少年サッカーを見守るブログ

　『背番号』と言う物は、試合中に『個人を識別』する為の物です。

　それ以上でも、それ以下でもありません。

　にも拘らず・・・この背番号にこだわりを持つ方が世の中には大勢います。

　過去に活躍した『スター選手』達の背負っていた番号への憧れであったり、尊敬の念であったりする事が多いのですが、あまり固執するのはどうかと思います。(^^;

　『本田圭佑』選手が『ＡＣミラン』に対して、『背番号１０』を要求したと言う話も入団時には聞かれましたが・・・これも、学生時代からの憧れであったそうです。

　『背番号１０』は、サッカー選手にとっては特別な意味のある番号と言えるかも知れません。

　『キャプテン翼』でも『エース』である翼君は、背番号１０を背負っています。

　どのチームもそうですが、１０番を背負っている選手は、チームの大黒柱である事が多いと言えそうです。

　この辺は、かつてブラジルを３度のワールドカップ優勝に導いた『サッカーの神様』こと『ペレ』の影響だと言えます。

　一時のブームから伝説へと昇華した物と言えそうです。

　さて、子供達はと言うと・・・背番号にこだわりを持っている子は、少ない様に見受けられます。

　逆に、外野であるパパさん達の方にこだわりを持っている方がチラホラいる様です。(^^;

　うちの息子の学年は、何かで順番を決めて好きな番号を取って行っただけの様です。

　息子は１０番を選んで来ました。

　『パパのと同じだから』と言うただそれだけの理由でです。

　それ以上の特別な意味は無いのです。

　しかし、それが・・・試合で思わぬ『プレッシャー』を受ける事となります。

　１０番を背負っている事で、必要以上のファウルを受けた事もあります。

　腕を掴まれ、グルグル振り回された事もありました。

　それ程、特別な番号なのだと息子も思い知らされた様です。

　Ｂチームでは、確かに『攻撃の要』として活躍していたので、息子を潰せば攻撃の芽を摘む事が確かに出来たのですが、Ａチームの方では・・・息子１人潰したぐらじゃ攻撃は止みません。（笑）

　こうなって来ると、１０番に意味を勝手に持たせていた子達に戸惑いが生じます。

　そう言った事を利用して、敢えてエースに１０番を与えないチームもいたりします。

　背番号に勝手に意味を持たせてしまっては、見失ってしまう物もあるのです。

　特に、子供達のサッカーではそうです。

　今は、背番号に特別な意味なんて無いと思って間違い無いかと思います。

　また、与えられた背番号に一喜一憂する必要も無いのです。

　子供達は、背番号で戦っている訳ではありません。

　ただ、子供達の中には、現在活躍してるスター選手への憧れを持っている子もいたりします。

　『長友選手』の様になりたい・・・とか、『岡崎選手』の様になりたい・・・とか、憧れの選手に少しでも近付こうとする子もいるかと思います。

　そう言った子には、背番号に『特別な思い入れ』が有っても良いのだと思います。

　逆に背番号が子供達を良い方向へ導いてくれる事もあるかも知れませんよね。

　しかし、そんな場合でも、個人的な思い入れやこだわりであって、周囲はそんな事関係無くサッカーをしています。

　背番号なんてその程度の物です。

　ただ、何番を背負っていても、その背番号を輝かせる事が出来るかどうかは、子供達自身に掛かっているとは言えますかね。