ただタバコを吸いに喫煙所に行った帰り道に痺れを感じる。そうなのだ、この感覚。強く感じるのはしばらくの間だけ。
喫煙所からタバコを吸って帰る時に右脚の痺れが強く感じたのは前のオフィスの頃。タバコは血流を悪くする。それが判っていて吸っている。退院してタバコを復活して感じたタバコの害。
いつの間にかタバコを吸って痺れを感じていた以上の痺れが慢性化していた。だからタバコを吸っても痺れに変化はなかった。元々の頚髄損傷による痺れに加えて坐骨神経痛による痺れが加わったと理解していた。今思い返すとかなりの強さの痺れだった。
この状態が少なくとも3年以上だった。
それが緩和した。と言っても実感がない。
症状が強くなる・弱くなるの繰り返しだ。それを感じるのはその時。そのまま強くなっても慣れてしまう。痛みや痺れが続いたとしても、それを深刻に痛い!痺れる!を思わないようにする思考が出来上がっている。いちいち痛さや痺れを気にしないよう脳を躾たのだ。そうしないと気になって日常生活は送れない。完全に痺れや痛みが無くなったらそうではないのだろうが。
未だに痺れが弱くなったということがよく実感できていない。
タバコを吸うと痺れが強くなるから、ふだんは痺れが弱くなっているだろうという感覚。もう一つが寝ている時に痺れを感じていないこと。右を下にして横向きで寝ることが多いのだが、その時に確実に痺れていたことを思い出す。
タバコで痺れが強くなって感慨深く思っているのはおかしな話だが。
坐骨神経痛が改善されて、元々の頚髄損傷による痺れだけになったのだろうか。
それにしては坐骨神経痛が長すぎないかとも思うのだ。じゃあ頚髄損傷による症状は何も変わっていないのかと思うと、それも悲しい。
まあ悲観的な事ばかりではない。先に書いたように痛みや痺れを思わないようにできる脳になった。
それと動作が良くなった。生活に関わるあらゆる動作。
これが弱い痺れだけが続いている状態だったらどうだろう。その痺れを無くすことだけを思ったかもしれない。
頚髄損傷をして思ったこと。
それは起こってしまったことはどうしようもない。それを悔やんだりしているヒマがあったら、違うことをやれよという事だ。
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