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2019年10月22日

日本経済を破壊する「民間議員」竹中平蔵が犯したこれだけの罪




 日本経済を破壊する 「民間議員」竹中平蔵が犯したこれだけの罪
     
          〜HOMEニュース マネーボイス 三橋貴明 2017年6月6日 ニュース 〜

 記事提供「三橋貴明の「新」経世済民新聞』2017年6月3日号より
※本記事のタイトル・リード・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部によるものです


 



 一民間人が自社の利益最大化を狙い、日本の政策を決定する異常性
    
 本日は、ザ・レントシーカー、政商の中の政商、偉大為る竹中平蔵のお話。財務省と云う組織を除くと、竹中程日本のデフレ長期化に「貢献」した人物は居ません。特に、決定的だったのは、竹中氏が小泉政権期に、プライマリーバランス黒字化・平均概念の潜在GDP・発展途上国型マクロ経済モデル(IMFモデル)・・・と、デフレを長期化させざるを得無い三つの「指標変更」を行った事です。

 ソモソモ、財政健全化の定義は「政府の負債対GDP比率の引き下げ」であるにも関わらず、政府の負債対GDP比率の決定要因の一つに過ぎ無いPBを目標に設定。結果我が国は「(国債関係費以外の)歳出を増やす為には、他の予算を削るか増税するしか無い」と云う状況に追い込まれ、デフレ脱却の財政出動が不可能に為ってしまいます。
 更に、高齢化で社会保障支出が増えることを受け、そもそもデフレ化を引き起こした元凶である消費税増税を2014年に再び断行。案の定、2016年以降、日本は再デフレ化の道を辿って居ます。又、最大概念の潜在GDPを平均概念に変えた事で、デフレギャップが「小さく見える」状況に為りました。加えて、インフレギャップが「視える」と云う奇妙な状況に為ります。

 バブル期やリーマンショック前などは、日本の需給ギャップがプラス化して居ます。インフレギャップが数値で測定出来る。詰まりは「日本経済は潜在GDPを超す生産を行い、需要された」と云う話に為ってしまうのです。
 潜在GDPは「日本経済に可能な最大の生産」ですから、インフレギャップが視えると云う事は「生産され無いものが、需要された」事を意味します。生産され無いモノやサービスに、消費や投資として支出がされるとは、これいかに?要するに、平均概念の潜在GDPは、実際には「潜在」GDPでも何でも無いと云う話です。

 潜在GDPの定義が最大概念から平均概念に変えられた事で、需給ギャップのマイナス(デフレギャップ)が小さく見える様に為り、デフレ対策が打たれ難く為りました。序に、完全雇用の失業率も上昇。日銀の定義では、完全雇用失業率は何と3.5%。今は、完全雇用を超える完全雇用と云う話に為ってしまいます。ナンのこっちゃ。

 PB目標、平均概念潜在GDPに加え、マクロ経済モデルを需要牽引型では無く、発展途上国向けのIMFモデルに変更され、我が国のデフレは長期化することに為りました。

 



 政商の中の政商「民間議員」の竹中氏はデフレでビジネスを拡大

 デフレ経済下では、竹中氏の様な政商の「ビジネス」は拡大し易いです。企業の人件費削減需要を掴み、派遣労働の拡大。財政悪化を受け、インフラ整備をコンセッション方式に。デフレでルサンチマンが溜まった国民を煽り「既得権益の農協を潰せ!」等と叫び、農協改革に代表される構造改革を断行。公務員ルサンチマンを煽り行政窓口の派遣社員化。
 結果、竹中氏に代表されるレント・シーカー達のビジネスが拡大し、国民が貧困化する反対側で、彼等は儲かる。

「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設計画で、実現までに中心的な役割を果たした「国家戦略特区諮問会議」特区の認定に「総理のご意向」があったとされる事から野党は追及を強めている。実は、会議を巡って、特定企業の利益に為る様に議論が誘導されて居るのではないかとの疑惑が以前からあった。

 「昨年7月、神奈川県の特区で規制緩和された家事支援外国人受入事業について、大手人材派遣会社のパソナが事業者として認定された。諮問会議の民間議員の一人である竹中平蔵氏(東洋大教授)はパソナグループの会長。審査する側が仕事を受注した訳だから、審議の公平性が保て無い」(野党議員)

 これだけでは無い。農業分野で特区に指定された兵庫県養父(やぶ)市では、竹中氏が社外取締役を務めるオリックスの子会社「オリックス農業」が参入した。自民党議員からも「学者の肩書を使って特区でビジネスをしている」と批判の声がある。

 農林水産委員会等に所属する宮崎岳志衆院議員(民進党)は、竹中氏が主張する農業分野での外国人労働者の受け入れが、人材派遣業界の利益に繋がりかねないと指摘する。
 「民間議員はインサイダー情報に接する事が出来るのに、資産公開の義務は無く、業界との利害関係が不透明だ」批判が相次いだことで、国会も異例の対応を迫られる事態と為った。<後略> 出典 民間議員・竹中平蔵氏に退場勧告 戦略特区に利益誘導批判   AERA dot.

 5月16日の衆院地方創生特別委員会で採択された国家戦略特区法改正案では、付帯決議として「民間議員等が私的な利益の実現を図って議論を誘導し、又は利益相反行為に当たる発言を行う事を防止する」と明記されました。最も、付帯決議ですのでどれ程効力があるか未定ですが。
 そもそも「民間議員」では無く、単なる民間人です。単なる民間人が、自社の利益最大化を狙い、○○会議に「民間議員で〜す」と言って入り込み、政策を決定し総理に提言。○○会議の提言が閣議決定され、国会を通ると云う、民主主義を無視する連中が暗躍して居るのが(暗躍、では無いかも知れませんが)現在の安倍政権です。

 日本国が真の民主主義国である為らば、竹中氏に代表されるレント・シーカー達を退場させ無ければ為りません。全ての国会議員には「民主主義とは何なのか?」を改めて自らに問い直して欲しいのです。
                

           以上


 



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竹中平蔵「日本の1000兆円の借金は問題ない」



 竹中平蔵「日本の1000兆円の借金は問題無い」

           〜プレジデントオンライン 10/22(火) 15:15配信〜

            10-22-20.jpg

               数字で考えられる頭が欲しい


          10-22-8.jpg 竹中平蔵


 日本の借金はヒドクは無い

 この本を書いた高橋洋一氏は、過つて私が小泉内閣時代に郵政民営化に取り組んだ時補佐役として助けて呉れた仲間であり、東大の数学科を出て大蔵省に入った異才です。彼いわく、文系の人は数字に苦手意識があるけれども、実は数字って細かい部分を見る必要は一切無い。大きな数字の枠組みを組み合わせるだけで、物事をクリティカルに考える事が出来るんです。

 「大きな枠組みで考える」と云う事を具体的に説明しましょう。日本はGDPの2倍位の債務を持って居る財政赤字の国だと言うけれども、実はGDPの1.5倍位の資産を持って居るんですよね。そうすると日本の負の資産と云うのは言われて居る程大きくは無いんです。
 だから、高橋氏も私も消費税の拙速な引き上げにはズッと反対して居ます。そんな事より売れる資産が沢山あるから売れと。考えてみれば、政府はその資産を使って特殊法人を作って、そこに沢山天下らせて居るじゃないか。そう云った事を全部見抜く為に、大きな数字と云うのが役に立つと云う事なんです。

 大きな数字を理解する頭を持てば好い

 勿論、それをもっと細かく分析する方法もこの本には書かれて居ますが、私は全体として流れて居る大きな数字を理解する頭を持てば好いと思います。
 数字と聞くと、恐らく多くの人は「何だか細かいもの」と思うから嫌がるんですよ。本当は細かい数字なんか全然必要無くて、大きな枠組みで考えて私達の世の中がどんな風な仕組みで回って居るのかを考えれば好い。企業に置き換えると、自分の会社は大体何億円位収入があって、何億円の利益が出て居るのか。これは他の会社に比べて何%高いか低いか。それ位で考えれば好いと云う事ですよね。

 本書の中では次の様な言葉で書いてあります。
 〈負債を持つ事には何の問題も無いかと云うとそれは違う。為らば、資産が多ければ問題が無いかと云う都それも違う。重要なのは「負債と資産のバランス」である〉
 〈そして、これも当たり前の話なのだが「資産」から「負債」を引くと「純資産」と為る。「資産」の大きさや「負債」の大きさが問題では無く「純資産」の大きさ=「純資産がプラスかマイナスか」が問題なのである〉

 
 これを踏まえて政府の貸借対照表(BS)を見てみると、財務省(旧大蔵省)が1980年代から主張して居る「日本は今1000兆円の借金がある」と云う論も徒に不安を煽る為の話だと云う事が見抜けます。
 2017年度の政府のBSでは、負債の部の「公債」が約966兆円「政府短期証券」の約76兆円と合わせて「借金1000兆円」と言って居るのです。

 しかし、先程述べた通り重要なのは資産と負債のバランスです。資産から負債を引いた純資産は、約マイナス568兆円に為ります。この数字は政府の話として見れば問題の無いレベル。借金額だけを強調し、増税を推し進める事がいかに馬鹿気て居るかが判るのです。


 細かい数字は無理して読み取ら無い


 竹中 平蔵(たけなか・へいぞう) 経済学者 東洋大学国際学部教授 1951年 和歌山県生まれ 一橋大学経済学部卒 現在はパソナグループ会長 慶應義塾大学名誉教授も務める 博士(経済学)

   経済学者 東洋大学国際学部教授  竹中 平蔵  構成=万亀すぱえ   以上







 【関連報道】元財務官僚 「費税引き上げは本当は必要無い」 「1000兆円の借金」と云う大ウソ

      
   〜PRESIDENT Online  2019/09/18 高橋 洋一 高橋 洋一政策工房代表取締役会長〜

      10-22-9.jpg 高橋洋一氏

 〜消費税の引き上げが来月に迫った(2019/09/18の記事) 政府は「国債返済の為に増税が必要だ」と説明して居る。しかし、元大蔵省の橋洋一氏は「政府のBS(バランスシート)を読み解くと、実は増税の必要は無い事が判る」と云う〜

 ※本稿は、橋洋一『武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)の一部を再編集したものです。


 「国の借金1000兆円」を冷静に読み解いてみると

「日本は今1000兆円の借金を背負って居る。国民一人当たりに直すと800万円に為る。皆さん、こんな借金を自分の子や孫に背負わせて好いのか。借金を返す為には税が必要だ」と言った話は誰もが一度は耳にした事があるだろう。財務省(過つての大蔵省)が1980年代から繰り返し言い続けて来て居る事である。

 1000兆円の借金とは何を指して言って居るのだろうか。その正体と、実はココには大きなウソがあると云う事も、政府のバランスシートを見れば直ぐに判る。経営者が企業を運営する様に、政府は国を運営する。当然、政府にもBSとPLがある。政府の財務書類は財務省のウェブサイトで簡単に入手出来る。先ず、この事を知ら無い人が多過ぎる。

 政府のBSを最初に作ったのは私である。単に実際の政策運営上必要だったからで、1994年、大蔵省に居た時の事だ。その時には大蔵省内部で「そんなものは出すな!」と云う話に為り公表は見送られた。2004年頃、小泉純一郎総理(当時)に「政府のバランスシートはこの様に為ります」と私が話すと「直ぐに出せ!」と云う事に為って今に至って居る。詰まり、政府のBSは2005年からズッと公開されて居る。インターネットで閲覧出来る様に為って居る。

 政府のBSを読む上で先ず知って置く必要があるのは「企業は負債よりも資産の方が多い程安泰だが、政府のBSの場合は資産よりも負債の方が一寸大きい位でも健全だ」と云う事である。詰まり政府には「利益剰余金」は存在しない。政府のBSの「純資産」は多くの場合マイナスである。これは世界のどの国も同じ事だ。それでも余程大きなマイナスで無ければ破綻しない。これは歴史の事実だ。

 際立った数字だけを拾い、細かい数字は読ま無くて好い

 2019年(平成31年)1月29日に財務省のウェブサイトで公開された平成29年度の国の財務書類(一般会計・特別会計)から、政府のBSを見てみよう。BSには細かい数字が並んでいるが、際立った数字だけを読んで行き、その意味が判れば好い。財務書類を読み熟すには、数字を正しい単位で声に出して読むのがコツである。

 BSやPLに書かれている数字は億単位・兆単位であり、キリの好い位以下が切り捨てられて書かれて居ない。(単位・百万円)とあれば、数字の最後の位が「〇百万円」と為る。「123、456」とあれば「1234億5600万円」の事である。「この項目の数字が大きいな」と云うだけではダメで「この項目の数字が大きい、約1235億もある」と言えて初めて数字が読めた事に為る。これに慣れるには、数字を正しい単位で声に出して言うのが一番だ。

 平成29年度の政府のBSにおいて、負債の部で際立った数字は「公債」である。966兆8986億2800万円。これが悪名高い「借金1000兆円」の正体だ。ひとつ上に「政府短期証券76兆9877億9300万円」がある。これと合わせる事で堂々と「借金1000兆円」と騒いで居るのである。借金と云う事で言えば、更に「借入金31兆4434億4900万円」を足したものが日本政府の借金である。

 重要なのは「資産」と「負債」のバランス

 「借金の額だけを見て批判するのは的ハズレである」と云う事は既に述べた。重要なのは負債総額では無く〈資産と負債のバランス〉である。
 先の日本政府のBSから資産合計を見てみよう。670兆5135億2200万円だ。負債合計は、1238兆8753億1100万円である。資産合計から負債合計を引いた資産・負債差額を出せばバランスが判るが、この数字は計算する間でも無くBSに書いてある。568兆3617億8800万円である。

 資産・負債差額が既に書いてあるのだから、それだけ見れば好いではないかと思われるかも知れない。しかし、大きく際立った数字の勘定項目を確認するクセは着けて置いた方が好い。そうしたからこそ「政府の負債の殆どは公債だ」と云う事も判ったのだ。
 「借金1000兆円」と騒ぐ人達は〈資産・負債差額568兆3617億8800万円〉が見えて居ない。何度も言う様に負債の額が問題なのでは無い。「日本政府の純資産は約マイナス568兆円」が正しい言い方なのである。

 



 「子会社」である日銀のBSも連結させてみると

 問題は「日本政府の純資産は約マイナス568兆円」をどう見るかと云う事だ。568兆円は、一般人の感覚では途方も無い額だが、政府の話として見れば問題の無いレベルの数字だ。更に政府は色々な、いわば「子会社」を持ちグループ企業と為って居る。日本銀行はその代表的なものだ。詰まり、日銀のBSを連結させて好いのである。

 そこで、本書執筆時点で最新である2019年2月10日現在の営業毎旬報告による日銀のBSを見てみよう。日銀は10日置きにデータを公表している。日銀のBSは(単位:千円)だ。「123、456」は「1億2345万6000円」である。ココでも数字を声に出して読むクセを着けて置こう。
 日銀には色々な「資産」があるが、際立って大きい数字は「国債」の473兆877億9235万8000円である。

 「お金」が日銀に取って負債である理由

 日銀の「負債」で最も大きいのは「当座預金376兆8004億9798万円」次に大きいのが「発行銀行券106兆5571億5865万3000円」だ。当座預金とは民間金融機関の日銀当座預金、銀行発行券とは、発行された日本銀行券、詰まり紙幣の事である。両方とも、言うまでも無いがお金の事だ。
 お金が何故日銀の負債に為るのかと言えば、お金は、会計的に言えば「日銀が発行する債務証券」だからである。会計の用語はこの様に、普通の人々が日常生活の中で使って居る言葉のイメージを超えて居る。だから学習が必要なのだ。

 日銀は、民間金融機関が保有している国債を買い、その代金を民間金融機関の当座預金に振り込むか、日銀券詰まり紙幣を発行して渡す。その価値を保証するのは発行元である処の日銀である。詰まり「お金」は日銀が発行する「証文」である。従って「発行銀行券=日銀券=紙幣」も「当座預金」も日銀の「負債」と為る。
 この様に、BSが読めると日銀がどんな仕組みの金融機関であるかと云う事も理解出来る様に為る。凡百の評論家の解説を読むよりも明解に判る筈である。

 日銀の負債が殆どゼロであるカラクリ

 発行銀行券が日銀の「負債」と為る事は前項で述べた。しかし、負債とは言え、銀行券に対して日銀が利子を支払う事は無い。ここが日銀のBSを読む時のひとつのポイントである。別の「負債」である「当座預金」はどうか。当座預金とは、一般的には小切手や手形等の決済専用の口座の事を指し、民間金融機関においては無利子である。これは法令で定められて居る。

 しかし、実は日銀の当座預金に関しては、民間金融機関は利子を受け取って居る。本来は不合理な話なのだが、リーマンショック後の2008年10月、資金供給円滑化の為の措置として日銀は補完当座預金制度を導入した。
 金融機関には「準備預金制度」と言って「受け入れている預金等の一定比率以上の金額を日本銀行に預け入れること」が義務付けられて居る。金融機関は必ず幾らかの金額を日銀に預けて置か無ければ為ら無い、と云う事だ。

 補完当座預金制度によって日銀は、一定比率以上の金額詰まり法定準備預金額を上回って預けて居る金額=超過準備金に対して利子を着ける事にした。言わば、日銀の金融機関への「お小遣い」の様なものである。企業を経営して居る人なら、企業の金融機関への当座預金は無利子である事を知って居るだろう。企融機関の日銀への当座預金は利子が付いて居る訳で、この意味で金融機関の「お小遣い」なのだ。
 但し、日銀は2016年「マイナス金利政策」を実施して話題に為った。これは詰まり、以前の補完当座預金制度とは逆で「これからは超過準備金に対しては利子を取りますよ」と云う事である。

 2008年以来、利子が貰えて居たのに取られる事へ逆転したので民間金融機関は大騒ぎをしたが、ココは正確な理解が必要だ。日銀当座預金は400兆円程度ある。しかし、マイナス金利が適用に為るのはホンの一部である。殆どの部分にプラスの金利が付与されて居り、金融機関が日銀からお小遣いを貰って居る状況に変わりは無い。
 ともあれ「当座預金」は「銀行発行券」と何時でも代替出来「銀行発行券」は日銀に取って負債ではあっても無利子・無償還で実質的な借金では無いと言う事が出来る。詰まり、返す必要の無いお金だ。従って日銀のBSにおいて「負債」は実質殆どゼロとして読む事が出来る。詰まり日銀の資産は、国債分の約474兆円と読む事が出来るのである。

 



 実は国の財務状況は心配するレベルでは無い

 これを政府のBSに連結してみよう。日銀の資産474兆円が、ホボそのまま政府の「資産」に加わる事に為る。政府の「資産・負債差額」はマイナス568兆円からマイナス94兆円まで下がる。
 既に述べたが、政府のBSは負債がチョっと多い位でも問題は無い。一般に公開されており、かつ又ネットで簡単に入手出来るBSを読みさえすれば、日本政府の財務状況は問題の無い健全なレベルにある事が直ぐに判る。逆に言えば、国の借金1000兆円等と言って騒いで居る人は、それすらして居ない残念な人、又は知識の薄い国民を騙そうとして居る人と云う事に為る。

 政府と中央銀行のBSを連結したものは「統合BS」と呼ばれて居る。統合BSで政府の財務状況を見るのは世界の常識だ。

 「国債発行額が増えれば増税に繋がる」と云うウソ

 平成29年度の政府のBSを見ると、確かに政府は「公債966兆8986億2800万円」「政府短期証券76兆9877億9300万円」「借入金31兆4434億4900万円」と言った借金をして居る。これをもって「借金が沢山あって怪しからん」と云う声を好く聞く。

 既に述べて来た様に、BSの右側のお金は左側へと流れて居る。詰まり変化して居る。政府の「負債」は、多くの場合「資産」に変わって居るのである。お金をどの様に使ったかは、企業の場合にはPLに明らかにされる。政府の場合、PLに相当するものが「予算書」だ。
 予算書は一般会計だけで1000ページ、特別会計まで含めると2000ページにも為る。在職の官僚ですら読み切れるものでは無いから詳細は放って置いて好い。基本的な処を抑えて置こう。

 政府の場合、税収では賄い切れ無い支出を補う為の「建設国債」と「特例国債」と云うものがある。インフラ整備など「建設」に関わる費用を賄うのが建設国債で、それ以外が特例国債だ。
 この特例国債が一般的に「赤字国債」等と呼ばれてイメージを悪くしている。国債にはもうひとつ「財政債」と呼ばれるものがあるが、財政債はBS上で資産に変わる公債だから全く問題無い。

 「建設国債」と「特例国債」は、国家運営に必要な「費用」を得る為に発行されるものである。「政府は借金をするな」詰まり「国債を発行するな」とした場合、どう為るだろうか。政府の収入は税金だけに為る。「足り無ければ増税する以外に無く為る」と云う事は明らかだろう。

 増税は天下りを助長する可能性すらある

 借金がダメ為らば、政府は増税をしてBSの右側を増やさずに左側の資産を維持する事に為る。政府のBSをみれば明らかだが、政府の資産の多くは「有価証券」だ。「有価証券」は相手先法人への天下りの源泉に為る。詰まり、国民の税負担によって「お金と権力の関係」を維持する事に為る。
 「借金をするな。費用を支払うのも資産を得るのも税収だけを財源とせよ」と言うのは「足り無ければ好きなだけ増税せよ」と言うのと似た様なものである。

 政府に取って借金は在って当然で、無くては国家運営が成り立た無い。勿論、どの程度までの借金が許容範囲なのかと云う問題はあるが、それは、既に政府のBSと日銀のBSで見た通り、今の日本政府の財務状況に問題は無い。
 勿論国債は借金だから、期日までに必ず利息と元本を支払わ無くてはいけ無い。「償還費には税金が使われるから、国債発行額が増えれば増税に繋がる」と云う批判を好く聞くが、これはミスリーディングである。国債の償還は、借り換え債で対応する事が原則だ。

 例えば100万円の国債が償還期日を迎えたら、新たに100万円の国債を発行して償還する。これを繰り返す。結果的に借金の残高は変わら無い事に為る。
 政府の借金が一向に減って行かないのは、償還期日が来る度に借り換えて居るからである。実質的に政府は借金を返して居ない。返して居ない処で税金が使われる筈は無い。それでも、経済成長して行けば、経済規模との関係でみれば実質的な借金残高は減少するので問題無い。

 会計的な思考が身に着くと、こう言ったことが数字で明確に確認出来る様に為るし、進んで数字で確認する様に為る。


                以上

 




 【管理人のひとこと】

 金儲けに徹した学者・経済学者として悪名高い竹中平蔵氏だが、最近は何かの機会にTVにも顔を出す様に為った。ソロソロ・・・と判断したのだろうか知らないが、そり変わり身の早さ・判断の基準が人並み以上の素早さなのである。日本の借金は酷く無い・・・と竹中氏に言われて素直に頷けられる人が居るのだろうか。高橋氏も余計な人に応援を頼んだものである。

 氏は、郵政民営化の担当大臣に為り、その後政治家として一世を風靡した。最近は「金儲けの為には、現状のルールを改悪して新たなルールの下で・・・」と規制改革・解放を提唱し、チャッカリとその上で成り立つ企業の最高ポジションに就く等の竹中流処世術で顰蹙を買って居た。彼の最悪の所業は労働規制の開放で、世の中の40パーセントの就業者を非正規労働者にしてしまった事だろう。
 人材派遣業と云う新たな商益を作り出し、その最大手企業の会長に納まり更には数々の企業と手を組み数々の新しいルール・法律を作り、民間議員としてその法整備に参加。外国人労働・種子法・水道法・・・と幾多の新たなルールを作っては、自身と関係のある企業の利益拡大を図り続けた・・・現代の政商と言われる所以だ。
 彼の罪は許されたのだろうか、それとも全てはモリカケと同じくアヤフヤナ内に終わった・禊は済ませたと判断したのだろう。氏の今後の活躍を注視したいものだ。






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100年翻弄されて来た その足跡を辿る旅 ウクライナの首都キエフを歩く




 100年翻弄されて来た その足跡を辿る旅 ウクライナの首都キエフを歩く

             〜GLOBE+ 10/21(月) 11:26配信〜


      10-22-5.jpg

 ウクライナの首都キエフ。黄金のドームを持つ青い壁面の聖ミハイル修道院(奥)と広場を走る黄色い市バス。青と黄はウクライナの国旗の色だ


 〜「偉大な年であり、恐ろしい年だった1918年」ロシア革命後の内戦に翻弄される一家を描いた作品「白衛軍」を、作家ブルガーコフはこう書き出した。
 舞台はキエフ。2014年に起きたクリミア半島併合等で隣の大国ロシアと対立するウクライナの首都は、100年前、ソビエト政権樹立を目指す赤軍と革命に抗う白衛軍、ウクライナ独立を宣言した国民共和国勢力の三つ巴の戦いの場だった(喜田尚、写真も)〜



   10-22-6.jpg キエフの地図





 11世紀のキエフ・ルーシ公国以来の聖ソフィア大聖堂(1)の前に、17世紀のコサックの英雄フメリニツキーの像が立つ。干渉を強める当時の大国ポーランドに反乱を起こしたが、その死後キエフを含むウクライナの東半分が、今度はロシアに併合されてしまう。ロシア革命はそれ以来の独立の好機だったが、勝ったのは赤軍だ。
 キエフは起伏に富んだ街だ。ブルガーコフが20世紀初めに暮らした家(2)は観光客で賑わう「アンドレイ坂」にある。坂を下ると、ドニプロ(ドニエプル)川沿いの下町「ポジル地区」に出る。市民の抗議でロシア寄りの政権が倒れた「マイダン(広場)革命」が起きた5年前、私は多くの時間を此処で過ごした。 反発したロシアがクリミア半島を併合し、東部でも親ロシア派と政府軍が衝突した現代の激動の日々だった。

 長い空白を経て昨年12月から再び訪れる様に為ったが、複雑な起伏の所為で今も時折自分が街の何処に居るのか見失う。 思えば、アノ時もそうだった。
 2014年2月、独立広場(3)の市民に治安部隊が断続的な発砲を始めた後で現場に着いた私は、殺気立つバリケードの中で行き場を失った。地元の男性に助け出されて長い坂を上って高台へ。黄金のドームを持つ聖ミハイル修道院(4)脇からレトロなケーブルカー「フニクレール」で独立広場と反対側の急勾配を下りた。広場脇に予約したホテルには近付けず、その場で宿を探すしか無かった。

 暫く滞在する内、起伏が分けた明暗の歴史にも気付かされた。聖ミハイル修道院や聖ソフィア大聖堂から国立オペラ劇場(5)に至る高台や、反対側の丘にある大統領府(6)周辺は19〜20世紀初頭の街並みなのに、二つの丘に挟まれた「谷間」のエリアには、剛健な1950年代のソ連式建物群が並ぶ。ナチス・ドイツに占領された第2次大戦時、徹底的に破壊された為だ。
 独立広場は「谷間のエリア」の中心だ。大統領選の不正に市民が抗議した2004年の「オレンジ革命」も此処で起きた。ソ連崩壊から28年、民意の振り子は揺れ続ける。評論家のボロディミール・フィセンコ(60)は「我々にはどの世代にも夫々の〈心のマイダン(広場)〉がある」と話す。





 ここにも在る、惨劇の歴史

 キエフの複雑な地形を知るには、アンドレイ坂の上にあるウクライナ歴史博物館がお勧め。11〜12世紀のキエフ・ルーシ公国を再現した巨大なジオラマで、多数の丘に築かれた当時のキエフを再現して呉れる。同じ趣旨のジオラマは、モザイク画、フレスコ画が美しい聖ソフィア大聖堂の中にもある。

 キエフにはもう一つ、第2次大戦中に惨劇の歴史が刻まれた場所がある。1941年9月、僅か2日でユダヤ人の市民ら3万3000人超が銃殺された北部のバビ・ヤール渓谷だ。アウシュビッツ等で後に起きるホロコーストに道を開いた。今は広大な公園に整備され、ソ連崩壊後は世界各地の団体が慰霊碑を置く様に為った。憩いの場であり、祈りの場でもある。

 ソ連を席巻した銘菓

 ドニプロ川に浮かぶハシケの上のレストラン「フトレツィ・ナ・ドニプリ」(ドニプロ川の上の集落)(7)が評判と聞いて出掛けた。夕日に染まる中州の森を眺めながらウクライナ料理を楽しんだ後、同行の知人が勧めたデザートは「キエフケーキ」1950年代に地元の国立製菓工場で考案されソ連全体に広がった。
 ナッツ、クリームを練り込んで何層にも為った生地が特徴でとても甘い。だが、最大の特徴はカリカリとしたナッツの食感だ。工場で職員が生地の為に用意した卵白を固まらせてしまい、失敗を隠そうとナッツを入れる事を考え着いた─と云う伝説もあるそうだ。

 工場はソ連崩壊後、製菓業で財を為した前大統領ポロシェンコの企業グループ傘下に。レストランのケーキは洒落た感じだったが、店頭販売の品は色取り取りの菓子が乗ったレトロな外観だ。歴史の曲折を経ながら定番の地位を保つ処が「キエフ」の名に相応しい。


        朝日新聞社    以上

 




 【管理人のひとこと】

 ロシアの歴史を学ぶと、最初に、北欧・バイキング(海賊)の一群が度々、東へとドニエプル川を遡上し、周囲を嵐し廻り、遂にはキエフに最初の国(キエフ・ルーシ公国)を作ったのが始まりだと記してある。詰まり、ロシア人の祖先は北欧のバイキングだったと・・・
 無論バイキング達は、東だけで無く遠くの周辺を嵐し廻り、イギリスやヨーロッパ西部の大半を蹂躙した。彼等の元々の居住地は、作物も栽培出来ぬ寒冷で不毛の島々に散在し、略奪や簒奪が主な生活手段だった訳だ。彼等とロシア東方の部族(シベリアやコサック等)が混血してスラブ民族へと受け継がれたのだろう。

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 その彼等の発祥地でもあるウクライナ・・・西欧と東欧の分岐点、嫌、東欧の終着点でもあったウクライナは、100年もの間戦争・戦乱に翻弄された歴史を持つ。私達はウクライナと云えば、チェリノヴイルの原発事故やウクライナ美人しか頭に浮かば無いが、その様な悲しい歴史を持つ国なのだ。美しい国で悲しい国・そして美人の多い国・・・何ともロマンが湧く国の様だ。



 



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