業者がセットと為って居る場合にはそうは行きません。背後に居る夫々の業者に取っては「選ばれるか・選ばれ無いか」のイチかゼロかの勝負ですから、己の強みをアピールする事は元より、競争相手をアラユル手段で妨害しようとする力が働くのは当然の理であると云えます。
3 「あぶれ」てしまった業者は必ずアンチに廻る
一方で、実は国に向かって申請を行う前の自治体による選定から「あぶれ」てしまう業者も必ず出て来ます。例えば、国際展開をして居る様な大規模事業者は総じて大都市圏域での施設開発を希望して居り、そう云う事業者は外資系6社に合わせて、国内資本も数社程居ます。
対して、大都市圏で現在具体的なカジノの導入構想を持って居る地域は千葉・神奈川・大阪の３つ（東京は舛添時代に一時停止して居るので除外）各自治体による企画選定の段階でも完全にポジション数が足りず、必ずソコには自治体の選定から「あぶれ」てしまう業者が出て来ます。
そして実は2でご紹介した業者よりも、こう云う「あぶれて」しまった業者の方がタチが悪い。カジノ事業者と云うのは自らが「選ばれる側」で有る限りにおいては、行政に対して非常に従順な生き物です。一方で自らがその候補から外れ、選ばれる可能性が無く為った時点から急に牙を剥き始めます・・・中略・・・
4 そして起こる醜聞合戦
そして、その先に起こる事は壮大な醜聞合戦です。自治体と事業者の組み合わせが決定し、国に向かってカジノ開発を申請する段階に為ると、競争相手を蹴落とす為、若しくは日本のカジノ導入そのものをご破算にする為と、兎に角様々な人達が様々な思惑で競争相手の醜聞を飛ばす様に為るでしょう。 （出所：大混乱に向かってひた走る日本のカジノ構想）
【引用ここまで】
今回の秋元司議員を巡る贈収賄疑惑のそもそも切っ掛けと為ったのは、500ドットコムが中国から日本に無許可で現金を持ち込んだと云う外為法違反から始まったワケですが、常識的に考えて「無許可で黙って現金を持ち込みました」等と云う違法行為の発覚が第三者から起こるワケも無く、十中八九、この捜査の初動は500ドットコムによる自社リークであったハズです。
では何故、500ドットコム社はこの様な情報を検察に向かってリークしたのか。そのヒントと為るのは、疑惑の500社は本問題で捜査が始まる直前の2019年の夏に日本のIR進出を断念して日本からの事実上の撤退をして居り、現在逮捕されて居るのは彼等の水先案内人として飛び廻って居た現地採用（要は日本採用）のエージェントとの役員だけであると云う事実です。
要は中国の500ドットコム社本体は、昨年夏に日本へのIR進出を断念するに当たって「置き土産」として当事者以外が到底知り得無い外為法違反の情報を検察にリークし、日本採用の職員のみを残して日本から撤退したと云う事。これコソが、私が2017年時点で予見して居た「自治体による選定からあぶれてしまう業者」が放った「イタチの最後っ屁」であると言えます。
そして日本では、これから正に全国各地域でIR開発を担当する事業者選定のプロセスが始まるワケで、この構造問題がある限り、これから先、今回の500ドットコムと同様に選定からあぶれた業者が沢山生まれて来る。そして、その先に起こるのは各企業による醜聞合戦であるワケです。
逆に言うと、その様な混乱の発生を防止する為には「選定からあぶれる事業者が最後の最後まで確定をしない」状況をギリギリまで保つ事が必要で、それ故そもそもIR議連は当初「国が地域を先に選び、後に事業者を選定するのが良かろう」との大方針を国に向かって提案して居た訳ですが、政府はその入札スキームを完全に覆し「最初に自治体が事業者を選び、その後、政府が自治体と事業者をセットで選ぶ」と云う原罪の入札スキームに書き換えてしまった。
その入札スキームの書き換えを先導したのが、IR推進法の成立後に整備法の起案を担当する事と為った政府・IR推進本部であり、現在の混乱は彼等の行った制度の書き換えから「必然的に」産まれて居る構造上の問題であるとも言えます。
この辺の詳細に関しては、如何に示す私のYouTubeチャンネル側でもより詳しく解説を行って居ますのでご興味のある方は是非ご覧いただければ幸いです。
【専門解説】カジノ汚職の構造問題を専門家が解説します 動画 https://www.youtube.com/watch?v=zmhaGYkXbHs&t=
と云う事で、今回の秋元議員を巡るスキャンダルは偶発的に起こったものでは無く、IR整備法が持つ構造上の問題によって生み出されて居るものであり、自治体の選定から「あぶれる」業者が続々と確定して来る現在から来年前半の期間に同様のスキャンダラスな醜聞が方々に向かってリークされるであろうと云う事。
この状況の発生を2017年時点で予見し、又当時、政府に向かって選定スキームの変更を行うべきでは無いと言い続けて来た私としては、この構造問題を生み出したIR推進本部にキチっと責任を取って頂きたいなと思う処であります。
木曽崇 国際カジノ研究所・所長 日本で数少ないカジノの専門研究者。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部首席卒業（カジノ経営学専攻）。米国大手カジノ事業者グループでの会計監査職を経て、帰国。2004年、エンタテインメントビジネス総合研究所へ入社し、翌2005年には早稲田大学アミューズメント総合研究所へ一部出向。2011年に国際カジノ研究所を設立し、所長へ就任。9月26日に新刊「日本版カジノのすべて」を発売。
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「第2の震源地を作った」新型コロナ 日本政府の対応に米メディアから批判相次ぐ
「第2の震源地を作った」新型コロナ
日本政府の対応に米メディアから批判相次ぐ
〜ハフポスト日本版 2/15(土) 13:11配信〜
ダイヤモンド・プリンセス号（2020年2月14日）
新型コロナウイルスの集団感染が発生して居る大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号への日本政府の対応に「感染拡大の第二の震源地を作った」等と海外メディアから批判が向けられて居る。
横浜港に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号は乗員乗客3711人の内、2月15日迄に計218人の感染者が確認された。乗客の内400人以上はアメリカ国籍と言い、アメリカのメディアもこのニュースに注目して居る。
アメリカのTIMEは「乗員乗客の約6％が感染して居るこのクルーズ船は、世界中の何処よりもコロナウイルスの感染率が高い」と指摘し「現在の検疫手順が船内での感染拡大を防げて居ないばかりか、感染して居ない健康な乗客の感染リスクが高まる可能性も有る」と云う感染症の専門家の言葉を紹介。
新たな感染を防ぐ為には「検査結果が陰性である人を下船させ、潜伏期間中は感染リスクの低い代替措置の下で経過を観察する事が理想的」として居る。又、ダイヤモンド・プリンセス号の内部で起きて居る事は「私達が何をすべきか、明確で明白な前例が無い」として「不完全な情報で最善を尽くして居る可能性が高い」と懸念を示す公衆衛生の研究者の声も紹介した。
ABCニュースは「クルーズ船の検疫は、利益よりも害をもたらして居るのでは無いかと疑問視する専門家もいる」と指摘。専門家のコメントを引用し「この様に閉鎖された環境で感染拡大を防ぐ為の対策を続けるには、現在の検疫手順では不十分だ」として「感染者の数が劇的に増加して居る事は、船内でウイルスが拡散し続けて居る事を意味して居る可能性が有ります。日本の港で感染の第2の震源地が作り出されて居る懸念がある」と伝えた。
又、ニューヨークタイムズは『乗客には多くの疑問がある。日本は殆ど回答が無い』と題し、日本政府が情報発信に消極的だとして「新型コロナウイルスを巡る状況を悪化させて居る」と批判する記事を公開。
危機管理の専門家の言葉を引用し、日本政府の対応を「公衆衛生の危機対応で『こうしてはいけません』と云う教科書の見本の様な対応」と評した。
高齢の乗客の下船に付いても報道が先行した際にも「政府はコメントを拒否した」と等と指摘。「日本の当局は、見通しが無いママ疫学的な課題に当たって居る為、自分達の考えて居る事を十分に説明出来て居ない。日本政府の広報戦略に対する信頼は損なわれ、噂や憶測が広がって居る」と批判する評論家の言葉を紹介して居る。
中村 かさね Kasane Nakamura 以上
クルーズ船から米国民退避 チャーター機16日に日本着
〜時事通信 2/15(土) 16:26配信〜
米政府は15日、在日大使館を通じ、新型コロナウイルスの集団感染が発生し、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から米国人の乗客乗員を退避させる為、チャーター機を日本に派遣すると発表した。大使館によると、チャーター機は16日夜に日本に到着する。
日米関係筋はチャーター機に付いて、羽田空港から17日未明に出発する方向で最終調整中だと明らかにした。同機はカリフォルニア州の空軍基地に向かい、帰国した米国民らは14日間隔離される。
関係者は米政府の決定に付いて、プリンセス号での集団感染への対応に苦慮する日本側を支援する意味もあると説明した。大使館も乗船中の米国人に電子メールで送った通知で「米政府は、国民に負って居る責務を果たすと共に、日本の医療システムに掛かる負担を軽減する為、下船して帰国する様米国民に勧める」と述べた。
通知によると、米国人の乗客乗員はプリンセス号からバスでチャーター機に移動し、ウイルスによる症状が無いか検査を受ける。発症して居て同機に乗れ無い人は、日本で治療する事に為ると云う。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、プリンセス号には約380人の米国民と家族が乗船して居る。同船での集団感染に付いては、米国でも連日報道される等高い関心を集めて居た。
以上
【ダイヤモンド・プリンセス号】アメリカ政府が米国民をチャーター機で救出へ
新型コロナ集団感染で
新型コロナウイルスの集団感染が発生して居る大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号を巡り、アメリカ政府がアメリカ国籍を持つ乗客を救出する為にチャーター機を準備して居ると云う。ウォールストリート・ジャーナルが2月15日（日本時間）に報じた。
ウォールストリート・ジャーナルは、アメリカの疾病対策センター・CDCへの取材内容として、アメリカ政府がダイヤモンド・プリンセス号に乗船して居る約380人のアメリカ人とその家族を避難させる為に2機の航空機を準備して居ると報じた。
アメリカ疾病対策センターのチームが乗客の健康状態を確認し、発熱や咳等の症状がある場合は、チャーター機への搭乗を認め無いと云う。チャーター機で避難する乗客達は、早ければ16日（現地時間）にもカリフォルニア州のトラビス空軍基地に到着し、再度検疫を受ける予定。
トラビス空軍基地には、既に中国・武漢市からの帰国者約230人がホテルに収容されて居り、ダイヤモンド・プリンセス号からの帰国者は基地内の別の宿泊施設に滞在する事に為ると云う。
中村 かさね
「 #がんばれ ダイヤモンドプリンセス 」
新型コロナウイルスに集団感染のクルーズ船に
ライバル企業が取った行動が温かい
横浜港のふ頭に着岸したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」 2月4日に横浜に帰港する予定だったダイヤモンド・プリンセス号。乗客への集団感染が確認された為、14日間の船内滞留を強いられた。
AFP=時事 新型コロナウイルスの感染拡大で横浜港沖に停泊中の豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」を励ますハッシュタグがTwitterで広がりつつある。アメリカの客船会社「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」が公式Twitterで2月6日、ライバルでもあるダイヤモンド・プリンセス号に「是非応援メッセージをお送りください！」と呼び掛けたもの。
「大変な時コソお互い頑張りましょう！」とコメントを付けたダイヤモンド・プリンセス号の写真と共に「#がんばれダイヤモンドプリンセス」を付けて応援コメントや船室内で退屈しないアイデア等を投稿する様呼び掛けている。
【追記】部屋の中で退屈しないアイディア等も有れば、是非お願いします
【公式】ロイヤル・カリビアン・インターナショナル @がんばれダイヤモンドプリンセス (@rci_jp) February 6, 2020これを受け、Twitterには「がんばれダイヤモンドプリンセス」のハッシュタグと共に、次々とエールが投稿されている。
『想像以上に心身共にキツい状況だと思います。 何の役にも立て無いですが、唯々心から応援して居ります』
『この騒ぎが収まったら（中略）私は又絶対また乗りに行くよ』
『超えられ無い嵐は無いと信じます。 祝福あれ』
2月4日午前に横浜に帰港する予定だったダイヤモンド・プリンセス号は、乗客への集団感染が確認されたため、現在は14日間の船内滞留を強いられた状態にある。Twitterでは、イレギュラーな状況下で乗客を楽しませ様と対応を続けて居るクルー達にも、励ましや感謝の言葉が寄せられた。
『クルーの皆さま、非常事態とても大変だと思います。どーかどーか無理せずに乗り切って下さい！ 何時か将来、船旅をしたいです！』
『乗客の皆さんを大切に思い、一年の多くを船上で休み無く働くスタッフ、特に客室係の方々はとても献身的です。家族と遠く離れての仕事。彼等の家族も心配して居る事でしょう。何時の日か彼らにも光を』
『正直な処、もう頑張れ無い所迄遣ってるのがクルーの置かれた状況だろう。だから余り頑張れとは言いたくは無い。でも、彼等彼女等が居るからコソ、今こう遣って居られる筈だ。ありがとう、クルーメンバー』
ダイヤモンド・プリンセス号で船内ショーを行なって居る「日本橋龍馬会」の三木崇史さんは「日本橋龍馬会のメンバーと本日集まり何か出来ないか等を話し合った。本当は明るい笑顔にする為今直ぐにでも船に向かいショー行いたい」とツイート。
「お部屋でご覧頂ける少しでも皆様が明るく為れる動画などをアップして行けたらと思って居ります」と、過去のショーの動画を投稿した。
#がんばれダイヤモンドプリンセス 日本橋龍馬会が大変お世話に為って居るダイヤモンド・プリンセスに元気を！！！お部屋でご覧頂ける少しでも皆様が明るく為れる動画等をアップしていけたらと思っております。今皆で『一つ』に為る時。#クルーズ船pic.twitter.com/EUEnKaqo7j− 三木崇史 (@takafumimiki) February 6, 2020
日本橋龍馬会による船内ショーの様子は、公式サイトやYouTubeからも見る事が出来る。
以上
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71歳：女性>『老人ホームの紹介だけでなく、見学にも同行していただけました。見る上で気を付けるべきポイントを教えていただいたのも助かりました。』
52歳：男性『自宅で母親の介護が非常に大変で相談したのがきっかけです。老人ホームはどこも高額なイメージで不安だったのですが、条件に合った施設を紹介してもらえて助かりました。』
45歳：女性『役所・病院など様々なところに相談に行ったのですが、調べるのが大変で困っていました。施設の紹介だけでなく、介護全般に関わる相談も聞いてもらえて安心しました。』
※ お客様のお声をそのまま掲載させていただいております。効果には個人差がございます。
〜ご相談の流れ〜
1. お問い合わせ ホームページよりお気軽にお問い合わせください。
2. ご相談 弊社相談員よりご連絡させていただき、ご希望条件等をお伺いしご相談内容に応じたお住まいを提案いたします。
3. 見学・体験入居 条件に合った住まいがありましたら、見学していただきます。相談員も同行しますので、ご安心ください。
4. ご入居手続き ご本人様・ご家族様にご満足いただける施設が見つかりましたら施設とご契約になります。ご入居までサポートさせていただきアフターフォローも万全です。
老人ホーム無料紹介センター 老後のあんしん【ライフケア相談窓口】
⇒https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2ZU3IF+12P73M+3584+1BNBJN
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