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2020年04月21日
キャリアコンサルタント試験E実技試験について
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国家資格キャリアコンサルタント試験対策
E実技試験について
実技試験の合格のためには、1)論述試験と2)面接試験のそれぞれで合格基準以上の得点を得らなければなりません。出題形式と合格基準について解説いたします。
尚、本サイトは日本キャリア開発協議会(JCDA)が行う試験区分と出題形式になります。
https://www.jcda-careerex.org/information/requirements.html
日本キャリア開発協会の実技試験の内容とは異なりますので、ご注意ください。
日本キャリア開発協議会(JCDA)が行う試験区分と出題形式
1)論述試験
【出題形式】 逐語記録を読み、設問に解答する
【問題数】1〜2問
【試験時間】50分
2)面接試験
ロールプレイ:
・ロールプレイは実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分間という設定で行う。 ロールプレイでは、キャリアコンサルタントとして相談者を尊重する態度や姿勢(身だしなみを含む)で、相談者との関係を築き、問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答、プロセスを心がける
・受験者がキャリアコンサルタント役となり、キャリアコンサルティングを行う
口頭試問:
・自らのキャリアコンサルティングについて試験官からの質問に答える
【問題数】1ケース
【試験時間】20分(ロールプレイ15分/口頭試問5分)
【合格基準】150点満点で90点以上の得点。
ただし論述試験の満点の40%以上、かつ面接試験の評価区分の中の「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」のいずれにおいても満点の40%以上の得点が必要
合格基準の90点以上の得点を得たとしても試験区分の足切りがあります。
■論述試験は40%以上
■面接試験の評価区分
@「主訴・問題の把握」
A「具体的展開」
B「傾聴」
いずれにおいても満点の40%以上
実地試験対策としては、試験区分をしっかりと理解したうえで勉強に取り組む事が重要です。
試験区分の理解不足のままで試験を迎えた場合には、ある区分・出題で足切りに合う場合があります。
例えば、足切りに合うケースを解説します。
@ 「主訴・問題の把握」
相談内容から到底違う内容での主訴、問題の把握と考えている。
A「具体的展開」
相談者に寄り添うことなく、受験者のCCの一方てきな主観で相談を進めていく。
B 「傾聴」
相談者の話を聞かず、受験者(CC役)が一方的に話を進めていく。
では試験官が@「主訴・問題の把握」A「具体的展開」B「傾聴」で、基準点に足しているかの判断はどの様にするのでしょうか?
B「傾聴」はまさに15分間のロープレイ風景から判断しています。関係者との信頼関係を築いているかなどもロープレイの様子から採点されます。出題形式で身だしなみも含むとあります。
試験官や相談者からの見た目の印象を損ねない服装で試験に挑むことも大切です。
では@「主訴・問題の把握」やA「具体的展開」では試験官はどのように採点するのでしょうか?それは口頭質問です。15分間のロープレイ後5分間の口頭質問があります。
ここでそれなりの対応の成否が合格に直結します。
繰り返しになりますが、試験区分/出題形式を熟読して、理解して勉強に取り組めば合格に必ず近づきます。理解不足では合格の道は遠回りとなってしまいます。