2017年04月02日
主力だからこそ背負わされる物
叱られれば言い訳したくなるのが人間です。
これは、大人でも子供でも変わりありませんかね。(^^;
ただ、言い訳している内は、改善は見込めませんか・・・この点も、大人も子供も同じですよね。
こんな事があったそうです。
3対3の練習での事、トレセンにも行っている主力の子(A君)とBチームから抜擢された子2人(B君とC君)でチームを組んでいました。
A君は、パスを出したいのですが・・・B君、C君共に上手くボールを貰う動きが出来なくて・・・A君は、半ば自棄になってしまったのでしょうか・・・無理なパスを通そうとしてしまいました。
これをたまたま見られてしまって・・・ぞんざいなプレイだとしてお叱りを受けてしまったそうです。
A君は、「だって、B君とC君が動いてくれないからパスを出す所が無かった・・・」と親御さんに後に訴えていたそうです。
その親御さんも丁度その光景を見ていたらしく・・・「あれじゃ、うちの子が可愛そうだ・・・」と不満を口にしていました。
さて、もっともらしい言い分なのですが・・・ちょっと違うんじゃないか・・・そう私は感じました。
A君はズーっと主力でやって来た子です。
常にAチームに所属して、トレセンにも行っています。
それは、常に上手い子達に周りを囲まれてプレイしているのだとも言えます。
何も言わなくても周りは動いてくれます。
悩む必要も殆んど無いと言って良いのです。
一方のB君、C君は・・・Bチームから抜擢された子達です。
まだまだ、自信を以ってプレイする事も出来ない駆け出しのレギュラー候補でしかありません。
試合にも出たり出なかったり・・・そんな日々が続いています。
叱られる事も多くて・・・今は悩みながらサッカーをしている最中です。
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A君に求められている事と、B君、C君に求められている事は同じでは無い気がします。
B君、C君の動きの質が良く無い事は、折込済みの話です。
だったら、どうする・・・その部分がA君には欠けていたと言えます。
今後、B君とC君と絡まなければならないのですから・・・こう言う状況を打開する方法を考えて欲しかった・・・これが求められていた事だった筈です。
しかし、いい加減なプレイをしてしまった・・・これが、咎められた理由だったと言えます。
「何時も僕だけが叱られるから、もう嫌だ・・・辞めたい・・・」
練習を休みがちになったA君がそう言っていたと・・・チームメイトの子達が私に話してくれました。
「お前達はどう思う・・・BやCと同じレベルの扱いが良いの?」
「もしそうなら、試合への出場時間も同じレベルの扱いにしてもらわないと・・・」そう言うと・・・。
「え〜それは嫌だ〜」って即答です。(笑)
「じゃぁ、そう言う子と絡む時は、お前達スタメン、フル出場の主力が引っ張って行ってあげないと・・・それもチームワークだよ」
「は〜い・・・」ちょっと、自信無さ気な返事です。(笑)
上手く出来なくたって構わないのです。
大事なのは、どうしたら良いか考える事・・・そして実行してみる事・・・なんだと思います。
Bチームなんか周りが動いてくれない事なんて茶飯事です。
息子なんかも苦労してトップ下を演じていました。
Aチームに混じってプレイする時には、本当に天国だったと言います。
それ程差が在るんですよね。(^^;
その差がある事を認めた上で、じゃあどうする・・・ここを考える事が自身の成長を促してくれる気がします。
そこを投げ出してしまったら、今のまま・・・チームとしてもより上のレベルを目指せそうにありません。
もちろん、簡単な事ではありませんがね。
考えてプレイしている姿勢さえ見えるのなら、コーチに叱られる事も無い様に思います。
周りが動いてくれないから・・・正論の様にも聞こえますがね・・・そこで終わってしまっていてはいけない気がします。
酷な事なのかも知れませんがね・・・主力選手だからこそ背負わされる物もある気がします。
頑張ってもらいたい所でもありますか・・・中心選手としては・・・親も変に同情する物じゃありませんよね。
子供の成長の妨げにしかなりそうにありませんから・・・ねぇ?(^^;
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この記事へのコメント
>良い思いばっかりだけじゃなく、嫌な思いも平等じゃないと。
今いるレベルに応じた苦労を皆しているんですよね。(^^;
責めるばかりでもいけないんでしょうがね〜。
上手に導いてあげられると良いのでしょうけど・・・口下手な指導者も多いですからね。(^^;
簡単な事では無いですよね。
>トップの子達は普段から想像できないぐらい
自主練とかもして努力してるのに、努力とは程遠いような子達でも楽しめるように、そこにあわせて練習レベルを下げろとか言う人もいるようです。
本来なら、各個人の能力に合った練習をしてあげられると良いんだろうな・・・とは思いますが、スクールじゃないですからね。現実問題としては難しいんですよね。
学年の枠を取り払う事で、近い事は可能なんだとは思うんですがね〜。学年での縛りが強過ぎて中々そう言う事も出来難いのかなって思います。
ただ、レベルが高い子達が自主練や努力をしているのは、純粋にサッカーが上手くなりたいから・・・であって欲しいかなとは思います。
出場時間に対する保障となってしまってはいけない気がします。
周りの大人がそう言う事をつぶやき始めるからいけないのですがね〜子供達自身は、元々そんな事考えてもいないんですけどね。
大体悪い事は大人の入れ知恵ですよ。(^^;
>楽しさのレベルも、サッカーやってる目的も違うんでしょうが、上手下手に関わらず努力が報われる環境が大事なんでしょうね。
温度差を何処まで吸収出来るか・・・なんだと思うんですが、どうしてもどちらかに合わせないといけなくなってしまうのが少年団の悲しい所でもあります。
これが、セレクションのある様なクラブチームなら強者の論理だけで乗り切れるんでしょうけどね。
同じサッカーチームでも、子供達に対する扱い方の難易度に差がある気がしますよね。
心ある指導員の方にとっては、本当に悩ましいのだと思いますよ。
子供達が笑顔でサッカー場に来て、そして帰って行く・・・それが当たり前の光景になってくれると良いのですがね。
また、コメント下さいね!
良い思いばっかりだけじゃなく、
嫌な思いも平等じゃないと。
その逆もあるようですね。
トップの子達は普段から想像できないぐらい
自主練とかもして努力してるのに、努力とは程遠いような子達でも楽しめるように、そこにあわせて練習レベルを下げろとか言う人もいるようです。
楽しさのレベルも、サッカーやってる目的も違うんでしょうが、上手下手に関わらず努力が報われる環境が大事なんでしょうね。