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昔の遊び(その3)

 【フットテニス】と言うのかどうか不明ですが・・・足でやるテニスっぽいゲームを紹介します。

 基本2人で行いますが、4人でも楽しめます。

 【用意するもの】

  ● ボール1個

  ● 適当な大きさのコート(漢字の『日』と同じ様に書く)

 【遊び方】

  ● ボールを『ワンバウンド』以内で相手陣内に返すゲームです。自陣で『ツーバウンド』してしまったら失点です。

  ● 手以外なら何処を使ってもOKです。この辺は、サッカーと同様です。

  ● 4人で行う場合はコートを4分割して遊ぶ事もできます。

 【バリエーション】

  ● 慣れてきたら、ノーバウンドで返す様にルール変更すると良いです。

 
 この遊びは、サッカーの技術その物を使う事ができます。

 ヘッディングで返すもよし、胸とラップして膝やインサイド、インステップで返すもよし・・・色々なボールコントロールを使う事ができます。

 小学校の時に昼休みに行う遊びの1つでした。サッカー部でも暇つぶしにしていた覚えがあります。

 思いの他、集中力が必要で、力加減も簡単では無いし、ハイボール処理の簡単な練習にもなります。


 
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昔の遊び(その2)

 今回は、マイナーな物を・・・。

 【ブッツー】と言う遊びがありました。

 やった事のある人は、少数派かも知れません。

 意外に知られていない遊びの様ですが、やるとシンプルなだけに燃えます。(笑)

 私が、小学生の時には昼休みやちょっとした時間のある時に、よくやった物です。

 【用意するもの】

  ● ボール(最低1個)

  ● 人数に見合う適当な大きさの空き地(コートは作りませんが範囲指定は必要かと)。

 【遊び方】

  ● ドッヂボールと要領は同じです。範囲の中なら何処に動いてもOKです。

  ● ボールを持っている者は、誰かにボールをぶつけに行きます。

  ● 一回当てられたら『1年』、2回目なら『2年』と学年を数え上げてゆきます。最大『6年』までです。

  ● ボールを投げられた者は、上手くかわすか、キャッチする事ができればOKです。

  ● これを休む事無く、誰かが『6年』になるまで続けます。

 【罰ゲーム】

  ● 誰か1人が『6年』になったら、ゲームは一旦終了となります。

  ● 『6年』になった者は、『死刑』と言う罰ゲームを受けます。

  ● 『6年』になった者は、後ろ向きに立ちます。

  ● その他の者(勝者全員)が1人ずつ順番にボールをぶつけて行きます。

  ● 最後の1人となったら、『6年』となった者は前を向きます。

  ● 最後の1人の投げたボールをキャッチできなければ『1年』となって、すぐさま次のゲームが始まります。

 この繰り返しですね。

 ボールを持っていない者は、とにかく逃げる事に専念します。

 狙われた場合にも、フェイントを掛けて上手くかわしたり、バックステップで後ずさりしながらボールをキャッチしようと試みたりと、色々な動きを自然と行う事となります。

 全身を使う遊びだけに、ハードな一面もありますが、セーフティーゾーンが無く、全員が敵となる所がドッヂボールと違い燃える所です。

 ボールのキャッチが苦手な子でも、かわす事に全力をつくせば、これもまた体全体を使う事となります。

 冬場でも汗をほんのりかくくらいの運動量ですので、ウォーミングアップとしても使えますかね。

 サッカーは足だけを使うスポーツではありませんから、日頃の遊びで全身を使う癖を付けると良いですね。
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昔の遊び(その1)

 『ケンケン』を最近の子は苦手としています。

 下半身の強化やバランスを身に付けるのにケンケンは良いと思うのですが、ケンケンをする機会が全く無いのが現代っ子です。

 その為『ラダー』の様な『ステップワーク』に時間を割かなければいけない状況が最近では増えているのではないのでしょうか?

 昔の遊びはそういった点では、非常に理に適った遊びが多かった様に思います。

 今回は【案山子】と言う遊びを紹介します。

 子供の頃、近所の子達とよく道路に石で絵を書いてやったのを覚えています。

 40代以上の方なら、きっと知っている遊びです。

 詳しい遊び方は、こちらを参考にして下さい。

 案山子の絵の描き方と簡単なルールさえ覚えられれば、後は簡単です。

 石を拾う時も、マス目によっては片足で拾わないといけませんし、マスをケンケンで飛び越えなければならない時もあって、シンプルですがバランスや下半身の強さが求められる遊びです。

 昔の子は、こんな風に遊びの中で体の強化を図る事が出来ていたのですね。
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トラップの練習

 『トラップ』を子供と練習する場合、どんな事に注意すべきでしょうか?

 トラップとは、以前書いた様に『次の動き』を念頭に置いて行うべきものです。

 ピタリとボールを止める事に専念するあまり、次の動作がスムーズに行えないのでは、試合では力を発揮するシーンは少なくなってしまいます。

 もちろん、場合によってはこのピタリと止める『ストッピング』が必要な場面も出てきますので、こちらの練習ももちろん必要ですね。

 親子で練習する場合、パパにして欲しい事は・・・色々な状況を作り出してあげて欲しいと言う事です。

 フリーでトラップできるシーンが試合中何回あるのか・・・良く考えてみて下さい。

 殆ど無いのですね。

 つまり、ボールを追って来る相手が必ずいる訳です。

 その辺を想定した練習と言う物ができれば実践的ですね。

 ボールをコントロールする位置も状況によって様々です。

 色々な位置(自分の前、左右、体の下等)でボールをコントロールできる様にしたいものです。

 そして、同時に次の動きに入る事も忘れてはいけません。

 これらの使い分けは、状況判断が出来ないと上手にできません。

 ボールだけを見ていては、トラップは合格ではないのですね。

 そこで、パパさんにはこのDFの役も演じてもらうと良いかと思います。

 パスと同時にDFとしてボールを追い、子供に『トラップ&GO』でDFをかわす所までは最低してもらいたいかなと思います。

 ボールとDF両方へ注意を向ける事に役立ちます。

 あせる事無くボールがコントロールでき、DFをかわす動きまでスムーズにできる様になれば、試合でも十分使えるでしょう。

 簡単そうで難しいのです。

 トラップもボールウォッチャーでは、ダメだという事が理解できるかと思います。

 常に周囲の状況に注意を向ける癖も同時に付けないと、判断の悪いプレイを繰り返す事となってしまいます。

 先ずは、グラウンダーのボールで、次いでハイボールでと段階を踏んで練習してゆけば良いのではないのでしょうかね。
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キョロキョロしてみよう!

 常に周囲を見る癖を付ける事は、非常に大事です。

 何気ない親子のボール遊びの中で、そう言う事が培えると良いですね。

 パスしあいながら、周りを見る練習をしてみて下さい。

 パスをもらう前、ボールをトラップする前、ボールーを蹴る前・・・色々な場面で顔を上げ、周りをキョロキョロと確認する動作を入れます。

 最初は、トラップに失敗したり、キックミスをするのでしょうが、次第にできる様になってきます。

 コツさえつかめれば、何とかできてしまうものです。

 上手にできてきたら、動きながらキョロキョロする練習もしてみましょう。

 ドリブルしながら、上手く周囲を確認できると良いですね。

 どのタイミングでやるのが良いのか、自分のリズムで捉える事ができる様になれば大した物です。

 障害物の無い状態でなら、ボールを見なくてもドリブルができる様に次第になってきます。

 更に上を目指すなら、コーン等の障害物を使ってのドリブルの最中でもできる様に練習してみましょう。

 少しずつハードルを上げてゆく事で無理なく楽しみながら身に付ける事ができるかと思います。

 サッカーは『判断』の連続です。

 少しでも良い判断ができる様に、周囲の状況確認ができる様になる事が良いプレーをする事に繋がります。
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初めてのヘッディング練習

 ヘッディングは、小学校低学年にとっては、非常に難しい技術です。

 まだボールが怖い子も大勢いたりして、いきなり「やってみろ」と言われても出来ない子の方が圧倒的に多いはずです。

 そこで、ヘッディングの練習を少しずつ始めてみたい方へ、比較的入りやすいと思われる練習方法を紹介します。

 やり方はいたって簡単です。

  ● 子供と向かい合って立ちます。

  ● 少し山なりのボールを『おでこ』めがけて優しく放り投げてやります。

  ● 子供は、両手でボールをキャッチしますが、この時必ず『おでこの前』でボールをキャッチする様にし、キャッチしたら『おでこ』に軽くボールを当てます。

 注意する事は、『目を閉じない事』『必ずボールの正面に体ごと移動する事』です。

 正面でボールを捉えるためには、『予測』する力が必要です。ボールが何処に落ちてくるのか・・・?素早く判断できないといけませんね。

 こう言った事を、先ずは『手を使って』覚える訓練をすると恐怖心も少なく、感覚を習得しやすくなるかと思います。

 上手にできる様になったら、次は左右にボールを振って動きながらできる様にすると良いですね。

 それが出来たら、柔らかいボール等を使って実際にヘッディングに挑戦してみると良いかと思います。

 低学年のうちは、首への負担も考えて柔らかい軽いボールで『おでこでボールを捉える事』を先ず覚える様にしてあげて下さい。

 おでこで捉える事ができる様になれば、次は強いボールを返す事ができる様に、ミートの瞬間頭を突き出す練習等を盛り込んでゆけば次第にヘッデイングが上手になってくると思います。

 うちの『タケル』もそんな風にして、ヘッデイングを覚えました。最初は、ボールが怖かったのですが、3年生の頃にはヘッデイングシュートを積極的に狙える様になりましたね。何度か、鮮やかにゴールも決めてます。

 ボールへの恐怖心をなくしてあげられると習得も早い様です。
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パス練習(その2)

 前回に続き、パス練習に焦点を当ててみたいと思います。

 インサイドキックに関する技術的な事を、前回簡単に説明しました。

 今回は、パス練習の時にパパ、ママに意識してもらいたい事をお話したいと思います。

 試合中にボールだけ一生懸命見ていたのでは、パスは出来ません。多くの場合、とんでもない所にボールは転がって行ってしまいます。

 これは、「出し手」「受け手」意思の疎通が出来ていないからに他なりませんね。

 「受け手」は、何処でボールをもらいたいのか、どのタイミングで欲しいのか、等の情報を何とかして「出し手」に知らせる必要があります。

 又、「出し手」にしても同様に「受け手」となるチームメイトにその瞬間を合図できなければ、意図した通りの展開に持って行く事は難しいでしょう。

 パスの練習では、「受け手」の要求や「出し手」の合図を織り込んで行う様にする事をお勧めします。

 具体的には・・・

 ★ 「受け手」

 もらう準備が出来次第相手の目を見て「ヘイッ!」等と一言合図を出し、手で欲しい方向(右か左か等)を手で指し示す様にしましょう。

 ★ 「出し手」

 「受け手」の合図を確認したら、相手の目を見て「いくぞっ!」等と一言合図をだしてから蹴る癖をつけましょう。

 「受け手」「出し手」共に最も大事な事は、相手の目を見てから行動に移す事です。

 これが、後にアイコンタクトと呼ばれる意思の疎通に繋がって行きます。ここまで行けば、声も必要となる機会は減ってきますね。高学年ともなると、そう言う選手達も増えてきます。

 何気なく子供とボール遊びするような時にでも、こう言う事を頭の片隅にでも置いておいてもらって、お子さんの目を見て「いくぞっ!」「こいっ!」等と声を出し合って遊んでもらいたいなと思います。

 パスの交換とは、ボールを行き来させる事だけではなくて、「意思の交換」と言う側面も持っているのだと言う事をパパ、ママが伝えてあげて欲しいと思います。

 サッカーボールが、思いがけない所で親子のコミュニケーションツールとなってくれたら幸いです。
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パスの練習(その1)

 低学年のうちは、お子さんと何気なくパス練習をするような機械があるかと思います。公園でもグラウンドでも、ボールさえあれば比較的場所も時間もを選ばない練習の1つですね。

 お子さんが低学年であるのなら、お母さんでも十分に相手が出来るのではないかと思います。

 パス練習では、主に止める蹴るの二つの動作が必要となってきます。パス練習では、この2つを先ずしっかりできる様にしたいですね。

 実際に相手をしてみると分かるかと思いますが、正確に蹴ると言う事は非常に難しい事です。キックの種類も色々あります。

 ● インサイドキック ・・・ 足の内側、側面(かかとに近い部分)でのキック。正確性が必要な場合に最も使われるキックです。

 ● アウトサイドキック ・・・ 足の外側(小指に近い足の甲の部分)でのキック。正確性には少々欠けるのですが多用されます。

 ● インステップキック ・・・ 足の甲のあたりで蹴るキック。シュートによく使われるキックです。ボールの芯を捉える技術が必要で、正しく蹴る事が最も難しいキックですが、威力があります。

 ● インフロントキック ・・・ 足の甲(親指の付け根に近い部分)で蹴るキック。意図的にカーブをかける時によく使われます。コーナーキックから直接ゴールを狙うような時にはこのキックです。インステップキックの下手な子は、このキックになっている事が多いです。

 他にもありますが、この中で真っ先に練習と習得が必要なキックは、インサイドキックです。低学年のうちにしっかりと習得したいですね。

 インサイドキックでのパス練習の時にパパやママに気を付けて見てもらいたい点をいくつか紹介します。

 ★ 軸足のつま先の向き

 これは最も注意して見てもらいたいと思います。軸足のつま先がしっかりパスを出す相手の方を向いているか?否か?軸足のつま先は、実は方向指示器となっています。どんなキックでもそうですが・・・このつま先の向きが、ボールの飛んでゆく位置になります。

 ★ 足の振り

 よく、足を回してしまう子がいます。足の振りは、真っ直ぐが良いです。パスを出す相手にしっかりと足裏半分程度が見える様ならOKかと思います。膝を曲げないで蹴る子も時々見受けられます。最初に膝をしっかりと曲げて足を振り上げてから、膝下を鋭く振り下ろす感じが見て取れればよいかと思います。

 ★ 体の向き

 このキックは、ちょっと曲者でして内股をねじると言う普段あまりしない足の動きがキックの姿勢として入っています。その為、体の向きがおかしくなってしまう子も結構います。体は蹴る相手に正対する様に見てあげて下さい。横におじぎする様な姿勢も良くありません。真っ直ぐ相手の方に体を向ける様に、促してもらいたいと思います。

 ★ ボール

 蹴ったボールが、上に上がってしまう様なら・・・インサイドでのパスとしては失格です。パスですから、相手の取り易いボールとして、先ずは転がすと言う事を意識させましょう。ボールが浮いてしまうのは、ボールの下を蹴っているためです。ボールの中心、もしくは中心の少しだけ上を蹴るように促してあげて下さい。同様にボールがカーブしてしまう場合も中心からずれた場所に足が当たっているのです。先ずは、真っ直ぐな軌道を描くインサイドキックを身に付けましょう。

 百聞は一見にしかず・・・動画を貼り付けておきますので参考になればと思います。


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簡単に1人でできるトレーニング

 さて、いざ自主トレをしようと思っても、何をどの様にしたら良いのか・・・途方に暮れてしまう子供も大勢います。とりあえず、リフティング・・・そして、キック・・・こんな感じではないでしょうか?

 リフティングは、毎日欠かさずにやる様にするとして、他の練習方法を親としては提案してあげたいと思うかも知れません。しかし、コーンを購入してまではちょっと・・・と感じる方も大勢いるはずです。

 実際、道具を買ったは良いのだけれど、全然使ってないと言う方も大勢いらっしゃいます。お金を掛ける事だけが愛情ではありませんよねっ!

 今回は、身近な物を使って1人で練習できる方法をいくつか提案してみますので、参考になれば嬉しく思います。

 【 ドリブル練習 】

 公園の木々の間をドリブルで駆け抜けてゆくと言うのも練習になります。うちの子は、これをやらせました。綺麗に整列している物より、無作為に生えている木々の間の方が練習になります。
 コーンの様に倒れてはくれませんし、またぐ事もできませんから、しっかりかわしてゆかねばなりません。慣れてきたら、フェイントも織り交ぜてゆくと良いかと思います。

 ペットボトル等を利用してコーンの代わりにするのも良いですね。ペットボトルを倒さないように間をすり抜けて行く練習をしましょう。直線に並べるだけではなく、無作為に並べられたペットボトルの間をドリブルし続ける事も良い練習になります。

 【 パス練 】

 1人なら壁を利用するのが良いです。ボールが真っ直ぐ自分に戻ってこなければ、正確なキックができていないと言う事です。その辺を意識してやれば、壁相手でも十分練習になります。トラップも同時に練習できますので、事情が許せば壁は結構良い練習相手となってくれます。

 私はこの壁での練習をよくしていたのを覚えています。

 【 バランス 】

 最近ではあまり見なくなりましたが、「案山子」と言う遊びを覚えているでしょうか?「ケンケンパッ、ケンケンパッ、ケンパッ、ケンパッ、ケンケンパッ」と言うやつです。ケンケン(片足で立ってジャンプする事)これなんかも、十分バランスの練習となります。

 特に、走り方の少しおかしい子(手の構えや振りがアンバランスだとか)はケンケンで遠くへ飛ぶ練習を繰り返し行う事をオススメします。多分ですが、片足で長い時間立っていられない子にバランスの悪い走り方をする子が多い様に思います。平均台も真っ直ぐに歩いて行けない子も最近では多いです。その他にもよく転倒する子等もこうした練習が必要かと個人的には思います。

 1人でできる事は、他にもいっぱいあります。何気ない普段の生活や遊びの中に、練習のヒントは転がっている筈です。道具が無いからできないだなんて思わないでもらいたいなと思います。
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リフティング練習の隠れた意味

 リフティングとは、何の為にやるのでしょうか?

 ボールの中心を捉える練習・・・そうですね。キックの時には、芯を捉えると言う事が非常に重要な役割を果たします。芯を捉える事ができれば、軽く蹴っても強いボールが蹴れる様になります。又、最近流行の無回転ボールを蹴る為に必要なスキルです。

 他には、どうでしょう?

 もう思いつかない・・・と言う方も多いのではないでしょうか?実際、リフティングを試合で使うと言うシーンはなかなか無いものです。では、何の為にやるのでしょうか?

 実は、あまり知られていませんが、ドリブルの練習でもあるのです。意外な感じを受けるかも知れませんが、よーく考えてみると解ります。

 リフティングとドリブルとは、密接な関係があります。球を押し出す方向が違うと言うだけで、やっている事は全く同じです。

 リフティングが上手な子は、同じリズムでポンポンと球を突いて行きます。同じリズムなのですから、球を突く強さも、当てる場所もほぼ同じ様に繰り返す事ができているのです。その為、ボールが上がる高さもほぼ一定で、上手くなればなる程ボールを低い位置で扱う事ができる様になります。

 ドリブルの原理も全く同じなのです。上手な人は足にボールが吸い付いているかのようなドリブルをします。これは、同じリズムで同じ強さで同じ距離でボールが扱えている為で、リフティング同様上手くなればなる程、ボールと足との距離は短くなります。その為に、吸い付いている様に見えるのです。

 こう言う事を意識してリフティングを練習する事は非常に重要で、多くの子供はただ闇雲に回数を競うだけになってしまっています。何回できようが、それを実際に応用できなければ、リフティング等ただの曲芸に過ぎません。

 逆に、ドリブルの練習をする場合にも、リフティングでのボールタッチを応用させる様に促す事も大切な事となってきます。つま先で突いてしまう様なドリブルは、ボールが大きく体から離れてしまいますよね。

 時には、この様なつま先での扱いも必要となってきますが、それは追々学べばよい事で、基本は足の甲(実際には中指と薬指の付け根くらいが理想)なのです。

 先ずは、足の甲でのトップスピードでのドリブルを徹底的に身に着けるべきです。左右への逃げに対応できるドリブルは、つま先を使ったドリブルでは無い事をしっかり意識させましょう。

 リフティングに対する考え方が少し変わったのではないでしょうか?
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