RPGツクールMVでアプリリリースを目指す開発室

2016/9/30 進捗状況/好きな漫画の話です。

◆制作関連
■予定について
年内に公開予定の作品が幾つかあり、順番だったり、もろもろ調整しております。

ジャンルや作風含めて、サプライズがあるかもしれません。
ないかもしれません。

この秘密は、発表時の隠し味になりますので、もう少し熟成とさせてくださいませ。
空腹は最高のスパイスです。

■中でも
自分の作品に序列はないのですが、今手がけている一作は実験の連続をしています。例えばそれは、ものの考え方にも現れています。
公開まで伏せさせて頂きますが「こうきたかー」と思わせられるよう、頑張ります。というか頑張ってます。

◆好きな漫画の話
たまには趣味寄りの話を少々。

■ハチミツとクローバー
羽海野チカさんの名作です。
芸大生（一部社会人）6人が青春しています。
進路に迷ったり、恋愛に悩んだり。
自己投影して、思い出して恥ずかしくなる人もいるのではないでしょうか。

本作は名言、恋愛描写、キャラクターの魅力などたくさんの見どころがありますが、ここではあえて触れず、印象に残った場面の話をしたいと思います。

それは最終話かその手前の話。

（手元にないので、正確ではありませんが）
芸術の世界は追求に終わりがなく、人生すべての時間を費やしても足りない〜的なことをポツポツと話すシーンがあるのですね。
そしてこれは作品内で天才として描かれるキャラクターが決断をする場面でもあります。

この場面を読んだとき、人生の時間を全て引き出して、何にどれだけつぎ込んでもモノにできない……というに言いようもない恐怖を覚えたものです。
当時社会人なりたてで、荷物一通り床に置いた頃だったので、数日落ち込んだ記憶があります。

でもこの場面の記憶があるから、今でも努力の方向性や計画はとても意識しています。曜日感覚はないくせに、カレンダーにバツじるしを付けて数えたり、制作時間を細かく数えているのもこの影響です。

現在進行形でモノ作りをしている方にとっては、何か響く場面ではないでしょうか。作品に完成はあっても、更に手をかけることもあれば、新しいものをつくることもあり、活動そのものに終わりはありませんからね。
あるとしたら、終わりを決めたときです。

だからモノ作りをする方は、人様の制作プロセスを笑ったり、弱っているところを笑う時間とかは、1秒たりともないと思うのです。

落ち込んで修復する時間……は必要コストに計上されてよいかもしれませんね。

以上、好きな漫画の話でした。