運動は脳に良いからとジョギングを始めて、2ヶ月。
ついにハーフマラソンにエントリーをしたゲーム作家のkuroです。
連休の作業動画です。
https://youtu.be/j-c2uJ62qeQ# 赤い世界
## イベント実装
テストプレイと修正を進めています。
一方で日によってはシナリオを修正することで、全体を見ています。
今週は今まで解けなかったシナリオ上の問題が1つ解消しました。
手がかりになったのは、ここ数ヶ月で触れた映画、小説、時事の話題。
特に東京都知事選は、現象として興味深かったです。
## ドット絵修正
NPCはRPGツクールMZのキャラクタージェネレーター素材を改変し、メインキャラクターは自分で制作しています。
本作ではNPCの量が多いため、メインキャラクターの頭身サイズを合わせる作業を進めています。
久しぶりのドット絵作業なので、勘を取り戻すところからです。
作業BGMは雨の音を聴いておりました。
RAINY MOOD
https://rainymood.com/このサイト、集中力を高める環境づくりに使えます。
# 最近見た映画、本
## 映画「ペイ・フォワード(原題:Pay it forward)」
人助けをした相手に「善意を次の3人に渡す」というお願いをすることで、世界に善意は広がるのか……という社会実験のようなテーマを描いた作品。
2000年の映画ですが、2014年にはスターバックスで「前の客が次の客のコーヒー代を支払う」という社会現象が700人を超えて続きました。その社会現象に名付けられたのが「Pay it forward」。
映画の方は古いロマンス映画の側面もあって、レトロっぽさが味わい深い感じ。
社会現象の「Pay it forward」は面白い現象ですが、スタッフの説明の負担を考えると、経済的にはプラスだったのか気になるところ。
たとえば1人で訪れた客が「Pay it forward」を理由にグループ客の支払いをする状況になったら、善行の充足感よりも負担の方が大きいでしょうし。
売上のn%はチャリティーに入るとか、ハロウィンのようにイベント化して説明コストを下げる工夫があったら全方位ハッピーにならないかなーと思ってます。
人の善意はどのような状況であれば伝播するか、引き続き興味深く見ています。
## 本「大学4年間の社会心理学が10時間でざっと学べる」
大学4年間の〜シリーズの社会心理学版。
個人がグループの判断/行動に与える傾向をまとめた学問として、ざっくりまとめてくださってます。
私が目から鱗だったのは、「行動が伝播するには一定の支持(限界質量)を越える必要がある」という点。
例.シマウマの群れが走り出す限界質量を22とした場合
・シマウマ100頭が走り出すには、最初に22頭以上が走り出すと、行動が広がり、最終的に全体が走り出す(拡散)
・走り出すシマウマ22頭未満の場合は、行動は広がらず、最終的には全体が停止する(収束)
SNSの「炎上」は、拡散のケースとして当てはまるのではないでしょうか。
危うさも秘めていますが、スピードを求められる状況では、助かったこともあるのでしょう(不安に敏感な遺伝要素が、生存に有利だった可能性)。
創作のネタ探しに有用なので、これからも色々な作品に触れていきます。
それでは素敵な1週間をお過ごしください。