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posted by fanblog

2022年03月09日

ボルタ電池…ボルタって何よ?

こんにちは、YOSHIOです。
今回は電池編の3回目・ボルタ電池です。

ボルタとは、一次電池を発明したイタリアの物理学者
このボルタさんが発明した一次電池が、ボルタ電池です。
今回は、一次電池の代表であるボルタ電池を使って、
電気の仕組みを簡単にまとめていきます。


電池を扱う上でつかんでおきたいポイントは、
(1)使われている金属と電解液
(2)金属の変化流が流れる向き
(3)電気が流れる向き

の3つです。

では、早速ボルタ電池の登場です!
denchi.jpg


図をチェックした所で、
早速ポイントを順に確認していきます。

(1)使われている金属と電解液
使われる金属は、亜鉛と銅
電解液は、うすい硫酸
使用する素材は決まっているので、
こればかりは、まず初めに覚えるしかありません。


(2)金属の変化
このボルタ電池に電気を流すと…
denchi3.jpg


あぁぁ…亜鉛が溶けていく…

という具合に、
亜鉛:溶けていく
銅:溶けずに残る
と変化に違いが現れます。

これは、前回ブログ
「電池に必要な金属を集めるぞ!」
https://fanblogs.jp/studyscience/archive/206/0

で説明しました、
塩酸や硫酸に亜鉛は溶けやすい
という性質にあてはまるからです。


また、銅の方にはポツポツと
くっついている物質
が…
これは、気体の水素であることも要チェックです!


(3)電気が流れる向き
電池ということは、電気が流れているはず。
では、ボルタ電池の場合、
電気が流れる向きは…???


溶けずに残る銅から、
溶けてなくなる亜鉛に向かって、
電気は流れます。

つまり、
プラス極:銅 マイナス極:亜鉛
になることを間違えないようにしましょう。


また、補足として、
亜鉛から銅に向かって電子も流れています
電流と流れる向きは逆であることがポイントです。



難しいことになると、
覚えることが多くなる…
では、ボルタ電池のポイントは4つ。

@ 亜鉛は溶ける銅に水素が発生!
A 電流:+の銅からーの亜鉛へ!
B 電子:ーの亜鉛から+の銅へ!
C 電流と電子は流れる向きが逆



長丁場、お疲れさまでした。
覚えること多い!…ですよね。
まずは、
「亜鉛だけが解けるのか!」
「銅には水素が!」
「電流と電子は向きが逆ね!」

くらいの感覚でも構いません。

ポイントだけはしっかり逃さないように、
ボルタ電池、頑張ってみませんか?
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YOSHIO
15年近く塾などで勉強を教えてきて身に付けたことを、 ブログを通して伝えられたらと思い、投稿を始めてみました。 主に苦手な子が多い中学理科を基本から分かりやすく、ポイントを伝えていけるよう勧めていきたいと思っています。
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