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2013年06月10日
184. 橋真梨子 うつ病・ヘンリー広瀬からの恋文 「徹子の部屋」
ダンナさんのヘンリー広瀬さんとは長らく仕事仲間でしたが、ある時から恋に陥り、ともに生活するように。結婚するつもりはなかったのですが、週刊誌に取り上げられたことがきっかけで正式に結婚しました。
「『ジョニィへの伝言』を初めて聞いたときはびっくりしました」と黒柳さん。「あなた若いのに落ち着いていて…」
黒柳さんは人気歌番組「ザ・ベストテン」の司会をしていました。当時橋さんは「ペドロ&カプリシャス」のボーカル。高橋さんは「ペドロ&カプリシャス」を脱退してからも「桃色吐息」などで、「ベストテン」の常連でした。
「ジョニィへの伝言」から40年
「声を維持するのは大変?」「大変です。大変ですよ、もう!」「腹筋、毎日やってます。毎日しないと…」「意外かもしれませんが、下半身に力を入れて歌うから太ももとかパンパンに腫れちゃう…下半身がしっかりしていないと歌えない」「若いころは何も考えてなくて…」
若いときは体力があるから、何も考えてなくても何とかなるんですね。でも40年続けるとなると本当に大変だと思います。
橋さんは「若いころは愛嬌がなかった」と振り返ります。「それじゃあダメだ、と言われて…」
でもそれが曲の雰囲気にぴったりでよかったんですけどね。
年間50ステージほどこなしていた時に、「暗黒の世界に入ったみたいで」何も食べられなくなってしまいました。
ステージで「私、何も食べられないんです」というと、ファンの方から、様々な励ましの手紙や電話をいただいたそうです。
食べられるようになる薬を処方されましたが、それでも食べられません。いわゆるうつ状態…そしてパニック状態に陥るようにもなりました。
どんどん食べられなくなり、料理番組を見ると気分が悪くなり、体重は38sまで減少。
ダンナさんが弁当を買って食べているのを見ると申し訳なくなって「ごめんなさい」。
薬が効いて、「今だったら食べられる!」という状態が突然訪れるのですが、たいてい夜中。「少しずつ良くなってきて…」
「歌はうたえました。歌うときは別人になる」「震えた手でお化粧して…終わった後、疲れて倒れそうになって…」
「ご主人がいててよかったですね」と黒柳さん。
「本当に優しい人で、私、『こんな優しい人といっしょで申し訳ないな』って…」「私はヘンリーさんに助けられて」「ヘンリーさんがいなかったら私はいない」
ヘンリーさん登場
ここでご主人のヘンリー広瀬さんが登場です。イケメンでダンディ。本当に優しそうです。
もともとヘンリーさんは管楽器が好きで、フルートから始まり、テナーサックスに移りましたが、現在はギターも演奏します。橋さんのバックを務めるだけでなく、ご自身のバンドも持っているそうです。
橋さんが「ペドロ&カプリシャス」をやめ、ソロになるときに「手伝ってほしい」と頼まれたのです。
仕事仲間として、ある時期からは夫婦として高橋さんを支えてきたヘンリーさんですが、橋さんのうつ状態には「どうしていいいか分からない」と困惑したとか。
うつが始まったのは15年ほど前から。よくなったり悪くなったりで、それでもステージではいつもの橋真梨子…。「すごいですねえ…」とヘンリーさん。
葛藤もありました。「ダンナとしては休んでほしい。でもスタッフとしては出てほしい。お客さんも待っている」「おれはなんでこの人をいじめるんだろう?」
うつになった原因は?
「震災があったり、仲のよかった人が亡くなったり…本来まじめな人だから、自分を追い詰めちゃって…」と分析するヘンリーさん。
さて、ヘンリーさんに「徹子の部屋」のスタッフが橋さんへの手紙(ラブレター)を書くよう依頼しました。その手紙をヘンリーさんが橋さんの傍らで読み上げました。その手紙です。
ヘンリーさんからの恋文
真梨子さん、あなたと41年前に出会ってから、初めて書くラブレターです。
音楽仲間として、お互いなんの恋愛感情もわかず10年が過ぎたあるとき、急に「for you」を地で行くような状態になってしまいましたね。そして少しずつあなたは少女時代の辛い体験を話してくれるようになりました。
歌が、あなたを救い、逃げ込めた最後の砦だということが分かりました。だからあなたの歌には人の心を惹きつける強さがあるのですね。
歌だけではありません。人と接するときも、いつも真剣です。その結果、裏切られた時の悲しさも人一倍感じてしまうのですね。
15年前、心の風邪に陥ってしまったとき、覚えていますか?
何日も何日も部屋に閉じこもってばかりで、それが何のリハビリにならないのも分かっていたけれど、なんとかしなければと焦り、ある日自転車を買ってきて、強引に外に連れ出しましたね。
その時あなたは泣きじゃくりながら必死にペダルをこいでぼくの後ろをついてきました。
あの時、ぼくははっきりと、あなたの涙の本当の意味が分かった気がしました。泣いていた理由は、自分が辛いからではなく、ぼくに何もしてあげられないからという意味の「ごめんね」だったということ。
料理が得意なあなたは、「作った料理を美味しそうに食べてくれている、そんな姿を見ているときが一番好き」と、いつも言ってましたからね。それができなくなったのですから。
でも、ぼくは、作ってくれる料理以上に、大きな愛をいつもあなたからいただいています。
ありがとう。これからもスローペースでよいので、二人三脚で歩いていきましょう。
ヘンリーさんが読んでいる間、傍らの橋さんの、なんと幸せそうな表情。
「ありがとうございます」と橋さんが言うと、大きな拍手が。
「すみません、なんか、ラブレターというより感謝状ですね…本当に」とヘンリーさんは言ってましたが、ラブレターであり、感謝状であり、映画の一場面のように、お2人の辛くも幸せな、切なくも美しい人生の1コマが描かれた文章でした。
橋さんはその名もずばり「橋40年」というアルバムをリリースしました。
「頑張ってきてよかった…」と橋さん。「だから徹子さんにも会えたし…」
大感動の「徹子の部屋」でした。
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2013年06月09日
183. マナ・カナ 大学の同級生と結婚 「はなまるマーケット」
「ご結婚、おめでとうございます!」で始まった「はなまる」。
妹の佳奈さんが1つ年上の会社員男性と先月結婚しました。
ところで幼いマナ・カナ姉妹が初めて「はなまるマーケット」に登場したのが1997年の4月10日で当時2人は11歳。「はなまる」が始まった記念すべき年だったそうです。
「今朝のおめざ」は
「ごあ」(1箱 650円) Feu(フー) (兵庫県芦屋市)
国産小麦粉のみを使用したソフトクッキーで、1つ1つを手練で作ることによって口の中でほろほろと溶けるような食感が生まれるそうです。このお店の人気1のクッキーです。
「食感がすごくおもしろいんですよ」「ほろほろとくずれるんです」
「口の中で溶けますね」「雪が溶けるみたいで…」
「どうしてこれをおめざに?」
「結婚祝いにいただいたもので、『すごく美味しいな』と思って…」
このお店「Feu(フー)」は、毎週水曜日しか開けないというお店で、開店しているときは大行列ができるのだとか。もちろんネットで購入できるそうですが。
「他にきな粉味、抹茶味、ゴマ味…とかもあって」
「噛むというより溶かすんですね」と金曜レギュラーの勝俣さん。ああ、すっごく気になるお菓子ですねえ…。なんとか入手せねば、と見ていて思いました。
ハワイでの挙式
さて、先日の佳奈さんの結婚式は両家の親族のみでハワイで行われました。海が見えるホテルで、皆ムームーやアロハで集合したそうです。
素敵なウェディングドレスは、佳奈さんが「ダンナ」と一緒に選びに行ったのですがなかなか決まらず、「信用できるマナ」さんも一緒に行って決めたそうです。
ところでウェディングドレスの試着のとき、茉奈さんが「私も着たい、どうしても着たい!」というので姉妹そろっての着用となったとか。
結婚式のウェディング姿など、佳奈さんの笑顔が素敵なのですが、写真はほとんど茉奈さんによるものだそうです。気心の知れた相手だと自然な笑顔が出るものですね。
「挙式のときにカナが泣いていた」ことに茉奈さんはショックを受けます。いつも元気で明るい佳奈さんが泣いたことに親族も驚き、皆もらい泣きをしたとか。
茉奈さんは、本音としては姉妹同時に結婚したいと思っていたそうですが、実際に佳奈さんが結婚すると寂しさよりも「うれしい、うれしい!」という気持ちのほうが強くわいたとか。
佳奈さんの「ダンナ」さんは、大学の同級生で、2年のときからのお付き合いですから7年半付き合った末の結婚ということになります。
「どんな方ですか?」
「薬丸さんみたいに優しい人」「雰囲気ちょっと似てるよね」「優しいし爽やかで、『この人はいい人だね』とみんなが言うんです」
「そんなこと言われたことないなあ」と頭をかく薬丸さん。(笑)
緊急アンケート
ここで「ダンナ」さんへの緊急アンケートが発表されます。
Q1「佳奈さんと結婚してよかったなあ、と思うことは?」
「仕事から帰ると美味しいご飯を作って待っていてくれるところ」
「上手ではないんですけど、美味しいものを作ってあげたくて…」と佳奈さん。
「奥さんしてるんだな、と思います」と茉奈さん。
Q2「結婚式のときの佳奈さんはいかがでしたか?」
「CMや衣装合わせなどでドレス姿は何度か見ているが、当日の佳奈は格別に素敵でした。また、式の最中の佳奈の涙を見て、自分はなんて幸せ者だと実感しました」
これを聞いて、また佳奈さんはうるうるです。「結婚してから涙腺が弱くなってきた…」
「茉奈さんに感謝しているところは?」
「今の自分たちがあるのは茉奈姉の支えがあったからだと心から感謝しています。これからも自分たち夫婦をよろしくお願いします」
茉奈さんはお2人の愛を育むお手伝いをし、世間から隠し(?)、カメラマンをし、結婚届の提出の際も立ち合い、その姿をカメラに収める、…と八面六臂の活躍です。
これからも仲良く
今も姉妹は近くに住み、3人で食事をすることも多いそうです。そのうち子どもが生まれると、子育てにこき使われて…。そうなる前に、ぜひ茉奈さんにもご結婚してほしいものです。
舞台にドラマに活躍するお2人ですが、これからも仲良く!
2013年06月08日
182. 黒谷友香 高級バナナ・伊勢神宮・キャンピングトレーラー・ハーブ 「はなまるマーケット」
すらっとして本当に美しい。木曜日レギュラーの熊谷真美さんとは2009年の舞台「眉山」で共演。「すっごく嬉しい!」と再会に大喜び。
舞台中は熊谷さんに「すっごくお世話になった」そうで、毎日熊谷さんの手製のサンドイッチをごちそうになっていたそうです。
そして黒谷さんのお父さんが熊谷さんのファンで、熊谷さんのサイン(?)を大事にしているのだとか。
「今朝のおめざ」は
「アポ山スーパー800」(3本入り 2,300円) 三木果物店(大阪市西区)
これは何かというとバナナなのです。1本700円のバナナ!そんなバナナ!?(ゴメンナサイ)
フィリピン、ミンダナオ島の最高峰、アポ山の標高800m付近で栽培された超高級バナナなのです。その房の中でも最も大きく、味の良いもののみを厳選しているそうです。濃厚な味なのだとか。
「すごくふわふわしているんです」
「バナナを食べますとすぐに血糖値が上がるので、舞台の稽古中とか現場のときに食べて補給するんです」
「味がちがいますね」「軽い!」「本当においしい!」などの声に混じって「いつも食べているわけじゃないですよ」と黒谷さん。そりゃあね…。
行ってよかった
続いて最近「行ってよかった」ところが紹介されました。それは「伊勢神宮」です。
「どこが良かったんですか?」「樹が違うんです」「静かなんだけど張りつめていて、その雰囲気が落ち着くんです」
大阪の親友と行ったそうですが、伊勢神宮のそばにある芸能の神様「猿田彦神社」にも参拝したとか。
20年に一度の「式年遷宮」の年で、現在神殿建て替えの真っ最中。10月に遷宮が行われるそうです。
伊勢では伊勢海老や伊勢うどんを堪能した黒谷さんでした。
憩いの場
次に黒谷さんの憩いの場が紹介されました。それはキャンピングトレーラー。
1952年のヴィンテージカーで、普段は一定の場所に置いてあって、台本を読んだりするのに使っています。書斎や隠れ家のような感じが気に入っています。
「空間がちょうどいい。一人で考えたりとか…」
友だちが持っていて、自分も欲しくなったそうです。「ずっと『いいな』と思って」「『今しかないな』と思って…」「行きたいと思えばどこにでも行けるという…」
こだわり
次のこだわりは「ハーブ」です。「ローズマリーを15年育てています」
黒谷さんこだわりの「フレッシュハーブティー」が紹介されました。
レモングラス、レモンバーム、ステビアの3種類の葉を適量ティーポットに入れて作るものです。それぞれ効能が違っていますが、混ぜ合わせて飲んでいます。
「ベストバランスですね」と薬丸さん。
「極道の妻たち Neo」では主役を務める黒谷さんですが、友だちと旅行に行き、両親にお土産を欠かさず、ハーブやキャンピングカーで私生活を楽しみ、まさに「ベストバランス」な生活を満喫していますね。
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2013年06月07日
181. 中川翔子 ジャッキーチェン ・ブルースリー・ネガティブ 「笑っていいとも!」
このブログでは各界で活躍する方に対する敬意を表すために、できる限り「さん」付けでお呼びしているのですが、この方を「中川さん」と呼ぶのはかえって失礼に当たる(?)ような気もしますので通称通り「しょこたん」と呼ばせていただきます。
しょこたん、登場からハイテンションです。たくさんの花に対し「ありがたや、ありがたや、私なんかにこんなに…」と明るい婆っさまのようなノリです。
しょこたんももう28歳。かつては「悩んだり、落ち込んだり…ネガティブ・ノートを作った」のですが、「レベル28(28歳)になって、ネガティブを食べるネガティブ・モンスターになって…」
そして「今が1番楽しいですね」
年を取るのも悪くはないですね。少したくましくなってネガティブな感情をプラスに転化できる術を会得することができます。これは私(よしろう)が自分に向かって言っているのですが…。
「中学・高校、つらかった?」とタモリさん。「勝手にネガティブになったり、悪口を言われたら、その人そっくりの絵を描き、指をささくれさせたり…申し訳ありませんでした」「漫画家になりたかったのでそっくりになっちゃうので(本人に)ばれたことがあって…」
その後のことが記憶にないということですから、修羅場があった?
ジャッキーチェン様
タモリさんが、最近のしょこたんの話題について尋ねました。
「ジャッキーチェンに会って泣いてしまったって、なんなの?」
また、しょこたんのテンションが上がります。
「ジャッキーチェン様と共演するという夢が叶ってしまいました!」
CMで、一般の方の夢を叶える、という企画のものがありますが、当選した夢が「ジャッキーチェンと共演したい」「ついでに中川翔子さんにも会いたい」というもので、意外なことからしょこたんの夢が叶ったのです。
「生涯最大の夢が叶ったんです!」
一番ネガティブだった16歳のころ、「生きてても仕方がない、何もいいことがない」と落ち込んでいたしょこたんを、お母さんが「せめて大好きなジャッキーが生まれた香港に行こう」と連れて行ってくれたのです。
香港のレストランで落ち込みながら「生のジャッキー様に会えたらいいね」って言ってたら、偶然斜め前にジャッキーチェンがいたのです。
「おたくネットではジャッキー様はカナダにいるはずなので、そんなはずはない」と思いましたが、「あの大きな鼻は、まぎれもなくジャッキー様だ!」と。
「スーパースターは忙しいはずだから、食事を邪魔してはいけない思って涙を流していた」ら、ジャッキーのほうからしょこたんに声をかけてきたのです。
「どこから来たの?日本人?なんで食べないの?ぼくが全部払ったから、食べなさい」と言ってくれたのです。「号泣している気持ちの悪い母娘にご飯をおごってくださって…」
「今日は誕生日であなたに会えてよかったです」というと「HAPPY BIRTHDAY JACKIE CHAN」とサインをくれました。
「それがきっかけで初めて人生に生きる希望が生まれ」たのだと。
その後、しょこたんは日本にできた「ジャッキーチェン事務所」に籍を置くことができましたが、「あまりにも売れなさすぎて、クビになる」ということに…。そのときは母娘で悲しい涙を流したとか…。
CMでの共演
そして今回のCMでの共演。しょこたんの気持ちはまた舞い上がりました。
「一般の方の夢が、自分の夢を叶え、私の夢を叶え、みんなの夢もいっぱい叶うんだなと、こんなポジティブな感動があるんだなと…これからは人を呪うのではなく、人の幸せを願おうと思いました」
ジャッキーチェンがアクションを封印するというニュースがありましたが、「夢のためなら」と、アクション指導もしてくれたそうです。
「コップに入れた水も花にやり、『中国では水も飲めない人がいるんだ、一滴の水も無駄にしたくない』って…天使、エンジェル、ゴッド、神!」と叫ぶしょこたん。
「『スタッフみんなで食べるから一緒にどうぞ』と母と私も誘ってくださって」
そこでまたまたすごい光景を目撃することに…。
「ジャッキーさんがスタッフ1人1人にエプロンをつけてくださり、カニしゃぶをごちそうしてくださったんですが、カニの肉を皆さんに取ってくださって…」
しょこたんんが恐縮すると「いいんだよ、君たちがゲストなんだから…」なんという人なんでしょう…。
もう一人の神
「カンフー映画も好きなの?」とタモリさん。
「ブルースリー様も神様で、ジャッキーチェン様もちがうベクトルの神様で」
中学校のころ、ブルースリーの主演映画を5本全部見ないと寝てはいけない、というルールを作っていたそうなのです。「何度見ても新たな発見があって…」
ネガティブと自分では言ってますが、語り口はいつもエネルギッシュ。今日も短時間でかなりのボリュームを語ったしょこたんでした。
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2013年06月06日
180. 坂上忍 潔癖症・競艇好き・借金返済 「徹子の部屋」
かつての天才子役の坂上さんですが、「最近では毒舌と潔癖症キャラで有名になって…」。
いきなりの潔癖話…。
潔癖症
「タオル500枚持ってるんですって?」と黒柳さん。
「200枚までは数えたんですが…」
休みの日は5回お風呂に入るという坂上さん。基本的に「家の外は汚いという認識です」ので、「外気に触れるたびに」風呂に入り、その都度3枚のタオルを使うのだとか。
「家の中に誰かを入れないシステムになっている」とのことで、例えばガス屋さんが上り込むと大変です。まず来る前から「一日ユーウツ」で、ガス屋さんが触れたところをしっかり記憶し、帰った後そこを拭く、という感じなのだとか…。
キレイ好きなのに、坂上さんは犬を7匹も飼っています。これはどういうこと?
「あまりにも休みの日に掃除ばかりしているので、自分で自分に疲れてしまって…」「お家を汚してくれる存在を迎え入れようと…」「掃除より命のほうが大事だから(キレイ好きが緩和されるのではないか)と…」でも「しつけが行き届きすぎて、みな汚さなくなって…」
犬はご主人様第1ですからね。本当に汚してほしいのなら、猫を飼うべきでしょう。壁紙などぼろぼろになりますよ…。
「トイレとかの水回り関係は3,4時間かけて…」「そんなにかかるの?」「トイレが2つあるので」
もともと坂上さんは「ふつうの」キレイ好きだったらしいのです。ところが結婚した方が「ふつう以上の」キレイ好きでその影響を受けてしまいました。
「ぼくも真似しようと思ったら、あっという間に追い越して…」それで離婚?(失礼しました)
「女性の家に行っても水回りが気になって、チェックするんです」
そのうち女性を見ると、その人の家の水回りのことが分かるようになったとか。
子役のころ…
坂上さんは天才子役と呼ばれるのが好きではなかったそうです。
オーディションに受かると(仕事のために)学校を休まなくてはならなくなる、遊べなくなる、野球ができなくなる、と本人にとってはあまりいいことがありませんでした。
そして、坂上さんの活躍がどれだけ影響したのかわかりませんが、家庭がおかしくなりました。
「親父がかなり自分勝手な人間で…」とお父さんのことを語り始めました。
坂上さんのお父さん、もともとは新聞記者だったそうですが、坂上さんの子役時代、自分の会社を立ち上げ「あっという間に借金の保証人になって」会社が倒産。「ふつうに億を超えていたという…」
そして「コワい方が取り立てにいらっしゃったり…」という状況になります。
中学卒業のころに両親は離婚。卒業式の翌日に家庭裁判所に母と兄と3人で行き、その帰りに契約(?)をします。
母の面倒を兄が見る、坂上さんが金の面倒を見る(借金を返す)というものでした。
「たいへんでしたねえ、いくつのとき?」
「14,5歳だと思う」
お父さんはそんな大変なときでも大好きな競艇には欠かさず行っていたそうです。
「そういう人でした」と坂上さん。「ぼくは(もともと)ファザコンだったので、近所にあった父の書斎で父と暮らしていたんです」
大好きだったお父さんが、息子である自分に背負えきれないほどの重荷を負わせる…辛い状況ですね。
「働くしかないので…本当は中学卒業で(役者を)やめるつもりだったんです」
「20代で借金を全部返したんですよね?」と黒柳さん。
「休んだ記憶がないんです」「周りに助けていただいて、使っていただいたおかげで…」
お母さんも猛烈に働いたそうです。家で内職、夜はスナック、朝までスーパーで値札貼り…。「それを聞いたとき、『働かせられないな』って…」
父との別れ
お父さんは昨年亡くなりました。
14歳から45歳までの31年間に坂上さんがお父さんと会ったのは1回きりでした。
「母親づてで『謝りたいんだ』って、親父が言ってるんだけど、会ってやってくれないかって…」
「『家族でゴルフがしたい』っていうんで、条件として、『親父が寿司をごちそうしてくれるんだったら行ってもいいよ』って」
ゴルフに行って、その後お寿司屋さんへ。「お互いにがんばりましょう」ということで寿司屋を出て「パッと見たら」、お父さんがごちそうしてくれるはずが、財布を開けているのはお母さん…。
「それ見たとき、『もうないな…』と思って…」「取り戻してみたい気もあったんだけど…」
「『死に顔見に行くか?』って言われてものすごく悩んだんですけど、まだ行けてない」
競艇大好き
それでも親子なのですね。坂上さんもお父さんと同じく競艇が大好きなのだそうです。
「ずいぶん儲けましたけど、それ以上に負けました。」家一軒分は負けたとか…。
「毎年大晦日に必ず競艇場に行って、その年稼いだお金をすべて賭けるんです」
「それで勝ったら?」
「勝ったら…休みます」
「休んじゃう?」
「休みます」
「次の年、何すんの?」
「一度、1年間世界を旅したことがあります」
「負けたら?」
「負けたら馬車馬のように働きます」と坂上さん。
すごいなあ…。感心するばかりです。父子の絆は競艇でつながっているのかもしれませんね。
現在坂上さんは子役のための養成所を運営しています。120人の生徒のうち70〜80人が活躍しているそうです。
子役として必要な知識やマナーを「1年間はみっちりトレーニングする」ということですので、競艇でひと山当てても、ゆっくり休む、ということはできないのではないでしょうか、坂上さん?