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2020年12月01日

関節と筋肉に熱い関係。

こんにちは、YOSHIOです。
今回は神経系の4回目、骨格と筋肉です。
前回までの感覚や神経と違って、
重要ポイントは多くはありません。
パパっと簡潔に、
名称と役割をつかむことだけに
集中していきましょう。



まず押さえるべきポイントは、骨格です。
骨格には、体を支えることと、
臓器や神経を保護する役割
があります。
そして骨格は、全て1つの骨でつながっているもの
ではありません。
骨と骨につなぎ目が存在し、関節といいます。
関節があるから、曲げ伸ばしたり回したりできます。

ただ、直接筋肉が骨に付いているものではなく、
体を動かすのに問題がないよう、
筋肉の両端に骨とつなぐ組織があります。
それを、腱(けん)といいます。


そこで、腕と筋肉の関係を説明します。

普段、何気なく腕の曲げ伸ばしを行っていますが、
テストなどで注意しておきたいポイントは、
筋肉の動きです。

sinkei8.jpg

上図について、
左側:腕を伸ばしている状態
右図:腕を曲げている状態

よく見てみると、骨を中心に、
上側とした側に筋肉が付いています。

曲げ伸ばしの際に、
筋肉がゆるむ・縮む違いが出てきます。
一方の筋肉がゆるめば、
もう一方の筋肉は縮む
ことになります。
曲げ伸ばしによって関係は反対になるので、
覚える際に逆にならないように注意しましょう。


…もし迷ったら、
実際に腕の曲げ伸ばしを行ってみて、
力こぶができる筋肉のゆるみ具合を確認する

のも方法の1つです。

または、ゆるむ・縮む図を、
一方だけ覚えておく
のも良いかもしれません。



では、骨格と筋肉のポイントを3つ。
@ 関節とは、骨と骨のつなぎ目である
A 腱(けん)は筋肉と骨をつなぐ組織
B 筋肉のゆるむ・縮むは図を使ってイメージアップ


今回で、神経系の分野は終了です。
ブログアップに合わせて、
勉強を頑張っている皆様、
本当にお疲れ様です。
中2理科の生物分野は、、、
本当に長いです。。。
いったん、ブレイクを挟みますが、
次の分野からラストに向けたスタートになります。
残りもう少しなので、
一緒に乗り越えていきましょうね!
図や実際の曲げ伸ばしを利用して、
骨格と筋肉、頑張ってみませんか?


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感想や質問など、気軽にコメントしてOKです。
・お名前:ペンネームでOK
・コメント
を記入するだけで構いませんからね。

2020年11月29日

無意識の時って、頭で考えてないよね。

こんにちは、YOSHOIです。
前回ブログの動画利用案内にお越しくださった皆様、
本当にありがとうございました!

ブログだけでなく、勉強等にプラスになる形で
提供を続けてまいりますので、
これからもよろしくお願いします!


今回は神経系の3回目、反応と反射です。
2回目までに、感覚器官と役割などについて
まとめてきました。
今回は、前回からのつながりで、
中枢神経と末梢神経の両方に関わる
反応について
説明していきましょう。


では、前回の復習から。
神経系には中枢神経と末梢神経の
2種類がありました。

sinkei3.jpg

中枢神経には、刺激や命令の中心である
脳やせきずいが当てはまります
末梢神経には、五感による刺激や命令による動きを
伝える感覚神経や運動神経が当てはまります


そこで、今回は刺激を受けて反応に至るまで、
どのような経路をたどるのか
を説明します。


…ただ、始める前に、確認です。
脳は、頭にありますよね。
せきずいは、どこにあるでしょうか?

せきずいは、脳のように一部分ではなく、
頭から首・背中に向かって伸びる背骨に
張りめぐらされた神経の束のようなもの
です。
基本的には、背骨の中を通っているものであり、
脳とつながった重要な神経と思っても良いでしょう。



それでは、刺激と反応の具体例で確認です。

sinkei4.jpg

日常である具体例の場合、
感覚器官:体 が、
感覚神経:寒さ           を感じて、
せきずい→脳:「寒い!」      と伝わり、
脳→せきずい:「コートを着よう!」 と命令し、
運動神経:コートを着る       よう伝える
というものです。
…いつも、瞬時にこのようなことが
行われているのが、
この分野を教える度にすごい!と感じます。。。



ただ、無意識に体が反応して動いてしまう場合
ありますよね。
例えば、、、
道を歩いている時に転んで、とっさに手をついた。
…このような場合、急に起こったことは、
無意識の行動になります。

無意識の行動は、頭で考えている時間はないですよね。
このように、刺激に対して無意識のうちに行動すること
反射といいます。



それでは、前に説明した、
・刺激に対する反応  と
・無意識に起こす反射  では
何が違うのでしょうか?


・刺激に対する反応の経路は、
sinkei6.jpg


一方の、・無意識に起こす反射の経路は、
sinkei7.jpg

よく見比べると、
経路はよく似ていますが、
反射の方は脳をたどっていません
反射は、無意識の行動であり、
頭で考えている余裕がないので、
脳を通らずにせきずいでストップです。
この違いはかなり重要です。



では、反応と反射のポイントを3つ。
@ 反応:感覚神経→せきずい→脳→せきずい→運動神経
A 反射は、無意識の反応
B 反射:感覚神経→せきずい→運動神経

2つの経路を扱いましたが、
脳を使う・使わないだけの違いなので、
あまり神経質にならなくて大丈夫ですからね。
経路の違いと無意識であることに注意して、
反応と反射、頑張ってみませんか?


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2020年11月25日

神経は刺激と命令の通り道!

こんにちは、YOSHOIです。
今回は神経系の2回目、五感と神経です。
前回は、目と耳を簡単にまとめました。
ご存じの人も多いと思いますが、
目と耳は五感の1つですよね。
感覚にまつわる五感と神経系を
取り上げていきます。



五感と言えば…
目:視覚  耳:聴覚  鼻:嗅覚
肌:触覚  口:味覚

ですね。
五感のほとんどは、顔に集中していますね。

また、五感の役割はそれぞれ違いますが、
全て外からの刺激を感じ取る
という共通点もありますね。


例えば、
目:視覚 … 光がまぶしい
耳:聴覚が大きい
鼻:嗅覚 … 美味しそうなにおい
肌:触覚 … 氷に触れて冷たい
口:味覚 … ケーキが甘い

という感覚です。


…このように、
外部からの刺激を受け取る器官のことを、
感覚器官といいます。


では、刺激や判断はどのように伝えられているのでしょうか?



そこで、今回のテーマの2つ目である神経系です。
神経系は大きく分けて2種類あります。

(1) 中枢神経
五感で感じたことは、脳に情報として伝えられます。
そして、伝えられたことを元に、命令や判断を下します。
例えば、

光がまぶしいからの刺激がへ伝わる
  ↓
をつむる → から命令を下す
という具合に脳という司令塔が存在する
ということです。

このように、
感覚器官からの刺激を感じる・命令を出す神経を、中枢神経といいます。
中枢神経は、脳やせきずい(漢字は脊髄)に当たります


ただ、目でまぶしいと感じた情報は、
脳までの通り道をたどっていく
必要があります。
そこで、2つ目の末梢神経の登場です。


(2) 末梢神経
末梢神経とは、刺激や判断を伝える神経です。
先ほどの目の例で説明すると、
光がまぶしい、という刺激を伝えたり、
まぶしいから目をつむる、判断を伝えたりする
役割です。

…ただ、末梢神経には2つの神経に分かれています。
「まぶしい」という、
感覚器官から受け取った刺激を伝える神経を、
感覚神経といいます。
また、「目をつむる」という、
脳から行動の命令を伝える神経を、
運動神経といいます。



情報量が多すぎるので、
簡単にまとめてみると、、、

sinkei3.jpg

ということです。
初めは、覚えやすくするために、
脳とせきずいをまとめて中枢神経
感覚神経と運動神経をまとめて末梢神経
くらい大まかでも構いません。



では、五感と神経のポイントを4つ。
@ 五感は外部から刺激を受ける感覚器官である
A 刺激や判断を受け取るのは中枢神経である脳と脊髄
B 受け取った刺激を感覚神経が脳へ伝える
C 脳から運動神経を通じて行動させる


…本当にすみません。
五感と神経系をつなげてみたものの、
ボリュームが重くなったかもしれません。
内容の理解を急ぐ必要はないので、
少しずつ読み進めていくので大丈夫です。

枝分かれする神経のまとまりに注意して、
五感と神経、頑張ってみませんか?


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2020年11月24日

目と耳、知らないことだらけ!

こんにちは、YOSHIOです。
今回から神経系を扱っていきます。
その1回目として、目と耳です。
日常生活でいつもお世話になっていますが、
目の前の景色がどのような仕組みで見えているのか、
周囲から聞こえる音がどのような構造で聞こえてくるのか、
目と耳の仕組みと構造について、
重要ポイントをまとめていきましょう。



…と簡単に言いながら、
あまりこの分野を好む人は少ないかもしれません。。。
見た目がグロテスクであることと、
間違いやすい言葉が並んでいること。
図は使いますが、
色分けなどでインパクトを変えながら
覚えやすい工夫
は必要です。
※ 今回の図は手抜きです。さすがに描けませんでした…。



(1) 目の仕組みと構造

sinkei.jpg

図と言葉をバラバラにすると、
何が何だかよく分からなくなります。
図と言葉をセットにすることは大前提です。

加えて、知っておきたい役割を
4つだけまとめてみましょう。
光彩:目に入る光の量を調節する
水晶体(レンズ):凸レンズのように光を屈折させる
網膜:目から入る光を受け取る
視神経:見えたものを大脳に伝える


難しいことは後回しにして、
まずはこの4つのポイントだけは
押さえておくようにしてくださいね。



(2) 耳の仕組みと構造

sinkei2.jpg

目と同様にまずは、
図と言葉をセットにして覚えていくようしましょう。

鼓膜空気の振動を受ける
耳小骨鼓膜振動を増やす
聴神経うずまき管内での刺激を大脳へ伝える


…見た目がグロテスクな上に、
複雑で覚えにくいという嫌なヤツ
です。
耳の場合は、目と違って構造が複雑なため、
まずは図と言葉をリンクさせるだけでも十分です。



では、目と耳のポイントは1つだけで、
目と耳ともに言葉だけを独り歩きさせない
ことです。
複雑な役割とセットで覚えるような
無理をする必要はありませんからね。
図と言葉の知識を蓄えて、
目と耳、頑張ってみませんか?


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2020年11月23日

ブレイク:感謝!そして、野望。

こんにちは、YOSHIOです。
いつも当ブログにお越し頂き、
本当にありがとうございます!!
今回はブレイクです。

もう、当ブログを開始して、
もうすぐ4か月が経とうとしています。
文章量が多く、
時には読みづらい時がある
と思いますが、
ご利用くださることが活力になっています。


それと、ご利用の皆さんは
もうお気づきだと思いますが、、、
絵が下手です。

理科の教科書レベルは無理でも、
もう少しクオリティが高い図を提供できれば
思っていますが、、、
極力分かりやすいものを提供し続けていきますので、
ご勘弁ください



現在は、本業の塾講師の傍らで、
当ブログのアップや
改めて告知予定の一問一答チェックの作製に
当たっております。

ただ、受験だけでなく、
勉強の遅れや定着を心配するだけでなく、

新型コロナ禍で不安な気持ちを抱えたまま、
学校に通う・塾で勉強する人も少なくありません。




…そこで、今の私の野望です。
まだまだ計画段階ですが…
現状は当ブログで理科のポイントを
一方的にこちらから提供しているだけですが、
ブログを利用してくださる人から、
質問や分からないことを受け付けて、
あなた専用の解説ツールを作りたい

と考えています。

その解説ツールは、
・ブログに再アップする
・ミニ解説動画などを作製する

など方法を思案中です。


…単純に現在私が中学生・高校生だったら、
どんなものがあると便利かな?

と想像したものです。
今は一問一答チェックをブログと並行して
作製を進めています。
もっとブログを利用してくださる皆さんに
還元できるツールがあれば
と、
フツフツと野望が湧いている所ですので、
形として固まってきた時にご案内できればと思っています。


※ 一問一答チェックの告知・第2段は、
近日中にお伝えできる
ので、
お待ちいただけるとありがたいです。
すでにサンプル動画として、
YouTube上に一問一答チェック動画を
アップ
しています。
まだご覧になられていない方は、
一度のぞいてみてくださいね。

・3分間・一問一答チェック!植物@
・3分間・一問一答チェック!物質@
・3分間・一問一答チェック!古代 → 歴史、始めてみました。


2020年11月21日

目には見えない血液の4つの成分。

こんにちは、YOSHIOです。
今回は臓器の働きの5回目、血液の成分です。
臓器の働きのラストです。
肺・心臓・血管まで扱い、
ラストは血管を流れる血液について、
ポイントをまとめていきます。


走っている時にこけたり、
道具を使ってケガをしたりした時に、
出血をした経験が誰しもあると思います。
見た目は血が赤いだけですが、
血液に含まれる成分は4種類あります。


血液に含まれる成分の違いを、
久しぶりに表にまとめてみました。

kokyu7.jpg
(ちなみに、血しょうは「血漿」と書くので、ひらがなで大丈夫です。)

ちなみに、4つとも重要です。
4つの中でも特に重要なポイントは、
3つあります。

(1) 赤血球は、酸素を運ぶ役割です。
特に、表にもあるヘモグロビン赤い色素であり、
テストでもよく出題されやすいです。
血液中にヘモグロビンがあるから、
肺で吸い込んだ酸素と結びつきやすくなる

ということです。


(2) 血しょうは、体に必要なものも不要なものも
運ぶ役割
があります。
例えば、表中にある二酸化炭素ですが、
肺まで運ばれることで、
体外へ出される仕組み
になっています。


(3) 血しょうだけが、液体成分です。
残りの赤血球・白血球・血小板は固体になるので、
注意して覚えましょう。


※ 補足
血液の成分には直接関係はありませんが、
細胞と毛細血管の間には、
必要な物質・不要な物質の交換を行える
よう、
組織液に満たされています。
この組織液のおかげで、
肺胞と毛細血管の間で
酸素と二酸化炭素の交換

スムーズに行われています。



では、血液の成分のポイントは3つ。
@ 赤血球は、ヘモグロビンが酸素と結びつく
A 赤血球・白血球・血小板は固体成分
B 血しょうだけが液体成分



消化に直接関わらない臓器は、
これで終了
です。
覚えるべき情報量が増えた中で、
お付き合いありがとうございました!
血液は臓器ではないけれど、、、
大目に見てもらえると嬉しいです…。

全体の中2理科・生物分野は、
これで半分が終わったくらいです。
いったんブレイクを挟んで、
後半戦に臨んでいく
ことになります。
前半戦で扱った各臓器のポイントとつながりを大切に
まとめ復習や問題演習に
つなげられるようにしていきましょう。

覚える種類が多いものほど、整理方法を工夫して、
血液の成分、頑張ってみませんか?


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2020年11月20日

肺と心臓をつなぐ血液循環。

こんにちは、YOSHIOです。
今回は臓器の働きの4回目、血液の循環です。

前々回の肺
kokyu6.jpg

前回の心臓
kokyu4.jpg

を取り持つ血液循環を取り上げていきます。
今回つかんでほしいポイントは、
・動脈と静脈の違い
・酸素と二酸化炭素の交換

の2つだけで十分です。



手首などを肌の表面から
薄っすらと青い筋が見えますね。
皆さんもご存じの通り、血管です。
ただ、血管1つをとっても、
体のどの部分を流れるかで、名称が違ってきます。

先ほどの上図にもありますが、
脈には動脈と静脈の2種類があります。
動脈とは、心臓から送り出される脈
静脈とは、心臓へ戻ってくる脈

…良い覚え方かどうかは分かりませんが、
心臓が動いて血液が送られるから脈、
心臓の動きに関係なく静かに戻ってくるから
と覚えても良いかもしれませんね。



そこで、上図にある4種類の脈についてですが、
図に合わせた色分けで説明すると、
肺動脈とは、肺へ送り出される脈
肺静脈とは、肺から戻ってくる脈
大動脈とは、体へ送り出される脈
大静脈とは、体から戻ってくる脈
です。

そのため、上図にもあるように、
肺動脈肺静脈を介した循環を、肺循環といい、
大動脈大静脈を介した循環を、体循環といいます。



…ただ、なぜ血流や血管と肺の間に
関係があるのでしょうか?


kokyu2.jpg

復習ですが、
肺胞には無数の毛細血管が張り巡らされています
…ということは、肺と血管は近いので、
常に吸い込んだ酸素と毛細血管が接することになります。
そこで、吸い込んで肺にたどり着いた酸素は、
血管内に取り込まれます。
そして、酸素が体にめぐっていきます

一方、二酸化炭素は体の不要物として発生しますが、
血流に乗って肺まで運ばれていきます。
そこで、血管から肺へ移されて、
呼吸で体外へ吐き出されます


…難しい話になってしまいましたが、
肺から取り入れた酸素は、
血流に乗って全身へ運ばれます

体で不要になる二酸化炭素は、
血流に乗って肺から吐き出されます


押さえておくポイントは、
今はこれだけで構いません。



では、血液の循環のポイントは3つ。
@ 心臓から出ていく動脈・心臓に戻る静脈
A 肺をめぐる肺循環・全身をめぐる体循環
B 肺に張られた毛細血管が酸素と二酸化炭素を交換

肺・心臓がつながる理由は、
血管や血流に大きな関係があったからです。

そこで、次回は今回のブログの
後半に出てきた血液の役割について

触れていきます。
もう一息でブレイクになるので、
長丁場ですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。

言葉の覚え違い・脈や循環の場所をしっかり確認して、
血液の循環、頑張ってみませんか?


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2020年11月19日

今日も心臓は血液を送り続ける!

こんにちは、YOSHIOです。
今回は臓器の働きの3回目、心臓と血流です。
前回の肺と同じく、心臓も常に動き続ける臓器です。
ただ、今回は主に心臓の役割を中心に
まとめていきますね。


下図より、心臓の位置確認からです。
zoki2.jpg

様々な臓器の働きで分からないことがあっても、
心臓は体に流れる血液を流すポンプの役割
があることを知っている人は多いですね。



ただ、細かく心臓の構造を見てみると、
4つの部屋に区切られており、
下図のようになっています。

kokyu3.jpg

心臓の4つの部屋について、
側:右心と左心
側:右心と左心

と、名称にルールがあることに注意しましょう。


…それと、図を見た時に違和感があったかもしれません。
よく質問を受ける部分ですが、

「この図、右と左、間違ってませんか?」


上の心臓の図にもあるように、
本来の右と左が反対ですよね。
ただ、これが正解なので、表記ミスではありませんからね。

イメージとしては、
自分と向かい合っている相手の心臓を見ている
感覚が良いかもしれません。
向かい合った相手の、
左手側に心室と心房、
右手側に心室と心房

があると覚えるのも方法の1つです。


この決まりの下、心臓は1日中、
寝ている時も動き続けています。
ずっと、体に血液を送り続けています。
…もう、すごい!としか言えません…。



そこで、心臓から送り出される血液は、
どのようなルートを通っていくのでしょうか?

それは、下図にて解説していきましょう。

kokyu4.jpg

先ほど、心臓には4つの部屋があることを伝えましたが、
4つの部屋ごとに、つながる血管の役割が決まっています。


順番に見ていくと…
(1) 右心房から、肺へ血液を送り出し、
(2) 肺から、血液が左心室へ戻る
(3) 左心房から、体へ血液を送り出し、
(4) 体から、血液が右心室へ戻る

このように、4つ部屋で、
血液がめぐるルールと順番が決められているので、
言葉だけを頼りにせずに、
簡単な図でいいのでセットで
イメージできるようにしておきましょう




では、心臓と循環のポイントは3つ。
@ 心臓の左右の配置は向かい合う相手をイメージ
A 心臓の部屋の上側は室下側は房
B 心臓の4部屋で血液の流れに順番がある


今回は、心臓の仕組みと流れる順番に
スポットを当てました。
実は、これで心臓は終わりではなく、
前回の肺と心臓をセットにした循環が
とても重要です。
前回:肺
今回:心臓
次回:肺と心臓と循環
の3部作で、重要部分を小分けにしていきますね。
構造と役割の覚え間違いに注意して、
心臓と血流、頑張ってみませんか?


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2020年11月17日

働き続ける肺に感謝!

こんにちは、YOSHIOです。
今回は臓器の働きの2回目、肺と呼吸です。
肺は、両胸にある呼吸に必要です。
中学理科で知っておきたい、
テストに出るポイントと合わせて
まとめていきましょう。


まずは、簡単におさらいです。

zoki2.jpg

上図で肺の部分をつかんだ上で、
肺の構造と働きについてつかむ必要があります。

まずは、肺の構造ですが、、、

kokyu.jpg

気管とは、のどから続く空気の通り道であり、
気管支とは、気管が枝分かれした通り道です。
鼻や口から取り入れた空気が、
気管・気管支を通って肺へたどり着きます。

注意!
気管と食道は別物です!!
食道食べ物の通り道なので、区別しましょう。
(詳細は11月9日付けのブログを参照してください。)



ただ、肺を拡大すると、
下図のようにイメージと違った構造になっています。

kokyu2.jpg

まずは肺を拡大すると左図のように、
見た目がブドウのようになっています
この1つ1つの丸は、肺胞と呼ばれています。
肺胞が集合して、肺になっています


また、肺胞の表面には
毛細血管が張りめぐっていますが、
毛細血管が呼吸に大きな関係があります。

呼吸して取り入れた酸素は、
肺胞へたどり着き、
毛細血管によって体中をめぐっていきます

体内で不要物として発生した二酸化炭素は、
毛細血管によって肺胞へ戻り体外へ出されます

これが、肺により酸素を吸い、二酸化炭素を吐き出す
呼吸の仕組み
です。



では、肺と呼吸のポイントを3つ。
@ 気管・気管支は空気の通り道
A 肺を拡大すると肺胞の集団
B 毛細血管が酸素と二酸化炭素の交換を行う


…ただし、なぜ酸素と二酸化炭素の交換に
毛細血管が重要なのかについて、
説明がこれでは足りない
です。
呼吸と血液には大きな関係がありますが、
日を改めてブログにアップしますね。
(詳しくは、今後の血液の内容で取り上げます。)

ここからは、次回へと続いていく、
心臓・血管・血液
と重要ポイントが1つにつながっていきます。

つながりを逃がさないように、
説明するよう気を付けて進めていきますね。
日頃の肺の頑張りと呼吸に感謝して、
肺と呼吸、頑張ってみませんか?


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2020年11月16日

臓器の働きは消化だけじゃない!

こんにちは、YOSHIOです。
今回から臓器の働きのスタートです。
その1回目は、肝臓と腎臓です。
…正直、ピンと来ない人が多いですよね…。
どうしても、前回までの消化器官である
胃や腸の方がインパクトが強いですよね。

ただ、目立たなくても、
体内で常に活躍している臓器なので、
重要ポイントに注意しながらまとめていきます。



まずは、肝臓から。

肝臓って、消化の時も出てきたのでは…??

そうです。
ブログ初登場は、11月11日付けのブログです。
確か、肝臓は消化に関わりながら、
特有の消化酵素を持ち合わせていない

でしたよね。


では、肝臓にはどのような働きがあるのか…?

肝臓は、一言で言えば、かなり出しゃばりです。
中でも、次の3つのポイントは押さえておくことを
おすすめします。


(1) 消化液である胆汁を作る
胆汁とは、脂肪の消化を助ける消化液ですが、
消化酵素は含まれていません
また、作られた胆汁は、胆のうに貯められています。
つまり、
・肝臓で胆汁が作られる
・作られた胆汁は、胆のうに貯められる

ので、作る場所と貯める場所で名前が違うこと
注意しましょう。


(2) 吸収された養分を貯めておく
のブログで取り上げた
小腸の柔毛で吸収された養分を貯める役割があります。


(3) 発生した有害なものを無害なものにする
ただ、体内で発生するのは、
体に吸収される良いものだけとは限りません
体に有害であるアンモニアが発生した時に、
無害な尿素へと変換する働き
があります。

この肝臓の3つの働きや役割については、
テストなどで出題されることがあるので、
ポイントだけでもをつかんでおくことをおすすめします。



そこで、1つの疑問です。

肝臓で変換された尿素はどうなるのか…??


そこで、腎臓の登場です。
腎臓だけでなく、下図のような構造を知っておくことも重要です。

junkan.jpg

腎臓の働きは、尿素などを体外へ出すための尿を作ることです。
無害なものに変換されたとしても、
体に必要ではないものを体外に出さないといけません。
そこで、腎臓が体外へ出すための準備をしてくれます。

腎臓で作られた尿は、
輸尿管を通り、ぼうこうに貯められます
ある程度尿がたまると、、、
トイレに行きたくなる!
という体の仕組みになっているんですね。


…ということは、肝臓・腎臓ともに、
体の働きで重要な役割を果たしている

ということです。



では、肝臓・腎臓のポイントを3つ。
@ 肝臓で胆汁を作り胆のうで貯める
A 肝臓で作られた無害物は腎臓へ
B 腎臓で尿が作られる


何だか、単純に重要ポイントを
覚えておきましょう、だけではない、
日常生活に関わる知識がたくさんありました。
より深い知識は、高校生物で学ぶことになります。

消化にや吸収の関りが無くても、
肝臓・腎臓共に重要な役割があることだけでも
十分に押さえておき、
肝臓と腎臓、頑張ってみませんか?


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15年近く塾などで勉強を教えてきて身に付けたことを、 ブログを通して伝えられたらと思い、投稿を始めてみました。 主に苦手な子が多い中学理科を基本から分かりやすく、ポイントを伝えていけるよう勧めていきたいと思っています。
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