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2021年10月20日

コンパクトな生活

大体の平日の夜を家で過ごすようになったのはコロナ禍の少し前。
近所の居酒屋Yが閉店したのは去年の2月の最初だったか。特に新しく夜を過ごせる居酒屋を開拓しないままコロナ禍となった。

近所で落ち着いて呑める店はなかなかない。そうしているうちに居酒屋Qに行くようになった。だが、居酒屋Qは徒歩15分くらいなのだ。酔っぱらってもすぐ家に着く距離の基準は徒歩5分と思っている。ましてやこの身体の状態で酔っぱらって歩くことは避けたい。
これまでもそうだが、居酒屋での一人飲みは黙々と食べて飲むのではない。カウンターに座って店主と少し話ながら、また、隣り合わせた客との会話も楽しみながら時間を過ごす。
人と知り合う・人と話するのが好きなのだろう。
もう長年の飲み方だ。だからそういう雰囲気の店を探すし、一度行ったら長い付き合いになる。

東京に来てからは居酒屋Sには毎日行っていた。日曜日も。そこでは多くの友人ができた。
居酒屋Sの閉店後、居酒屋Yに行くようになった。毎日ではない。週に2回くらい。実はそれほど気に入ってはいなかった。マスターも客も居酒屋Sの時の雰囲気とはまるで違った。ただ家に近いというだけだ。
ただ夜の時間を潰すには良かった。居ても2時間程度。帰ってシャワーを浴びて寝るという規則正しい週2回のルーティンだった。

そのルーティンが無くなってどう夜を過ごそうかという時にコロナ禍のステイホーム。
緊急事態宣言が明け、感染者数が激減したからといって新たなホームとなる居酒屋を開拓しようとは思はない。
それは、新たに人との関係を作るのが面倒くさいということも大きな要因だ。

コンパクトな生活。
そう言ったら聞こえはいいが、もう58歳なのだ。自分の好きなことをやるだけで手いっぱいだ。
何かを我慢して将来に向けて修行することは、好きなこと以外に必要はない。
そう、好きな事だけでいいのだ。
新たな関心や新たな学びを放棄するわけではない。ただ基準は好きな事。
好きな事と言ってもなかなか出てこない。まずはイヤな事をしないということからのスタートだろうか。

まずは平日の夜をどう一人で過ごしたら快適なのかから考えないといけないか。
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posted by shigenon at 08:40| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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