2024年08月23日
怠惰
元来人間なんて大概が怠惰ではなかろうか。
などと言って、自分を慰めごまかすのか。
多分そうだろう。
私がこずるく自己を肯定化しようとしているのである。
怠惰とはすべきことを怠けてだらしなくすごし、疎かにする事でもある。
私が料理を作り春と秋の2回、3組のご夫婦を招待し手料理を勝手に食べさせてかれこれ5,6年は経つ。
毎回心を込めて調理し喜んでもらってきたが、今年の料理は韓国とタイの料理を主にした品目にしたのだが、回数を重ねる毎に意欲が薄れて来たのか、じっくり取り組む姿勢が今回は見られなかった。
つまり横着心・怠惰な気持が慣れから「どうにかなるさ」と安直な気持が大きくなり始めてきたのである。
それなりに慣れて来た事と、料理に対する気持ちが安直になってきたふしが感じられる。
自分の事だから判って当然だが、要は以前のようなやる気が失せて、マンネリ化しつつあるのではないか。
マンネリ化しつつある食事会の準備(料理に合わせて食器を用意)
長年やってきて事前に料理に合わせての食器を用意すると調理が樂になった。(以前はバタバタ用意)
調理も時間毎に作るようになり、今回最後の料理はお客様が玄関入った時に出来上がり皿に盛ったくらい丁度良く出来上がった。
※
ぶっつけ本番で調理し、無理やり食べさしてしまった最初のご夫婦には2番目に招待した夫婦に提供した味付けなどを修復調整した料理を届けてお詫びした。
春、秋の最初にいらっしゃるご夫婦は我が家のご近所さん。
一番気軽に日頃から会っているので、遠慮なく物を言いあえるから最初の料理を試験的に食べてもらっているのが本当の処である。
いわば実験台みたいで孟子和開けないが、試作料理の善し悪しの判断基準のご意見番でもある隣人。