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2022年03月24日

暖かくなるとやはり身体の動きは違う。
先週は暖かい日が続いたので、多少坐骨神経が痛かろうが歩くことに苦痛はない。それが今週は急に冷え込んだ。
やはり寒さを感じると動きが悪い。その一番は身体が震えようとすることなのだと確信した。
寒さを感じて身体を震わせようとするのは人の生存のための本能だ。
何を差し置いてもそれを優先させるようになっている。

昨日、一昨日の寒い状態でタバコロードを歩く。
寒さを感じると上体が震える、そして脚の運びが固まったように悪くなる。脳に思わせる、寒くないんだよ、震える必要はないんだよ、だから身体をラクにしましょうよと。
これは少し効果がある。一瞬だが力が抜けて脚がスムーズに。
でも脳もバカじゃない、やっぱり寒いじゃんと寒さモードの指令を発して身体を震わせようとする。
この一瞬の脳のダマシが通用するのは寒くても日差しがある時。
身体を震わせようという脳の働きは皮膚が感じる気温だけでなく日差しも参考にしているようだ。

そんなことをこの数日の冷えこんだ日々にやっていた。
自分で考え調べ、実践し確信に変えていく。偉そうに言うわけではないが、これは普通の生活でも仕事でも当たり前の事。それを早くから身につけていたことでずいぶん身を助けている。
ただ疑い深い性格なのか、それが確信に変わるまで何度も何度も疑って実践する。

リハビリで難しいのは同じような症状でも人によって状態が違うこと。
基礎的な体力や筋力が違うだけでリハビリの効果も違うだろうし、やり方も変わるのだろう。
「歩く」という目的に向かってリハビリを進める時に大腿四頭筋など歩く筋肉だけを鍛えたらいいものではない。
ただ「こうするためにはこれが大事で、そのために何をやろう」的なことを理解することが大事なのは間違いないのだろう。

帰省した時、家にPTさんが来て父親のトレーニング。歩くためのトレーニングだ。
その中で椅子に座って立ち上がる動きを20回2セット。
驚いた、父親はスッと立ち上がれるのだ。すごい、オレは出来るかなとさえ思った。
そんなリハビリのあと、父親は少しスムーズに歩ける。
だがしばらくすると脚を引きずる。

父親には歩くためにはこことここの筋肉が大事だよと伝えるのだが、高齢者ゆえに頭には入らない。
PTさんが来ない日でも自分で椅子からの立ち上がりをすればいいのだがやってはいないようだ。それは足を引きずりながらでも日常の生活がおくれるからなのだろうか。
ただ歩くことへの欲はもちろんある。歩くこともそうだが、外に出て自分の行きたいところに自分でいくという欲のようだ。
自転車が欲しいらしい。それは全力で止めるが。

自分に置き換えた時に、今の状態でもふつうの60歳前の人くらいは動けているのだろう。
生活は元通りだ。日常生活にそれほど不自由はない。
昨日はジャケットのボタン付け2個に30分かかったが、これも慣れるのだろう。巧緻運動障害も動作を繰り返すことによって克服できると思う。
リハビリは欲が必要なのだろう。元通りだけでなく、もっとそれ以上のことを思わないといけないのだろう。
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posted by shigenon at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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