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リサイクル

『するところ』の窓の外。
2階から見える木の上に、
ハンガーを見つけました。




あれ?どうして木のうえにハンガーがあるんだろう。

そう思って眺めていると、
あれ?あれ?え!
大量のハンガーがあることに気がつきました。
角度が悪く、写真ではうまく撮れなかったのですが、
もっともっとたっくさんあるのです!
針金ハンガーの山!
これって・・・

私はひとつの詩を思い出しました。
アーサー・ビナードさんの詩。『リサイクル』

その詩の中では、
ゴミの日じゃないのに箱いっぱいのハンガーが捨ててあって、
気づいたカラスがそれを巣作りに使う、というもの。

ああ、本当なんだなあ。
しみじみ思いました。
実際に見たのは初めてだったのでとてもびっくりしましたが、
持って行く姿の想像をするのがもったいなく・・・
(想像してしまうと、満足しちゃう気がしたので)
今度はいっしょうけんめい運ぶ様をこの目におさめたいと思うのでした。

『するところ』に遊びにきたとき、ぜひ見てくださいね。

ゴミの日―アーサー・ビナード詩集 (詩の風景)




※『リサイクル』の詩は上記の本に載っています。

イエッペ・ハイン 360°展

金沢の記録とは別に、
金沢21世紀美術館で行われている、イエッペ・ハイン展をご紹介します。


感想をひとことでいうと、「ぐらぐらっ」でした。

感覚のゆがみ、
気持ちの揺れ、
白の曖昧、
距離のぶれ、
すきま、動き、自分
いろんなものがぐるぐるして、
気持ちの感想とは違う、
体の感想が生まれた展示でした。

脳は体の発見を分析しようとする。
ところが私の頭の中では理解、処理しきれない。
考える。
考える。
脳の中で砂時計が落ちていき、検索が始まって、
『見つかりませんでした』
がーんの瞬間、
また動き出す。
この発見を認識したいのだ。
好奇心がいっぱいあることに気がついてわくわくしてくる。


私がいちばん好きな作品は、
回転する正方形II
という作品。
正方形の額の中、
正方形の紙が回転を続けている作品です。
ところが人間の眼が認識できるかたちは正方形ではありません。
どっきーん!
数学が好きな方は、内側が見えてくるかもしれませんが
私はなぜなぜ?
と考えて、またもや『まる』のかたちがすきになったのでした。

いつも思うけれど、
数式の限界を知らない方の頭の中は、とても自由だと思う。
数式をたくさん知っている方の頭の中は、見えるロマンティックで溢れてる。
ロマンティックって見えないんだと思ってた。
でも、見える。
それは、君がおしえてくれた。

君って誰だ?
三角か丸か四角か、数字。どれでもないかたちか。





最後に。

気持ちでおもしろかったこともあったので記述。

作品の中で、「見えない迷宮」というものがあって、
参加者はヘッドフォンのようなものを頭につけて、部屋に入ります。
部屋は一見すると、何もなく、ただの空間のように見えるのですが・・・
部屋の外で見た地図を頭でイメージしながらその部屋を歩くと?
見えない壁にぶちあたるのです!
それは地図の通りに歩いていないとビービー!
電磁波がそれを報せます。

見えない迷宮、見えない壁の面白さを体感するもので、
日替わりで地図が変わるのですが・・・
私が行ったのは「火曜日」
しかしながら実際に地図になっていたのは「日曜日」になっていたことに気づきました。
どうりで、せっかく覚えたのにビービー鳴るんだもん。
展示員の方も「あらほんと!」となっておもしろかったです。
「火曜日」の地図を見て、
その図をイメージしながら「日曜日」の地図を歩き、
「日曜日」の壁にぶち当たる。
なぜだか脱出できたとき、
そんなものかしら、と感じました。







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プロフィール

しらくまいく子
携帯アプリのシナリオライターと、    『するところ』のライター、ポエガールをしています。
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