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2015年02月18日

霊使い達の黄昏・27




 こんばんは。土斑猫です。
 久々の小説更新。
 お待たせして申し訳ありません(汗)
 THE ALFEEの「英雄の詩」と言う曲が今回の話のイメージにピッタリだったので、聞きながら書きましたw
 ヒーロー曲はいいですねぇ(←ウルトラマン好き)



たゆる想いは黄昏に集う.jpg




                     ―27―


 シュウ・・・シュウ・・・
 地に崩れた異形の亡骸が、酸で焼かれる様に溶けていく。
 鱗が剥がれ、触手が萎び、濁った血が揮発していく。
 やがて、溶け落ちた腐肉の中から現れるのは倒れ伏した二つの人影。
 一人は、マントを羽織った白髪の少年。
 もう一人は、鰭を模した法衣に赤色の髪を伸ばした少女。
 「う・・・」
 少年―アバンスの口が、呻きを漏らす。
 まだ、生きている。
 見止めた”二人”が、冷たい視線を泳がせる。
 それに答える様に、ユラリと動く黒鎧の戦士。
 『ライナ・・・』
 『主ますたー、イケマセン・・・。ソレ以上、負ノ衝動二身ヲ任セテハ・・・』
 傷つき、地に落ちた使い魔達が必死の体で呼びかける。
 しかし、声は届かない。
 カチャ・・・
 ゆっくりと掲げられる、混沌の剣。
 それが、冷たい音とともにアバンスの首へと振り下ろされる。
 そして―
 ガシャアァアアアアン
 響いたのは、刃が肉を切り裂く音ではなく、硬質の物同士がぶつかる音。
 アバンスの首を跳ね飛ばす筈だった剣は、その間に滑り込んだ戦斧によって受け止められていた。
 「「・・・すまないが、それを成させる訳にはいかん・・・。」」
 戦斧の長柄を握り締めた手鎧が、ギチギチと軋む。
 剣を受け止めたのは、一人の騎士。
 屈強な体躯に、輝く深紅の鎧と真紺のマントを纏っている。
 尚も押し込まれる剣を、渾身の力で阻みながら赤の騎士―『ジェムナイト・ルビーズ』は声を張り上げる。
 「「そこな二人!!」」
 叩きつけられる様な声音。
 けれど、呼びかけられた二人―ダルクとライナは、昏い眼差しをアバンス達に向けたまま、何の反応も示さない。
 「「その衣装、ヒータ殿のご同輩とお見受けする!!」」
 ヒータ。
 その言葉に、反応があった。
 二人の身体が、ピクリと震える。
 「「この地を、これ以上血で汚さぬは彼女の想い!!貴殿らは、友でありながら其を無下とするおつもりか!?」」
 「ヒータの・・・」
 「想い・・・?」
 虚ろだった二人の瞳に、微かに光が灯る。
 「「今ここで成すべきは命を絶つ事ではない!!今ある命を救う事!!」」
 畳み込む様に、言葉をかける。
 「う・・・」
 「あぁ・・・」
 「「如何!!」」
 パシンッ
 二人の頭で、何かが弾ける。
 「・・・僕は・・・」
 「・・・ライナは・・・」
 ガクリ
 二人が同時に膝をつく。
 と、
 ユラリ
 混沌の戦士の姿が、陽炎の様に揺らいだ。
 ユラリ
 ユラリ
 ユラリ
 揺らぐ空間の中で、形を失っていく戦士。
 手にかかる負荷が軽くなるのを感じ、ルビーズは戦斧を引く。
 視線を戻した時、そこには色のない虚空が広がるばかりだった。
 それを見届け、息をつく。
 途端、
 「ヒータちゃん!!ヒータちゃん!!」
 「おい!!目を開けろ!!開けてくれ!!」
 二つの悲痛な声が、その耳を打った。
 見れば、ライナとダルクが倒れたヒータに取りすがっていた。必死に呼びかけ、その身を揺する。
 けれど、反応は一向にない。
 「ああ、どうしよう!!どうしよう!!」
 半狂乱で泣きじゃくるライナ。
 「くそ・・・!!王宮の勅命(エンペラーズ・トレアニー)さえなければ・・・」
 ダルクは悔しげに呻くと、地面に拳を叩きつける。
 手の中で弱くなっていく、ヒータの鼓動。
 それを握り締め、ライナは叫ぶ。
 「嫌だ!!いかないで!!いかないで!!お願い!!お願い!!」
 その声が、狂気の気配すら感じさせ始めた時―
 「「失礼する。」」
 そんな言葉とともに、ライナ達の間に割って入るルビーズ。
 大きな手が、繊細な動きでヒータの首筋に当てられる。
 「「・・・いかんな・・・。」」
 眉を潜め、呟く。
 「「ラズリー、融合を解くぞ!!」」
 「「はい!!」」
 重なる、二つの声。
 次の瞬間、眩い光がライナ達の視界を覆う。
 驚く皆の前で、ルビーズだったものが二つに分かれる。
 一つは、朱鎧の騎士。
 一つは、騎装の少女。
 騎士―ジェムナイト・ガネットが言う。
 「ラズリー、頼む。」
 「はい!!」
 一拍の間も置かずに答えると、騎装の少女―ジェムナイト・ラズリーは地面に手をつき、念を込める。
 「・・・来たれ・・・。」
 地面に光が走り、その中から何かが浮かび上がってくる。
 「これは・・・」
 「召喚術・・・?」
 見つめるライナ達。
 その前で、光が何かを形取っていく。
 舞い踊る煌きが編み上げた存在。
 それは、眩い金色(こんじき)に輝く名も知れぬ武具。
 意思が在るが如く宙に舞い浮かぶそれを、ラズリーはそっと胸に抱く。
 「聖なる星の奇跡よ・・・。我に力を・・・。」
 呟く言葉。
 そして、
 「宝騎錬成(ジェムナイト・フュージョン)・・・。」
 「!?」
 瞬間、眩い輝きが辺りを覆う。
 狭まった視界の中で、皆は見る。
 はためく、純白のマント。
 羽ばたく、光の双翼。
 煌きの中かられた者に、ライナ達は息を呑む。
 そこにあったのは、澄み通る白金の鎧に身を包んだ天使の如き姿。
 「・・・綺麗・・・。」
 呟くライナに、彼女は優しく微笑みかける。
 ガネットが言う。
 「『ジェムナイト・セラフィ』・・・。星の力を継いだ、ラズリーのみが成せる奇跡・・・。」
 「星の・・・」
 「力・・・?」
 呆然と見つめるままの、ライナとダルク。
 その前に、フワリと降りるセラフィ。
 「「今しばし、ご辛抱を・・・」」
 言いながら、横たわるヒータの傍らへと膝まずく。
 そして―
 ブワッ
 光に象られた翼が、ヒータの身体を包み込む。
 「何を!?」
 驚くライナを、伸びてきた炎尾が制した。
 「吉くん!?」
 尾の主は、それまで無言でヒータの元に傅いていたきつね火。
 彼は光に包まれていく主を見つめながら、呟く様に言う。
 『・・・大丈夫だ。』
 「でも・・・」
 狼狽するライナを一瞥もせず、続ける。
 『・・・信じる。』
 「え・・・?」
 『某は、彼らを信じる。』
 一切の迷いなく、言い切る言葉。
 凛と座したまま、きつね火はその光景を見据える。
 その眼前で―
 「「創天星(クリエーション・トランスファー)・・・。」」
 静かな声が、優しく響いた。


 その光景を、マインドオーガスは信じられない思いで見つめていた。
 サラサラと音を立て、崩れていく拘束具。
 風に吹き散らされていく、その向こう。
 観喜に踊る様に渦巻く青い流れの中、抱き合う二つの影が見えた。
 「・・・ギゴ・・・。」
 青髪の少女が、胸の中の存在に呼びかける。
 『エリア・・・ごめん・・・』
 その時の記憶を、残しているのだろう。
 彼女に視線を合わせる事も出来ず、小さな彼はただ震えるだけ。
 「いいの・・・。戻って来てくれて、ありがとう・・・。」
 抱き締める。
 その温もりに答える様に、抱きしめ返す。
 ―と、
 「・・・フザケンナ・・・」
 おぞましい、声が響く。
 「揃イモ揃ッテ、馬鹿二シヤガッテ・・・。」
 ガシャリ
 軋む音を立てて、節くれだった脚が蠢く。
 「ぎでぃ・・・。アンタ、裏切ルツモリ・・・?」
 怒りに震える巨体を引きずりながら、彼女は迫る。
 「忘レタカ・・・?」
 ギシギシと牙を鳴らしながら、少女の口が問う。
 「誰二命ヲ拾ワレタカ、忘レタカァ!?」
 吠える。
 ありったけの、憎悪を込めて。
 けれど、それを受けながら彼は真っ直ぐに彼女を見返す。
 『・・・その事は、感謝するよ。けど・・・』
 キッ
 その眼差しが、鋭く光る。
 『魂まで、救われた訳じゃない!!』
 「!!」
 凛とした叫び。
 顔を歪める、マインドオーガス。
 『今までの事で、借りは返した!!今度は、”お返し”の番だ!!』
 そう言って、彼―ギゴバイトはエリアの腕の中から飛び降りる。
 「上等ダヨ・・・。」
 響く、怨嗟の声。
 「ナラ、モウ一度アノ世ヘ戻リナァ!!」
 ビュバァッ
 空気を引き裂き、マインドオーガスの脚が槍の様に襲いかかる。
 『エリア、憑依装着!!』
 「ええ!!」
 ピッタリと合わさる、二人の息。
 清冽な水柱が彼らを包み、濁った空に飛沫を散らす。
 その中から現れるのは、羽衣を纏ったエリアと戦いの身と化したギゴバイト。
 「今更ソンナモノガ、何二ナルゥ!!」
 構わず迫る槍脚。
 『!!』
 咄嗟に手をかざす、ギゴバイト。
 途端―
 バチィッ
 その手から青白い光が走り、マインドオーガスの脚を撃つ。
 「―――痛ッ!?」
 思わず脚を引く、マインドオーガス。
 その脚には、ジンジンとまとわりつく様な疼きが残る。
 感電したのだと悟るのに、時間はかからなかった。
 「ナ・・・何ヨ、コレ!?」
 狼狽する彼女の前で、エリアもまた目を丸くする。
 「ど・・・どうしたの?ギゴ!」
 『いや・・・僕にも何が何だか・・・』
 バチバチと帯電する身体。
 自身も戸惑いの声を上げる。
 『・・・何か、色々いじられたからね。その影響かも・・・。』
 「大丈夫なの?」
 気遣うエリアに、彼は頷く。
 『ああ、どうって事ない。それどころか・・・』
 ブンッ
 腕を振る。
 バチバチバチッ
 放たれた電撃が、凪ぐ様に地面に焼け跡を残す。
 『結構使えるぞ。これ。』
 「ギゴ、凄い!!」
 感嘆の声を漏らすエリア。
 『うん。ギゴバイトじゃなくて、『ジゴバイト』ってところかな?』
 「何それ?センス悪ぅ!!」
 コロコロと笑うエリア。
 『何だよ。ヒドイなぁ。』
 ジゴバイトも、バツが悪そうに笑う。
 「何笑ッテンダ!!」
 激高の声とともに、襲いかかるマインドオーガス。
 しかし―
 バチバチバチッ
 ジゴバイトの手から放たれた電撃が、その身を阻む。
 「コ・・・コノ!!」
 たたらを踏むその脇に滑り込む、青い影。
 「蒼の麗槍(アジュール・ソヴァジヌ)!!」
 麗水の様に響く声。
 同時に、水流を纏った鋭い刺突が硬い鱗を削る。
 「くっ!!」
 「どこ見てるの!?足元がお留守よ!!」
 「コノ女(あま)ァ!!」
 横殴りに振られる脚。
 しかし、間に滑り込んだリバイバル・スライムがそれを防ぐ。
 「ちぃっ!!」
 「ギゴ!!」
 『了解!!』
 合わさる声。
 バチィッ
 エリアの水槍が、電撃を纏う。
 『これで!!』
 「どうだ!!」
 ギュララララララッ
 水と雷が渦を巻き、マインドオーガスの土手っ腹に突き刺さる。
 「がぁあああっ!?」
 ねじ込まれる様に吹っ飛ぶ巨体。
 ガシャアアアアアッ
 そのまま半壊した家屋に突っ込み、瓦礫に埋まる。
 『や・・・やったんか!?』
 それを見たデーモン・イーターが身を乗り出すが、その言葉をアウスが否定する。
 「いや・・・まだだ!!」
 途端―
 ゴボォアアアアアアッ
 瓦礫の山を吹き飛ばし、青く濁った炎がエリア達に襲いかかる。
 『エリア!!』
 「クッ!?」
 エリアを庇う様に抱き込むジゴバイト。
 その二人をリバイバル・スライムが包むのと、濁蒼の炎が呑み込むのは同時だった。
 ガラガラガラッ
 瓦礫の中から這い出す、マインドオーガス。
 口から溢れる血を拭い、凶気の宿った目でエリア達を見据える。
 「調子コイテンジャネェゾ!!蚊蜻蛉共ガァアアアッ!!」
 叫びと共に、炎がその勢いを増す。
 『く・・・!!』
 「動けない・・・!!」
 吹き付ける炎は、絶対零度の氷獄の息吹。
 圧倒的な圧力をもって、エリア達を押し包む。
 リバイバル・スライムが限界まで身体を広げて遮るが、その身体もピシピシと凍てつき始める。
 「コノママ、血ノ一滴マデ氷漬ケニシテヤルヨ!!」
 その可憐な顔を凶喜に歪め、マインドオーガスは雄叫びを上げる。
 『ク・・・』
 「この・・・」
 ついにリバイバル・スライムが氷結し、刃の様な冷気がエリア達を侵し始める。
 『エリア・・・大丈夫か・・・?』
 「大丈夫・・・こんなの、トリシューラの冷気に比べれば屁でもないわ・・・。」
 そう言って、自分を抱き締める彼に向かって微笑みかける。
 「大丈夫・・・。貴方が一緒なら、どんな事になっても、あたしは平気・・・。」
 『エリア・・・。』
 ジゴバイトの手を、冷え切った手が握り締める。
 「・・・放さないでね・・・。」
 『・・・ああ。もう、絶対に放さない・・・。』
 凍てつきながらも離れない、小さな手。
 それを強く、強く握り返す。
 「あたし達は・・・」
 『僕達は・・・』
 ゆっくりと近づく、二人の顔。
 互いの唇が、触れ合う。
 「『一つ・・・』」
 そして、鼓動までもが重なって―
 
 ―魂魄同調(オーバーレイ)―
 
 ズバァアアアアアッ
 「きゃあぁあああっ!!?」
 突如立ち上がった光に目を射られ、マインドオーガスは悲鳴を上げた。
 狭まる視界。
 涙に潤むその向こうに、目を凝らす。
 そこに映ったのは、散り散りに消え飛ぶ氷獄の炎。
 そして、その中から立ち上がる一つの影。
 「ナ・・・何・・・?」
 答えはない。
 ただ、白い呼気がフシュウと漏れる。
 今だ煌く光を背に立つ姿。
 それは、純白の鎧に身を包んだ闘士。
 佇むだけのその身体から放たれる覇気が、マインドオーガスを威圧する。
 「何ヨ・・・。」
 戦慄く唇が呟く。
 「何ダッテノヨォオオオオオッ!!?」
 悲鳴にも似た咆哮は、濁った空に虚しく響いて溶けた。


 彼らは、一つだった。
 個々の意識は、確かにある。
 けれど、彼らは間違いなく一つだった。
 【ギゴ・・・】
 彼女が言う。
 【あたし達、どうなっちゃったの・・・?】
 彼も言う。
 【分からない・・・。けど・・・】
 絶望は、なかった。
 恐怖も、なかった。
 ただ、熱い程に沸る温もりと、感じた事もない力が漲っていた。
 鼓動を感じる。
 溶け合う様に同調する、”三つ”の心音。
 魂の、音色。
 【・・・・・・?】
 気付く。
 自分達を護る様に流れる、もう一つの意識。
 【・・・そうか・・・。】
 感覚の指を伸ばす。
 それが、”彼”に触れた。
 【あなたも、力を貸してくれたのね・・・。ライム・・・。】
 リバイバル・スライムの意識が、嬉しそうに頷く。
 一緒に微笑む、二人の意識。
 と、その身が雑音を感じた。
 意識を向ける。
 おぞましい叫びを上げながら、向かってくる妖魚の姿が映る。
 【・・・エリア・・・】
 静かに呼びかける、意識。
 【うん・・・。大丈夫・・・。】
 穏やかに頷く、意識。
 【もう、何も・・・】
 三つの想いが、重なる。

 【怖くない!!】

 ギンッ
 白銀の闘士の目に、光が走った。


 ”それ”に突進しながら、マインドオーガスは叫ぶ。
 「何二”変ワッタ”ノカ知ラナイケドォッ!!」
 白い鎧を噛み砕こうと、その口を開く。
 「覚醒モシテナイ、デクノボウナンカァアッ!!!」
 飛びかかる。
 本能が告げていた。
 この機を逃せば、後はないと。
 「あたしハァ、コンナ所デ終ワラナインダカラァ!!」
 死の顎(あぎと)を、渾身の力を込めて振り下ろす。
 しかし―
 ガクンッ
 その牙が、届く事はなかった。
 「ひっ――」
 双眼が、恐怖に見開く。
 闘士の左腕が、ただ一本で彼女の牙を受け止めていた。
 兜の奥の瞳が、ギラリと光る。
 ギリギリギリッ
 力強く握り込まれる、右の拳。
 それが、眩い輝きに包まれる。

 【いっけぇえええええ―――っ!!!】

 響く雄叫び。
 グシャァアアアアアッ
 覚醒の勇士。
 その拳が、禁呪の邪神を撃ち貫く。
 「ギャアァアアアアアアアアア―――――ッ!!!」
 炸裂する煌き。
 粉々に砕ける、マインドオーガスの身体。
 飛び散る鱗。
 折れ飛ぶ脚。
 その中を、ボロボロになったリチュア・エリアルの身体がキリキリと舞う。
 「ヴァニ・・・ティ・・・」
 霞む視界が、冷淡に見下ろす彼の姿をほんの一瞬だけ映す。
 そして、彼女の意識は闇に落ちた。



                                      続く
タグ:霊使い
この記事へのコメント
『覚醒の勇士 END』で大団円だ。あとはエンドロールを見るだけだな。2周目は切込隊長とフラグを立てて『好敵手の記憶 END』を目指すか・・・・・・

これまで憑依装着なしで戦っていたエリアもすごいが、今回さらに強力になった。ジゴバイトとの息もつかせぬ連携にリバイバルスライムを加えて、攻防一体の布陣ができあがっている。そういえば、魔法封じられてるんだっけ?確実に肉体派魔法使いになりつつあるな。

この間、上空のウィンちゃんはたくさんのおさかなさんとたわむれながらヴァニティさんと一緒にエリアの勇姿を眺めていたのか。

ヒータ!頑張れ、もう少しだ!気をしっかり持て、傷は浅いぞ!え・・・?意識が無いって?馬鹿野郎、それでも言葉をかけ続けるんだよ!ヒータ、大丈夫だ、大丈夫。お前が助けようとした・・・黒い方か、白い方か忘れたけど、両方とも無事だ。ピンピンしてる。今、後から来たジェムの人が助けてくれるからな!!
Posted by zaru-gu at 2015年02月18日 22:44
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