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2019年02月04日

2019/2/3 制作記

2019/2/3 制作記

ブログで書くような内容をTwitterで発信してしまい、ペースを崩しました。
Twitterの引用多めで書きます。

2/4追記:
書きかけの下書き記事が予約機能で知らずに投稿されていました。
恥ずかしい……お目汚し失礼しました。

アイビー・リーメソッドのメモ

アイビー・リーメソッドという生産性を増し、疲労感を抑えるタスク管理方法があります。
マルチタスク、並行処理というけれど、人は1度に1つのことをするのが基本行動。

・その日の6つのやるべきことリストを優先度順に書き出す
・1番目が完了するまで他のことをしない
・1日が終わったら翌日の6つのリストを書き出す

これを繰り返すだけ。
試してみるといいかもしれません。

190127_10.jpg

創作で使える作業集中を高める方法

「先送りせずにすぐやる人に変わる方法」を読みながら書きだしたメモです。
 著者:佐々木 正悟さん(心理学ジャーナリスト)

■やりたいことを増やさない
 今、やりたいことを増やさない。
 やることを絞る。
 一度追加した「やりたいこと」を減らすのは苦痛が伴う。
 結果、やりたいことだけで予定が塞がるのは本末転倒。

 これは「今」という観点での話。
 やりたいことが多い=人として成長意欲があり、素敵なことだと思う。

■クリアデスク・クリアスクリーン
 机の上をゼロにする。
 デスクトップアイコンをゼロに近づける。
 部屋の小物はボックスに収納するか、布をかける。

 作業開始がスムーズになる。
 作業中は気が散るのを防ぐ。

■フィードバック効果
 嘘でも胸を張る、笑うといった自分を想像すると、脳が錯覚して想像に近づけるように働く。

■行動のアンカリング
 衝動に頼らない。
 習慣で1つ1つの行動が繋がるように設計する。
 ちょうどいい量を知る。
 作業の量と内容は「手応えを感じる最小数」を知っておくと、疲れ辛い。

■追い込み効果に頼らない
 夏休みの宿題を追い込んで達成するような、一気に作業をする快感に慣れないようにする(この心理的覚醒感には依存性がある)。

■気分の波を受け入れる
 上手く進まないときでも、じきに調子が戻るサイクルがやってくることを理解し、乗り越える。

■自己実験経験を積む
 過去に短期間で制作した経験、スランプを乗り越えた経験を蓄積する。
 自分の水準を俯瞰的に理解する(どこまでできて、どこからがリスク&チャレンジになるのか)。

■自分にレッテルを貼らない
 自分はXXという人間だ、と自己暗示をかけてしまう。可能性を狭める。

■タスクに楽しいと感じる要素をアンカリングする。
 作業に遊びの要素を持ち込む。
 思い込むことは原動力になる。

■作業に価値があることを信じる
 作業が生み出す作品の価値、将来性を自分自身が信じていること。

■最悪の損失を想定して、今を乗り越える
 プロジェクトが中断したときの自分を想像して、今の壁を乗り越える。

■作業量を想定して取り組む
 作業量を想定できると、作業時間を想定できる。
 時間無制限よりも、決められた時間の方が効率的に動ける。

■作業内容と相性の良い場所、行動を自覚する
 アイディア出しはPCの前でない方が捗るなど、自分のパターンを把握しておく。

■作業にあわせた休憩をとる
 休憩中は直前の流れを継ぎ、休憩後に復帰しやすいことをするor何もせずに眼を休める。
 シナリオを考えているときに、Twitterの関係ないタイムラインを見ると気持ちが削がれる。
 この場合、創作関係者で構成されたリストのTLを見るか、Tips中心のアカウントの呟きを見ると良い。

■正確な未来予測でモチベーションを作る
 目標を実現可能な範囲で数値化して落とし込むことで、ゲーム化できる(自己成長欲、収集欲)。

■余談
「すぐやらなければならない」という気持ちが強いタイプの人は時間切迫感が強く、心臓病になる確率が高いとのこと。
強迫観念で息苦しくならないように、上のような仕組みや考え方でカバーできれば良いですね。



ビブリオ古書堂の事件手帳

題は知っていた「ビブリオ古書堂の事件手帳」。
先日の電子書籍のセールで目に止まり購入していたので、読み始めました。



たとえるなら、現代の古本屋を舞台にしたシャーロックホームズ。
古本と人を巡る話が一話完結形式で展開されます。

マニアックな本の説明が多いのですけれど、その内容と丁寧さからは本読みと本読み以外の人に向けて書かれているのが伝わります。

読んでいて、創作の題材について考えさせられました。

予備知識がないからこそ、説明の仕方次第で面白さに変わる。
多くの人が知らない知識は、それ自体が物語の魅力になり得る。
学問、トリビア、趣味。
自分自身も題材に成り得るでしょう。

何を見て、どう感じるか。
そのパラメーターの刻みは個々によって異なります。

どれだけ自分を掘り下げられるか。
どれだけ自分と向き合えるか。
最大のネタは自分の中にあるだなんて、まるで幸せの青い鳥ですね
拙作「日向と香水」でも使いましたが、幸せの青い鳥は好きな物語のひとつです。
脱線失礼。

ビブリオ古書堂の第一話は公式から読むことができます。
癖の少ない真っ直ぐな文体です。
興味のある方はぜひ。

https://biblia.jp/books/biblia01/


雑記

創作の方は、中途半端に語りたくない気分なので、締めくくりは雑記で。

ラーメン屋はメルマガ会員の登録者を増やすことよりも、味の向上に専念した方が上手くいくはずだ※(味だけに)みたいなことを呟いたら、無性にラーメンが食べたくなりました。

※立地にもよるけれど、メルマガの集客効果はせいぜい数%。「やらないよりはやった方がいい」と思いがちだけれど、専用のマーケティング部門をもつ余裕がない限りは、味を研鑽しリピーターを増やす方が長期的には成功すると考えている。GoogleやAmazonがラーメン業界に進出するなら話は別だけれど。

人間の脳は割とのんびりとした構造になっていて、理性よりも言葉面そのままの影響を受けることもあります。
結論、夜はラーメンを食べに行きました。
そんな話。



2019/2/3のたしか19:00頃。
ドアを開けると、空気が温い。
気温が苦にならず、足が弾む気分は、旅行先でビジネスホテルから近場の食事処へ歩く感覚に似ている。

人がほとんど乗っていない回送のようなバス。
電灯が切れかけた看板の瞬き。
緩慢な動きで駅から散って行く人の歩み。
どれもが不完全で、見ているとなんだか安心する。

創作に関する固めなツイートをする一方で思うこと。
「あなたが創作を止める瞬間はいつだと思いますか」と訊いたらどんな反応が返ってくるのかという空想。

終わりを想像できる人は、強いと思う。
一作に物凄い熱量を投じて、後を濁さずに去る人もいる。
それは一作で終わりと決めていたのか、結果的に終わりとなったのかはわからないけれど。

あと何作、作品を生み出すことができるだろう。
あと何回、PCを起動できるだろう。
もし意識したらどんな心境になるのか、どんな振る舞いをするのか、創作のテーマとして興味深い。

どこかで読んだ本で「世界に自分以外の人が存在しないとしても、モノ作りができるか」という問いがあった(もしかしたら「モノ作り」に限定せず「好きなこと」だったかもしれない)。
そこでできると即答できるものが、ライフワークらしい。
究極の問いだ。

ここまでストイックである必要は感じないけれど、自分が何を好み、何に対して芯をもっている人間なのかは知っておきたい。
きっとそれは、先人が語る「人生のコンパス」と呼ばれるもの、あるいはその構成物だと思うから。

出来心で一駅分の距離にあるラーメン屋まで歩く時間は、言い換えるなら無駄な時間だ。
けれど正解/不正解では括れない矛盾を好み、揺らぎの中に面白さや人らしさを見出せる。
このくだらなさ、思考の寄り道をたまには楽しみたい。

数か月振りに食べた、高カロリー食は悔しいくらいに美味しかった。
posted by tabirpglab at 07:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 制作記
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