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posted by fanblog

おとなのけんか

ロマン・ポランスキー!

ひさしぶりな彼の映画です。

長編を観るまえの腹ごしらえアペリティフムービーという印象。
おなかいっぱいにはならないけれど、
ぺろりと食べられた。

でも、お話の印象よりも
制作がドイツ、ポーランド、フランス、スペインで
配給アメリカというのが気になりました。

台詞の随所で感じられるアメリカ苦笑
そして舞台もアメリカという。
アメリカへの遠回しわるぐちムービー?
ヨーロッパ的で◎。
日本人は、入れないけれど。
それはやはりロマン・ポランスキーならではなのでしょうか。
最初こそ、自分に置き換えて観ていましたが、
途中からはあちこちに飛び出す洒落に笑わせてもらいました。
映画というより舞台っぽいのかな?
空腹には満足でした。

でも最終的には邦題をつけた日本のトンチにメダルをあげたいと思います。
ひらがなで「おとなのけんか」。
原題の「 Carnage」から見事に邦題をつけたと思います。
原作のタイトルからも離れず、原題の翻訳も守り、かつ日本的。
日本人からの視点もとらえているのではないかと思います。

お食事前にぜひ!な映画です。

おとなのけんか [DVD]


夢売るふたり

「蛇イチゴ」から西川監督作品を追いかけていたものの、
「夢売るふたり」はなぜかノーマーク。
阿部サダヲさんへの苦手意識なのかもしれませんが・・・

ツタヤのランキングで見つけて、
西川監督作品とは知らずに観て、
オープニングで、
「これって西川作品っぽいね」
と言ったら。「そうだよ!」とツッコミを入れられてしまった!

全体の感想として、
これまでの西川作品の中ではいちばんのエンターテインメントだったように思いました。

これまでのどの作品にも共通して思っていたことは、
必ずどこかしらが「とってもフィクション」だということでした。

「ええ〜。こんなん無い無い!」
と劇中ツッコミを入れたくなる箇所があるのです。

ひゅーんと私とスクリーンの距離が離れていく瞬間。
それは中盤以降に必ず訪れて、
だってこれは映画なんだと、冷たく気づかされる場所。
わたしはただの観客だって、追いやられる。

西川作品は決して
日常から離れたものを映し出しているわけでなく、
巧みな演出と役者陣の腕で、
確実にこういう世界はある、
あるいは思い当たる誰かを思わせてくるのだけど、
中盤以降の「無い無い」演出で、
びっちり映画として締めていく。
これは狙い?なんですかね。
結構寂しいし、気になる点でもありましたが、
途中で、これは色だと思うようになりました。
西川流の「嘘」を混ぜることで、
「映画」をつくっているのだと。

この色が苦手な人は多いと思います。
特に西川作品では、
事件が始まりだったりするので、
警察とか法廷とか法律だとか
有るか無いか
そういう超現実的な部分に疑問点を感じてしまうと、
お話とか演出とは割り切れない部分も出て来るかと。
そんなの現実ではあり得ないとして、
作品に入れない人もいるかもしれないけど、
私は西川作品独特のエンターテインメントだなあと
思うようになったわけです。


今回の作品では特にそれが強かった。
最初から最後までと言っていいほどドラマチックで、
まるっきり現実味がなくて、
「ん?」というのが途中に出てきても、
気になる点はどっかに置いて観るという方に
ある意味専念できました。

そして、今回の醍醐味はやっぱり役者陣です。
ちょい役にいたるまで、効いてる!と思う演技がいっぱい。
苦手な阿部サダヲさんに関しても、
こんなに阿部サダヲさんをわかっている人はいないよ!と思いました。
そうそう!こういう風に使って!と。(偉そう

あと、美術さん。
たくさんの女性が登場しますが、
女性達の部屋がとてもリアル。
見えない部分、例えばクローゼットの中までも想像させる世界観でした。
美術さんの見所が満載。
スタイリストさんもね。
田中麗奈さんの服装とか。。。もうぜつみょうでした!


あっぱれ!

腑に落ちない点もたくさんあったけど、
そこも西川作品として私のクローゼットにしまうことにした!

次回作もきっと観てしまうのだろうなあ。

蛇イチゴ [DVD]




夢売るふたり [DVD]



Exit though the gift shop

たけし映画が好きですが、
そんな私でも、公開当時は作品を観た後、
「なんじゃこりゃああ!」
と叫びたくなった映画があります。

「アキレスと亀」 です。
おいおいおいおいおいとツッコミが満載で、
(そのツッコミは間違いを指摘する類いのものではなく、
そこまで?そんなに?大げさじゃない?いや、おおげさじゃないのか?という)
もう本当に怖くて怖くて
なんでここまで怖い話つくったのよー!
でしたが、
再度見直してみると、
アートのとんでもない可笑しさを
見事に突いた作品だったと思いました。

そして、
「アキレスと亀」について話をしたとき、
いっしょに勧めてもらったのが
「Exit though the gift shop」でした。

これはもう、「アキレスと亀」のような
ぎょえーっという恐怖は無いのですが、
やっぱりアートの怖さをずぶずぶ刺してきます。

本物と偽物は誰の目にも明らかであること、
けれどもアートが成り立つ条件が成立していれば
偽物は本物になってしまうこと。

そこまで考えて、
本物ってなんだ?
となる。

これもまた怖い。

ここで「アキレスと亀」に話を戻すと、
誰にとって本物であることがアートか。
ということに行き着くのかもしれないと思いました。
これは私の考えであって、
(他の人から言わせれば、それもまた怖さであり、
「おいおい」なのかもしれないけど・・・)

自分か、恋人か、家族か、
町内会か、広告会社か、
パトロンか、ランキングか、ギャラリストか、キュレーターか、
とんでもない数の一般人か。

たぶん、
おまえはまだ甘いアーティストだって
私は言われてしまうのかもしれないけど、
私にとっては、誰に本物だって思ってもらいたいかは
はっきりしていることにもきづきました。

いやーにしても、
「Exit though the gift shop」
出てくる作品や世界がかっこいい。
単純に憧れてしまうし、
私だって仲間に入りたいなんて簡単に思ってしまったり。
マネしてみたい!
バンクシーってどうしてあんなにかっこいいのさ!


アキレスと亀 [DVD]






ヘルタースケルター

劇場には足が向かなかったのですが、
ファンである岡崎京子せんせいの「ヘルタースケルター」の映画版を
ようやく観ました。

感想としては、
もうすこし偽物のハードさが欲しかったかなというところ。
偽物といっても嘘ではなく、キッシュ、ポップなかおり。
岡崎さんの作品で好きなのは、
あれだけどろんどろんしていたり
すっとんでいるのに、ポップなところ。
それはハーモニー・コリンの「KIDS」しかり。



映画で 音として聞く台詞と
漫画で 文字や記号として観る台詞は全然違う
岡崎京子の間の取り方や匂い
台詞を映像にするのは本当に難しいと思う。

そんなことみんな知ってる!おまえが言うな!
ですが、本当に映像化って難しいなあとこの作品で特に思いました。

ツッコミどころも多かったけれど、
蜷川さんがみんなに愛されて製作していることは
はっきりとわかった作品。

でも、最後に一言・・・
女子高生をもう少し丁寧に描いてほしかった。
とはいえ水原希子ファンとしてはビジュアルブック買いですね。



追記
リバーズエッジ、やはり吉田大八先生、お願いします。
脚本は本谷有希子さんでも観たい!
そして「ヘルタースケルター」を鈴木清順監督でも観たい・・・。

KIDS




ヘルタースケルター スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]




リバーズ・エッジ (Wonderland comics)



鈴木先生

我が家にはテレビがないので、
ドラマは旧作になってからツタヤレンタル。
そのため、1クール以上遅れてのドラマスタートとなっています。

ドラマ「鈴木先生」は
ずっと気になっていたけれど
なかなか見る機会がなくて
最近やっとこぜんぶ鑑賞しました。

1話だけ試しに、
と思ってみたけど、
いったいどうするの!鈴木先生!
と次々に鑑賞。
あっというまに見終わっていました。

最終話までは
好奇心旺盛に見る事が出来たけど、
最後は特大なクエスチョンの残る仕上がりに。

鈴木先生の納得出来ない行動と
それをねじふせる言葉の数々に
テレビの裏側を感じずにはいられない。
どうしてこうなった?
と制作者サイドの大人の存在を感じてしまい・・・

けれど、
このドラマのいいところは、
こういった問題定義が出来た事かもしれないと思いました。

環境や価値観の違いを誰かと話が出来るのはとても良い事。
そのきっかけがドラマともなれば、
世代やジャンルを越えて話すことが出来る。
出演しているメンバーを考えても
同年代(中学生)が見る可能性も高いし、
それは大賛成です。
(本音を言えば、もう少ししっかりキャラ作りをしてほしかったですが)
(あと、問題の投げかけ方がいささか乱暴でしたが)

それにしても、
鈴木先生のドラマ演出は、
数年前にプレイした「伝説の教壇に立て!」を彷彿とさせました。
ゲームしたい!

3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 完全版







鈴木先生 完全版 DVD-BOX


冷たい熱帯魚

初めて聞いた日本語ラップ(吉幾三)
のような映画でした。
ギャグと、攻撃力と、リズムと、
終わったあとの印象も…

全体の感想としては、
見終わった後、
使った事のない筋肉が筋肉痛になったようなかんじでした。
いたたた。
なんというか、
やったことのないスポーツをやってみたら、
講師の人がやけに熱くて、
ばしばししごかれてしまい、
ばたり・・・

ずいぶんポップで、
そしてスポーティな映画でした。
園さんの映画を幾つも見たわけではないですが、
「ヒミズ」もスポーティでしたー!

スポーティな映画だけに、
感想はとくになし!
いやあ、こんなスポーツもあるのよね!
そりゃあ、向いている向いていないはありましたね。
運動神経もそうですし、これまで鍛えてきた部分も違うと
見せつけられ。
私には合わなかったかも。
でも、ひとつのスポーツとして、
わお!すっごいね!と素直にうなずき、
あっさり、すっきりなきもち。

追伸
園さん、プロレスの演出とかしないかな。


冷たい熱帯魚 [DVD]




ヒミズ コレクターズ・エディション [DVD]



桐島、部活やめるってよ

12月のはじめ、
公開から遅れて、吉祥寺バウスシアターにて、
「桐島、部活やめるってよ」を見ました。
見たら原作を読みたくなり、
今日詠み終えたので、わすれないうちに。


映画は私の好きな映画でもある、
ガス・ヴァン・サントの「エレファント」のような
カメラスタイルでスタートしていて、
サスペンスというか、何かが起こる、という気持ちで
ひたすらにドキドキしました。

けれど、見終えてみて、
何かが起こったのか?と言われれば
特に何も起こっていない。

例えば、芸能やら映画やらに興味のないお母さんに、
どんな映画だったの?
と言われたら、困ってしまうような映画でした。

それだけに、
見終えた後、誰かと話したくなる。
自分以外のひとは、どんな視点を持って
映画を見ていたのか、とっても気になる映画でした。
コミュニケーションを生む映画はとてもすきです。
原作から映画になることもコミュニケーションであって、
原作をどのようにスタッフが広げていくのかが楽しい。
今回は原作を後に見たけれど、
原作を見終わったら、監督の視点から見た、宏樹たちの世界が描かれていることを再発見できて、
とても幸福な気持ちになりました。

もうこれだけで、
映画っていいね!小説もいいね!
って閉めたくなるものですが、
せっかくなので、もう少し感想を。

原作は映画よりもずっと淡々としていて、
すごく冷ややかで、
かとおもうとなんだか妙にドラマチックな要素があったりして
なかなか宏樹たちの世界には入ることができませんでした。
これが高校生の世界なのかな、と思う事はあったけれど、
原作者が大学生だと知ると、
もう少し描けた部分があったのではないかなと思ってしまうこともありました。
わたしぐらいの、高校時代はこうだったのよ!と美化していてもおかしくない世代の人が
描いたような、ちょっとだけフィクションな高校生たちのように思いました。
そこは育ってきた環境の違いかなあ。

私は高校時代、
ほとんど学校にはいませんでした。
朝遅刻して学校に行って、
眠っていたり、しいて言えば映画に出てくる橋本愛ちゃんのように
「高校生」という形の上辺だけをそれとなくなぞって過ごし、
授業が終わるとささっとバイトに行く。
学校にいた友達との想い出も、
彼氏や男の子たちとの遊んだ記憶も、
ほとんど残っていなくて、
私の高校時代は、その外側にあったのです。
バイト先の先輩たちと背伸びして話すことだったり、
大学生の彼氏とドライブして聞く曲だったり、
初めて出かけるクラブやライブだったり。
ほとんどが外の想い出ばかりで。
なので、こんな高校時代を送っている人はいいなあと
変な客観的な視点を向けてみてしまっていたのかも。


原作を読んでからの映画の感想としては、
「桐島、部活やめるってよ」のタイトルインパク知をふんだんにいかした
お話であったことがすごいなあと思いました。
原作では、桐島はただの一部の一部に過ぎず、
下手したらみんなにとっては非常にどうでも良い存在だったと思うけれど、
映画では独特の桐島像が守られていて、だからこそ、見ているひとも桐島像を描けて、
それがたとえ大げさでも楽しめた。
吉田監督の見た、小説世界がこんな風に広がって行くのかーと。
こんな風に、自分の小説の人物を生かしたり、育ててくれる人がいるっていいなあと
・・・これは別の感想かもしれないですが、
そんな風に思った映画でした。

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)







エレファント デラックス版 [DVD]



コクリコ坂から

映画館に観に行くことができなかったため、
レンタルになることをとってもたのしみにしていました!

やはり映画は予告版があって、先入観というものがあったり、
話題作ほど先にストーリーをどこかのタイミングで知ってしまうことが多く、
まっさらな気持ちで映画を見ることというのはあまり少ないのですが、
「コクリコ坂から」はストーリーを全く知らずに見る事ができました。

どんな映画でも賛否両論があると思うし、
制作者サイドの苦労などは、
ポスプロ時代や個人作家としても充分知っているうえで、
の感想をここに。

まず総評。

どうしたらいいのかわからない映画でした。
突き動かされるものがほとんどなく、
淡々と、というよりも単調になっていて・・・
(私の周りではタルコフスキーの映画を、
単調、あるいは淡々としているという方もいるので、
そのことばはあまり使いたくないのですが・・・)

意図的な演出が全く見えず、
どうなんだろうなあと疑問を抱えながら見た形です。
キャラの表情も動きもほとんど生かされていないというか、
巧い演出とそれ以外がくっきりしていて、
そこに駿さんの存在を感じずにはいられないというか。

吾朗さんが何を伝えたいのか、
ぶれているような気持ちもした。
そこが非常に現代的というか。
なので、「コクリコ坂から」のように、
動きのある時代ではなく、現代の若者とか、
空白の30代みたいなものにスポットを当てた作品が見てみたいと思った。

吾朗さんは、
冷ややかな視点を持っていて、
けれどうまく表現出来ない人や、
何かを抱えながら進まなければいけない人間のどうしようもなさ
みたいなものを表現できる人だと感じたので。

山田太一作品のような、
なんでもない人のなんでもない日常をただ描く事で表現出来る、
「コクリコ坂から」もあると思った。

次は、音について。
映画に音がついた時代から、
音と絵の演出力はとってもとっても大事なものになっていると
思うけれど、
それをちゃぶ台と畳ごとひっくりかえされた気持ちでした。
同じ音楽の使い回しがちゃーん
明るい部分と暗い部分の表現もどかーん
まるで初めて作った映画のようでしたぞ。
いったい彼が映画音楽に何を表現したいのかおしえてほしい。
これは音に限った事ではないですが、
どんなに小さな演出にも、こだわりや理由をもってほしい。
それが多くの人に見せる作品を作るひとの宿命では?
(たくさんの人と制作する、という責任も含め)

いろいろ書き込んでいたら、
わたしが学生時代のときに先生から聞いた言葉を思い出した。

「観客もそれほど馬鹿じゃない」

合うかなと思って。
やってみたいなあと思って。
わかるだろうって思って。

ただのそれだけで、
自分さえもちゃんと説得できない理由で製作したものに対して、
小さな矛盾を感じる人は必ずいるという意味。

言葉にできなくても、
体でリズムの違いがわかってしまうのです。
監督のこだわりは、あればあるほどに効いてくると思う。
どんなにぐらつくストーリーでも、
監督のスペシャルなこだわりがあれば、
なんだか納得させられるもの。
なので、わたしたちをうならせる面白い映画をつくってください。
(出来れば短編で)



ところで、
どうしてコクリコ坂からというタイトルなのかな。

それは原作読まないと駄目?

いろいろ原作を読まないと駄目な空気感は、
残念な気持ちがいっぱい。



こんなことはおまえが言うな!
であることも充分承知です。
でもやっぱり、私はジブリ映画を作っているわけではないし、
たくさんの人が持っている期待というものの大きさでは、
もっともっと責任を持って描いてほしいな、なんて。
こういうことは、一般人の私でしか言えない感想だとも思うのでここに。


コクリコ坂から [DVD]



みらい

ミランダ・ジュライの新作が見られる。
というわけで、イメージフォーラム・フィルムフェスティバルにいってきた。
実はイメージ・フォーラムフェスは、自身の作品応募でしかいったことない。
しかもそれはヤングパースペクティブというイベントだったので、
ちょっとちがう。

ために、初参戦。
実は展示期間中だったために、
チケットを購入にいけず、
同行者に朝早くから会場にいってもらった。(ありがとう

というのも、
この映画、イベントではたった2回しか上映されない。
のうえに、前回4月に上映した際は買えなかった。
立ち見席も完売という。

そんなに!
なので、5月12日はどうしても朝1で行かなくては!
だったのです。

展示でくたくたになって
はらぺこで体調不良もあったけど、
でも、見た。

ネタバレはしないので
安心して読んでください。

私は女性だからかもしれないけど、
「彼女」のきもちがてにとるようにわかる。

ずれたきもち、
はがれたきもち、
でもつなぐきもち。

一瞬、一瞬にちらつく、なにかの残光に
胸がとにかく苦しい。

「彼女」のきもちがわかる一方で、
「彼」に想いを重ねて、涙がとまらない。

物語は私にいちいち突き刺さる。
物語ではなく、これはぜったいに「未来」だった。

今、感じてはいたけれど、
いずれやってくる未来に違いなかった。

ミランダ・ジュライは憧れである。
誰かに好きなアーティストを聞かれると、
近代で、まっさきに浮かぶのが彼女だった。

その彼女が感じている不安や「未来」は
はんぱなく痛かった。怖かった。

どうしたらいいのわからなかった。

まだ考えてます。

もういちど、もういちどと
頭のなかで繰返し、
誰にとも言わずに問いかけながら。

そういう映画は久しぶりでした。




ぼくらの未来へ逆回転

新作ではありませんが、過去に見た映画をつらつらと。





僕らのミライへ逆回転 プレミアム・エディション [DVD]





スパイクジョーンズぶし炸裂ですね。

切ないよ!
切なすぎるよ!

でもスパイクジョーンズの映画の中で
いちばんすきかもしれない。

だれでもめちゃくちゃな脳内を
持て余しながら、
他人の脳内に触れようとしながら、
生きている。
この場所が脳内であり、
脳内の中がニューヨーク。

悲しい気持ちになったけど、
悲しい気持ちのとなりに
あったかい気持ちが横たわっている。

ヘルプミー?
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プロフィール

しらくまいく子
携帯アプリのシナリオライターと、    『するところ』のライター、ポエガールをしています。
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